12 / 152
第十話 従僕見習いのはじまり
しおりを挟む
「ま・・・まりょく・・・?」
リオはぽかんと口を開いてアウレリオを見上げた。
「まりょくって・・・なんですか?」
「魔力とは・・・」アウレリオはちっと舌打ちをした。とぼけているのか、それとも、おさなすぎて理解できていないのか。眼の前の子どもはあまりにも小さく、悪巧みをしているようには見えない。だが、油断は命取りだ。
「その、普通の人の力とは違うような・・・たとえば・・・なにもないところから物を出すとか」
「え!そんなことができるんですか!?」
「たとえだ!たとえ」
リオはしばらく考え、こくんと首をよこにかしげた。
「まほうつかい?」
「そ、そうだ。そのようなものだ」
「でも、おとぎ話のなかにしかいないんじゃないんですか?だって、俺が生まれるずーっと前に、遠い森についほうされたって、村の人たちが・・・」
リオはじっとアウレリオをじっと見た。
「あの・・・金色の目って・・・若様みたいな目ですか?俺、あんなにきれいな目、初めてみました。どうして今は青い目なんですか?星みたいにきれいで・・・いまも、空の色みたいで、きれいですけど」
アウレリオは青い目を大きく見開いた。
(金色の目を見られた。しかも、きれいだと?)
生まれて初めて言われた言葉に、胸の奥のなにかが動く。頬に血がのぼりそうになるのを必死で抑え込んだ。
産まれてすぐ、金色の目を持つアウレリオを見て、実の母ですら「不気味だ」と腕に抱くことを拒否したというのに。
「見間違いだ」平静を装い冷たく言い放つ。「この城では余計なことは言うな。死ぬぞ」
リオの目に涙が浮かんだ。ただでさえ、一日中緊張していたのに、まるでとどめを刺されたような気分だ。
「俺・・・俺・・・ごめんなさい」
しょんぼりとうつむいたリオの頭が細かく震えている。
「泣くな」
「な・・・泣いてません」
リオはシャツの腕先で目元をぬぐい、顔を上げた。
「俺は泣きません」
「そうか」アウレリオは目の前の小さな少年を前にすると、どうも落ち着かない気分になった。「ならいい」
少し離れなければと、窓際に向かった。
「それはそうと」
「はい」
「お前の主人は誰だ」
「若様・・・アウレーリョ様です」
まだ主人の名前をまともに発音することすらできなほど幼い子どもを選んでしまったのか。
だが、役割を考えれば仕方がないもの・・・思い浮かんだ軽い後悔を首を払って追い払う。
「よく覚えておけ。城づとめは甘くはない。どんなときも自分の主人が誰かを忘れるな」
「はい」
「なにがあろうと、だ。裏切ったら殺す。覚えておけ」
「・・・はい」
”うらぎる”ってなんだろう。わからないけど、御主人様の言う事を聞かないってことかな?
意味はわからないが、リオは何度も首を縦に振った。
「もういい。行け」
アウレリオが片手を振り、リオはもう一度頭を下げた。
「あの、俺、がんばります」
アウレリオは背中を向けたまま、指先を振った。
(その遠い森とやらが、この城の横に広がっていると知ったら、あの子どもはどんな顔をするのかな)
窓の下のに広がる深い森を見下ろしながら、アウレリオはにやりと笑った。
数年ぶりの笑いだったのだが、そんな自覚すらアウレリオにはなく、自分が笑ったことに気づきもしなかった。
********************
「あの・・・」
リオがアウレリオ付きの使用人部屋の扉の枠をたたくと、談笑していた男たちの声がぴたりと止んだ。
使用人部屋の入口には扉はない。
実は、従僕たちはリオがどのくらい持つか賭けていたのだ。
「ああ、どうだった。若様のお話は」先ほど案内してくれた侍従が声をかけた。
「はい、とても優しくしていただきました」
「え・・・?」
リオの返事に部屋の中にいた全員が固まった。
「うらぎったら殺すと注意していただきました!うらぎるってなんですか?」
全員がほっと息をつく。
「なんだ。いつもどおりじゃないか・・・」
「おどろいたよ」
口々にいうと、リオに椅子を勧めた。
「まあ、お疲れ様。そうそう、お優しい方なんだよ」
「あまり口数の多くはない方だが、そうだよなあ」
「気に入られたようで良かったな」
使用人たちの言葉にリオは大きく「はい!」と答えた。
部屋にいる使用人たちはせいぜい5人ほど。
伯爵家の跡取り様にお仕えするものとしてはあまりにも少ない。
「ここには子どもの使用人はお前しかいないんだ。ほかのお子様方と比べると少ないが・・・わからないことがあったらなんでも聞けよ」
背の高い少年がリオに話しかけた。
「はい」良さそうな人だ。
「仕事はまず私が説明しよう」さっき案内してくれた侍従がリオをそばに呼んだ。「最初はまず、簡単なことからやってもらう。まずは、朝一番に・・・」
**********************
翌朝、一番鶏の声とともに、リオは飛び起きた。
リオは、アウレリオのお付きとして、戸口の前に藁布団をしいて寝ることを許された。
『何時だろうと、アウレリオ様のご命令にはすぐ従うんだぞ。おそばにいさせていただくのは、この上なく光栄な役割なんだ』
侍従にそう言われ、自分のような者で良いのかと不安になったが、任された仕事は精一杯やるつもりだった。
この城に勤めれば、食事と服が支給され、寝るところまでいただける。しかも、お給金までいただけると聞いた。すごい大出世だ。
パン屋の下働きをしていたときは、一日働いて銅貨3枚。村長の家ではお祭りの日に銀貨が2枚もらえるだけだった。それなのに、この城で働くと金貨までいただけるという。金貨の価値はわからないが・・・とにかくすごい。
(がんばらなきゃ!)
リオはそっと藁布団をたたみ、音を立てずに長持ちにしまった。
(そーっと、そーっと)
さっと身支度を整えると、音を立てずにアウレリオのベッドに近づき、サイドボードの上の水差を手に取り、部屋の扉から滑り出た。
眠たげな騎士と軽く挨拶を交わし、井戸に向かう。
『アウレリオ様が、起きてすぐに飲まれる水をご用意するのが、朝一番の仕事だ』
侍従に言われたとおり、水差の中までよく洗い、釣瓶から汲みたての水を注ぎ入れる。
次に、台所に向かい、アウレリオ専用のグラスが置いてある棚に手を伸ばした。
大人が手を伸ばしてやっと届く高さは、小さなリオには果てしなく高く見えた。
(あんな高いところ、手が届かない)
周りを見回しても誰もいない。
(誰か・・)
もういちど見回しても誰もいない。アウレリオ専用のグラスは、高い足のついた高価なガラス製で、周りは金や宝石,赤い色のキラキラしたなにかで装飾されている。
(遅くなっちゃう)
リオは心を決めた。
自分の身体よりも大きな椅子をやっとの思いで引きずって来ると、その上に乗り、手を伸ばす。
(まだ届かない・・・)
必死で手を伸ばしても、グラスには手が触れそうで触れない。
(あとちょっとなのに)
精一杯背伸びして、腕だけではなく、指先まで伸ばしても届かない。
では、とジャンプした瞬間。
”チュー”
(えっ・・・!!)
気がそれた瞬間、”ガシャン”と大きな音がした。
(ま、まさか・・・うそ、割っちゃった・・・初仕事なのに・・・どうしよう)
床には、グラスが粉々に飛び散り、リオをからかうようにキラキラと輝いていた。
*******************
(作者注)
貨幣価値 銅貨 100円ぐらい、銀貨 1,000円ぐらい、金貨 10,000円ぐらい。
・パン屋さんでは、リオに同情して仕事をあげていたので、激安価格でした。でも、まかないで毎日パンをもらえたし、ちょっと買い食いもできるので生き延びることができました(ちなみに母親のアリスは、そのパンを平気で食べていました)
・村長宅では、衣食住を与えて貰う代わりにタダ働きでした。でも、まつりの日は使用人に特別給与を与えるので、そのドサクサに紛れて村長が小遣いを与えていました。
※本編が長くなるのでカットした裏設定です。
(お礼)
お読みいただきまして、ありがとうございました。
いよいよBLパートが始まって、ホッとしています。
本日もハートを投げてくださった方!
「宝くじ当たれー」と祈りを捧げておきました(多謝!)
ほんとにうれしいです♡
リオはぽかんと口を開いてアウレリオを見上げた。
「まりょくって・・・なんですか?」
「魔力とは・・・」アウレリオはちっと舌打ちをした。とぼけているのか、それとも、おさなすぎて理解できていないのか。眼の前の子どもはあまりにも小さく、悪巧みをしているようには見えない。だが、油断は命取りだ。
「その、普通の人の力とは違うような・・・たとえば・・・なにもないところから物を出すとか」
「え!そんなことができるんですか!?」
「たとえだ!たとえ」
リオはしばらく考え、こくんと首をよこにかしげた。
「まほうつかい?」
「そ、そうだ。そのようなものだ」
「でも、おとぎ話のなかにしかいないんじゃないんですか?だって、俺が生まれるずーっと前に、遠い森についほうされたって、村の人たちが・・・」
リオはじっとアウレリオをじっと見た。
「あの・・・金色の目って・・・若様みたいな目ですか?俺、あんなにきれいな目、初めてみました。どうして今は青い目なんですか?星みたいにきれいで・・・いまも、空の色みたいで、きれいですけど」
アウレリオは青い目を大きく見開いた。
(金色の目を見られた。しかも、きれいだと?)
生まれて初めて言われた言葉に、胸の奥のなにかが動く。頬に血がのぼりそうになるのを必死で抑え込んだ。
産まれてすぐ、金色の目を持つアウレリオを見て、実の母ですら「不気味だ」と腕に抱くことを拒否したというのに。
「見間違いだ」平静を装い冷たく言い放つ。「この城では余計なことは言うな。死ぬぞ」
リオの目に涙が浮かんだ。ただでさえ、一日中緊張していたのに、まるでとどめを刺されたような気分だ。
「俺・・・俺・・・ごめんなさい」
しょんぼりとうつむいたリオの頭が細かく震えている。
「泣くな」
「な・・・泣いてません」
リオはシャツの腕先で目元をぬぐい、顔を上げた。
「俺は泣きません」
「そうか」アウレリオは目の前の小さな少年を前にすると、どうも落ち着かない気分になった。「ならいい」
少し離れなければと、窓際に向かった。
「それはそうと」
「はい」
「お前の主人は誰だ」
「若様・・・アウレーリョ様です」
まだ主人の名前をまともに発音することすらできなほど幼い子どもを選んでしまったのか。
だが、役割を考えれば仕方がないもの・・・思い浮かんだ軽い後悔を首を払って追い払う。
「よく覚えておけ。城づとめは甘くはない。どんなときも自分の主人が誰かを忘れるな」
「はい」
「なにがあろうと、だ。裏切ったら殺す。覚えておけ」
「・・・はい」
”うらぎる”ってなんだろう。わからないけど、御主人様の言う事を聞かないってことかな?
意味はわからないが、リオは何度も首を縦に振った。
「もういい。行け」
アウレリオが片手を振り、リオはもう一度頭を下げた。
「あの、俺、がんばります」
アウレリオは背中を向けたまま、指先を振った。
(その遠い森とやらが、この城の横に広がっていると知ったら、あの子どもはどんな顔をするのかな)
窓の下のに広がる深い森を見下ろしながら、アウレリオはにやりと笑った。
数年ぶりの笑いだったのだが、そんな自覚すらアウレリオにはなく、自分が笑ったことに気づきもしなかった。
********************
「あの・・・」
リオがアウレリオ付きの使用人部屋の扉の枠をたたくと、談笑していた男たちの声がぴたりと止んだ。
使用人部屋の入口には扉はない。
実は、従僕たちはリオがどのくらい持つか賭けていたのだ。
「ああ、どうだった。若様のお話は」先ほど案内してくれた侍従が声をかけた。
「はい、とても優しくしていただきました」
「え・・・?」
リオの返事に部屋の中にいた全員が固まった。
「うらぎったら殺すと注意していただきました!うらぎるってなんですか?」
全員がほっと息をつく。
「なんだ。いつもどおりじゃないか・・・」
「おどろいたよ」
口々にいうと、リオに椅子を勧めた。
「まあ、お疲れ様。そうそう、お優しい方なんだよ」
「あまり口数の多くはない方だが、そうだよなあ」
「気に入られたようで良かったな」
使用人たちの言葉にリオは大きく「はい!」と答えた。
部屋にいる使用人たちはせいぜい5人ほど。
伯爵家の跡取り様にお仕えするものとしてはあまりにも少ない。
「ここには子どもの使用人はお前しかいないんだ。ほかのお子様方と比べると少ないが・・・わからないことがあったらなんでも聞けよ」
背の高い少年がリオに話しかけた。
「はい」良さそうな人だ。
「仕事はまず私が説明しよう」さっき案内してくれた侍従がリオをそばに呼んだ。「最初はまず、簡単なことからやってもらう。まずは、朝一番に・・・」
**********************
翌朝、一番鶏の声とともに、リオは飛び起きた。
リオは、アウレリオのお付きとして、戸口の前に藁布団をしいて寝ることを許された。
『何時だろうと、アウレリオ様のご命令にはすぐ従うんだぞ。おそばにいさせていただくのは、この上なく光栄な役割なんだ』
侍従にそう言われ、自分のような者で良いのかと不安になったが、任された仕事は精一杯やるつもりだった。
この城に勤めれば、食事と服が支給され、寝るところまでいただける。しかも、お給金までいただけると聞いた。すごい大出世だ。
パン屋の下働きをしていたときは、一日働いて銅貨3枚。村長の家ではお祭りの日に銀貨が2枚もらえるだけだった。それなのに、この城で働くと金貨までいただけるという。金貨の価値はわからないが・・・とにかくすごい。
(がんばらなきゃ!)
リオはそっと藁布団をたたみ、音を立てずに長持ちにしまった。
(そーっと、そーっと)
さっと身支度を整えると、音を立てずにアウレリオのベッドに近づき、サイドボードの上の水差を手に取り、部屋の扉から滑り出た。
眠たげな騎士と軽く挨拶を交わし、井戸に向かう。
『アウレリオ様が、起きてすぐに飲まれる水をご用意するのが、朝一番の仕事だ』
侍従に言われたとおり、水差の中までよく洗い、釣瓶から汲みたての水を注ぎ入れる。
次に、台所に向かい、アウレリオ専用のグラスが置いてある棚に手を伸ばした。
大人が手を伸ばしてやっと届く高さは、小さなリオには果てしなく高く見えた。
(あんな高いところ、手が届かない)
周りを見回しても誰もいない。
(誰か・・)
もういちど見回しても誰もいない。アウレリオ専用のグラスは、高い足のついた高価なガラス製で、周りは金や宝石,赤い色のキラキラしたなにかで装飾されている。
(遅くなっちゃう)
リオは心を決めた。
自分の身体よりも大きな椅子をやっとの思いで引きずって来ると、その上に乗り、手を伸ばす。
(まだ届かない・・・)
必死で手を伸ばしても、グラスには手が触れそうで触れない。
(あとちょっとなのに)
精一杯背伸びして、腕だけではなく、指先まで伸ばしても届かない。
では、とジャンプした瞬間。
”チュー”
(えっ・・・!!)
気がそれた瞬間、”ガシャン”と大きな音がした。
(ま、まさか・・・うそ、割っちゃった・・・初仕事なのに・・・どうしよう)
床には、グラスが粉々に飛び散り、リオをからかうようにキラキラと輝いていた。
*******************
(作者注)
貨幣価値 銅貨 100円ぐらい、銀貨 1,000円ぐらい、金貨 10,000円ぐらい。
・パン屋さんでは、リオに同情して仕事をあげていたので、激安価格でした。でも、まかないで毎日パンをもらえたし、ちょっと買い食いもできるので生き延びることができました(ちなみに母親のアリスは、そのパンを平気で食べていました)
・村長宅では、衣食住を与えて貰う代わりにタダ働きでした。でも、まつりの日は使用人に特別給与を与えるので、そのドサクサに紛れて村長が小遣いを与えていました。
※本編が長くなるのでカットした裏設定です。
(お礼)
お読みいただきまして、ありがとうございました。
いよいよBLパートが始まって、ホッとしています。
本日もハートを投げてくださった方!
「宝くじ当たれー」と祈りを捧げておきました(多謝!)
ほんとにうれしいです♡
43
あなたにおすすめの小説
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
ヒーロー組織のサポートメンバーになりました!
はちのす
BL
朝起きたら、街はゾンビだらけ!生き残りたい俺は、敵に立ち向かうヒーロー組織<ビジランテ>に出逢った。
********
癖の強いヒーロー達の"心と胃の拠り所"になるストーリー!
※ちょっとイチャつきます。
辺境伯は嵌められた元令息から目が離せない
コムギ
BL
冤罪により、辺境の地へ追いやられた元侯爵令息ユベール。
だが彼は、あまりのことに気を病んで――はいなかった。
野山を駆け回り、虫を捕まえ、草花をスケッチし、のんびり釣りをする。
それはすべて、侯爵家の令息として縛られていた頃には許されなかった自由だった。
そんな生活から一年。
冤罪を証明できそうだと、幼なじみの王太子から報せが届く。
――王都へ戻れる。
それは同時に、あの窮屈で冷たい場所へ戻るということでもあった。
迷うユベールの前に現れたのは、これまで静かに見守るだけだった辺境伯ラドヴァン。
「ならば、ずっとここにいろ」
「俺と婚約すればいい」
不器用に、しかし真っ直ぐに差し伸べられた手。
優しく(時に暑苦しく)包囲してくる辺境伯と、元侯爵令息の恋物語。
※他サイトにも掲載しています。
神子は二度、姿を現す
江多之折(エタノール)
BL
1/7外伝含め完結
ファンタジー世界で成人し、就職しに王城を訪れたところ異世界に転移した少年が転移先の世界で神子となり、壮絶な日々の末、自ら命を絶った前世を思い出した主人公。
死んでも戻りたかった元の世界には戻ることなく異世界で生まれ変わっていた事に絶望したが
神子が亡くなった後に取り残された王子の苦しみを知り、向き合う事を決めた。
戻れなかった事を恨み、死んだことを後悔し、傷付いた王子を助けたいと願う少年の葛藤。
王子様×元神子が転生した侍従の過去の苦しみに向き合い、悩みながら乗り越えるための物語。
※小説家になろうに掲載していた作品を改修して投稿しています。
描写はキスまでの全年齢BL
秘匿された第十王子は悪態をつく
なこ
BL
ユーリアス帝国には十人の王子が存在する。
第一、第二、第三と王子が産まれるたびに国は湧いたが、第五、六と続くにつれ存在感は薄れ、第十までくるとその興味関心を得られることはほとんどなくなっていた。
第十王子の姿を知る者はほとんどいない。
後宮の奥深く、ひっそりと囲われていることを知る者はほんの一握り。
秘匿された第十王子のノア。黒髪、薄紫色の瞳、いわゆる綺麗可愛(きれかわ)。
ノアの護衛ユリウス。黒みかがった茶色の短髪、寡黙で堅物。塩顔。
少しずつユリウスへ想いを募らせるノアと、頑なにそれを否定するユリウス。
ノアが秘匿される理由。
十人の妃。
ユリウスを知る渡り人のマホ。
二人が想いを通じ合わせるまでの、長い話しです。
氷の婚約者様に破談を申し出たら号泣された
楽矢
BL
目が覚めると、レースの牢獄のような天蓋付きベッドの上だった。
何も覚えていない出来損ない下級貴族ミラ。無能だクズだと冷酷な罵詈雑言を浴びせてくる氷の騎士セティアス。
記憶喪失から始まる、2人のファンタジー貴族ラブコメディ。
----------
※注)
かっこいい攻はいません。
タイトル通りそのうち号泣しますのでご注意!
貴族描写は緩い目で雰囲気だけお読みいただけると幸いです。
ハッピーエンドです。
激重感情をこじらせた攻→受な関係がお好きな同志の方、どうぞよろしくお願いします!
全16話 完結済み/現在毎日更新予定
他サイトにも同作品を投稿しています。
様子を見ながらそのうち統合するかもしれません。
初めての一次創作でまだよく分かっておらず、何かおかしなことをしでかしていたら申し訳ないです!
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる