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39話 本音で語り合ってあげる
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この子は、プリセラ・グレアンドルは危険だ。
殺さなくては。
でも殺しは駄目だと言われている。
ヴァンに相談しても妹を殺す許可など出すはずもない。
しかしこのままではいつ、私の稼業についてバレてしまうか、もはや時間の問題だ。
だが殺しは……。
「ルフェルミアさん、顔怖いよー。お願いだから、怖がらないでー。あたしはお話しがしたいだけなのー」
「……私は不要なお話しはできません」
「大丈夫だよー。あたし、超口かたいもん。誰にも何も言わないよー。ほんとにー」
「信用できません」
「むうー。どうしようかなー。じゃあ、こうしよー。もしあたしが約束破ったら、あたしを殺していいよー」
「ッ!?」
「ね? それだったら安心じゃないー? あたしが死んじゃえばそれ以上情報漏れないでしょー」
「……何を。殺すなどと物騒な」
「あ、やっぱこれ良い提案なんだ! ルフェルミアさん、わかりやすいー。じゃあそうしよー。あたしがここでの会話を漏らしたらいつでも殺しにきてねー。あたし、別にヴァン兄様やルフェルミアさんのように強くないし、すぐ死ぬよー」
この子はやっぱり全て知っているんだ。
なぜ、どうして、いつから!?
しかも私のことを強い、とも言った。私の強さなんてこの屋敷でヴァンとケヴィン以外知るはずがない。
「よーし、決まりだねー。あ、ちなみにあたしの秘密も言っちゃだめだよー。ルフェルミアさんが約束破った場合はー……うーん、おやつ抜きねー」
私は彼女の提案に頷くことはせず、無言を貫く。
勘の良すぎるこの子のことだ。どうせ私のこれが賛同だと判断する。
「……うん、それで良さそうだねー。それじゃあ女子トーク、始めよー」
ほらね。
この子の方がまるで魔女のようだ。
それにしても女子トーク、ね。一体この子は何を知りたがっているのか。
「じゃあ、あたしから質問の続きねー。ルフェルミアさんはどうしてそんなにリアン兄様にこだわるのー?」
「こだわ、る?」
「うんー。好きじゃないけどリアン兄様からは好かれようとしてるでしょー。何か意味があるよねー」
この質問なんて思いっきり私の任務内容に抵触している。話すことなどできない。
「好きだから好かれようとしているだけですよ、プリセラ様」
「むー。中々本音言わないねー」
「プリセラ様。相手の本音を引き出したいのならば、まずはご自分から見本をお見せくださらないと。そうしなければ誰からも信用は勝ち取れませんわよ」
「あー、そっかー。それもそうだよね。さすがルフェルミアさんねー。わかった、言うねー。って言ってもあたしはねー、その人の感情が色になって見えるのー。ただそれだけー」
感情が色に……?
「その人の顔の周りにモヤァっと色が出てね、それで感情が伝わってくるのー。赤っぽい時は怒ってるなー、青っぽい時は嫌な気分なんだなー、とかねー。色は細かく地味に変化するからそれでなんとなく察してるだけー」
感情が見えるなんて初めて聞いた。
まさかこの子もヴァンみたいに特殊なのかしら。
「あたしのこれは多分生まれ付きでねー。とは言ってもおそらくグレアンドル家は皆何かしら、普通の人とは違う力を持ってるんだと思うー。その代わりに一般貴族より魔力量が極端に低いんだと思うなーあたしはー」
なるほど、それはありえない話じゃない。
ヴァンは幼少の頃の大怪我で予知夢を獲得しているが、アレもヴァンは本来持ち得ていた能力だったのかもしれない。
となるとリアン様もきっと何か、まだ自分に気づいていない力を持っていそうだ。
「そうだとしても、何故私がプリセラ様を殺す、みたいな約束事を言い出したのですか? それではまるで私が殺人者のようですわ」
感情が読めたとしても心まで読み取っているわけではない。それなのに先ほどの取り決めごとは、まるで私が暗殺者であることを知っているかのよう。
「んー……なんだろー。ルフェルミアさんって多分、人、殺したことがあるよねー?」
ざわざわ、っと私の心が鳴く。
だが、もう遅いだろう。この質問に対する私の感情がおそらくこの子には見られている。
「……」
「答えられないかー、そりゃそうだよねー。でもイエスと受け取るねー。でも大丈夫。ルフェルミアさんが快楽殺人者だなんて思ってないよー。なんというか、義務感でやっていた、感じ、かなー?」
本当に恐ろしい子だ。
何も語らずとも、ただこの場で質問されるだけで全て見透かされていく。
「なんでわかったの? って顔だねー。いや、感情かなー。あたしねー、感情読むだけじゃなくて匂いもすごく敏感でねー。てっきりヴァン兄様が婚約破棄の時に臭い、とか言ったから、あたしと同じで血の匂いを嗅ぎ取ったのかと思ったけど、アレはヴァン兄様の嘘だっただけだねー」
血の匂い。
この子はそんなことまでわかるのね。
「だから何か人を殺さなくちゃいけない仕事をしてたんだろうなーって思っただけー。だけど本当に安心してよー。あたし、絶対他言しないからー」
ここまで知られているんじゃもう下手な嘘の方が逆効果ね。
「さすがだわ、プリセラ。あなたはグレアンドル家の中でも一番優れている人間のようね」
私はこの少女に取り繕うことをやめることにした。
殺さなくては。
でも殺しは駄目だと言われている。
ヴァンに相談しても妹を殺す許可など出すはずもない。
しかしこのままではいつ、私の稼業についてバレてしまうか、もはや時間の問題だ。
だが殺しは……。
「ルフェルミアさん、顔怖いよー。お願いだから、怖がらないでー。あたしはお話しがしたいだけなのー」
「……私は不要なお話しはできません」
「大丈夫だよー。あたし、超口かたいもん。誰にも何も言わないよー。ほんとにー」
「信用できません」
「むうー。どうしようかなー。じゃあ、こうしよー。もしあたしが約束破ったら、あたしを殺していいよー」
「ッ!?」
「ね? それだったら安心じゃないー? あたしが死んじゃえばそれ以上情報漏れないでしょー」
「……何を。殺すなどと物騒な」
「あ、やっぱこれ良い提案なんだ! ルフェルミアさん、わかりやすいー。じゃあそうしよー。あたしがここでの会話を漏らしたらいつでも殺しにきてねー。あたし、別にヴァン兄様やルフェルミアさんのように強くないし、すぐ死ぬよー」
この子はやっぱり全て知っているんだ。
なぜ、どうして、いつから!?
しかも私のことを強い、とも言った。私の強さなんてこの屋敷でヴァンとケヴィン以外知るはずがない。
「よーし、決まりだねー。あ、ちなみにあたしの秘密も言っちゃだめだよー。ルフェルミアさんが約束破った場合はー……うーん、おやつ抜きねー」
私は彼女の提案に頷くことはせず、無言を貫く。
勘の良すぎるこの子のことだ。どうせ私のこれが賛同だと判断する。
「……うん、それで良さそうだねー。それじゃあ女子トーク、始めよー」
ほらね。
この子の方がまるで魔女のようだ。
それにしても女子トーク、ね。一体この子は何を知りたがっているのか。
「じゃあ、あたしから質問の続きねー。ルフェルミアさんはどうしてそんなにリアン兄様にこだわるのー?」
「こだわ、る?」
「うんー。好きじゃないけどリアン兄様からは好かれようとしてるでしょー。何か意味があるよねー」
この質問なんて思いっきり私の任務内容に抵触している。話すことなどできない。
「好きだから好かれようとしているだけですよ、プリセラ様」
「むー。中々本音言わないねー」
「プリセラ様。相手の本音を引き出したいのならば、まずはご自分から見本をお見せくださらないと。そうしなければ誰からも信用は勝ち取れませんわよ」
「あー、そっかー。それもそうだよね。さすがルフェルミアさんねー。わかった、言うねー。って言ってもあたしはねー、その人の感情が色になって見えるのー。ただそれだけー」
感情が色に……?
「その人の顔の周りにモヤァっと色が出てね、それで感情が伝わってくるのー。赤っぽい時は怒ってるなー、青っぽい時は嫌な気分なんだなー、とかねー。色は細かく地味に変化するからそれでなんとなく察してるだけー」
感情が見えるなんて初めて聞いた。
まさかこの子もヴァンみたいに特殊なのかしら。
「あたしのこれは多分生まれ付きでねー。とは言ってもおそらくグレアンドル家は皆何かしら、普通の人とは違う力を持ってるんだと思うー。その代わりに一般貴族より魔力量が極端に低いんだと思うなーあたしはー」
なるほど、それはありえない話じゃない。
ヴァンは幼少の頃の大怪我で予知夢を獲得しているが、アレもヴァンは本来持ち得ていた能力だったのかもしれない。
となるとリアン様もきっと何か、まだ自分に気づいていない力を持っていそうだ。
「そうだとしても、何故私がプリセラ様を殺す、みたいな約束事を言い出したのですか? それではまるで私が殺人者のようですわ」
感情が読めたとしても心まで読み取っているわけではない。それなのに先ほどの取り決めごとは、まるで私が暗殺者であることを知っているかのよう。
「んー……なんだろー。ルフェルミアさんって多分、人、殺したことがあるよねー?」
ざわざわ、っと私の心が鳴く。
だが、もう遅いだろう。この質問に対する私の感情がおそらくこの子には見られている。
「……」
「答えられないかー、そりゃそうだよねー。でもイエスと受け取るねー。でも大丈夫。ルフェルミアさんが快楽殺人者だなんて思ってないよー。なんというか、義務感でやっていた、感じ、かなー?」
本当に恐ろしい子だ。
何も語らずとも、ただこの場で質問されるだけで全て見透かされていく。
「なんでわかったの? って顔だねー。いや、感情かなー。あたしねー、感情読むだけじゃなくて匂いもすごく敏感でねー。てっきりヴァン兄様が婚約破棄の時に臭い、とか言ったから、あたしと同じで血の匂いを嗅ぎ取ったのかと思ったけど、アレはヴァン兄様の嘘だっただけだねー」
血の匂い。
この子はそんなことまでわかるのね。
「だから何か人を殺さなくちゃいけない仕事をしてたんだろうなーって思っただけー。だけど本当に安心してよー。あたし、絶対他言しないからー」
ここまで知られているんじゃもう下手な嘘の方が逆効果ね。
「さすがだわ、プリセラ。あなたはグレアンドル家の中でも一番優れている人間のようね」
私はこの少女に取り繕うことをやめることにした。
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