藍音のたわごと〜あなたのココロを揺さぶりたい〜

藍音

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100 私が書きたい話を、心を込めて、必死で書く。

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2022年6月4日

このエッセイも何と100話まできました。
まさか、100話も続くとは思ってもいませんでした。
女神様(最近はとんとご降臨がありませんが、心は伝わっているので問題ありません。読んでいただくだけで伝わってます!!)から、啓示をいただき、書き始めた嬉しさと言い知れぬ高揚感から喋りまくっていただけです。

ところが、書くことによってわたしの脳内は整理され、明確化していきました。
100話までたどり着くまでには、楽しさだけではなく、自分の能力の限界や未熟さに打ちのめされ、落ち込んだこともありました。
でも、真剣に向き合ったからこそ、気づけたこともあったのです。
そして、今、年を重ねても進化している自分に気がついて、ゾクゾクするほど嬉しい気持ちでいます。

私は幼少の頃から、「物語喰い」と言えるほど、物語を渇望していました。
(おっと、この辺のプロットが途中で止まっていますぞ!忘れてた)
だいたい2~3年程度の周期で1ジャンルを喰いつくし、先が読めるようになってしまうと楽しめなくなってしまい、別ジャンルに移ります。
結果として、結構広範なジャンルを読みあさったり見まくったりしてきました。
硬いもやわらかいも関係なし。
高尚(といわれる)文学作品から、エロ、ネット小説、乙女ゲームまで様々です。
面白ければ何でもいい。
私の脳を刺激してくれるなら何でも読むし、見ます。
でもそうじゃないものは、どんなに人気があってもポイです。
そんな感じでいままで生きてきました。

「そんなくだらないものばかり読んで」
「エロ小説読むと頭が悪くなるよ」
「何で勉強ばっかしてんの」(←高尚な?文学作品を読んでいた時の話)

まあ、いろいろなことを言われましたが、結果的には、作品をかくにあたって自分の中の引き出しがたくさんあることに気がつきました。

恋愛小説
BL小説
だけではなくて、
ミステリー
ホラー
推理小説
人間ドラマ
時代小説
歴史小説
ファンタジー
社会小説
犯罪小説 などなど

ついでにエッセイまでかけることがわかりました。

もっと言うと、冒険小説も書いてみたいです。

ただ、専業エロだけは自信がありませんが。
(ストーリーに関係・必要性がないと、エロシーンがかけない。エロから話を作れない。つまり才能なし)

いま、私はこの知的冒険にワクワクしています。

当初、「エロ小説書いてんの」と小馬鹿にしていた旦那も、いつの間にか応援してくれるようになってきました。
子供達も意外と夢中になっている私が嫌ではないらしく、何となく認めてくれています。
頑張ろうじゃないですか!!

さて、それでです。

せっかくの100話記念なので、これまでの気づきをまとめたいと思います。

①真剣に精一杯の努力を傾けて書くこと。
98話にて、ミステリー大賞でぺちゃんこに凹んだ話を書きました。
時間が経って冷静になったので、私はなぜ、そんなに凹んだのか考えました。
その理由は、
・精一杯書いた
・面白いと思っていた
・でも、受けなかった
ことにあったと気がつきました。
一生懸命書いたものが、認められない(これは、必ずしも受賞を意味しない)のは悲しいことです。
でも、だからこそ、自分がきちんと小説として認められるだけのものを出せていなかったことに気がつきました。

もし、私が単なるウケ狙いやどっかから拾ってきた話を焼き直しただけならそうは思わなかったはずです。
全力投球したからこそ、その思いにたどり着けたのです。

以前、ウケ狙いの小説が書けない、と書いたことがあります。
これは本当です。
一度、ポイント稼ぎの小説を書いてみようとしました。
ランキングの上位作品をパラパラ読み、「あー、こんな感じ?」と真似て書き始めました。
でも、4話ぐらいで詰まってしまいました。自分が何を言いたいのかわからなくなってしまったからです。
テーマもなく、ストーリーもなく、キャラクターはペラペラに薄っぺらい。
そんなものしか作れませんでした。貴重な時間を削ってまで書く必要は全くありません。
もっと言うと、読者様の貴重なお時間を奪うのは申し訳なさすぎる。

もちろん、世の中には、上手にこなせる方もいらっしゃいます。
誰もが知っている有名人にも、畑違いですがウケ狙いに長けた方はいます。
それは才能のなせる技です。
そういう方がランキングの上位を獲得するということは読者の支持を得ている、ということなので一概に否定する気はさらさらありません。

ですが、私には、読者ウケだけを狙って換骨奪胎する方法は向いていませんでした。
そして、その結果、自分にとっての重要な気づきを得ることにまでたどり着けたのです。

これからも、真剣に作品と向き合って、書いていきたいと思います。


(なんと、トータルで四千字を超えてしまいました。長すぎなので、一回切ります。続きは101話へ)
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