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3 娘に先を越されていました。
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「ママ、○○ってアプリ知ってる?」
娘が聞いてきます。
「知らない」
「ラ◯ンみたいなやりとりで小説書くやつ」
「ふーん」
本当に親失格ですが、妄想が忙しくて脳味噌半分ぐらいしか聞いてません。
相変わらず私は妄想が忙しいですし、娘は反抗期なので、こっちから寄っていくと、逃げます。
まるで野良猫のような存在です。
私に寄りかかってべったりと携帯を覗き込んだり、自らが大ファンであるすとぷりの布教活動をしようと近寄ってくるのですが、こっちから「愛い奴め」などと頭を撫でようものなら「キモい」と怒られます。
昨年まで「ママ大好き」と言っていたのに、豹変です。
しかし、小説投稿がバレてから、少し何かが変わってきました。
やたらと、
「ねえ、どんな内容書いてるの?」
「ママの小説読んでみたい」
「なんて名前なの」
纏わり付いてきます。
ぶっちゃけ、それはほっといてほしい情報です。
お母さんが電脳世界に遊びに行ってようと、構わないじゃないですか。
別に浮気してるわけじゃないんです。
しかも、私の作風は子供には見せられません。
というか、誰にも知られたくありません。
私が腐っていることはすでに家族全員にバレていますが(それがバレたくだりはまた後日)、知られたくないことだってあるんです。
っつーか、子供には絶対に知られたくもなければ、読まれたくもありません。
その頃には私の作風がどうやらコメディであることが自分でもわかってきていました。
切ない初恋物語のかっこいい寡黙な攻めのはずが勝手にエロい妄想をしたり(この部分は公開済み)
NLにも挑戦してみよっかなとか、芯から腐っているくせにちょっと浮気心を出して手を出してみた妹ものが何故かご家族コメディーになってしまったりするのです。(まだこの部分は公開されていませんが、読んでいる方が1名ぐらい(想定)しかいらっしゃいませんし、多分予想がついているので大丈夫です)
本当はカッコイイ騎士様に可愛い女の子がサクッとヤラれちゃう話を書いてみようかな?と思っていたのですが、何故かドタバタの挙句、手を握っただけで終わりました(ネタバレですが、R18として規制をかけているので、エロを期待されると申し訳ないので作品紹介に明記しましたのでこれも大丈夫)しかも、騎士様はおっかない家族に完全に押されています。
今の所、健全と言っていいのか不明ですが、ギャグに下ネタが入っているので、とても子供には見せられません。
というかリアルで知っている人には見せられません。
でもやっぱり子供です、我慢ができませんでした。2日間まとわりついた結果、
「実は、私もBLの2次創作してるんだ」
と、衝撃のカミングアウトをされてしまいました。
な、なんと娘も腐り始めている・・・!!!←脳内ででっかいフォントに変換してください
なんと私のせいでしょうか?
「BLは崇高なファンタジー」
「私クラスになると腐女子じゃなくて貴腐人だから」
とか娘に言い放ち、知らないうちに英才教育を施してしまっていたのでしょうか?
驚きました。
ま、でもいっか。
彼女の人生は彼女のもの。
犯罪行為じゃないし、腐っててもいいじゃない。楽しければ。
腐りきった私は2分も経たずに気持ちが落ち着いてしまいました。
それよりもです、娘に電脳小説界デビューで先を越されてしまったことの方が悔やまれます。
「チッ、先輩かよ」
思わず心の中で舌打ちしてしまいました。
やっぱり娘には私の作品は読ませられません。
娘が聞いてきます。
「知らない」
「ラ◯ンみたいなやりとりで小説書くやつ」
「ふーん」
本当に親失格ですが、妄想が忙しくて脳味噌半分ぐらいしか聞いてません。
相変わらず私は妄想が忙しいですし、娘は反抗期なので、こっちから寄っていくと、逃げます。
まるで野良猫のような存在です。
私に寄りかかってべったりと携帯を覗き込んだり、自らが大ファンであるすとぷりの布教活動をしようと近寄ってくるのですが、こっちから「愛い奴め」などと頭を撫でようものなら「キモい」と怒られます。
昨年まで「ママ大好き」と言っていたのに、豹変です。
しかし、小説投稿がバレてから、少し何かが変わってきました。
やたらと、
「ねえ、どんな内容書いてるの?」
「ママの小説読んでみたい」
「なんて名前なの」
纏わり付いてきます。
ぶっちゃけ、それはほっといてほしい情報です。
お母さんが電脳世界に遊びに行ってようと、構わないじゃないですか。
別に浮気してるわけじゃないんです。
しかも、私の作風は子供には見せられません。
というか、誰にも知られたくありません。
私が腐っていることはすでに家族全員にバレていますが(それがバレたくだりはまた後日)、知られたくないことだってあるんです。
っつーか、子供には絶対に知られたくもなければ、読まれたくもありません。
その頃には私の作風がどうやらコメディであることが自分でもわかってきていました。
切ない初恋物語のかっこいい寡黙な攻めのはずが勝手にエロい妄想をしたり(この部分は公開済み)
NLにも挑戦してみよっかなとか、芯から腐っているくせにちょっと浮気心を出して手を出してみた妹ものが何故かご家族コメディーになってしまったりするのです。(まだこの部分は公開されていませんが、読んでいる方が1名ぐらい(想定)しかいらっしゃいませんし、多分予想がついているので大丈夫です)
本当はカッコイイ騎士様に可愛い女の子がサクッとヤラれちゃう話を書いてみようかな?と思っていたのですが、何故かドタバタの挙句、手を握っただけで終わりました(ネタバレですが、R18として規制をかけているので、エロを期待されると申し訳ないので作品紹介に明記しましたのでこれも大丈夫)しかも、騎士様はおっかない家族に完全に押されています。
今の所、健全と言っていいのか不明ですが、ギャグに下ネタが入っているので、とても子供には見せられません。
というかリアルで知っている人には見せられません。
でもやっぱり子供です、我慢ができませんでした。2日間まとわりついた結果、
「実は、私もBLの2次創作してるんだ」
と、衝撃のカミングアウトをされてしまいました。
な、なんと娘も腐り始めている・・・!!!←脳内ででっかいフォントに変換してください
なんと私のせいでしょうか?
「BLは崇高なファンタジー」
「私クラスになると腐女子じゃなくて貴腐人だから」
とか娘に言い放ち、知らないうちに英才教育を施してしまっていたのでしょうか?
驚きました。
ま、でもいっか。
彼女の人生は彼女のもの。
犯罪行為じゃないし、腐っててもいいじゃない。楽しければ。
腐りきった私は2分も経たずに気持ちが落ち着いてしまいました。
それよりもです、娘に電脳小説界デビューで先を越されてしまったことの方が悔やまれます。
「チッ、先輩かよ」
思わず心の中で舌打ちしてしまいました。
やっぱり娘には私の作品は読ませられません。
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