勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました

まりあんぬさま

文字の大きさ
120 / 171
縁の決戦編

ポンの狙い

しおりを挟む
 仮設屋台の受け取りを終え、港へ戻ったバニッシュたちは、
 荷車を小舟へ慎重に積み込んだ。
 ザイロが荷台のロープを締め直していると、ポンが何やら中型の木箱を四つ、追加で抱えてくる。

「それは……?」

バニッシュが眉を上げる。

「少々、必要な物を仕入れました。商売の心得は、準備八割ですから」

 穏やかな微笑みを浮かべつつ、小舟に箱を乗せるポン。




 小舟が静かな水路を滑り出す。
 メインストリートの喧騒は遠ざかり、建物の影が長く落ちてくる。
 やがて辿り着いたのは――水面近くに張り出した、古めの桟橋と簡素な通り。
 露店はぽつり、ぽつりとしかなく、歩く者もほとんどいない。

「……やっぱりこんな所じゃ商売にならないわよ」

 リュシアがふくれっ面で、遠くきらびやかなメインストリートを指さす。

「もっと賑やかな所は、あっちなのに。人が全然いないじゃない」

 バニッシュも腕を組み、無言でため息をつく。
 しかし――ポンは荷を下ろしながら、あくまで穏やかだった。

「ほほ、何を仰いますやら」

 箱をとん、と置いて振り返る。

「商売とは、場所にあらず。大事なのは『気概』と『仕掛け』そして、良い品が揃えば、自ずと人は寄ってきます」

 風に揺れる水面を見つめながら、ゆったりとした口調で続ける。

「焦らず、しかし怠らず。そうすれば流れは――必ずこちらに向きます」

 リュシアはむっ、と唇を尖らせながらも、その言葉にどこか安心したようだった。

「では、設営はザイロさんにお任せして――」

 ポンはそっと箱の蓋を開けた。
 中から取り出されたのは、親指ほどの 小瓶 と、手のひらに乗る 小袋。
 透明な海光を受けて、ころりと可愛らしく輝く。
 バニッシュとリュシアは同時に眉をひそめた。

「なぁにそれ? 飾りでもするつもり?」

「これを、どう使うつもりなんだ?」

 疑問を投げかけるふたりへ、ポンは柔和に微笑む。

「ふふ、お楽しみはこれからですよ」

 ポンは、小瓶を一つつまみ上げ――となりに控えていたゴンタへ、すっと差し出した。

「ゴンタさん、こちらを」

「へいへい、任せやした!」

 ゴンタは、小瓶を片手でシャッと開けると、荷車に積んだ酒樽の栓を器用にひねる。
 とく、とく、とく――赤黒く濃い液体、魔紅果の酒が流れ込み、ちょうど 一口分 で満たされる。

「よっ、と」

 軽やかに蓋を締め、次の小瓶へと移る。
 その横で、ポンは躊躇いなく包丁を動かし、大ぶりのザキュロの実を艶やかな断面で一口サイズに切っていく。
 真紅の果汁が光って滴り、小袋へ3切れずつ丁寧に入れて――ひとつ、結び目を作るたびに、可愛い鈴のような音が鳴る。

「……ポン。これは――」

バニッシュが問いかける前に、ポンはにっこり笑った。

「――はい、できました」

 ポンが、きっちりと整えられた二つの小さなセットを宝物のように掲げてみせた。

・ザキュロの実が3切れ入った小袋
・一口分の魔紅果の酒が満たされた小瓶

 どちらも小さいのに、見るだけで惹きつけられる。
 だが、バニッシュもリュシアも首を傾げたままだ。

「これを、百五十セット 作りますよ」

 穏やかな笑顔で、ポンはさらりと言う。

「ひゃっ、百五十!? そんなに作ってどうするのよ!?」

リュシアが驚きのあまり声を裏返らせた。

「この大通りには――露店が約百五十店、並んでおります」

 ポンは一本一本、丁寧に紐を締めながら続ける。

「その一店一店に、ご挨拶をするのです」

「挨拶って……それ、無料ただで配っちゃうの?」

 リュシアは、信じられないと言わんばかりに眉をひそめた。

「大事な商品を、そんな……ギルドにも献上したばかりなのに」

 その言葉に、ポンは手を止めた。
 そして、にこりと――どこか誇らしげに微笑む。

「リュシアさん。聞いてください」

 ポンは、ザキュロの袋を胸の前で軽く持ち上げた。

「商人にとって最も重要なのは、最初の一歩――つまり信用です」

 潮風が吹き、ポンの声が澄んだ空へ運ばれる。

「信用があれば、ものは売れます。信用がなければ、宝でもガラクタ同然です」

 リュシアは息を飲んだ。

「だから、これは損ではありません。未来への投資なのです」

 ポンは静かに微笑んだ。

「今日、いただくのは――お金ではありません。ここで商売をする権利なのです」

 その背筋は、獣人の姿でありながら老練な策士のように、一切の迷いがない。
 リュシアは、思わず見惚れていた。

(……すごい。これが……)

 横で聞いていたバニッシュも思わず尊敬の眼差しを向ける。

「さあさあ、早く作っていきましょう!」

 ポンが軽く手を叩くと、潮の香りを含んだ風がひゅうと吹き抜けた。
 その声にバニッシュとリュシアが顔を見合わせ、苦笑しつつも手を動かし始める。

「……わかったよ」

「仕方ないわね」


 作業は自然と分担された。

 ゴンタが小瓶に魔紅果の酒を注ぎ、バニッシュがそれを受け取ってフタをキュッと締める。
 ポンはザキュロの実を小気味よく切り分け、リュシアがそれを小袋に三切れずつ入れて、赤い紐で封をしていく。

 潮風に混じって、ザキュロの果汁の甘い香りと、魔紅果の芳醇な香気がほのかに漂う。

「良い連携です。手際が良くなってきましたね」

 ポンが満足そうに頷いた。

 作業のテンポが揃い、次第に無駄な動きが減っていく。
 小瓶がひとつ、またひとつと並び、小袋が束ねられていくたびに、まるで工芸品のような美しさを放ちはじめた。

 やがて――

「……これで、百五十セット、完成です」

 ポンが手を止め、軽く額の汗をぬぐう。
 その声に皆がほっと息をつく。

「それでは、これからご挨拶に参りましょう」

「ザイロさん、荷の方をお願いできますか?」

 ポンはザイロに向き直り頼む。
 ザイロは無言で頷き、設営した屋台の横で腕を組み、警戒の姿勢を取る。
 その無骨な背中に、バニッシュは軽く手をあげて合図した。

 ポンは残りの三人に向き直る。

「では、私はリュシアさんと。ゴンタさんはバニッシュさんと組んでください」

「へい!」

 ゴンタが勢いよく返事をし、ポンは彼に小瓶の入った籠を手渡す。

「ゴンタさん、わかっていますね?」

「へい! 挨拶したら、その店で必ず一つ商品を買うんでやんすね!」

「よろしい」

 ポンは満足げに目を細める。

「商売とは、一方的な施しではありません。訪れ、買い、交わすこと――それで初めて縁が生まれるのです」

 そう言って、ポンは籠を抱えなおす。

「では、参りましょうか」

 軽やかな足取りで、二手に分かれる。
 ――それぞれの道が、この海の都の中で新たな縁を紡ぎ始める。

「じゃあ、行ってくるわ!」

 水の抵抗をまるで感じさせない服に身を包み、リュシアは楽しげに水面を蹴った。
 一瞬後には、青い光が揺らめく水中へ――波紋のような首飾りが淡く光り、薄い膜が顔を覆い空気を作る。

(……すごい、水の中で呼吸できる)

 胸が高鳴る中、ポンがゆったりと後ろに続きながら告げた。

「さあ、一件目ですよ」

 水中の露店街では、サンゴを積み上げて作った屋台や、水中に浮かぶ棚がいくつも並び、
 色鮮やかな魚たちが看板代わりのように周囲を泳ぎ回っていた。

「へい!らっしゃい!」

 気前の良さそうな海人族の店主が身を乗り出してくる。
 胸元には貝殻のアクセサリー、長いヒレがひらひら揺れていた。
 ポンは丁寧に会釈しながら言う。

「こちらのお嬢さんに似合う物はありますかな?」

「へっ? わ、私?」

 戸惑いながらも、リュシアはどこか嬉しそうに身を乗り出す。
 店主はニカッと笑い、棚からある髪飾りを取ってきた。

「カワイ子ちゃんにはこれなんかどうだい?」

 白いサンゴが花のように広がり、中心には青い真珠が一粒。
 水中の光を受けて幻想的に輝く。

「わあ……きれい!」

 リュシアの瞳も、同じくらい輝いた。

「では、そちらを一ついただきましょうか」

 ポンが代金を手渡すと、店主は満面の笑みで髪飾りを差し出した。

「毎度あり!」

「でも、いいの? こんな綺麗なの……」

「ええ。あなたにとてもお似合いですよ」

 ポンが優しく微笑むと、リュシアは少し照れながら髪へ飾りをつける。
 水中でも揺れずにひときわ光を放ち、まるで水の花が咲いたようだった。
 そして――ポンは店主へと向き直る。

「こちらは、私どもからのご挨拶です」

 先ほど作った魔紅果酒+ザキュロのセットを差し出した。

「おや? 同業者さんだったのか!」

 店主は驚きながらも、嬉しそうに受け取る。

「どこに店を出すんだい?」

 ポンは隅の出店場所を説明し、深々と頭を下げた。

「本日より三日間、どうぞよろしくお願いいたします」

「へへ、顔出してみるよ! このセット……ありがとうな!」

 去り際、店主が水の泡を弾ませて笑う。

「……ポンって、本当にすごいわね」

 リュシアが感嘆した声でつぶやく。

「商売とは、まず挨拶からですよ」

 ポンは変わらぬ落ち着きで次の屋台へと泳ぎ出す。

 リュシアは髪飾りに触れながら水をかいた。
 水中を揺れるそのサンゴは、彼女の高鳴る胸の鼓動に合わせてきらきらと花開いていた。

 水中を縫い、地上の桟橋を渡り、また潜り、また浮かび――ポンとリュシアは、まるで街全体を巡礼するかのように露店を回り続けた。

 ミスティリア特産の水饅頭は、手に乗せるとぷるぷる震え、口に含めば水のように溶けてしまう。
 様々な魚や貝の串焼きは香ばしく、道具屋では潮風に強い素材を使った装備が並び、占い師の店では巨大な水晶の中に未来が映るという。

 リュシアは完全に観光気分だったが、ポンはすべての店で丁寧に挨拶し、必ず場所を伝え、セットを渡し――すべてを積み上げるように確実にこなしていった。
 気づけばふたりの持つセットは空になり、戻ってきた時には、すでに陽光は傾き始めていた。

「ふー……やっと回り終わったわね……!」

 リュシアが水面にぽちゃんと倒れ込み、ぽよんと浮かぶ水膜に身を預ける。

「戻ったでやんす!」

「こっちも終わったぞ」

 ゴンタとバニッシュの組も帰ってきた。
 バニッシュは腕に小袋をたくさん下げ、ゴンタは何やら紙束を抱えている。

「よしっ! 挨拶回りも済んだし――早速、商品を並べて売り出しましょう!!」

 張り切ったリュシアが勢いよく立ち上がる。

「いえ、今日はこの辺にして、宿に戻りましょう」

 しかし、ポンが穏やかな声でそれを制した。

「ええっ!? どうしてよ!? まだ日も暮れてないし、今からでも――」

「リュシアさん」

ポンは柔らかく目を細めた。

「商売とは焦りが一番の毒なのですよ。今日は慣れない水中移動と挨拶で、皆さん相当に疲れています。良い商売をするには――良い体調が必要です」

 一切の揺らぎのない、穏やかな口調。
 しかし、その言葉には経験からの絶対的な自信があった。

「……むぅ……」

 不満げなリュシアの肩を、ゴンタが軽く叩く。

「まぁまぁ姐さん。今日は休みでやんす。明日は早いですし……ゆっくり寝とかないと、ね」

「ぬぐ……っ」
 
完全に言い負かされ、リュシアはぷいっとそっぽを向いた。
 バニッシュはそんなやり取りに苦笑しつつ、ゆるりとリュシアの肩を押して促す。

「行こう。ポンさんの言う通りだ」

「……わかったわよ」

 不機嫌そうに言いながらも、歩き出すリュシア。
 その後ろを、ポン、ゴンタ、そしてザイロがついていく。
 こうして――出店前日、商人たちの静かな戦いの準備は幕を閉じた。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。 異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。 チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!? “真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!

無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。

さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。 だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。 行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。 ――だが、誰も知らなかった。 ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。 襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。 「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。 俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。 無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!? のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!

クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました

髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」 気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。 しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。 「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。 だが……一人きりになったとき、俺は気づく。 唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。 出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。 雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。 これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。 裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか―― 運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。 毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります! 期間限定で10時と17時と21時も投稿予定 ※表紙のイラストはAIによるイメージです

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜

東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。 ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。 「おい雑魚、これを持っていけ」 ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。 ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。  怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。 いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。  だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。 ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。 勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。 自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。 今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。 だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。 その時だった。 目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。 その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。 ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。 そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。 これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。 ※小説家になろうにて掲載中

処理中です...