子爵令嬢マーゴットは学園で無双する〜喋るミノカサゴ、最強商人の男爵令嬢キャスリーヌ、時々神様とお兄様も一緒

かざみはら まなか

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第8章 魔法使いのいる世界で、魔力を持たないまま生きていく君へ。

559.嫌いな音が延々続いて、布人間レーイーエール・サバンナパークは、苛々。ひよっこ4号は、土気色になりながら、周りを見ている。

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レベッカ・ショアは、ヒレ足クンが1人になったのを見て、自然淘汰とは、このことか、と思っている。

バネッサは、マーゴットとキャスリーヌの連携に舌を巻いた。

ニンデリー王国に移動する日のことを思い出す。

最初の出会いで、マーゴットとキャスリーヌと敵対しないことを選んだのは、バネッサ史上、最高の英断だった。

布人間レーイーエール・サバンナパークは、キャスリーヌの魔法により、嫌いな音を聞かせられ続けるという嫌がらせのような攻撃にさらされている。

苛々がおさまらない。

攻撃を止めようと攻撃すると、音を発しているブツが、消滅せずに分裂するのだ。

布人間レーイーエール・サバンナパーク1人しかいなければ、三十六計逃げるに如かず、と退却して、立て直しをはかっていたのに。

ひよっことニンデリー王国の貴人4人を置いて退却すれば、少女達にどんな話を捏造されるか分からない。

布人間レーイーエール・サバンナパークは、魔法で無音状態にしようとした。

他の音は聞こえなくなったが、ケトケトという鳥の鳴き声だけは、いつまでも聞こえてくる。

無音にすることで、かえって、ケトケト、ケトケトという鳴き声が際立つ。

マーゴットとキャスリーヌは、キャスリーヌの魔法の効果を知っている。

嫌いな音を聞き続ける魔法は、精神的な負荷をかけて、弱らせていく効果がある。

マーゴットもキャスリーヌも、布人間レーイーエール・サバンナパークを死なせる気はない。

心を折ってからのスタート。

さて、ひよっこ3人は、切り傷が塞がってきている。

出血多量で、死ぬことはないだろう。

土気色のひよっこ4号は、一部始終を見ていた。

怖い、怖い。

俺、こんな怖い人と知っていたら、戦ったりしなかった。

ひよっこ4号は、後悔しかない。

こんなに怖い人だと知っていたら、魔法陣を投げたりしなかった。

ひよっこ4号は、土気色の顔のまま、ぐるぐると思考を巡らせている。

師匠は、少女達を知っていました。

少女達の強さまでは、知らなかったのですか?

師匠、どうして止めてくれなかったのですか?

俺は、絶対に、師匠のサインを読み間違えません。

師匠は、ゴーサインを出していました。

マーゴットは、ひよっこ4号が、ただマーゴットに捕まっているだけでなく、周りをよく見ていることに気づいている。

ひよっこ4号には、よく言い聞かせよう。
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