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第二部 セルフィニエ辺境伯領編
第百四十二話 チェルソくんとおしゃべり
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バスティアンさんに怒られてしまった。
僕はしょんぼりとしながら昼食を摂る為に部屋に戻るところだった。
「あっ、カレン殿下だ」
ふと可愛らしい声が横合いからかかる。
見るとチェルソくんがいた。
「殿下、はじめての魔術の授業だったんだよね? どうでした?」
チェルソくんのピュアな瞳に見つめられては誤魔化す訳にはいかない。
僕は魔術の授業で何か失敗をしてしまって怒られてしまったことを話した。
「そっか……残念でしたね」
チェルソくんは眉を下げて一緒にしょんぼりしてくれた。
なんていい子なんだろう。
「でもきっと、大事なことだったんです。お父様は魔術に関することで嘘はいいません」
そうだ、チェルソくんはバスティアンさんの息子さんなんだった。
チェルソくんの前でバスティアンさんの悪口を言わなくて良かった。
そもそも悪口言おうなんて思ってないけれど。
「お父様は魔術について話すとき、いっつもたのしそうなんです。だれよりも魔術にたいして真剣で……だから、えっと……」
「うん、分かるよ。バスティアンさんは専門家なんだもんね。そのバスティアンさんの意見を素直に聞いた方がいいって僕も分かってる」
チェルソくんが一生懸命に伝えようとしていることを汲み取って頷く。
バスティアンさんが楽しそうに真剣に自分の息子に魔術について語らう姿がありありと想像できる。
「お父様は魔術はうつくしいものだって言ってました。使えるようになるときっとたのしいと思います。だから、がんばってください!」
「うん! ありがとねチェルソくん!」
心機一転、来週こそは魔術の勉強を頑張ろう。
僕は少し元気を取り戻したのだった。
楽しいものだったら僕も使えるようになりたいもの。
「あとね、ケイくんもさいきんがんばってるんです」
チェルソくんはケイスくんの顔を思い浮かべているのか、ほっぺたにえくぼを浮かべて微笑んでいる。
「ぼくとていねいな口調でしゃべる練習をして、へんな口調になってました。ふふっ」
笑顔になると花が咲いたようにチェルソくんの雰囲気は可愛らしくなる。
「チェルソくんはケイスくんと仲がいいんだね」
「うん、ケイくんはぼくのともだちだから」
きっとケイスくんもチェルソくんの前ではいいお兄ちゃんなのだろう。
チェルソくんから色んな人の話を聞けて僕も楽しかった。
よし、午後からの授業も頑張るぞ!
僕はしょんぼりとしながら昼食を摂る為に部屋に戻るところだった。
「あっ、カレン殿下だ」
ふと可愛らしい声が横合いからかかる。
見るとチェルソくんがいた。
「殿下、はじめての魔術の授業だったんだよね? どうでした?」
チェルソくんのピュアな瞳に見つめられては誤魔化す訳にはいかない。
僕は魔術の授業で何か失敗をしてしまって怒られてしまったことを話した。
「そっか……残念でしたね」
チェルソくんは眉を下げて一緒にしょんぼりしてくれた。
なんていい子なんだろう。
「でもきっと、大事なことだったんです。お父様は魔術に関することで嘘はいいません」
そうだ、チェルソくんはバスティアンさんの息子さんなんだった。
チェルソくんの前でバスティアンさんの悪口を言わなくて良かった。
そもそも悪口言おうなんて思ってないけれど。
「お父様は魔術について話すとき、いっつもたのしそうなんです。だれよりも魔術にたいして真剣で……だから、えっと……」
「うん、分かるよ。バスティアンさんは専門家なんだもんね。そのバスティアンさんの意見を素直に聞いた方がいいって僕も分かってる」
チェルソくんが一生懸命に伝えようとしていることを汲み取って頷く。
バスティアンさんが楽しそうに真剣に自分の息子に魔術について語らう姿がありありと想像できる。
「お父様は魔術はうつくしいものだって言ってました。使えるようになるときっとたのしいと思います。だから、がんばってください!」
「うん! ありがとねチェルソくん!」
心機一転、来週こそは魔術の勉強を頑張ろう。
僕は少し元気を取り戻したのだった。
楽しいものだったら僕も使えるようになりたいもの。
「あとね、ケイくんもさいきんがんばってるんです」
チェルソくんはケイスくんの顔を思い浮かべているのか、ほっぺたにえくぼを浮かべて微笑んでいる。
「ぼくとていねいな口調でしゃべる練習をして、へんな口調になってました。ふふっ」
笑顔になると花が咲いたようにチェルソくんの雰囲気は可愛らしくなる。
「チェルソくんはケイスくんと仲がいいんだね」
「うん、ケイくんはぼくのともだちだから」
きっとケイスくんもチェルソくんの前ではいいお兄ちゃんなのだろう。
チェルソくんから色んな人の話を聞けて僕も楽しかった。
よし、午後からの授業も頑張るぞ!
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