勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました

まりあんぬさま

文字の大きさ
26 / 171
獣人の国編

獣王国ルガンディア

しおりを挟む
 翌朝、バニッシュたちは荷をまとめ、村を後にした。
 朝靄の残る街道を歩く中、グラドがふと口を開く。 

「……お前の魔法戦闘、昨日じっくり見させてもらったが……あれは、まるで魔族の戦い方だな」 

 バニッシュはちらりと横目でグラドを見る。
 軽く笑みを浮かべ、肩をすくめながら答えた。 

「まあ、実際に魔族の魔法理論を教わったからな。――リュシアから」 

 その言葉を口にした瞬間、バニッシュの脳裏に、胸を張り、どこか得意げなリュシアの姿が浮かぶ。
  ――『ふふん、感謝しなさい! あなたじゃ到底思いつかない発想なんだから!』
  腕を組み、わざとらしく顎を上げるその表情まで、鮮明に想像できる。
  思わず小さく息を漏らすと、グラドが怪訝そうに眉をひそめた。

「……何を思い出してニヤけてやがる」 

「いや、なんでもない」

  バニッシュは首を振り、足を進める。
 だが胸の奥では、あの少女の声がまだ響いていた。
  拠点を出て二日目。
  日が傾き始め、赤く染まった地平線が森の影を長く伸ばしていく。
  昼間はそれなりに距離を稼いだものの、周囲に町や宿の気配はなく、バニッシュは足を止めて振り返った。

 「今日はさすがにここで野宿だな」

  そう言って荷を降ろし、簡易テントを取り出す。
  グラドが周囲の安全確認に回り、火を起こし始める。
  薪に火花が散り、ぱちぱちと乾いた音が夜の静寂を破る。
  やがて、簡素ながら温かい夕餉の支度が整う頃。
  グラドが荷袋の奥から、ごそごそと何かを取り出した。
 丸みを帯びた頑丈な瓶——ドワーフ特有の厚底の酒瓶だ。

 「初日はさすがに遠慮しといたが……今日はこいつをやろうじゃねぇか」

  そう言ってニヤリと笑い、瓶を掲げる。
 中には琥珀色の液体が波打ち、蓋を開けた瞬間、焦げた木樽と甘い香りが混じった濃厚な香りが辺りに広がった。
  火酒特有の、鼻腔を刺す強いアルコールの匂いだ。

 「おいおい……夜の見張りもあるんだぞ」

  バニッシュが渋い顔で釘を刺すも、グラドは気にも留めず、豪快に笑って金属製のカップを二つ用意する。

 「硬ぇこと言うな。たまには温まって寝るのも悪くねぇ。ほら、こっち来い」

  差し出されたカップには、焚き火の明かりを反射して黄金色に輝く液体。
  バニッシュはしばし逡巡するが、結局はため息をつき、腰を下ろしてカップを受け取った。

 「……仕方ないな」

  カップが軽くぶつかり、澄んだ音が夜空に響く。
  口に含んだ瞬間、舌の上を熱が走り、喉を通った途端に体の芯まで温かさが広がっていく。
  焚き火の揺らめく光の中、二人は戦いの話や昔の失敗談を交わしながら、静かに夜が更けていった。
  遠くで虫の声が響き、森の奥からフクロウの鳴き声が一度だけ聞こえる。

 翌朝。
 東の空が薄桃にほどけはじめると同時に、二人は露に濡れた草原を踏みしめて歩み出した。
 夜の冷たさはまだ残っていたが、地平から差し込む光が背を押すように温い。
 前方には、幾重にも連なる丸太と石を組み合わせた防壁、その上に尖槍と幟が林立している。
 丸太は一本一本が節くれだち、表面に刻まれた紋様は獣の牙と爪を象っていた。

「……あれが“獣人の国”の境か」

 グラドが陽光に目を細める。
 バニッシュは頷き、胸の内にわずかな緊張と期待を抱えながら視線を巡らせた。
 防壁の向こうの大気は、どこか土の匂いが濃い。
 炎と獣脂、香草と乾いた皮の匂いが混ざり合って、ひとつの「生活」の香りを形づくっている。
 彼らの目的地――獣王国ルガンディア。
 四方の山脈に抱かれた高原地帯を基盤とし、狼、狐、熊、豹、羊、角鹿、果ては鱗を持つ者まで、多様な種の獣人が寄り集まって築いた「群の国」。
 人間の築く城壁より低いが厚く、しなりと重みを活かした実用の塁は、侵入者の足を絡め取るような設計で知られている。
 国境の街門――「牙門」の前には、既に長蛇の列ができていた。
 荷車の車輪が土を刻み、角牛の鼻輪が鳴る。
 背に籠を負った猿顔の男が器用に列を行き来し、羊耳の商人と値切りの押し問答をする。
 人間の旅人も少なくない。腰に工具を下げた職人、地図を丸めて懐に挿した学者風、巡礼の旅装に身を包んだ者。
 耳と尾が忙しく動く光景に混ざり、彼らはどこか遠慮がちに順番を待っていた。
 門楼の下では、入国の検めが行われている。
 大きな卓が据えられ、書記役の狸面の男が木簡へ素早く刻みを入れては、客人の名や目的、持ち物を記録してゆく。
 脇には鼻の利く犬種の兵が香草の籠を持ち、荷に異臭がないか嗅いで回る。
 さらに列の先頭、門の影には狐の尾をひと振りしただけで場の温度が変わるほどの存在感を持つ女が立っていた。
 揺れる金環の髪飾り、瞳は溶けた金に似た色。
 衣は華やかではないが、布の重ねと腰の帯の結いで体の線を美しく強調している。
 こちらに直接視線を向けてはいないのに、通る者の鼓動と息遣いの乱れを拾い、嘘と恐怖の輪郭を見抜いてしまうような静かな圧がある。

(……心を読む者、か)

 昨日グラドから聞いた話が、自然と脳裏に重なる。
 バニッシュは肩の荷紐を握り直した。
 装置を完成させるために必要な「心の代わり」を見つけられるかどうか――その入り口に、もう立っている。

「列は長ぇが、回りは早い。段取りがいい国だな」

 グラドは感心したように言い、腰の槌を指で軽く叩いた。
 二人は列の最後尾に加わり、少しずつ前へ進むたびに、門前の風景を観察した。
 防壁の外側には、木柱に吊るされた木彫りのトーテムがいくつもあり、狼、熊、鷲の顔が来訪者を睨む。
 その足元には子どもたちが座り込み、小さな骨笛を売っていた。
 骨笛からは、獣の遠吠えに似た通る音が出る。 
 買っていくのは、むしろ働き盛りの戦士たちだ。

 列はやがて、門楼の影にかかる。
 陽が高くなるにつれ、土の匂いが甘く温かいものへ変わっていく。
 門の内側からは鉄を打つ音、太鼓の連打、掛け声、鼻に抜ける香辛料の香り。
 城門の内に広がる市場の熱が、薄い布越しに伝わってくるようだった。

「次――」

 書記役の狸面の男が手を上げると、前の商隊が一斉に荷車を押して進み、脇へ退いていく。
 狼面の門番二人が、荷車の底、布の裏、樽の栓の匂いまで丹念に嗅ぐ。
 狐女は進み出た商主の目をまっすぐ見つめ、短く問いを投げた。

「目的」

「ナツメの卸と、塩の仕入れ。滞在は三日」

「路銀の証、印、旅程」

 淡々と、だが容赦なく。
 商主は汗ばむ手で巻物と木札を差し出し、狐女はそれを指先で撫でるように確かめてから頷いた。
 木簡に刻みが増え、門番が槍の石突で地面を二度叩く。
 商隊は流れるように通され、列がさらに前へ進む。
 やがて、バニッシュとグラドの番が来た。
 書記役が顔を上げる。丸い目が二人を順に映し、手元の刻刀が小さく止まる。

「名は」

「バニッシュ=クラウゼン。こちらはグラド=ハンマル。目的は……鍛造技の見聞と材の調達だ」

 正直に、しかし余計なことは言わない。
 グラドも頷き、腰の槌と工具の束を示した。
 門番の一人が近寄ってくる。
 狼の耳がピクリと動き、鼻面がわずかに震えた。

「持ち物を広げろ」

 命じられ、二人は背嚢を地面に下ろした。
 折り畳みのテント、保存食、火打石、干し革の紐、簡易の鍛造用小型炉の部材、工具一式。
 門番は手際よく確かめ、犬種の兵が香草籠を差し出して匂いを嗅ぎ分ける。
 問題はないらしい。
 だが――もう一人、年嵩の門番が近づいた。
 灰色の毛並み、片耳の端が古傷で欠けている。
 彼は言葉を使わず、輪郭を撫でる風のように、バニッシュの周囲を一歩、二歩と回り込んだ。
 鼻先がかすかに動き、喉の奥で短い唸りが鳴る。
 その動きに合わせるように、門の陰から先ほどの狐女が一歩、滑るように出た。
 金の瞳が、バニッシュの眼を正面から射抜く。
 表情は変わらないのに、胸が一瞬、締め付けられるような圧が走る。
 グラドが無意識に槌の柄へ手をやり、バニッシュはその手首を軽く押さえて制した。

「――目的は見聞と材の調達。滞在予定は」

 狐女の声は低く、よく通る。
 バニッシュは呼吸を整え、視線を逸らさずに答えた。

「一週間を見ている。延びる可能性はある」

 書記役が木簡に刻みを入れる。狸面の男が刻刀を止めずに尋ねる。

「紹介状、あるか」

「ない。道中の村に身元を証す者はいる。……必要なら同行の者を呼ぼう」

 虚勢は張らない。
 用意のない虚飾は、ここでは逆効果だと肌で感じる。
 門番が頷き、再び荷の匂いを嗅ぐ。
 熊面の兵が背嚢の底に手を入れ、握り飯用の塩袋をつまみ出して返した。
 淡々とした動きの連続――そのはずだった。
 風が、わずかに向きを変えた。
 東から西へ。夜明け前に降りた露を乾かす、乾いた風。
 その瞬間、灰毛の門番がピタリと動きを止めた。
 鼻先が微かに震え、耳が立つ。狐女の睫毛が、ほんの一拍だけ揺れた。
 バニッシュは自分の胸の奥で、わずかに魔力が波打つのを自覚した。
 昨夜、焚き火のそばで指先だけに練って崩した術式の癖――魔族の理で整えた糸の手触り。
 その細い名残が、ふと風に撫でられて漏れたのだ。

「……止まれ」

 灰毛の門番の声が低く落ちた。
 すぐそばで槍の石突が地面を叩かれ、規律としての音が空気を締める。
 他の門番たちの視線も、音もなく二人へ集まった。
 列の後方でざわめきが起こり、角牛が鼻息を荒げる。
 狐女の金の瞳が細められ、彼女は一歩、距離を詰めた。
 肌の上を軽く撫でるような、だが芯まで届く問いの気配。
 言葉はまだ出ていない。それでも、問われる内容はわかる気がした。
 灰毛の門番はバニッシュの正面に立ち、鼻先をわずかに上げて、短く吐息を漏らした。
 その眼はまっすぐで、曇りがない。

「……おい。お前から――魔族の匂いがする」

 その一言に、門前の空気が、きしむように固まった。
 槍の穂先がわずかに持ち上がり、犬種の兵が香草籠を握り直す。
 列の人間たちが息を呑み、獣人の子どもが骨笛を胸に抱え込んだ。
 狐女は目を逸らさないまま、袖の下で細い指が帯の端をつまむ。
 グラドが、唇の端に乗りかけた言葉を飲み込んだ。
 バニッシュは、静かに息を吸った。
 胸の奥で、魔力の糸がたしかに微かに震えている。
 それは恐れではなく、これから問われるものに対する、答えの重さの予感だった。
 門楼の上で、監視役の太鼓が一度、短く鳴った。
 門の影は濃く、陽は高く――列は、凍りついたまま、動かない。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。

さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。 だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。 行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。 ――だが、誰も知らなかった。 ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。 襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。 「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。 俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。 無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!? のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。 異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。 チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!? “真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!

クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました

髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」 気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。 しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。 「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。 だが……一人きりになったとき、俺は気づく。 唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。 出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。 雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。 これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。 裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか―― 運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。 毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります! 期間限定で10時と17時と21時も投稿予定 ※表紙のイラストはAIによるイメージです

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜

東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。 ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。 「おい雑魚、これを持っていけ」 ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。 ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。  怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。 いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。  だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。 ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。 勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。 自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。 今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。 だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。 その時だった。 目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。 その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。 ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。 そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。 これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。 ※小説家になろうにて掲載中

S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました

白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。 そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。 王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。 しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。 突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。 スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。 王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。 そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。 Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。 スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが―― なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。 スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。 スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。 この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります

処理中です...