24 / 147
24 息子の話
しおりを挟む
2022年2月8日
これまで、娘の話ばかりしてきましたが、息子もいます。
念のため、息子に読まれた時のために冒頭で「息子のことも溺愛している」、と宣言しておきます。
娘は知らないうちに電脳小説界デビューを果たしていたり、「すとぷり」や「鬼滅の刃」を家に持ち込んだり、と常に家に新しい風を持ち込んできました。
そして、「鬼滅の刃」についても熱心に布教を重ね、最初は、
「は~?鬼~?」
などと、話半分で聞いていたのに、どハマりし、なんとか○獄さんの飯炊き女として潜り込めないか画策を重ね、さらには何とかして生還する方法はないものだろうかと妄想を膨らませていったのは昨日お話しした通りです。
(第19話)
多分、分かる方には分かっていただけると思いますが、「奥さん」や「彼女」になりたい的な妄想は微塵も生まれませんでした。
きっと男所帯で女っ気もなさそうだから美味しいものを食べていないのではないかと妄想し飯炊き女に志願することを思いつきました。でもその席がすでに埋まっていた時のために掃除婦や下女等の就職方法も模索していました。
とにかくお側でお支えして覗き見したい一心です。
また話が逸れましたが、
さらに先日などは、スマホの壁紙作り作者として、デビューを果たしていたとのカミングアウトまであり、また驚いたところです。
まあ、私の中の若者代表みたいな感じです。
そして、その姿に右往左往する自分が面白すぎてネタにしていたのですが、ここは息子のことも書いておかなければ、将来、万一このエッセイを読まれてしまった時に「俺のことが全然書いていない・・・」と思われてしまうリスクがあることに気がつきました。
あれ、これは1本くらい書いておかないとまずいな・・・なんかネタなかったかなと考えて、一つだけすごく面白いというわけではないですが、私にとって重要なテーマを思いついたところだったのです。
で、書かないとね~などと考えていた昨日のことです。
なんと!
息子から「俺のことも書いてくれ。面白いことするから」、と言っていきなり妙なタコ踊りをされてしまったのです!
ちょっと、驚きました。
そんなに彼のことを追い詰めてしまっていたのでしょうか・・・
ただの私の息抜きエッセイなんですけど。
で、娘のインパクトにはかなわないのですが、ここは何か書いておく必要があると、決意を新たにしたところです。
それでです。
まあ、結婚した当初から腐り倒していた私ですが、お腹にいる子供が男の子だと判明した時に、それまでなんにでも夢中になった事に没頭する私を半ば呆れながら何でも許してくれていた旦那から、
「何をしていてもいいが、絶対に、その趣味を息子に見せるな」
「その本を息子の目に触れさせるな」
と厳命が降りました。
当たり前です。まあそうでしょう。
なので、麗しい人がたくさん掲載されている漫画や、花の音が聞こえるような漫画の「雑誌」は全て処分しました。
そして、大量に溢れかえっていた漫画の「単行本」も半分は処分しました。
(この、残した半分が新たなる生き恥を生むくだりはまた後日)
その後、私はスマホからなら小説や漫画が読めると分かるまでの結構長い期間、一切のBL鑑賞活動を断っていたのです。
ねえ、これって、「愛」じゃないですか?
私、「愛」そのもののエピソードだと思うんだけど。どうでしょうか?
(ちなみにこっそりスマホから BL鑑賞していた私を発見し、家族に大声でバラしたのも娘です。手強い。そのくだりはまた後日)
そして、 BL持ち込み禁止を宣告された私は、その後、乙女ゲームにはまり、ついつい美麗なちょっとエッチなスチルを永久保存して、すっかり忘れていたところ、先日、そのスチルを娘に突き付けられ、しどろもどろになりながら新たな生き恥を晒したことも思い出しました。
絶対、このエピソードなら息子も納得してくれるに違いないと思っていたのですが、書いてみたらちょっと弱かった気がします。
もうちょっと、考えてみます。
これまで、娘の話ばかりしてきましたが、息子もいます。
念のため、息子に読まれた時のために冒頭で「息子のことも溺愛している」、と宣言しておきます。
娘は知らないうちに電脳小説界デビューを果たしていたり、「すとぷり」や「鬼滅の刃」を家に持ち込んだり、と常に家に新しい風を持ち込んできました。
そして、「鬼滅の刃」についても熱心に布教を重ね、最初は、
「は~?鬼~?」
などと、話半分で聞いていたのに、どハマりし、なんとか○獄さんの飯炊き女として潜り込めないか画策を重ね、さらには何とかして生還する方法はないものだろうかと妄想を膨らませていったのは昨日お話しした通りです。
(第19話)
多分、分かる方には分かっていただけると思いますが、「奥さん」や「彼女」になりたい的な妄想は微塵も生まれませんでした。
きっと男所帯で女っ気もなさそうだから美味しいものを食べていないのではないかと妄想し飯炊き女に志願することを思いつきました。でもその席がすでに埋まっていた時のために掃除婦や下女等の就職方法も模索していました。
とにかくお側でお支えして覗き見したい一心です。
また話が逸れましたが、
さらに先日などは、スマホの壁紙作り作者として、デビューを果たしていたとのカミングアウトまであり、また驚いたところです。
まあ、私の中の若者代表みたいな感じです。
そして、その姿に右往左往する自分が面白すぎてネタにしていたのですが、ここは息子のことも書いておかなければ、将来、万一このエッセイを読まれてしまった時に「俺のことが全然書いていない・・・」と思われてしまうリスクがあることに気がつきました。
あれ、これは1本くらい書いておかないとまずいな・・・なんかネタなかったかなと考えて、一つだけすごく面白いというわけではないですが、私にとって重要なテーマを思いついたところだったのです。
で、書かないとね~などと考えていた昨日のことです。
なんと!
息子から「俺のことも書いてくれ。面白いことするから」、と言っていきなり妙なタコ踊りをされてしまったのです!
ちょっと、驚きました。
そんなに彼のことを追い詰めてしまっていたのでしょうか・・・
ただの私の息抜きエッセイなんですけど。
で、娘のインパクトにはかなわないのですが、ここは何か書いておく必要があると、決意を新たにしたところです。
それでです。
まあ、結婚した当初から腐り倒していた私ですが、お腹にいる子供が男の子だと判明した時に、それまでなんにでも夢中になった事に没頭する私を半ば呆れながら何でも許してくれていた旦那から、
「何をしていてもいいが、絶対に、その趣味を息子に見せるな」
「その本を息子の目に触れさせるな」
と厳命が降りました。
当たり前です。まあそうでしょう。
なので、麗しい人がたくさん掲載されている漫画や、花の音が聞こえるような漫画の「雑誌」は全て処分しました。
そして、大量に溢れかえっていた漫画の「単行本」も半分は処分しました。
(この、残した半分が新たなる生き恥を生むくだりはまた後日)
その後、私はスマホからなら小説や漫画が読めると分かるまでの結構長い期間、一切のBL鑑賞活動を断っていたのです。
ねえ、これって、「愛」じゃないですか?
私、「愛」そのもののエピソードだと思うんだけど。どうでしょうか?
(ちなみにこっそりスマホから BL鑑賞していた私を発見し、家族に大声でバラしたのも娘です。手強い。そのくだりはまた後日)
そして、 BL持ち込み禁止を宣告された私は、その後、乙女ゲームにはまり、ついつい美麗なちょっとエッチなスチルを永久保存して、すっかり忘れていたところ、先日、そのスチルを娘に突き付けられ、しどろもどろになりながら新たな生き恥を晒したことも思い出しました。
絶対、このエピソードなら息子も納得してくれるに違いないと思っていたのですが、書いてみたらちょっと弱かった気がします。
もうちょっと、考えてみます。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる