フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1435.金髪碧眼の鬼に、外交交渉によるトラブルの決着が、コーハ王国の貴族子弟であるボク達がハンティア王国へ来た目的だと伝えたの。

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鬼が何かを言い出す前に、ボクは鬼の行動に制限をかけないとなの。

「鬼。

ボクは、ハンティア王国に外交のお仕事をしに来たの。」

「フィリスの外交の仕事は、何をすることか話すがよい。」
と金髪碧眼の鬼。

金髪碧眼の鬼は、外交に興味があるのかしら?

人間だったときは、出家する前提で育てられて、政治的な理由で人質としてハンティア王国に留学していた金髪碧眼の鬼が、外交を学ぶ機会があったとは考えにくいの。

良からぬことを吹き込んで、誘導するか。

傀儡になるよう、何も教えないか。

ハンティア王国にも人間だった頃の金髪碧眼の鬼の母国にも、金髪碧眼の鬼を教育する必要がないの。

金髪碧眼の鬼が、ボクのお手伝いで外交しようとしても、外交にはならないと思うの。

まずは、金髪碧眼の鬼の外交についての理解度を確認なの。

金髪碧眼の鬼の外交に対する認識をボクが把握した上で、ボクが金髪碧眼の鬼の行動に制限をかければ、ボクが困ることにはならないの。

金髪碧眼の鬼に簡単に、ボクのすることを説明しておくの。

「聞くの。

ボクもハーマルお兄様もサブリーもユージュアルも、コーハ王国の貴族子弟なの。

ボク達は、外交というお仕事をするために、コーハ王国を代表して、ハンティア王国に来ているの。」

「コーハ王国か。」
と金髪碧眼の鬼。

「キミは、コーハ王国を知っているのかしら?」

金髪碧眼の鬼の人間だった頃の話から、金髪碧眼の鬼が人間だった頃がいつ頃か。

おおよその推測が可能なの。

金髪碧眼の鬼が人間だった頃、既にコーハ王国は始まっていたの。

当時のコーハ王国に、ハンティア王国との関わりはなかったの。

人質としてハンティア王国に留学していた金髪碧眼の鬼が知っているコーハ王国についての情報が、王国の名前くらいだったとしても、ボクは驚かないの。

「強国だと聞いている。」
と金髪碧眼の鬼。

「コーハ王国は、歴史ある強国の一つなの。」

「コーハ王国の貴族子弟であるフィリスは、ハンティア王国に何をしにきた?」
と金髪碧眼の鬼。

「ボク達がハンティア王国にいるのは、ハンティア王国とコーハ王国、ハンティア王国とボクとの間に生じている問題を外交交渉で解決するためなの。」

「どんな問題が起きていた?」
と金髪碧眼の鬼。

「詳細は省くけども。

一回目の訪問とき、コーハ王国とハンティア王国との間にトラブルが生じたの。

コーハ王国のボク達が訪問する前から、ハンティア王国内では、ボクに対する不穏な活動が起きていたの。

これらの問題に、外交交渉で決着をつけるのが、今、ハンティア王国にいるボクのお仕事なの。」

「ハンティア王国での仕事をフィリスが終わらせるようにするのが、私の甲斐性の見せ所か。」
と金髪碧眼の鬼。
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