星の下の太陽

金平糖

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朝早くから叔母さんの家に行き、叔母さんに私は大丈夫だと示すために、無理して私にとって高額な身体にいい食材で料理を振る舞った。
仕事は見つかったから大丈夫だと嘘をついて。

昼食をとった後、戸が叩かれたので戸を開けると、そこには待ち望んでいた人の姿があった。

「来たよ。案外早く手に入った。」
これで叔母が助かるのだと思った私は、泣きそうになりながら、ありがとうと何度もお礼を言った。

薬を投与した後、進駐軍の男に話があると外に連れ出され、人気のないところへ連れて行かれる。

「あの、お金は払えません。申し訳ございません。でも、何でもします。力仕事は難しいかもしれませんが、頭は使えますので、こき使っていただいても構わないです。なのでどうか、」

「私は君が欲しい。」
そう言われ目を見開く、何を言われたのか理解できなかった。固まっていると、抱き寄せられて顎を掴まれ、接吻をされた。

「え、や。」
何かを言う暇もなく舌を入れられ、口内をかき回される。息ができなくて苦しい、胸を叩いて抵抗しても、びくともしない。

「っはぁ、はぁ、んむ?!」
やっと離されたと思っても、すぐに口をふさがれる。口の端から私のものと男のものが混ざった唾液が溢れ、顎を伝う。

「この国の人々はやはりキスに慣れていないね。」
ようやく離されると、涙が不意に流れた。酷い嫌悪感が自身を襲い、男を睨みつけるが、逆効果のようで、男は歓喜の表情を見せていた。

「ねぇ、さっき何でもするって言ったよね?」
確かに言ったが、こんなことをされるなんて思いもしなかった。最初からこれが目的で助けたのだとしたらと思うと、吐き気がする。

「…これ以外なら何でもします。」
私は口が赤くなるまで腕で拭う。さっきの感覚が残っていて気持ち悪い。

「そんなに嫌悪されると流石に辛いな。私は君の叔母の命の恩人なのに。薬を与えたらもう用済みってことかな?病にかかった女一人殺すことなど、簡単なことなのだけどね。」
一気に血の気が引いた。男の顔を見てみれば、笑っているのに目が笑っていない。それを見て冗談ではないと悟る。

「申し訳ありませんでした。あなたの望むことは何でもします。……そういった行為ももちろん受け入れます…。なのでどうか叔母だけは…。」
こんな自分が情けなくなる。でももう叔母にだけは迷惑をかけたくなかった。

「それでいいんだよ。そういえば、ずっと名乗っていなかったよね。私の名前はルイス。ルイス・ジョーンズだ。」
何故か、どこかで聞いたことのある名前だった。
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