19 / 41
第2章 異世界家族
第8話 トスカトリリ=ラ=ガリアス
しおりを挟む
「えっ、お断りします。」
バサラの突拍子もないお願いにアキは素直に断りを入れた。
「何故であるか?見たところ、お主の体捌きはかなりのもの。不幸にも吾輩、手合わせが十分に出来る御仁が海の民にはおらず、燻っていた次第。伏して願う。何卒!」
頭を下げ始めるバサラ。困ったなとこめかみを掻きながらアキは提案をする。
「これから村に戻るのには時間が掛かります。バサラさんと剣を交えるのに異論はありませんが、夜になる前に森を抜けたいんです。」
「では、吾輩同行してもいいだろうか?」
「どうしてですか?」
「ここで別れても、後程合流することなど難儀なだけではないか。」
迂闊なことを聞いたなと納得するアキ。承諾の意思を伝えると、バサラは素直に喜びを示す。
「では、早速参ろうぞ!いざ!ラウ村へ!!」
先頭を切って進もうとするバサラ。
「いや、バサラさん。逆方向です。」
「ははは、おじちゃん。おもしろ~い。」
ちょっと先行きが不安になるアキであった。
アキたちは村に向かって歩を進める。バサラの体力も相当なもので、獲物を持って駆けるアキたちと何とか同じ速度で付いていくことができていた。
「いや、しかし、吾輩驚きを隠せないのである。お主らのような幼子がこのような速度で走ることができようとは…」
「え~、おじちゃん、イズモたちほんとはもっとはやいよ~」
「なんと!!世界はやはり広いのであるな。」
「バサラさん気にしないで下さい。僕たちは普段からこうやって生活しているんで、慣れているんです。」
文化水準でいえば前世のアフリカの原住民と張り合えるレベルである。足腰など生活するだけで強くなる。ましてや、魔法がある以上、その枠組みからも外れるのだ。簡単にアキたちに張り合えるはずもない。
すんすん「にいに。なんかへんなにおいがする。ママのりょうりとおんなじ。」
村が近くなってきたところでイズモが不吉なことを言い出す。
「皆、止まって!!」
アキは皆に静止を促すと、獲物をバサラに預け、木に登り辺りの様子を窺う。
アキの視線の先には黒煙が上がっており、その場所は村の位置と相違なかった。
「バサラさん。ヒュウガ!!イズモを頼む!!」
状況を説明している余裕などアキにはない。同意も得ぬまま、持ちうる全ての力を発揮し村へと向かう。
想定しうるあらゆる最悪な状況がアキの脳裏をよぎった。他国の侵略。スタンピート。盗賊。単なる家事かもしれない。
だが、それを確かめるには一歩でも早く足を動かすこと以外出来なかった。
==================================================
「この村に謀反の疑いがある。」
30人ほどの甲冑を身に付けた騎士たちの先頭で隊長格の男が、村に着くなり宣言をする。
「よって事情聴取を行うため、幾人かの村人を連行する。取り押さえろ!!」
そう言うと後ろに控えた騎士たちが行動を開始しだす。
「お待ちください!村長のジンと申します!騎士様のおっしゃること、我々には心当たりがございませぬ。」
「ふんっ!獣がっ!よかろう。説明をくれてやる。先日、この村の代理を名乗る女が領都に交易に来たそうだ。だがその際、その女こともあろうに、名誉ある我らが騎士団の一員に弓を引き、怪我を負わせたとのこと。これらの容疑により子爵様の命を以ってお主らを拘束する。やれ!!」
村に悲鳴が響き渡った。
===================================================
アキが村に到着すると、そこはいつもの村の様相を呈しておらず、地獄絵図となっていた。
顔見知り程度であったが、挨拶をすれば必ず笑顔で返してくれた犬人族のコウさん。最近腰が痛いとよく薬屋に鎮痛薬をもらいに来ていた犀(さい)人族のタカ婆。少し離れた場所には、いつも声を掛けてくれた村長のジン。皆声を出さぬ骸と化していた。
呆然とするアキ。
きゃああああああ!!アキの耳に飛び込んできた声の方向を向くと甲冑が豚人族のオールに斬りかかろうとしている。
番えていた矢を放つアキ。ほぼ反射のような行動であった。
刃はオールに届くことはなく、矢は胸を貫通する。崩れ落ちる甲冑。
残る甲冑は5。
アキは目に光を浮かべぬまま次々に矢を番え放っていった。
5秒も経たず、甲冑はみな動かなくなった。
アキが村を見渡すと、そこら中に血だまりができており、村人たちがいたるところで死体を抱え、悲痛な声を上げている。
アキの目が一つの体を見つける。
「ば、ばあちゃん!!!!!!」
薬屋の隣、パザンの鍛冶屋の壁にもたれ掛かるように座っているリリ。袈裟切りにされた傷口からはおびただしい量の血が流れ出ていた。
リリに駆け寄るアキ。
「ア……キ………?」
「良……かっ……た。無事…だった……ん…だ…ね。」
「ばあちゃん。血が、もう喋らないで。今薬を。」
荷物をひっくり返し、傷薬を探すアキ。涙で目の前がぼやけ、直ぐに見つからない。
リリが血の塊を吐き出す。
「ゴフッ…もう…いい…よ。助…かる…傷じゃ…な…い。それ…よ…りナ…ディア…が」
懸命に言葉を繋げるリリ。アキはまだ必死に薬を探していた。
《耳を向けろ!アキ!》
<戦士の最後の言葉。聞かないのは無礼にあたる。>
「うるさい!うるさい!うるさい!あった!!」
薬の蓋を取り、リリの傷に振りかけるアキ。刺激が強く、大の大人でも声を漏らす薬品にリリはピクリとも反応を示さない。
「おばあちゃん!!」
アキの後ろからイズモとヒュウガが駆け寄ってくる。
その後ろではバサラが立ち尽くしていた。
「あぁ…イ…ズモ。無…事?怪…我は…な…い?」
「おばあちゃん、ちがたくさん。にいに…」
すがるようにアキに視線を送るイズモ。
「あぁ…。もっと…顔を…よく…み…せて」
血塗れた手をイズモとアキの頬に置くリリ。
「イズ…モ。お兄ち…ゃんの言…うこ…とをよ…く聞…くの…よ。」
「ア…キ。復…讐に囚…われ…ない…で。ナ…ディ…アの…こと…おね…が…いね。店…の…床…下を…見な…さ…い」
「ヒュ…ウ…ガ。お…兄…ちゃ…ん…たち…を守っ…て…あげ…て」
「ばあちゃん。」「おばあちゃん。」「クゥ~ン」
「ふ…ふっ。私…のか…わ…いい…家族。だ…いす…き…よ。あぁ…幸せ…またね……。」
リリは笑いながらそう言い残すと、閉じた目を開くことは二度と無かった。
トスカトリリ=ラ=ガリアス。享年162歳。
大森林の北。エルフ族の集落、ガリアス村にて生を受ける。幼い頃から好奇心が旺盛で、集落の中では異端児とされていた。
両親が決めた結婚相手と無理矢理結婚させられると、その男との間に2子を儲けるが、その後離縁される。
男に子供を取り上げられるも、村で慎ましく暮らし、子供が成人すると同時に村から失踪。
その後の消息は不明。
バサラの突拍子もないお願いにアキは素直に断りを入れた。
「何故であるか?見たところ、お主の体捌きはかなりのもの。不幸にも吾輩、手合わせが十分に出来る御仁が海の民にはおらず、燻っていた次第。伏して願う。何卒!」
頭を下げ始めるバサラ。困ったなとこめかみを掻きながらアキは提案をする。
「これから村に戻るのには時間が掛かります。バサラさんと剣を交えるのに異論はありませんが、夜になる前に森を抜けたいんです。」
「では、吾輩同行してもいいだろうか?」
「どうしてですか?」
「ここで別れても、後程合流することなど難儀なだけではないか。」
迂闊なことを聞いたなと納得するアキ。承諾の意思を伝えると、バサラは素直に喜びを示す。
「では、早速参ろうぞ!いざ!ラウ村へ!!」
先頭を切って進もうとするバサラ。
「いや、バサラさん。逆方向です。」
「ははは、おじちゃん。おもしろ~い。」
ちょっと先行きが不安になるアキであった。
アキたちは村に向かって歩を進める。バサラの体力も相当なもので、獲物を持って駆けるアキたちと何とか同じ速度で付いていくことができていた。
「いや、しかし、吾輩驚きを隠せないのである。お主らのような幼子がこのような速度で走ることができようとは…」
「え~、おじちゃん、イズモたちほんとはもっとはやいよ~」
「なんと!!世界はやはり広いのであるな。」
「バサラさん気にしないで下さい。僕たちは普段からこうやって生活しているんで、慣れているんです。」
文化水準でいえば前世のアフリカの原住民と張り合えるレベルである。足腰など生活するだけで強くなる。ましてや、魔法がある以上、その枠組みからも外れるのだ。簡単にアキたちに張り合えるはずもない。
すんすん「にいに。なんかへんなにおいがする。ママのりょうりとおんなじ。」
村が近くなってきたところでイズモが不吉なことを言い出す。
「皆、止まって!!」
アキは皆に静止を促すと、獲物をバサラに預け、木に登り辺りの様子を窺う。
アキの視線の先には黒煙が上がっており、その場所は村の位置と相違なかった。
「バサラさん。ヒュウガ!!イズモを頼む!!」
状況を説明している余裕などアキにはない。同意も得ぬまま、持ちうる全ての力を発揮し村へと向かう。
想定しうるあらゆる最悪な状況がアキの脳裏をよぎった。他国の侵略。スタンピート。盗賊。単なる家事かもしれない。
だが、それを確かめるには一歩でも早く足を動かすこと以外出来なかった。
==================================================
「この村に謀反の疑いがある。」
30人ほどの甲冑を身に付けた騎士たちの先頭で隊長格の男が、村に着くなり宣言をする。
「よって事情聴取を行うため、幾人かの村人を連行する。取り押さえろ!!」
そう言うと後ろに控えた騎士たちが行動を開始しだす。
「お待ちください!村長のジンと申します!騎士様のおっしゃること、我々には心当たりがございませぬ。」
「ふんっ!獣がっ!よかろう。説明をくれてやる。先日、この村の代理を名乗る女が領都に交易に来たそうだ。だがその際、その女こともあろうに、名誉ある我らが騎士団の一員に弓を引き、怪我を負わせたとのこと。これらの容疑により子爵様の命を以ってお主らを拘束する。やれ!!」
村に悲鳴が響き渡った。
===================================================
アキが村に到着すると、そこはいつもの村の様相を呈しておらず、地獄絵図となっていた。
顔見知り程度であったが、挨拶をすれば必ず笑顔で返してくれた犬人族のコウさん。最近腰が痛いとよく薬屋に鎮痛薬をもらいに来ていた犀(さい)人族のタカ婆。少し離れた場所には、いつも声を掛けてくれた村長のジン。皆声を出さぬ骸と化していた。
呆然とするアキ。
きゃああああああ!!アキの耳に飛び込んできた声の方向を向くと甲冑が豚人族のオールに斬りかかろうとしている。
番えていた矢を放つアキ。ほぼ反射のような行動であった。
刃はオールに届くことはなく、矢は胸を貫通する。崩れ落ちる甲冑。
残る甲冑は5。
アキは目に光を浮かべぬまま次々に矢を番え放っていった。
5秒も経たず、甲冑はみな動かなくなった。
アキが村を見渡すと、そこら中に血だまりができており、村人たちがいたるところで死体を抱え、悲痛な声を上げている。
アキの目が一つの体を見つける。
「ば、ばあちゃん!!!!!!」
薬屋の隣、パザンの鍛冶屋の壁にもたれ掛かるように座っているリリ。袈裟切りにされた傷口からはおびただしい量の血が流れ出ていた。
リリに駆け寄るアキ。
「ア……キ………?」
「良……かっ……た。無事…だった……ん…だ…ね。」
「ばあちゃん。血が、もう喋らないで。今薬を。」
荷物をひっくり返し、傷薬を探すアキ。涙で目の前がぼやけ、直ぐに見つからない。
リリが血の塊を吐き出す。
「ゴフッ…もう…いい…よ。助…かる…傷じゃ…な…い。それ…よ…りナ…ディア…が」
懸命に言葉を繋げるリリ。アキはまだ必死に薬を探していた。
《耳を向けろ!アキ!》
<戦士の最後の言葉。聞かないのは無礼にあたる。>
「うるさい!うるさい!うるさい!あった!!」
薬の蓋を取り、リリの傷に振りかけるアキ。刺激が強く、大の大人でも声を漏らす薬品にリリはピクリとも反応を示さない。
「おばあちゃん!!」
アキの後ろからイズモとヒュウガが駆け寄ってくる。
その後ろではバサラが立ち尽くしていた。
「あぁ…イ…ズモ。無…事?怪…我は…な…い?」
「おばあちゃん、ちがたくさん。にいに…」
すがるようにアキに視線を送るイズモ。
「あぁ…。もっと…顔を…よく…み…せて」
血塗れた手をイズモとアキの頬に置くリリ。
「イズ…モ。お兄ち…ゃんの言…うこ…とをよ…く聞…くの…よ。」
「ア…キ。復…讐に囚…われ…ない…で。ナ…ディ…アの…こと…おね…が…いね。店…の…床…下を…見な…さ…い」
「ヒュ…ウ…ガ。お…兄…ちゃ…ん…たち…を守っ…て…あげ…て」
「ばあちゃん。」「おばあちゃん。」「クゥ~ン」
「ふ…ふっ。私…のか…わ…いい…家族。だ…いす…き…よ。あぁ…幸せ…またね……。」
リリは笑いながらそう言い残すと、閉じた目を開くことは二度と無かった。
トスカトリリ=ラ=ガリアス。享年162歳。
大森林の北。エルフ族の集落、ガリアス村にて生を受ける。幼い頃から好奇心が旺盛で、集落の中では異端児とされていた。
両親が決めた結婚相手と無理矢理結婚させられると、その男との間に2子を儲けるが、その後離縁される。
男に子供を取り上げられるも、村で慎ましく暮らし、子供が成人すると同時に村から失踪。
その後の消息は不明。
0
あなたにおすすめの小説
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる