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31.サバンナside
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(時は遡りジョンが、レイラとアレクを襲撃する前の話)
* * * * * * * *
ジョン様と一緒に暮らし始めて、ようやく本性が見え私は彼を選択してしまった事を後悔した。
まず金銭感覚が尋常じゃない程にズレ、衣服代は通常の男爵が使う金額の倍、食事代は1日分に1週間分くらい使って平気な顔をして私は金子が底をつく前に屋敷を捨てジョン様すら捨てる覚悟を決め、少しづつ荷物を気付かれないよう纏めて居た。
その事に気付いたのが執事。
「お嬢様、どちらかへご旅行で御座いますか?」
「違うわよ。あの馬鹿(ジョン)から逃げるのよ」
「ヴァリュー国内にお逃げになられるのでしたら、見つかってしまいますぞ?」
「そうなのよ、そこが一番の懸念。ヴィクトリアに逃げたとしても彼の王子時代の人材を使われてしまうと見つかってしまうもの」
「でしたらフェリシアへお逃げなさいませ」
「フェリシアに知り合いなんて居ないわよ?」
「わたくしめの妻の実家ならば理由を伝えて下されば保護して下さいますでしょう。何より小さな孤児院で御座います。王子様が探されたとしてもフェリシアでお嬢様の知り合いを探されるのは至難の業かと…」
「良いの?私は男爵では有るけれどお父様からは勘当された身、ジョン様との離縁が成立するまでとは言え迷惑では無いのかしら…」
「お嬢様が向かわれる事を前提とさせて頂きますと、人手が足りない孤児院で御座います。わたくしの紹介だと一筆、添えますれば喜んで迎えて下さいますでしょう」
「お願いしても良いかしら?それとジョン様との離縁に向けての手続きもお願い出来て?」
「勿論に御座います」
良かった…。出来る執事をお父様が残して下さったお陰だわ。
あのエロ王子から逃げられるなら孤児院の手伝いでも何でもするわよ!
ゲーム世界では無いと判ってからは周囲にも目が向くようになったし、執事の優秀さも理解出来た。
それだけでなく金銭感覚もゲームでは感じなかった事柄だもの。
日本で私が何の職業をして居たか、までは思い出せてないけれど、変態丸出しな王子から逃げられるのなら何でもこなして見せるわ!!
* * * * * * * *
屋敷を執事の手によって抜け出る事が出来た私は馬車に乗り、一路フェリシアへと向かい用意して貰った通行手形をフェリシア騎士に渡して彼(執事)が教えてくれた孤児院を目指して貰ったのだけれど、本当に田舎なのね。
途中の商家で持ち合わせて居たドレスや宝飾品を金子に変えて貰って居るけれど、足りるかしら?と言うくらいに朽ち果てた建物。
子供たちは元気に遊んでは居るようだけれど、食事関係は大丈夫かしら…。
「シスター!誰か来たよー」「しすたー、おきゃくさまー」
御者が最後の仕事で私が下りる準備をしてくれ、扉が開き降りると
「「「「わー!おひめさまみたーい!」」」」
と言う子供の声に驚いてしまった。
私は姫君のように見えたのだろうか?
「あらあら、お昼の用意を手伝ってくれると嬉しいわ」
「ぼく、てつだう!」「あたしもー!」
「失礼しましたサバンナ・テーラー様ですね?」
「え、ええ…」
どうやら執事が一足早く手紙で私が手伝う為に訪問する事、住み込みを望んで居る事などが伝えられて居たらしく、大歓迎で迎えられ平凡でも幸福な場所を手に入れる事が出来たのだった
* * * * * * * *
ジョン様と一緒に暮らし始めて、ようやく本性が見え私は彼を選択してしまった事を後悔した。
まず金銭感覚が尋常じゃない程にズレ、衣服代は通常の男爵が使う金額の倍、食事代は1日分に1週間分くらい使って平気な顔をして私は金子が底をつく前に屋敷を捨てジョン様すら捨てる覚悟を決め、少しづつ荷物を気付かれないよう纏めて居た。
その事に気付いたのが執事。
「お嬢様、どちらかへご旅行で御座いますか?」
「違うわよ。あの馬鹿(ジョン)から逃げるのよ」
「ヴァリュー国内にお逃げになられるのでしたら、見つかってしまいますぞ?」
「そうなのよ、そこが一番の懸念。ヴィクトリアに逃げたとしても彼の王子時代の人材を使われてしまうと見つかってしまうもの」
「でしたらフェリシアへお逃げなさいませ」
「フェリシアに知り合いなんて居ないわよ?」
「わたくしめの妻の実家ならば理由を伝えて下されば保護して下さいますでしょう。何より小さな孤児院で御座います。王子様が探されたとしてもフェリシアでお嬢様の知り合いを探されるのは至難の業かと…」
「良いの?私は男爵では有るけれどお父様からは勘当された身、ジョン様との離縁が成立するまでとは言え迷惑では無いのかしら…」
「お嬢様が向かわれる事を前提とさせて頂きますと、人手が足りない孤児院で御座います。わたくしの紹介だと一筆、添えますれば喜んで迎えて下さいますでしょう」
「お願いしても良いかしら?それとジョン様との離縁に向けての手続きもお願い出来て?」
「勿論に御座います」
良かった…。出来る執事をお父様が残して下さったお陰だわ。
あのエロ王子から逃げられるなら孤児院の手伝いでも何でもするわよ!
ゲーム世界では無いと判ってからは周囲にも目が向くようになったし、執事の優秀さも理解出来た。
それだけでなく金銭感覚もゲームでは感じなかった事柄だもの。
日本で私が何の職業をして居たか、までは思い出せてないけれど、変態丸出しな王子から逃げられるのなら何でもこなして見せるわ!!
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屋敷を執事の手によって抜け出る事が出来た私は馬車に乗り、一路フェリシアへと向かい用意して貰った通行手形をフェリシア騎士に渡して彼(執事)が教えてくれた孤児院を目指して貰ったのだけれど、本当に田舎なのね。
途中の商家で持ち合わせて居たドレスや宝飾品を金子に変えて貰って居るけれど、足りるかしら?と言うくらいに朽ち果てた建物。
子供たちは元気に遊んでは居るようだけれど、食事関係は大丈夫かしら…。
「シスター!誰か来たよー」「しすたー、おきゃくさまー」
御者が最後の仕事で私が下りる準備をしてくれ、扉が開き降りると
「「「「わー!おひめさまみたーい!」」」」
と言う子供の声に驚いてしまった。
私は姫君のように見えたのだろうか?
「あらあら、お昼の用意を手伝ってくれると嬉しいわ」
「ぼく、てつだう!」「あたしもー!」
「失礼しましたサバンナ・テーラー様ですね?」
「え、ええ…」
どうやら執事が一足早く手紙で私が手伝う為に訪問する事、住み込みを望んで居る事などが伝えられて居たらしく、大歓迎で迎えられ平凡でも幸福な場所を手に入れる事が出来たのだった
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