最弱の俺が神の血を継いで世界を救う旅に出る(仮)

RYOアズ

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186話「金の聖遺跡」

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ゼイクは星舟アストレイアの甲板に立ち、聖域大陸の金聖峰に広がる鉱山地帯を見下ろした。「金の聖遺跡」だ。金と鋼が輝く荒々しい大地に、星輝文明の金属製聖殿がそびえる。銀と青の船体が低く唸り、雲海を抜けて聖地へと降下する。

エルヴィの図書室での調査と、アルテミシアで得た「ルシアの涙」が示す次なるレジェンドクエストがここだった。絆晶が温かく光り、ゼイクの神紋が微かに反応していた。  「すげぇ輝きだな、ゼイク! ここで盾が吠えるぜ!」  ガルドが盾を手に、赤茶色の短髪を風になびかせる。革鎧が軋み、テラ・ゴーレムがその背後で低く唸る。ゼイクが剣を握り、「ガルド、金の遺跡ならお前の土が試されるぞ」と笑う。ガルドがニヤリと返す。「おうよ! 俺の盾で全部ぶちかましてやるぜ!」  「あんた達、気を抜かないでよね!」  リノアが鍛冶場で強化した杖を手に、赤い軽鎧を鳴らして前に出る。「金の聖遺跡なんて、私の炎で溶かしてやるんだから! あんた達、私についといで!」シエルが弓を構え、金髪を軽やかに揺らす。「リノア姉さん、俺の風が金だろうが切り裂くぜ。見ててくれよ」リノアが目を吊り上げる。「あんた、私より目立とうとしてるでしょ! 許さないよ!」 

 エルヴィが緑のローブを握り、不安そうに呟く。「金の聖遺跡って、金神ゴルディアの鍛冶場だよね……図書室で読んだよ。意志が試される聖地って書いてあった……」彼女の純粋な瞳が仲間を見回す。ミリエが優しく頷き、「エルヴィちゃんの言う通りだね。記憶の部屋で見たゴルディアの映像も、ここに何かがあるって示してたよ。私たちの絆がまた試されるね」水色のローブが朝陽に映え、「ルシアの涙」が微かに光る。  ゼイクが一歩進み、「全員、準備しろ! レジェンドクエストだ。金の聖遺跡を突破するぞ!」と叫ぶ。星舟が聖殿の入口に近づき、一行は金と鋼の地面に降り立つ。

聖殿の門は金属製で、ゴルディアの鍛冶の紋様が刻まれている。ガルドが盾を叩き、「来いってんだよ!」と吼えると、地面が揺れ、門から重い影が現れた。  「ゴルド・フォージマスター」だ。金神ゴルディアの聖遺跡を守る機械巨人、全身が黄金の装甲に覆われ、両手に巨大なハンマーと金槍を持つ。目は橙色に光り、背中の魔導炉が星輝文明の技術で唸る。シエルが「迅風の舞!」と風刃を放つが、黄金装甲に弾かれ、火花が散る。「何!? 俺の風が効かねぇぜ!」  「テラ・イグニス!」  リノアが炎を放ち、イグニス・ドラゴンが熔岩を吐く。「あんた達、私の炎で溶かしてやるから動き止めなさいよ!」だが、炎が装甲に当たっても溶けず、フォージマスターがハンマーを振り下ろす。ガルドが「アース・ウォール!」と土壁を展開し、衝撃を受け止める。「くそっ、ゼイク! こいつの力が重てぇぜ!」壁にヒビが入り、ゼイクが「サンダー・ストライク!」と雷撃を放つが、装甲に吸収され、逆に金槍が雷を跳ね返す。  「みんな、気を付けて!」  ミリエが「ヒーリング・タイド!」と水流を広げ、仲間を癒す。アクア・リヴァイアサンが水を纏い、雷を和らげる。「この敵、ゴルディアの意志が宿ってるよ。力だけじゃ倒せないね」エルヴィが「フォレスト・ブレス!」と緑の光で鼓舞し、「装甲が硬すぎるよ……でも、魔導炉が弱点かも……」と目を凝らす。

  フォージマスターが金槍を突き出し、地面を砕く。ハンマーが振り下ろされ、衝撃波が一行を襲う。シエルが「風隠れの極意!」で背後に回り、「魔導炉が背中にあるぜ!」と叫ぶ。だが、ハンマーが素早く反応し、シエルが跳んで避ける。「ちくしょう、迅さじゃ届かねぇ!」ゼイクが剣を構え、「なら、俺たちが援護する! ガルド、リノア、行くぞ!」  「あんた達、私に任せなさいよ!」  リノアが「フレイム・インフェルノ!」と炎の嵐を放ち、フォージマスターの動きを一瞬止める。ガルドが盾で突進し、「テラ・ゴーレムでぶちかますぜ、ゼイク!」とハンマーを押し返す。「今だ、シエル!」シエルが跳び、「迅風の舞!」で魔導炉に風刃を叩き込む。炉が火花を散らし、フォージマスターが悲鳴のような金属音を上げる。だが、完全に止まらず、金槍が地面を突き、衝撃波が再び襲う。  「まだ動くよ!」  エルヴィが「ルート・バインド!」と蔓でフォージマスターを縛る。シルヴァ・トレントが根を伸ばし、動きを抑える。「みんなで一緒ならやれるよ!」ミリエが「タイダル・ウェーブ!」で衝撃を洗い流し、「ゼイク、エルヴィちゃんの蔓が効いてるよ!」と叫ぶ。だが、フォージマスターが槍を振り回し、蔓を切り裂く。  「絆晶を使え!」  ゼイクが絆晶を掲げ、神紋が共鳴する。晶が7色の光を放ち、一行の召喚獣が力を増す。ルミナス・フェニックスが光を、テラ・ゴーレムが土を、イグニス・ドラゴンが炎を放ち、装甲が揺らぐ。「まだだ!」ゼイクが叫ぶと、聖殿の奥から低い響きが聞こえ、次の試練が待っていることを告げた。

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