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第八十九話 衝撃の出会い
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ぐらぐら足元が揺れる。
衝撃に飲みこまれ、粉々に砕けてしまいそうだ。
「大丈夫?リオ。気持ちが悪いの?」
「吐きそうなんじゃないか」
「まだ、本調子じゃないから・・・」
心配と困惑。
思いやりにこたえるゆとりさえない。
結局、玄関ホールを汚してはいけないと、ホールから追いやられ、使用人部屋に押し込まれた。
(アウレリオ様がまた婚約なさったなんて・・・それも・・・こんなに早く・・・)
強い吐き気とめまい。心から広がった震えはとどまることを知らず、今や体中に広がっていた。
(なんて馬鹿なんだ。愛されていると勘違いするなんて・・・本当にばかだ。)
ラファエルに言われた言葉がよみがえってくる。
『兄上はご結婚なさるし・・・もしよければ、この城を出て、私と一緒に来ないか』
(あれは、そういう意味だったのか。)
リオは、唇をかみしめた。
なぜ、愛する人が別の人と結婚しても平気だと思えたんだろう。エミリア様はアウレリオ様のことを愛していなかったし、アウレリオ様も・・・むしろ、自分にはできない跡取りを産んで差し上げてくださる方だと思っていた。
それなのに、第三王女様だなんて。
国民のだれからも好かれる、美しい方。リオなど、足元にも及ばない虫けらだ。
『この城を出て・・・』
『一緒に来ないか』
ラファエルの言葉が、頭の中をぐるぐると回る。
(・・・無理だ、できない)
涙がとめどなくあふれ出た。
アウレリオ様は俺に生きている意味をくださった方。絶対に裏切ることなどできない。
ああ、でも、つらい。
(ゆうべ何も言わなくてよかった)
それだけが、救いだ。
遠慮がちなノックの音。使用人のだれかが呼びに来たんだろう。
リオははっとして、リネンで涙を拭った。
なにか聞かれたら、体調が悪いと言えばいい。
きぃっと小さな音とともに、扉が開き、使用人の一人がひょこっと顔を出した。
「おい、本当に調子が悪いんなら・・・」
リオは笑顔を作った。「いや、大丈夫です。ほんとうに・・・ちょっと久しぶりだからくらっとして」
「まだ顔色が悪いぞ、無理するなよ。しかも、目の周りが真っ赤だ。熱でもあるみたいだな」
「本当に、大丈夫です!熱はありません!ちょっと目をこすりすぎちゃって・・・」
「ふうん。まあ、王女様をお迎えするなら着替えてこい。みんな今一番いいお仕着せに着替えに行ったところだ」
「あ、そうですよね。僕もいますぐ」リオが立ち上がった。
部屋に上がる階段は、かつてないほど、長く、そして昇るのがつらかった。
一歩足を踏み出すたびに、現実を突きつけられる気分だ。
お二人の幸せな姿など、見たくもないのに、どうしても、見たい。
肖像画でしか見たことのない第三王女とやらがどれほど美しいのか。
歩くたびに、石の階段にぽたぽたと水玉模様ができた。
「ばかだ、ほんとうにばかだ。わかってたくせに・・・しあわせな夢を見させていただいたと、そう思えばいいだけなのに・・・いつから、こんなに傲慢になってしまったんだろう。俺みたいな身分の者は、アウレリオ様に愛される資格もないのに」
石組みの螺旋階段は明り取りの窓がとられ、壁がつくる影と窓からさす光が交互に入れ替わる。
影、光、影、光・・・
交互に繰り返すその光は、まるで、自分の心のように思えた。
*********
第三王女セラフィーナは、4頭立ての箱型馬車で伯爵邸を訪れた。
真っ白な馬が引く、白と金を多用した優美なデザインの馬車は、そこに乗る人の身分の高さと富を物語っていた。
白を基調に、空色をあしらったドレスを身に着けた姿は優美で、しかも可憐だった。
「ようこそいらっしゃいました」
アウレリオが馬車を出迎え、胸に手を当てて、一礼すると、その後ろに控えていた使用人たちも同時に頭を下げた。
「まぁ。お出迎え、ありがとうございます」
姫はアウレリオの差し出した左手に真っ白なレースの手袋で覆われた手を乗せ、屋内へと導かれた。
屋内ではさらに多くの使用人たちが、赤いじゅうたんの両側に身分の順に並んでいた。
「たくさんの皆さんに歓迎していただき、うれしく思います。急な準備、大変だったでしょう?」
「とんでもございません」
執事長が一歩進み出て、頭を下げると、使用人全員が感謝を示すために頭を下げる。
王女は満足げに見まわし、アウレリオに微笑みかけた。
その姿をリオは壁際で見守っていた。
痛みのあまり切り裂かれそうだ。でも、アウレリオ様から離れるのは。もっとつらい。だから、耐えることを学ばないと。
王女は室内を見回し、この間アウレリオが背負っていた使用人を見つけ出した。
不似合いなほど美しい男だったから、よく覚えている。
平凡な茶色の巻き毛すら、芸術的に見せてしまうほどの美男子で、血にまみれて気を失っていてもその美しさが損なわれることはなかった。
リオと第三王女の目がぴたりと合った。
「あなた・・・」
(・・・!!!)
その瞬間、アウレリオが王女とリオの間に身体を差し入れた。
「そろそろ、参りましょう。ゆっくりとドレスをお選びになりたいのでしょう?」
王女の顔に満面の笑みが広がった。
「そう!わたくし今日を本当に楽しみにしておりましたのよ。あなたにこの間お送りしたコートもあのマダムの作品でしたの。結婚式の衣装も素敵に仕上げてくれるに違いありませんわ」
アウレリオが何かを言い、ふたりは玄関から出て行ってしまった。
扉が閉まる音が響くと、使用人たちがわっと湧き上がった。
「うわあ、本当におきれいな方だった」
「お幸せそう!」
「お優しい方で・・・」
「なんてお似合いな・・・」
使用人たちの胸を刺す言葉よりも、先ほど目が合った瞬間の衝撃が忘れられなかった。
「うそ・・・まさか・・・第三王女様は、アウレリオ様のことがお好きなんだ・・・」
互いに同じ相手を愛している人間だけにわかる「何か」。
その衝撃にリオは立ちすくんだ。
************
お読みいただき、ありがとうございました。
100話で終わらせるはずだったのに、どうも終わらない予感がしてきました・・・
ですが、そんなには長くならないはず。
今回は、私のリハビリのために、私の趣味に振り切った作品を書いているため、あんまり人気がありませんが、読んでくださる方がいて、そして少しずつお気に入りに入れてくださる方が増えて、幸せです。
(次回はもう少し、読者様寄りにしようと反省中でもあります)
♡も広告もいつもありがとうございます。
支えてくださる皆様に心より感謝しています!
衝撃に飲みこまれ、粉々に砕けてしまいそうだ。
「大丈夫?リオ。気持ちが悪いの?」
「吐きそうなんじゃないか」
「まだ、本調子じゃないから・・・」
心配と困惑。
思いやりにこたえるゆとりさえない。
結局、玄関ホールを汚してはいけないと、ホールから追いやられ、使用人部屋に押し込まれた。
(アウレリオ様がまた婚約なさったなんて・・・それも・・・こんなに早く・・・)
強い吐き気とめまい。心から広がった震えはとどまることを知らず、今や体中に広がっていた。
(なんて馬鹿なんだ。愛されていると勘違いするなんて・・・本当にばかだ。)
ラファエルに言われた言葉がよみがえってくる。
『兄上はご結婚なさるし・・・もしよければ、この城を出て、私と一緒に来ないか』
(あれは、そういう意味だったのか。)
リオは、唇をかみしめた。
なぜ、愛する人が別の人と結婚しても平気だと思えたんだろう。エミリア様はアウレリオ様のことを愛していなかったし、アウレリオ様も・・・むしろ、自分にはできない跡取りを産んで差し上げてくださる方だと思っていた。
それなのに、第三王女様だなんて。
国民のだれからも好かれる、美しい方。リオなど、足元にも及ばない虫けらだ。
『この城を出て・・・』
『一緒に来ないか』
ラファエルの言葉が、頭の中をぐるぐると回る。
(・・・無理だ、できない)
涙がとめどなくあふれ出た。
アウレリオ様は俺に生きている意味をくださった方。絶対に裏切ることなどできない。
ああ、でも、つらい。
(ゆうべ何も言わなくてよかった)
それだけが、救いだ。
遠慮がちなノックの音。使用人のだれかが呼びに来たんだろう。
リオははっとして、リネンで涙を拭った。
なにか聞かれたら、体調が悪いと言えばいい。
きぃっと小さな音とともに、扉が開き、使用人の一人がひょこっと顔を出した。
「おい、本当に調子が悪いんなら・・・」
リオは笑顔を作った。「いや、大丈夫です。ほんとうに・・・ちょっと久しぶりだからくらっとして」
「まだ顔色が悪いぞ、無理するなよ。しかも、目の周りが真っ赤だ。熱でもあるみたいだな」
「本当に、大丈夫です!熱はありません!ちょっと目をこすりすぎちゃって・・・」
「ふうん。まあ、王女様をお迎えするなら着替えてこい。みんな今一番いいお仕着せに着替えに行ったところだ」
「あ、そうですよね。僕もいますぐ」リオが立ち上がった。
部屋に上がる階段は、かつてないほど、長く、そして昇るのがつらかった。
一歩足を踏み出すたびに、現実を突きつけられる気分だ。
お二人の幸せな姿など、見たくもないのに、どうしても、見たい。
肖像画でしか見たことのない第三王女とやらがどれほど美しいのか。
歩くたびに、石の階段にぽたぽたと水玉模様ができた。
「ばかだ、ほんとうにばかだ。わかってたくせに・・・しあわせな夢を見させていただいたと、そう思えばいいだけなのに・・・いつから、こんなに傲慢になってしまったんだろう。俺みたいな身分の者は、アウレリオ様に愛される資格もないのに」
石組みの螺旋階段は明り取りの窓がとられ、壁がつくる影と窓からさす光が交互に入れ替わる。
影、光、影、光・・・
交互に繰り返すその光は、まるで、自分の心のように思えた。
*********
第三王女セラフィーナは、4頭立ての箱型馬車で伯爵邸を訪れた。
真っ白な馬が引く、白と金を多用した優美なデザインの馬車は、そこに乗る人の身分の高さと富を物語っていた。
白を基調に、空色をあしらったドレスを身に着けた姿は優美で、しかも可憐だった。
「ようこそいらっしゃいました」
アウレリオが馬車を出迎え、胸に手を当てて、一礼すると、その後ろに控えていた使用人たちも同時に頭を下げた。
「まぁ。お出迎え、ありがとうございます」
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その姿をリオは壁際で見守っていた。
痛みのあまり切り裂かれそうだ。でも、アウレリオ様から離れるのは。もっとつらい。だから、耐えることを学ばないと。
王女は室内を見回し、この間アウレリオが背負っていた使用人を見つけ出した。
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リオと第三王女の目がぴたりと合った。
「あなた・・・」
(・・・!!!)
その瞬間、アウレリオが王女とリオの間に身体を差し入れた。
「そろそろ、参りましょう。ゆっくりとドレスをお選びになりたいのでしょう?」
王女の顔に満面の笑みが広がった。
「そう!わたくし今日を本当に楽しみにしておりましたのよ。あなたにこの間お送りしたコートもあのマダムの作品でしたの。結婚式の衣装も素敵に仕上げてくれるに違いありませんわ」
アウレリオが何かを言い、ふたりは玄関から出て行ってしまった。
扉が閉まる音が響くと、使用人たちがわっと湧き上がった。
「うわあ、本当におきれいな方だった」
「お幸せそう!」
「お優しい方で・・・」
「なんてお似合いな・・・」
使用人たちの胸を刺す言葉よりも、先ほど目が合った瞬間の衝撃が忘れられなかった。
「うそ・・・まさか・・・第三王女様は、アウレリオ様のことがお好きなんだ・・・」
互いに同じ相手を愛している人間だけにわかる「何か」。
その衝撃にリオは立ちすくんだ。
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お読みいただき、ありがとうございました。
100話で終わらせるはずだったのに、どうも終わらない予感がしてきました・・・
ですが、そんなには長くならないはず。
今回は、私のリハビリのために、私の趣味に振り切った作品を書いているため、あんまり人気がありませんが、読んでくださる方がいて、そして少しずつお気に入りに入れてくださる方が増えて、幸せです。
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