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第二部 セルフィニエ辺境伯領編
第百二十六話 平和な授業
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教室に入るとチェルソくんの姿はなかった。
僕とケイスくんで話をしていたから、丁度よく授業の始まる時間になっている筈だけれど。
僕の視線に気が付いたようにクレア先生が口を開く。
「チェルソお坊ちゃまは今日は魔術の授業の日でございます」
そっか。
ケイスくんとチェルソくんもそれぞれ音楽と魔術の授業を受けてるんだもんね。
となると三人全員が揃う日の方が稀なのかもしれない。
その後クレア先生から時間割について軽く説明を受けた。
魔術の授業は体力を消耗するので最初のうちは週に一度だけ。
音楽の授業は週に三回、午前か午後の半日だけ。半日音楽の授業を受けたらもう半日はクレア先生からの授業を受ける。
残る一日は全日クレア先生からの授業を受ける、というのが僕の時間割だそうだ。
僕の場合座学はかなり進んでいるけれど楽器の方はまったくの初心者なので、音楽の授業の時間が多めにとられている。
ケイスくんとチェルソくんもそれぞれの進度に合わせて時間割をカスタマイズされているらしい。三人しか子供がいないとそれだけ丁寧な教育もできるんだね。
ケイスくんはもう十歳なのでこの他に剣術も学んでいるらしい。
「へえ、すごいね!」
それを聞いて僕は思わず口に出してしまった。
「ああいや、それほどでもない……です」
隣の席に座っていたケイスくんが顔を赤くさせてそっぽを向く。
その様子にクレア先生は目を見張ったのだった。
「まあ……」
僕がケイスくんと仲良くなってるのが意外だったのかな?
「ごほん、では授業を始めましょうか」
先生の咳払いを合図にその日の授業が始まった。
「そういえば魔術の授業が始まるのですから、殿下には古代語の授業も必要ですね」
歴史の教科書とにらめっこしている最中、不意にクレア先生が話しかけてきた。
「古代語?」
「ええ、魔術を使う時に使用する言語ですよ」
そういえば前に乳母に僕は魔術の授業を受けられないのかと聞いた時に「呪文を読めなきゃダメなんですよ」と言われた気がする。その呪文を覚えられるのか!
「呪文を教えてもらえるの?」
「いえ、呪文自体はバスティアン様の領分でございます。私が教えて差し上げられるのはその呪文で使用される文字の読み方や発音です」
「へえー」
「早速明日から古代語の授業も開始しましょう」
そういう訳で僕は古代語を学ぶことになった!
わーい。
僕とケイスくんで話をしていたから、丁度よく授業の始まる時間になっている筈だけれど。
僕の視線に気が付いたようにクレア先生が口を開く。
「チェルソお坊ちゃまは今日は魔術の授業の日でございます」
そっか。
ケイスくんとチェルソくんもそれぞれ音楽と魔術の授業を受けてるんだもんね。
となると三人全員が揃う日の方が稀なのかもしれない。
その後クレア先生から時間割について軽く説明を受けた。
魔術の授業は体力を消耗するので最初のうちは週に一度だけ。
音楽の授業は週に三回、午前か午後の半日だけ。半日音楽の授業を受けたらもう半日はクレア先生からの授業を受ける。
残る一日は全日クレア先生からの授業を受ける、というのが僕の時間割だそうだ。
僕の場合座学はかなり進んでいるけれど楽器の方はまったくの初心者なので、音楽の授業の時間が多めにとられている。
ケイスくんとチェルソくんもそれぞれの進度に合わせて時間割をカスタマイズされているらしい。三人しか子供がいないとそれだけ丁寧な教育もできるんだね。
ケイスくんはもう十歳なのでこの他に剣術も学んでいるらしい。
「へえ、すごいね!」
それを聞いて僕は思わず口に出してしまった。
「ああいや、それほどでもない……です」
隣の席に座っていたケイスくんが顔を赤くさせてそっぽを向く。
その様子にクレア先生は目を見張ったのだった。
「まあ……」
僕がケイスくんと仲良くなってるのが意外だったのかな?
「ごほん、では授業を始めましょうか」
先生の咳払いを合図にその日の授業が始まった。
「そういえば魔術の授業が始まるのですから、殿下には古代語の授業も必要ですね」
歴史の教科書とにらめっこしている最中、不意にクレア先生が話しかけてきた。
「古代語?」
「ええ、魔術を使う時に使用する言語ですよ」
そういえば前に乳母に僕は魔術の授業を受けられないのかと聞いた時に「呪文を読めなきゃダメなんですよ」と言われた気がする。その呪文を覚えられるのか!
「呪文を教えてもらえるの?」
「いえ、呪文自体はバスティアン様の領分でございます。私が教えて差し上げられるのはその呪文で使用される文字の読み方や発音です」
「へえー」
「早速明日から古代語の授業も開始しましょう」
そういう訳で僕は古代語を学ぶことになった!
わーい。
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