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第一部
37話 夢の初夜
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「……前に聞きそびれた質問がひとつだけ、あります」
「うん? なんだい?」
「シュバルツ様は……以前、本当にセシリアとお付き合いになられていたのですか?」
「もしかしてそれ、ずっと信じていたのかい? 安心してくれ、そんなわけあるはずがない。私は生涯において、リフィルさん以外の女性と交際はおろか、二人きりで話をした事すらないよ。……母上を除いて、だけどね」
正直内心ホッと安堵しつつも、
「本当ですか? セシリアは可愛らしいですし、付き合っていたとしてもなんら不思議ではありませんわ」
身体の関係があったって不思議でもない。
「お、おいおいリフィルさん。何を言い出すんだ。アレはセシリアのいつもの見えっ張りな嘘に決まっている。リフィルさんもわかるだろう?」
本当はわかってる。
でも。
私は今日は彼をいじめたかった。
「わかりませんわ。セシリアは可愛らしいし、スタイルは良いし、メイクも上手くて、ドレスやアクセサリーの着こなしもすごく素敵だもの。貴方が彼女と何かあっても不思議ではありませんわ」
「ど、どうしたんだい? そんな事を言うなんて、リフィルさんらしくないよ」
「私なんて、セシリアに比べたらこんなブスですもの」
「リフィルさんが? そんなわけ……」
「そんなわけあります! だからッ……!」
つい、声を荒げてしまう。
でもいい加減、私は我慢ができなかった。
だって、彼の事を本当に心から大好きで愛しているから。
「リ、リフィル……さん……?」
声と感情が少し昂ってしまうだけで、私はまた涙ぐんでしまった。
でも。
彼の力になれるの。なりたいの。
私が抱かれる事で私の力は最大限のパフォーマンスを発揮するはず。
そうすれば明日の英傑選だって、必ず良い結果を残せる。彼に喜んでもらいたい。
……。
ううん、違う。
私は彼の事、なんて思いながら自分の欲求を追い求めてるだけ。
彼に抱かれたい、満たされたいという欲求を。
でもそれはイケナイ事なの?
私は彼が好きで、彼も私が好き。
それなのに肌を重ね合わせられない事がもどかしいって言うのは、おかしな事なの?
私がわがままなの?
「……ひっ……ぐす……」
ああ、また泣き出しちゃった……。
駄目な私。
でも無理。感情をコントロールするのが、難しいの。
そのくらいに彼を愛しているから。
「わ、わた……わたくしが……ほ、本当に……シュバルツ様にとって……か、可愛らしいのなら……ど、どうして、わたくしを……だ、抱いてくださいませんの……?」
ああ、言っちゃった……。
もう駄目ですわ。
「リフィルさん……私は……」
「シュ、シュバルツさま……は……く、口ではわたくしを……可愛いとか、うつくしいとか……お、おっしゃってくださるけれど……ひっく、ぐす……。ふぐ……うぅ……ほ、本当はこんなブ、ブスな女など、抱きたくないのでしょう……?」
何を言ってるの私は。
こんな事を言いたかったわけじゃなかったんですのに。
最悪。
でも、もう止まりませんの。一度口にしてしまった言葉は取り消せない。
こんな下心ばかりでわがままな私なんて、いい加減見限られてしまいますわ。
明日は英傑選だというのに。
不安な彼を励ましてあげたかっただけですのに。
私は自分の事ばかり言って。
「リフィルさん、そんな事を……」
シュバルツ様のお顔が見れない。
「はい。思って……いましたわ。……貴方と両想いになれたあの日から……ずっと、ずっと。こんな、はしたない女なんです。……さぞ幻滅されたでしょう……うぅ、うぅぅ……」
言いながら涙が止まらなくなった。
こんなわがままで泣き虫で自分勝手な女、嫌われるに決まっていますわ。
きっとシュバルツ様は困り果てて、下手をすれば私との婚約を破棄なさるかもしれない。
ダリアス様に婚約破棄された時はとても嬉しかった。
けれどもしシュバルツ様に婚約破棄されたら……。
そう思ったら余計に涙が溢れて。
「うぅ、ふうぅぅぅぅぅ……うぇぇ……ッ」
涙と嗚咽が止まらなくなってしまった。
もう駄目。
終わりですわ。
完全に嫌われました。
「リフィルさん」
私がそう思い両手で顔を覆っていると、シュバルツ様がガタっと席を立った。
そして部屋の窓際の方まで歩き、カーテンを開く。
「窓を見てくれるかい?」
「ま……ど……?」
「ほら、こっちに来て。窓の外を一緒に見てほしい」
「どう、して……?」
「いいから、ほら、おいでよ」
私は言われるがままに、涙を拭いながら彼の横まで歩み寄り、窓の外を見る。
「見えるかい?」
彼はそう尋ねるが私に見えるのは、ただ暗闇に染まった王都の街並み。
意味がわからなくて、私は顔をぶんぶんと横に振った。
「違うよリフィルさん、見るのは都じゃない。上だ」
「う……え……?」
「ほら」
そう言って彼は夜空を指差す。
満天の星空。
けれど、それが一体……。
「あそこに見える、一際大きな四つの星。アレがなんだか知っているかな?」
「……いえ」
「アレはね、至高の大四角と呼ばれる星座のひとつみたいなものでね。あの大四角の高さや位置で季節感や今の時間を知る事ができるんだよ」
「至高の大四角……でもそれが一体……」
「リフィルさん」
彼はそう言って、私の両肩を掴む。
私も思わず彼を見上げた。
けど、涙でぼろぼろになってしまった顔が余計に醜いと思い、すぐに顔を伏せた。
そうしたら、彼が少し強引に私の顎を持ってグイっと私の顔をあげて、
「……んッ」
私の唇を奪った。
強引だけど、相変わらず優しいキスで。
「リフィルさん。キミがブスなわけがない。私がいつもお世辞や嘘でキミを綺麗だの可愛いだのと言っていると思っていたのか?」
「……私は……ブスです。ダリアス様にはそうハッキリ言われて……むしろそれが一番の原因だとでも言いたそうに……婚約破棄を申し待たされましたもの」
「ダリアスは、みんなにそのセリフを吐くって知っているかな?」
「え……?」
「奴はね、全部自分の物にしたがるんだ。だから、女性をブスだのなんだのと言って傷つけて、それでも自分ならお前の面倒を見てやらなくもない、みたいに脅すのさ。そんな風にして彼の愛人になっていく貴族令嬢を何人も見てきた」
「そ、そうなのですか……」
「けれどあんな奴の言葉なんて、何一つ信じなくて良い。だから何度でも言う。リフィルさん、キミは美しい。素敵だ。世界で一番愛おしい」
嬉しい。
いつもシュバルツ様はそう言ってくださる。
「輝くようなプラチナブロンドのその髪。宝石のように煌めくその淡いグリーンの瞳。可愛らしい目鼻立ちではにかむその笑顔。性格は当然ながら、キミのその容姿全ても私にとっては至高で可愛らしくて愛おしいんだ、リフィルさん」
「シュ、シュバルツ、様……」
胸の高鳴りがおさまらない。彼の言葉はきっと間違いなく本当の気持ち。
嬉しいけれど、でも、そこまで。
それ以上には進まない。
だから私は……。
「リフィルさん」
「あっ……」
そう言って彼は私を抱き寄せた。
力強い逞しい胸元に引き寄せられ、思わず身体がほてる。
「……キミがよければ今宵、私はキミの全てを見たい」
「え……?」
「生まれたままの……キミと、全てを通じ合いたい」
「だ、だってシュバルツ様……私が成人になるまではと毎日そう言って……」
「うん、そうだ」
「わ、私が成人するのは明日。だからまだ駄目だって先程も……」
「そうだ。だけど、今はもう良いんだよ」
「え?」
「至高の大四角。あれがこの屋敷の北西に見え始めている。つまりは、もう刻は明日になった。そう、キミはもう成人したんだ」
それでシュバルツ様は私に星空を……。
「あっ……」
彼は力強く私を抱きしめた。
ドキドキする。
そして少しその力を緩めると、再び私にキスをしてくれた。
「好きだ。リフィルさん。キミが大好きだ。私だって男だ。本当はずっと、ずっと我慢してきた」
「う、うそ……シュバルツ様が……そんな……」
「本当さ。キミの事を考えていつも、変な下心ばかりを持ってしまっていた。そんな事がキミに伝われば、嫌われてしまうと思っていた」
私と……同じ……。
「けれど、またキミに言わせてしまったね。先に。本当にすまない。成人まで、なんていうのは私の言い訳だった。嫌われたくなかったんだ」
「わ、私だって同じですわ! だけど、もしかしたらシュバルツ様は私がブスだからそういう事をしたがらないのかと勘ぐってしまって……」
「そんなわけがない。私の胸に手を当ててくれ」
そう言って、彼は私の手を引いて自身の心臓へと当てる。
「こんなにもキミにドキドキしている。キミが可愛くて愛おしすぎるからだ」
「シュバルツ様……」
「リフィルさん。そういうわけだ。キミがよければ……」
私は彼のその申し出を笑顔で頷き、
「はい。喜んで」
謹んで受けた。
「やっと笑ってくれた」
「ご、ごめんなさい……」
「いや、私の方こそもどかしい思いをさせていてすまなかった」
「そんな……あっ」
グイっと彼が私を引き寄せ抱きしめ直した。
そして私の耳元で、
「……その、初めて、だから。私も……上手く、できないかもしれないが」
そう囁いたのだった――。
「うん? なんだい?」
「シュバルツ様は……以前、本当にセシリアとお付き合いになられていたのですか?」
「もしかしてそれ、ずっと信じていたのかい? 安心してくれ、そんなわけあるはずがない。私は生涯において、リフィルさん以外の女性と交際はおろか、二人きりで話をした事すらないよ。……母上を除いて、だけどね」
正直内心ホッと安堵しつつも、
「本当ですか? セシリアは可愛らしいですし、付き合っていたとしてもなんら不思議ではありませんわ」
身体の関係があったって不思議でもない。
「お、おいおいリフィルさん。何を言い出すんだ。アレはセシリアのいつもの見えっ張りな嘘に決まっている。リフィルさんもわかるだろう?」
本当はわかってる。
でも。
私は今日は彼をいじめたかった。
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「ど、どうしたんだい? そんな事を言うなんて、リフィルさんらしくないよ」
「私なんて、セシリアに比べたらこんなブスですもの」
「リフィルさんが? そんなわけ……」
「そんなわけあります! だからッ……!」
つい、声を荒げてしまう。
でもいい加減、私は我慢ができなかった。
だって、彼の事を本当に心から大好きで愛しているから。
「リ、リフィル……さん……?」
声と感情が少し昂ってしまうだけで、私はまた涙ぐんでしまった。
でも。
彼の力になれるの。なりたいの。
私が抱かれる事で私の力は最大限のパフォーマンスを発揮するはず。
そうすれば明日の英傑選だって、必ず良い結果を残せる。彼に喜んでもらいたい。
……。
ううん、違う。
私は彼の事、なんて思いながら自分の欲求を追い求めてるだけ。
彼に抱かれたい、満たされたいという欲求を。
でもそれはイケナイ事なの?
私は彼が好きで、彼も私が好き。
それなのに肌を重ね合わせられない事がもどかしいって言うのは、おかしな事なの?
私がわがままなの?
「……ひっ……ぐす……」
ああ、また泣き出しちゃった……。
駄目な私。
でも無理。感情をコントロールするのが、難しいの。
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「わ、わた……わたくしが……ほ、本当に……シュバルツ様にとって……か、可愛らしいのなら……ど、どうして、わたくしを……だ、抱いてくださいませんの……?」
ああ、言っちゃった……。
もう駄目ですわ。
「リフィルさん……私は……」
「シュ、シュバルツさま……は……く、口ではわたくしを……可愛いとか、うつくしいとか……お、おっしゃってくださるけれど……ひっく、ぐす……。ふぐ……うぅ……ほ、本当はこんなブ、ブスな女など、抱きたくないのでしょう……?」
何を言ってるの私は。
こんな事を言いたかったわけじゃなかったんですのに。
最悪。
でも、もう止まりませんの。一度口にしてしまった言葉は取り消せない。
こんな下心ばかりでわがままな私なんて、いい加減見限られてしまいますわ。
明日は英傑選だというのに。
不安な彼を励ましてあげたかっただけですのに。
私は自分の事ばかり言って。
「リフィルさん、そんな事を……」
シュバルツ様のお顔が見れない。
「はい。思って……いましたわ。……貴方と両想いになれたあの日から……ずっと、ずっと。こんな、はしたない女なんです。……さぞ幻滅されたでしょう……うぅ、うぅぅ……」
言いながら涙が止まらなくなった。
こんなわがままで泣き虫で自分勝手な女、嫌われるに決まっていますわ。
きっとシュバルツ様は困り果てて、下手をすれば私との婚約を破棄なさるかもしれない。
ダリアス様に婚約破棄された時はとても嬉しかった。
けれどもしシュバルツ様に婚約破棄されたら……。
そう思ったら余計に涙が溢れて。
「うぅ、ふうぅぅぅぅぅ……うぇぇ……ッ」
涙と嗚咽が止まらなくなってしまった。
もう駄目。
終わりですわ。
完全に嫌われました。
「リフィルさん」
私がそう思い両手で顔を覆っていると、シュバルツ様がガタっと席を立った。
そして部屋の窓際の方まで歩き、カーテンを開く。
「窓を見てくれるかい?」
「ま……ど……?」
「ほら、こっちに来て。窓の外を一緒に見てほしい」
「どう、して……?」
「いいから、ほら、おいでよ」
私は言われるがままに、涙を拭いながら彼の横まで歩み寄り、窓の外を見る。
「見えるかい?」
彼はそう尋ねるが私に見えるのは、ただ暗闇に染まった王都の街並み。
意味がわからなくて、私は顔をぶんぶんと横に振った。
「違うよリフィルさん、見るのは都じゃない。上だ」
「う……え……?」
「ほら」
そう言って彼は夜空を指差す。
満天の星空。
けれど、それが一体……。
「あそこに見える、一際大きな四つの星。アレがなんだか知っているかな?」
「……いえ」
「アレはね、至高の大四角と呼ばれる星座のひとつみたいなものでね。あの大四角の高さや位置で季節感や今の時間を知る事ができるんだよ」
「至高の大四角……でもそれが一体……」
「リフィルさん」
彼はそう言って、私の両肩を掴む。
私も思わず彼を見上げた。
けど、涙でぼろぼろになってしまった顔が余計に醜いと思い、すぐに顔を伏せた。
そうしたら、彼が少し強引に私の顎を持ってグイっと私の顔をあげて、
「……んッ」
私の唇を奪った。
強引だけど、相変わらず優しいキスで。
「リフィルさん。キミがブスなわけがない。私がいつもお世辞や嘘でキミを綺麗だの可愛いだのと言っていると思っていたのか?」
「……私は……ブスです。ダリアス様にはそうハッキリ言われて……むしろそれが一番の原因だとでも言いたそうに……婚約破棄を申し待たされましたもの」
「ダリアスは、みんなにそのセリフを吐くって知っているかな?」
「え……?」
「奴はね、全部自分の物にしたがるんだ。だから、女性をブスだのなんだのと言って傷つけて、それでも自分ならお前の面倒を見てやらなくもない、みたいに脅すのさ。そんな風にして彼の愛人になっていく貴族令嬢を何人も見てきた」
「そ、そうなのですか……」
「けれどあんな奴の言葉なんて、何一つ信じなくて良い。だから何度でも言う。リフィルさん、キミは美しい。素敵だ。世界で一番愛おしい」
嬉しい。
いつもシュバルツ様はそう言ってくださる。
「輝くようなプラチナブロンドのその髪。宝石のように煌めくその淡いグリーンの瞳。可愛らしい目鼻立ちではにかむその笑顔。性格は当然ながら、キミのその容姿全ても私にとっては至高で可愛らしくて愛おしいんだ、リフィルさん」
「シュ、シュバルツ、様……」
胸の高鳴りがおさまらない。彼の言葉はきっと間違いなく本当の気持ち。
嬉しいけれど、でも、そこまで。
それ以上には進まない。
だから私は……。
「リフィルさん」
「あっ……」
そう言って彼は私を抱き寄せた。
力強い逞しい胸元に引き寄せられ、思わず身体がほてる。
「……キミがよければ今宵、私はキミの全てを見たい」
「え……?」
「生まれたままの……キミと、全てを通じ合いたい」
「だ、だってシュバルツ様……私が成人になるまではと毎日そう言って……」
「うん、そうだ」
「わ、私が成人するのは明日。だからまだ駄目だって先程も……」
「そうだ。だけど、今はもう良いんだよ」
「え?」
「至高の大四角。あれがこの屋敷の北西に見え始めている。つまりは、もう刻は明日になった。そう、キミはもう成人したんだ」
それでシュバルツ様は私に星空を……。
「あっ……」
彼は力強く私を抱きしめた。
ドキドキする。
そして少しその力を緩めると、再び私にキスをしてくれた。
「好きだ。リフィルさん。キミが大好きだ。私だって男だ。本当はずっと、ずっと我慢してきた」
「う、うそ……シュバルツ様が……そんな……」
「本当さ。キミの事を考えていつも、変な下心ばかりを持ってしまっていた。そんな事がキミに伝われば、嫌われてしまうと思っていた」
私と……同じ……。
「けれど、またキミに言わせてしまったね。先に。本当にすまない。成人まで、なんていうのは私の言い訳だった。嫌われたくなかったんだ」
「わ、私だって同じですわ! だけど、もしかしたらシュバルツ様は私がブスだからそういう事をしたがらないのかと勘ぐってしまって……」
「そんなわけがない。私の胸に手を当ててくれ」
そう言って、彼は私の手を引いて自身の心臓へと当てる。
「こんなにもキミにドキドキしている。キミが可愛くて愛おしすぎるからだ」
「シュバルツ様……」
「リフィルさん。そういうわけだ。キミがよければ……」
私は彼のその申し出を笑顔で頷き、
「はい。喜んで」
謹んで受けた。
「やっと笑ってくれた」
「ご、ごめんなさい……」
「いや、私の方こそもどかしい思いをさせていてすまなかった」
「そんな……あっ」
グイっと彼が私を引き寄せ抱きしめ直した。
そして私の耳元で、
「……その、初めて、だから。私も……上手く、できないかもしれないが」
そう囁いたのだった――。
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