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10章 この世界への溶性
順調な勝利
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1つはグラシアノとギローディエが戦ってギローディエの力を吸収するため。エルフの森の時点では、グラシアノはギローディエに敵わなかった。けれども今はおそらく勝てる。そして勝つことができるなら、ソルがギローディエから力をもたらす何か、仮にコアと言うとして、それをギローディエと分離して取り出す。ソルにはそれができるそうだ。先日、ウォルターとソルはビアステット家にその許可を取りに行った。
2つ目は万一グラシアノが魔王になったとしても、地上で生きていけるようにするためだ。真理が見た未来では、魔王となったグラシアノはダンジョン内に魔王として引きこもる。けれどもグラシアノは地上で生きるべきだ。
グラシアノはただでさえ恐ろしい魔族。けれどもグラシアノを知っている者はグラシアノが危険ではないと知っている。グラシアノが魔王となった時にどうなるかはわからないけれども、これまでを見ればその姿は変わってもグラシアノの本質は変わらなかった。だから魔王であったとしても、ゲンスハイマー家にきちんと所属していれば討伐なんてされずに地上で行きていける、のかもしれない。
グラシアノ本人をこのエスターライヒに定着させる。危険な存在でないというアピールをする。この武闘大会をそのために利用する。そして丁度巡り合わせもよい。
「グラシアノ、次はハンナです」
「えっ? アーバン家の?」
「そうです。丁度隣の闘技場で試合が終わったところです」
四つ並ぶ隣の闘技場では、ハンナが両腕を上げて称賛を浴びていた。この闘技場はとても広い。本戦一次では全体を4つの区画にわけ、さらにその1つの区画に4つのステージが設えられている。試合は1時間ごとに行われ、同じ時間帯に勝ち上がった者が次の対戦相手となる。私たちの次の対戦は3時間後だ。その時に対戦相手とも良好な関係が築けることを示せれば、グラシアノのアピールになる。
ハンナもこちらに気がついたようで、手を振りながら近づいてきた。
「ジャスティン、お疲れ」
「ハンナもお疲れ様です。次はグラシアノとですね」
「ああ。てかグラシアノが出るのか?」
「あの、よろしくお願いします」
「おう、よろしくな。そういえばザビーネ様はどこに行かれたんだろう」
「きっとマリオン様と一緒に食事処ですね。『幸運の宿り木亭』が屋台を出しているんですよ」
「えっまじで」
広い円形の闘技場の外周をぐるりと囲むようにたくさんの屋台が設置されている。その中の特に人だかりができている屋台がヘイグリットの屋台だ。
……このグローリーフィアダンジョンの48階階層ボス。いずれ戦うべき相手。なぜ彼が地上で飲食店をやっているのかはわからない。けれども、ヘイグリットはとても楽しそうに飲食店を営んでいる。
そしてグラシアノにとても良く似ているアレグリット。アレグリット商会で何度か会ったが、背の高い豪放な男だった。真理は夢の中には出て来たことはないと言っていた。グラシアノとは直接遭遇していないが、エルフの森でアレグリットが現れた時、グラシアノはその存在を感知した。
だからグラシアノとは吸収し合う存在なのだろう。だからヘイグリットからグラシアノの存在を聞いて、最近は地上には出ていないのだと推測される。
ヘイグリット、つまりダンジョンに住まう者が地上に出て来ているのなら、魔王が出て来てもおかしくはない。
真理が言うには魔王は魔族だ。けれどもアレグリットの額には角がない。ソルが言うには魔族にとって角はその力の源で、それが欠ければ固有の力の制御が難しくなるそうだ。そして真理の夢では魔王が地上に出て来たことはないという。
アレグリットはヘイグリットを連れている。そのことからも、アレグリットは魔王に近しい魔王ではない存在、という可能性が高いように思われる。魔王は何故ヘイグリットやアレグリットに地上で店を経営させているのか。それを突き詰めれば、魔王は人間と敵対的な存在ではないのかもしれないという推測がつく。魔王とはどういう存在なんだろうか。
けれども私は魔王を倒したい。そうでなければ私は私の価値を示せない。
「ザビーネ様、申し訳ありません、席をお取り頂いて」
その声に見上げると人数分の席が確保されていて、マリオン様とザビーネ様が談笑されていた。丁度アレクとカリーナが弁当を買って戻って来たところだ。今日のヘイグリットの店は弁当販売のみで、メインのパンに加えて用意されたおかずから好みのものを複数種類選んで箱に詰めてもらう珍しい形式だ。他の屋台のように都度料理を作るのなら、ヘイグリットの店なら渋滞を起こしてしまうだろう。
広げられた弁当はどでもカラフルで、嗅いだことのない香りを漂わせている。
「ありがとうございます、アレク。本来は私がすべきことですのに」
「構わない。仕事は分け合うべきだ。それより俺たちの対戦は遠そうだな」
少なくとも、アレクとは区画が異なるから、一回戦の間は当たることがない。
「ギローディエと闘うことが優先ですから、もし先にアレクと当たれば勝ちは譲っていただきますよ」
「わかっている。けれども本気でやってほしい」
わずかにため息が漏れた。
アレクと闘うことは正直気が進まない。私はアレクには敵わないからだ。勝ちを譲られるのは癪だ。
確かに瞬間的な攻撃力や素早さといった面では私のほうが勝るのかもしれない。けれども私には大きく欠けている部分がある。それは一撃の打たれ弱さであり、スタミナのなさだ。そもそも私はアレクほど強靭な肉体を持っていない。強い攻撃を受けると踏みとどまれない。だからその戦い方は避けること、つまり逃げを主眼にしてアレクの隙を突くしかない。そしてすぐに疲れる。だから長期戦となれば勝ち目などはない。
寝物語に聞いた英雄。そのように戦えるほど、私は強くはなかった。アレクに敵うほど強くは。キヴェリア王国の王子。どうして全てを持つ者というのが存在しているのだろう。
アレクは私の戦い方をよく知っている。だから油断したりはしないだろう。つまり私はアレクに勝てない。
「そもそも強い相手に当たればその前に負けてしまいますよ。そういえば、スケルタスという方が強いと伺いました」
「そのようだな。残念ながら俺とも別の会場だからその戦う姿というものは見ていないが、圧倒的という噂を聞いた」
「サンダー・ドラゴンに1人で挑んでいるというのでしょう? 正気の沙汰とは思えない」
「全くだ。もしそちらが突破されれば39階層攻略が最優先だな」
今、スケルタスは35階層に留まっている。けれども1人でサンダー・ドラゴンが突破できるのなら、39階層まではあっという間に辿り着くだろう。39階層階層ボスはダンセフェスト。グラシアノと同じ存在だ。だからグラシアノを強化するには、私たちが最初にダンセフェストを倒し、グラシアノに吸収させなければならない。ギローディエは後回しになる。
スケルタスは別の区画の会場で戦っている。午前に一試合、先程の私たちと同じ時間帯に一試合戦ったそうだが、試合が終わればすぐにダンジョンに潜ったそうだ。
午後が始まり、グラシアノはハンナを倒した。
知り合いということで最初は戸惑ってはいたようだが、そのうちいつもの立ち回りを取り戻し、最終的にはハンナを押し倒し、短剣をその喉元に押し当てて勝利した。
「勝者、ゲンスハイマー家テイムモンスター、魔族、グラシアノ!」
魔族という言葉に会場中がざわめく。けれどもグラシアノはハンナに手を差し伸べて助け起こし、戸惑うグラシアノの腕をハンナが高く掲げた時、そのざわめきは大きな拍手に変わった。
2つ目は万一グラシアノが魔王になったとしても、地上で生きていけるようにするためだ。真理が見た未来では、魔王となったグラシアノはダンジョン内に魔王として引きこもる。けれどもグラシアノは地上で生きるべきだ。
グラシアノはただでさえ恐ろしい魔族。けれどもグラシアノを知っている者はグラシアノが危険ではないと知っている。グラシアノが魔王となった時にどうなるかはわからないけれども、これまでを見ればその姿は変わってもグラシアノの本質は変わらなかった。だから魔王であったとしても、ゲンスハイマー家にきちんと所属していれば討伐なんてされずに地上で行きていける、のかもしれない。
グラシアノ本人をこのエスターライヒに定着させる。危険な存在でないというアピールをする。この武闘大会をそのために利用する。そして丁度巡り合わせもよい。
「グラシアノ、次はハンナです」
「えっ? アーバン家の?」
「そうです。丁度隣の闘技場で試合が終わったところです」
四つ並ぶ隣の闘技場では、ハンナが両腕を上げて称賛を浴びていた。この闘技場はとても広い。本戦一次では全体を4つの区画にわけ、さらにその1つの区画に4つのステージが設えられている。試合は1時間ごとに行われ、同じ時間帯に勝ち上がった者が次の対戦相手となる。私たちの次の対戦は3時間後だ。その時に対戦相手とも良好な関係が築けることを示せれば、グラシアノのアピールになる。
ハンナもこちらに気がついたようで、手を振りながら近づいてきた。
「ジャスティン、お疲れ」
「ハンナもお疲れ様です。次はグラシアノとですね」
「ああ。てかグラシアノが出るのか?」
「あの、よろしくお願いします」
「おう、よろしくな。そういえばザビーネ様はどこに行かれたんだろう」
「きっとマリオン様と一緒に食事処ですね。『幸運の宿り木亭』が屋台を出しているんですよ」
「えっまじで」
広い円形の闘技場の外周をぐるりと囲むようにたくさんの屋台が設置されている。その中の特に人だかりができている屋台がヘイグリットの屋台だ。
……このグローリーフィアダンジョンの48階階層ボス。いずれ戦うべき相手。なぜ彼が地上で飲食店をやっているのかはわからない。けれども、ヘイグリットはとても楽しそうに飲食店を営んでいる。
そしてグラシアノにとても良く似ているアレグリット。アレグリット商会で何度か会ったが、背の高い豪放な男だった。真理は夢の中には出て来たことはないと言っていた。グラシアノとは直接遭遇していないが、エルフの森でアレグリットが現れた時、グラシアノはその存在を感知した。
だからグラシアノとは吸収し合う存在なのだろう。だからヘイグリットからグラシアノの存在を聞いて、最近は地上には出ていないのだと推測される。
ヘイグリット、つまりダンジョンに住まう者が地上に出て来ているのなら、魔王が出て来てもおかしくはない。
真理が言うには魔王は魔族だ。けれどもアレグリットの額には角がない。ソルが言うには魔族にとって角はその力の源で、それが欠ければ固有の力の制御が難しくなるそうだ。そして真理の夢では魔王が地上に出て来たことはないという。
アレグリットはヘイグリットを連れている。そのことからも、アレグリットは魔王に近しい魔王ではない存在、という可能性が高いように思われる。魔王は何故ヘイグリットやアレグリットに地上で店を経営させているのか。それを突き詰めれば、魔王は人間と敵対的な存在ではないのかもしれないという推測がつく。魔王とはどういう存在なんだろうか。
けれども私は魔王を倒したい。そうでなければ私は私の価値を示せない。
「ザビーネ様、申し訳ありません、席をお取り頂いて」
その声に見上げると人数分の席が確保されていて、マリオン様とザビーネ様が談笑されていた。丁度アレクとカリーナが弁当を買って戻って来たところだ。今日のヘイグリットの店は弁当販売のみで、メインのパンに加えて用意されたおかずから好みのものを複数種類選んで箱に詰めてもらう珍しい形式だ。他の屋台のように都度料理を作るのなら、ヘイグリットの店なら渋滞を起こしてしまうだろう。
広げられた弁当はどでもカラフルで、嗅いだことのない香りを漂わせている。
「ありがとうございます、アレク。本来は私がすべきことですのに」
「構わない。仕事は分け合うべきだ。それより俺たちの対戦は遠そうだな」
少なくとも、アレクとは区画が異なるから、一回戦の間は当たることがない。
「ギローディエと闘うことが優先ですから、もし先にアレクと当たれば勝ちは譲っていただきますよ」
「わかっている。けれども本気でやってほしい」
わずかにため息が漏れた。
アレクと闘うことは正直気が進まない。私はアレクには敵わないからだ。勝ちを譲られるのは癪だ。
確かに瞬間的な攻撃力や素早さといった面では私のほうが勝るのかもしれない。けれども私には大きく欠けている部分がある。それは一撃の打たれ弱さであり、スタミナのなさだ。そもそも私はアレクほど強靭な肉体を持っていない。強い攻撃を受けると踏みとどまれない。だからその戦い方は避けること、つまり逃げを主眼にしてアレクの隙を突くしかない。そしてすぐに疲れる。だから長期戦となれば勝ち目などはない。
寝物語に聞いた英雄。そのように戦えるほど、私は強くはなかった。アレクに敵うほど強くは。キヴェリア王国の王子。どうして全てを持つ者というのが存在しているのだろう。
アレクは私の戦い方をよく知っている。だから油断したりはしないだろう。つまり私はアレクに勝てない。
「そもそも強い相手に当たればその前に負けてしまいますよ。そういえば、スケルタスという方が強いと伺いました」
「そのようだな。残念ながら俺とも別の会場だからその戦う姿というものは見ていないが、圧倒的という噂を聞いた」
「サンダー・ドラゴンに1人で挑んでいるというのでしょう? 正気の沙汰とは思えない」
「全くだ。もしそちらが突破されれば39階層攻略が最優先だな」
今、スケルタスは35階層に留まっている。けれども1人でサンダー・ドラゴンが突破できるのなら、39階層まではあっという間に辿り着くだろう。39階層階層ボスはダンセフェスト。グラシアノと同じ存在だ。だからグラシアノを強化するには、私たちが最初にダンセフェストを倒し、グラシアノに吸収させなければならない。ギローディエは後回しになる。
スケルタスは別の区画の会場で戦っている。午前に一試合、先程の私たちと同じ時間帯に一試合戦ったそうだが、試合が終わればすぐにダンジョンに潜ったそうだ。
午後が始まり、グラシアノはハンナを倒した。
知り合いということで最初は戸惑ってはいたようだが、そのうちいつもの立ち回りを取り戻し、最終的にはハンナを押し倒し、短剣をその喉元に押し当てて勝利した。
「勝者、ゲンスハイマー家テイムモンスター、魔族、グラシアノ!」
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