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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
537.ドリアン王国の国王陛下の策略を予想していませんでした。マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様が、この国際会議に参加したのは?
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「女王がたつマウンテン王国とドリアン王国の友好の証として、国王陛下はドリアン王国でお寛ぎいただこう。
新しい王妃陛下には、私の目の届く場所で生きるがいい。
ドリアン王国に骨を埋めに来い。」
とドリアン王国の国王陛下。
「ドリアン王国で骨を埋める生活は、お願いしていません。」
とマウンテン王国の侯爵令嬢ポーリーン・タチバナ。
ドリアン王国の国王陛下は、マウンテン王国の侯爵令嬢ポーリーン・タチバナの拒絶なんて痛くも痒くもないという顔で、聞き流している。
マウンテン王国の宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナは、ドリアン王国の国王陛下が全くひかない上に、グイグイくるのを、一つ一つ、丁寧に拒否していく。
話を聞け、とドリアン王国の国王陛下に言い返さないのが偉い。
言い返したらアウトだと分かっていてもさ。
あまりにもしつこいから、いい加減にしろ、と言いたくなる。
オレが言ってもいいのかな?
出しゃばりすぎることになるからダメかな?
ひょっとして。
しつこくするのは、ドリアン王国の国王陛下の作戦だったりするのかな?
根負けして降参するのを狙っているとか。
苛立ちで冷静さを失って、失態をおかしたときに、失態につけこむとか。
分からないなー。
オレの生活に、駆け引きなんて必要なかったからなー。
オレが、声をあげていいのか、あげない方がいいのか、悩んでいる間にも、ドリアン王国の国王陛下の話は進む。
ドリアン王国の国王陛下は、マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様に向き直る。
今の今まで、宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナにマウンテン王国からドリアン王国へ来いと、押せ押せで誘いまくっていたわりに。
王姉殿下スナメリ様のことは、眼中になかったドリアン王国の国王陛下。
何を言い出す気かな?
ドリアン王国の国王陛下が、マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様をとらえる視線からは。
獲物は逃さない、という強い意思が、ドリアン王国の国王陛下から伝わってくる。
マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様は、ドリアン王国の国王陛下の捕食者のような視線を真っ向から受け止めて、流している。
マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様が、強い!
強くなった?
強くなろうとした結果かもしれない。
実弟の国王陛下が、政務をするのに支障があるとなれば。
必然的に、王姉殿下スナメリ様の果たす役割は増える。
そう考えたとき。
オレは、あっと声をあげそうになった。
王姉殿下スナメリ様は、恋煩いで国王としての務めを果たしきれなくなった国王陛下の代理を務めているかもしれない。
今の今まで気づかなかったんだけど、気づいた途端に腑に落ちたことがある。
オレが、今の今まで気づかなかったのは、マウンテン王国で王姉殿下スナメリ様を女王に擁立する動きがあると知らなかったからだけどさ。
マウンテン王国の国王陛下の代理として、王姉殿下スナメリ様が、国際会議に参加していたのかな?
国際会議に参加しているのは、各国の代表だけど、ただの代表じゃない。
ドリアン王国は、国王陛下と降嫁した王女を祖母に持つ侯爵子息。
サーバル王国は、国王陛下夫妻と王女シガラキノ様。
ケレメイン大公国は、大公夫妻のクロードとオレ。
ドリアン王国とサーバル王国、ケレメイン大公国と比較したとき、マウンテン王国の参加者は、他の三カ国より格が下なんだよな。
マウンテン王国の参加者は、王姉殿下スナメリ様、宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナ、騎士団長の甥イスペル・シャム、司祭の従兄弟ムール・ドロー。
マウンテン王国は四人いても、一人も、国王陛下と肩を並べられる参加者がいない。
オレは、そう思っていた。
国を代表している、とは言うけども、他の三カ国は、国王陛下が参加している。
この世界の国王陛下は、女神様が力を授けてきた歴史があるから、発言力がある。
国の代表が参加している国際会議で、誰が発言するか、は、とても意味がある。
国王陛下の発言は、そのまま、その国の意向。
発言するのが、国王陛下か、国王陛下以外か、の差は歴然。
オレは、マウンテン王国の代表だから、で、参加者の格について深く考えずに済ませてきた。
でも、オレ以外の参加者は、把握していたんだと思う。
マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様は、この国際会議に国王陛下の代理として参加している。
この国際会議で成功をおさめることの意義。
それは、王姉殿下スナメリ様が女王としてたつための布石。
また、宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナが宰相として、女王陛下スナメリ様を支えられるかどうかの試金石にもなっている。
だから。
サーバル王国の国王陛下夫妻も、ケレメイン大公のクロードも、マウンテン王国の助けになるようなことは、何も言わないのかな。
マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様と宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナに活躍の場を作らせようとしているのかもしれない。
これから、共に肩を並べていけるかどうかを、見定めているのかもしれないけど。
ドリアン王国の国王陛下が、マウンテン王国に執拗に絡んでいくのは。
ドリアン王国の国王陛下は、マウンテン王国の立て直しが成功することを望んでいないからだよな。
オレが、現状を理解したとき。
ドリアン王国の国王陛下は、爆弾発言をした。
「マウンテン王国の新女王には、ドリアン王国が似合いの婿を用意した。
ここに。」
とドリアン王国の国王陛下が示したのは、ドリアン王国の侯爵子息。
新しい王妃陛下には、私の目の届く場所で生きるがいい。
ドリアン王国に骨を埋めに来い。」
とドリアン王国の国王陛下。
「ドリアン王国で骨を埋める生活は、お願いしていません。」
とマウンテン王国の侯爵令嬢ポーリーン・タチバナ。
ドリアン王国の国王陛下は、マウンテン王国の侯爵令嬢ポーリーン・タチバナの拒絶なんて痛くも痒くもないという顔で、聞き流している。
マウンテン王国の宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナは、ドリアン王国の国王陛下が全くひかない上に、グイグイくるのを、一つ一つ、丁寧に拒否していく。
話を聞け、とドリアン王国の国王陛下に言い返さないのが偉い。
言い返したらアウトだと分かっていてもさ。
あまりにもしつこいから、いい加減にしろ、と言いたくなる。
オレが言ってもいいのかな?
出しゃばりすぎることになるからダメかな?
ひょっとして。
しつこくするのは、ドリアン王国の国王陛下の作戦だったりするのかな?
根負けして降参するのを狙っているとか。
苛立ちで冷静さを失って、失態をおかしたときに、失態につけこむとか。
分からないなー。
オレの生活に、駆け引きなんて必要なかったからなー。
オレが、声をあげていいのか、あげない方がいいのか、悩んでいる間にも、ドリアン王国の国王陛下の話は進む。
ドリアン王国の国王陛下は、マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様に向き直る。
今の今まで、宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナにマウンテン王国からドリアン王国へ来いと、押せ押せで誘いまくっていたわりに。
王姉殿下スナメリ様のことは、眼中になかったドリアン王国の国王陛下。
何を言い出す気かな?
ドリアン王国の国王陛下が、マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様をとらえる視線からは。
獲物は逃さない、という強い意思が、ドリアン王国の国王陛下から伝わってくる。
マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様は、ドリアン王国の国王陛下の捕食者のような視線を真っ向から受け止めて、流している。
マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様が、強い!
強くなった?
強くなろうとした結果かもしれない。
実弟の国王陛下が、政務をするのに支障があるとなれば。
必然的に、王姉殿下スナメリ様の果たす役割は増える。
そう考えたとき。
オレは、あっと声をあげそうになった。
王姉殿下スナメリ様は、恋煩いで国王としての務めを果たしきれなくなった国王陛下の代理を務めているかもしれない。
今の今まで気づかなかったんだけど、気づいた途端に腑に落ちたことがある。
オレが、今の今まで気づかなかったのは、マウンテン王国で王姉殿下スナメリ様を女王に擁立する動きがあると知らなかったからだけどさ。
マウンテン王国の国王陛下の代理として、王姉殿下スナメリ様が、国際会議に参加していたのかな?
国際会議に参加しているのは、各国の代表だけど、ただの代表じゃない。
ドリアン王国は、国王陛下と降嫁した王女を祖母に持つ侯爵子息。
サーバル王国は、国王陛下夫妻と王女シガラキノ様。
ケレメイン大公国は、大公夫妻のクロードとオレ。
ドリアン王国とサーバル王国、ケレメイン大公国と比較したとき、マウンテン王国の参加者は、他の三カ国より格が下なんだよな。
マウンテン王国の参加者は、王姉殿下スナメリ様、宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナ、騎士団長の甥イスペル・シャム、司祭の従兄弟ムール・ドロー。
マウンテン王国は四人いても、一人も、国王陛下と肩を並べられる参加者がいない。
オレは、そう思っていた。
国を代表している、とは言うけども、他の三カ国は、国王陛下が参加している。
この世界の国王陛下は、女神様が力を授けてきた歴史があるから、発言力がある。
国の代表が参加している国際会議で、誰が発言するか、は、とても意味がある。
国王陛下の発言は、そのまま、その国の意向。
発言するのが、国王陛下か、国王陛下以外か、の差は歴然。
オレは、マウンテン王国の代表だから、で、参加者の格について深く考えずに済ませてきた。
でも、オレ以外の参加者は、把握していたんだと思う。
マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様は、この国際会議に国王陛下の代理として参加している。
この国際会議で成功をおさめることの意義。
それは、王姉殿下スナメリ様が女王としてたつための布石。
また、宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナが宰相として、女王陛下スナメリ様を支えられるかどうかの試金石にもなっている。
だから。
サーバル王国の国王陛下夫妻も、ケレメイン大公のクロードも、マウンテン王国の助けになるようなことは、何も言わないのかな。
マウンテン王国の王姉殿下スナメリ様と宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナに活躍の場を作らせようとしているのかもしれない。
これから、共に肩を並べていけるかどうかを、見定めているのかもしれないけど。
ドリアン王国の国王陛下が、マウンテン王国に執拗に絡んでいくのは。
ドリアン王国の国王陛下は、マウンテン王国の立て直しが成功することを望んでいないからだよな。
オレが、現状を理解したとき。
ドリアン王国の国王陛下は、爆弾発言をした。
「マウンテン王国の新女王には、ドリアン王国が似合いの婿を用意した。
ここに。」
とドリアン王国の国王陛下が示したのは、ドリアン王国の侯爵子息。
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