生け贄様はハッピーエンドを御所望です

縁 遊

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10. 全身を味見…? (途中から♡)

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 ベッドに寝かされて…私は生け贄としての人生を振り返っていました。

 私が生け贄になることで皆が幸せになれるのだ…と言われて今まで生きてきました。

 その為に勉強をして、神様にお会いする日を待つだけの日々…。

 辛くなかったと言えば嘘になりますが、今はもう何とも思わなくなった…というのが正しいのかもしれません。

 しかし、予想外だったのは神様が私をとても大事にしてくださること…。

 神様の優しい手で撫でられると幸せを感じてしまうこと…。

 その手で今から私を食べていただける…。

 私は寝かされたベッドで真上から覗き込むような体制をしておられる神様に目を向けました。

 目が合うと神様は優しい笑顔になりました。

「アクア…私が怖いか?」

 怖い?こんなに優しい神様が?

「いいえ、怖いなどと思ったことはございません」

「そうか。アクア嫌だったら言うのだぞ…」

 そう言うと再び唇を重ねます。

 唇に意識が集中していたせいか、気がついたら着ていた服も脱がされ…全裸になっていました。

 神様の味見は唇を離れると、首筋や耳元と他の場所に移動していきます。

 先程から背中のゾワゾワがおさまりません。

 声が出そうになるのを我慢するために唇を強く噛みしめます。

「アクア、唇を噛むのを止めなさい。せっかくの可愛らしい唇が切れてしまう。声は我慢しなくて良いから…可愛らしい声を私に聞かせてくれ」

 声を聞かせる?

 生け贄の心得としては神様に何をされても声を出してはいけません!と習ってきたのですが…間違いだったのでしょうか?

 私がモヤモヤとしながら考えていたら、突然の刺激に声が出てしまいました。

「あっ…」

 神様が私の胸を触りながら、その頂を舌で味わっているのが私の視界に入り、恥ずかしさが込み上げます。

「アクアの胸…綺麗だ。薄い綺麗なピンク色の花で胸を彩っているみたいだよ…」

 神様はそう言いながら私の胸を口に含まれ吸っています。口内では舌先を使い私を味わってくださっているのがわかります。


 食べていただくというのは、こんなに恥ずかしいものなのですね…。

 神様が私を味見して下さった後には神様の唾液
が光って見えていて…視覚的にいやらしい感じがします。

 これは神聖なものなのに…。

 神様の味見はだんだんと下へ向かって進んでいます。

 お腹、お臍、そして…。

「神様…足や陰部は汚いので味見はしないでください」

 神様が私の太腿の味見をしながら足の先までいきそうになったので、思わず声を出してしまいました。

 神様は首を横にふり、笑顔を見せています。

「アクアに汚い所なんてないよ。全部僕に食べさせてくれないのかい?」

 神様のその時のお顔が…あまりにも綺麗で言葉を失いました。

 神様のすることに逆らってはいけません!

 これは生け贄の心得です。

 私は目を閉じ首を横にふりました。

 抵抗してはいけない…。

 これは神聖なこと…。

 神様が私の足の指まで味わっていらっしゃいます…。

「ふっ…ん…ん…」

 今度はなぜか腰が動いてしまいます。ムズムズするという感じが続いていて変な感じです。

 やっと味見をされる感覚が無くなったので、ゆっくりと目を開けて神様を見ると…。

 神様の美しい裸体が目に飛び込んできました。

 先ほどまで着られていたお洋服はいつの間にか脱いだのでしょうか。不思議です。

 私は見たこともない美しさに見とれてしまいました。

 彫刻のように引き締まっていて美しい筋肉と、少し汗をかかれたしっとりした肌…。

 それに…私にはない、大きなものが下半身に見えていて…。

 あれは…何?

「アクア…嫌ではないか?」

 何が嫌なのかわかりませんが、神様のされることに嫌悪感はありません。

 私は首を縦にふりました。

 これからどこを味見されるのでしょうか?

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