フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1407.金髪碧眼の鬼には、ハンティア王国との交渉を進めるための秘策があるようなの。

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初日は、金髪碧眼の鬼をハンティア王国に見せびらかすだけで終わったの。

交渉に持ち込もうとするハーマルお兄様と、ハーマルお兄様に金髪碧眼の鬼を紹介させたいハンティア王国の高官の攻防を金髪碧眼の鬼は興味深そうに見ていたの。

2回目に挑むにあたり、ハーマルお兄様とボクは打ち合わせをしたの。

金髪碧眼の鬼は、当たり前のように打ち合わせに入ってきたの。

金髪碧眼の鬼から目を離すよりはまし、という理由で、ボクとハーマルお兄様は、金髪碧眼の鬼と一緒にいるの。

「今日も、昨日と同じ会話を繰り返すのか?」
と、ハーマルお兄様とボク達の打ち合わせをはたで見ていた金髪碧眼の鬼。

「進展させたいね。」
とハーマルお兄様。

コーハ王国側は、専門家がハーマルお兄様お1人だから、戦力的に不利なの。

「今日は、私とフィリスの2人に任せるがよい。

私とフィリスが、話し合いとやらを進展させてやろう。」
と金髪碧眼の鬼。

ボクは、ボクが大変にならないか、心配になったの。

コーハ王国として、ボクが金髪碧眼の鬼を同行させるから、ボクは金髪碧眼の鬼の行動を監督することになるの。

金髪碧眼の鬼は、ハンティア王国の高官を前にして、ボクと2人きりで何かをなそうと考えているのだもの。

鬼の考えることが人の考えることと同じ、なんていう希望的観測は、ボク、持たないの。

「金髪碧眼の鬼は、ハンティア王国の高官がいる場で何をする気か、到着前にボクに話すの。」

ボク、金髪碧眼の鬼の口を割ろうとしたのだけど。

「私を欲する気分を高めてやればよい。」
と金髪碧眼の鬼は笑うのみ。

もう、ボク、金髪碧眼の鬼の手綱を握れるかしら?

金髪碧眼の鬼が、ボクをたててくれないと、ボクは困ってしまうの。

外交先で外交担当が同行者を制御できないなんて、能力的にも外交的にも大問題だもの。

金髪碧眼の鬼は、それ以上話さなかったの。

ボクは、金髪碧眼の鬼を止める方法を考えながら、ハンティア王国の高官との交渉に臨むことにしたの。

2回目の今日は、ボクと金髪碧眼の鬼だけでハンティア王国の王城に向かったの。

金髪碧眼の鬼は、王城の中を移動するだけで視線を集めているの。

視線を集めながら王城の中を移動していた金髪碧眼の鬼とボクは、交渉のために用意された部屋に入ったの。

部屋の中にいるハンティア王国側の人間は、前回より増えていたの。

専門家のハーマルお兄様がいなくて、近衛のボク1人なら、と人数で畳み込む気かしら?

ふん、ボクを甘く見すぎなの。

ボクは、近衛別働隊総司令なの。

ちょっとやそっとで、いなされるような男ではないの、ボク。

ボクと部屋の中に入った金髪碧眼の鬼は、部屋の扉が閉められたのを確認するなり。

ボクの腰を引き寄せて、ボクの唇に吸い付いてきたの。

金髪碧眼の鬼!

今から外交交渉に入るというのに、ボクを誘うのは止めるの!
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