藍音のたわごと〜あなたのココロを揺さぶりたい〜

藍音

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145 【兄さん 未読者の方閲覧禁止】「兄さん、あんたの望みを教えてくれよ」番外編(お遊びです) 被害者の会結成 1

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「兄さんの番外編」お遊び編です。
とても、大真面目な本編には載せられませんので、こちらで。
まだ本編を読んでいない方はご遠慮ください。


↓↓↓


書き始めたら調子に乗って長くなってしまいました。
全くもってお遊びのキャラ座談会です。
主役は匿名のあの方です。


↓↓↓


チェックチェック。マイクチェック。OK?じゃあ、はじめます。

皆さん、こんにちは。
リポーターのネル・ジュブワです。今日は、ランベール兄弟被害者の会を結成した女子の方々にお話を伺うため、お集まりいただいています。
いま、皆さんは、この扉の奥で新しく設立された会の方向性について話し合っていらっしゃいます。
ランベール兄弟といえば、兄のマティアス様はレアンドル公爵にて、国の四分の一を治める大領主でいらっしゃいます。王家の末裔でもいらっしゃいますし・・・ちょっと、我々には近寄りがたい方ですよね!
私は、学園で同じ時期に在籍させていただいたので、一度お話ししたことがありますが・・・それも、あちらから話しかけていただいたので実現したこと。こちらからなどは恐れ多くて・・・
剣の腕は有名ですし、戦争の英雄でもあります。そんな方に受けた被害って・・・?
そして、すぐ下の弟のリュカ。私の親友でもあります!
誰もが認める超がつくほどの美少年。綺麗すぎて男子生徒からは浮いてたんですよね。
女子も尊すぎて敬遠しちゃって・・・鑑賞専用と言われていました。
話せばとってもいい子ですよ!ただ被害者の会を結成されるようなことは・・・したかもしれませんね。
それでは、お話を伺ってみましょう。

いいですか?扉を開けますよ。
覚悟のない方は、回れ右!さあ、いいですか?

ガチャ

扉が開かれました!潜入してみます!

(扉の中には数人の女性。中央に、いかにもボス的に座っている女性。身なりからして周囲の女性たちとは立場が違うことははっきりしている)

ネル:こんにちは。リポーターのネルです。よろしくお願いします!今日は、ランベール兄弟被害者の会が結成されたときいてお話を伺いに来ました。

ナタリー:ああ・・・取材の方ですね。すみませんが、匿名でお願いします。私達にも生活がありますので。
ネル:もちろんです!放送では、「A子さん」「B子さん」と呼ばせていただきますので!お顔もご希望でモザイクをおかけします。なんなら声も変えられますよ。
ナタリー:(ホッとした様子)なら良かったです。実は私、本当はここにはいられない身分なので。
ネル:え?どういうことですか?
ナタリー:私、産褥で死んでしまったんですよ。でも、作者にBLには不要と判断されてカットされちゃいまして・・・
ネル:そ、そうだったんですか・・・知りませんでした。では、ここにいるのは・・・
ナタリー:(人差し指を口元に当てて)しいっ
ネル:(ゴクリ、つばを飲み込む音)し、失礼しました。それでは気を取り直してインタビューを続けたいと思います。この度、ランベール兄弟被害者の会が結成されたと伺いました。メンバーはどのような方々でしょうか?
ナタリー:そうですね、主に、リュカ様のお相手を努めた女性が、かつての主人の命令・・・いえ、お誘いで参加しています。かなりの人数がいますので、集めるのは大変でした。
ネル:・・・そうでしょうね。まあ、荒れてましたから・・・しかも、突然関係を断ったから恨んだ方もいらっしゃったでしょうし・・・
ナタリー:仕方がないことなんですけどね。もともと身分違いなんですから。分不相応な夢を持っちゃったんですよね。女だから・・・
ネル:だって、女は夢がないと生きていけないじゃないですか。仕方ありませんよ。
ナタリー:そう言っていただけると、助かります。まずは会長を紹介しますね。

ネル:会長は・・・、あ、あちらの方ですね。金髪碧眼の元美少女。あ、もちろん、今もお美しいです!学園では大変お世話になりました。
会長:あなたのように身分の低い方、お世話した覚えはありませんわ。(ツンと鼻を上げる)私は完全匿名でお願いします。そこらにいらっしゃる身分の低い方とは違いますのよ。
ネル:はい、もちろんです!えー、会長さんとお呼びすれば?
会長:そうね。仕方がないでしょう。
ネル:了解しました。それでは、会長さん、なぜ今回このような会を立ち上げられたのかをお伺いいたします。
会長:まあ、お座りなさい。ちょっと、そこのあなた(ナタリーに指を振る)、レポーターの方にお茶もお出ししていないんじゃないの?
ネル:あ、大丈夫です。マイ水筒がありますので、お気遣いなく・・・(視聴者に:この方の出すものは、飲まないほうが身のためです)
ナタリー:申し訳ありませんでした。どうぞ。(コポコポ:お茶を注ぐ音)
ネル:ありがとうございます!
会長:それで、今日のインタビューはどういうかたちで公表されるのかしら?
ネル:私の作っている動画サイトで今日のインタビュー風景を公表させていただくのと同時に、SNSでも告知します。それから、私のサイトでもご紹介しますよ。「動画はたるい」っていう作者みたいな遺物もいますので。
会長:そう。いいでしょう。まあ、テレビ局はあいつに押さえられているしね。マスコミは全部だめよ。どこの誰が国一番の権力者に歯向かうって言うのよ。
ネル:・・・そうですね。私もやめたほうがいいでしょうか。
会長:アホなふりして投稿してみたら?それしかないんじゃない?
ネル:そ、そうですね・・・ちょっと、いいえだいぶビビってしまいましたが、インタビューを続けたいと思います。

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