何でもありな異世界冒険~目指せ!スローライフ~

ame

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16.従魔登録するらしい

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フェンリルを従魔に出来たはいいが、この世界はテイマーみたいなんはあるんかな?
俺だけ特殊とかそういうのんは嫌やなぁ。

帰ったら誰か教えてくれるかな?
公爵さんたちとか

「当初の目的は達成したから、家に帰るか!
てか、お前なんであんな怪我しよったん?
襲われたんか?」

狼雨は、首を傾げながらこちらを見る。
めっちゃ可愛い。

普通に4足で立って同じ目線とか、マジでクソデカいな。
フェンリルってこんなデカいんやな。
まぁ、神様丸呑みするって話やしな

フェンリルがおるんやったら、ヨルムンガンドとかもおるんかな?
クソデカい蛇。

まぁ、おったとて、仲間にすんのはちとキツイな!
お家入らんやろうし。
ちっちゃくなれるんやったら、いけるかもせえへんけど

つか、狼雨もちっちゃくなれへんかな?
このまま街に入ったらびっくりされん?
大丈夫かなぁ?

「なぁ、狼雨?ちっちゃくなれん?
大きすぎて怖がられるかもせえへんから、一回りぐらいでもええから
無理かな?」

狼雨は、首を傾げながら小さくなった。
顔がめっちゃコレ?って言うてるみたいや。
かわええ~
ニヤニヤしちゃう

ゴールデンレトリバーぐらいの大きさになった。
これぐらいやったら、全然いけるやろ!
「お前、かしこやな!」
頭をぐりぐりと撫でくりまわす。
狼雨は、目を細めて尻尾を振って喜んでいた。
可愛い。

モン○ターボールみたいなやつ無いんかな。
君に決めた!ってやりたい。
まぁ、1匹しかおらんけど……

「さて、家に帰るか!」と言うと、狼雨がまた大きくなり、乗れと言わんばかりに体制を低くして乗りやすくしている。

「マジか!乗ってええんか?」 

「ガウッ!」

背中に乗り、直ぐに走り出したが、スゴいスピードやった。
めっさ早い!
ジェットコースターより速いんちゃうか?

あっちゅう間に到着し、門から少し離れたとこで降ろしてもらってかつ、小さくなってもらった。
ここ大事よ。
みんなビックリするからな!

門のおっちゃんに、グレートウルフの子供か?って聞かれたけど、俺まずグレートウルフ知らんねんな

「そうです!」

っててけとー言うてもうたけど。
ごめんな!おっちゃん!

スマホの時計を見ると16時

それなりにええ時間になってたんやな。
屋台に寄って、ホーンボアの串焼きを10本買うとく。
夕飯前のおやつや!
1つは、狼雨にあげてみた。
めっさ、がっついて食べたからお腹空いてたんやな。

家に帰る前に、ギルドに寄って例のアレを金に変える。
そう、クマや。

ブラッディー・ベア

コイツを金に変えて、たこ焼き器を買うんや!
たこ焼き食いたいねん!
前まで、いつでも食えるわってなってたからそない要らんかったけど、食えんってなったら食いたくなんねん!
何か知らんけど!

ギルドの窓口で、ブラッディー・ベアを渡して解体もしてもらう。

「この熊って、肉食えます?」

「食べれますよ?
好む人は、少ないですけど……」
と、苦笑いされたので、肉も売ることにした。

ブラッディー・ベアは全部で金貨20枚になった。
そこそこええ値段。
爪やら牙やら角やらが加工したら、貴族に高値で売れるらしい。

へぇ~。
金持ちの趣味は分からん。

金を受け取り、ついでに
従魔がいるが登録とかしないとダメか聞くと、一応しておいたほうが良いらしい。
誤って討伐されたりって事があるとの事。
フェンリルって倒せんの?

「じゃあ、登録もお願いします。」

「畏まりました。
では、こちらの方で登録させて頂きますね。
あと、従魔には分かりやすい様に首輪や目印になるものを着けて下さい。
ギルドの方でも販売しております。」

「分かりました。
首輪か……
ん~~迷うな~
ピアスとかもあるんか
コレって付けるの痛いです?」

「ピアスですか?
いえ、こちらは痛みを感じない様になっております。
腕輪を嵌めるみたいな感覚ですね。」

「なるほど
狼雨、どないする?
自分が選び。
どれがええ?」

狼雨が選んだのは、輪っかタイプのピアスやった。
早速、つけてみる。
何か、ピアスっていうかイヤリングみたいやな。

ピアスに個体名やら識別コードみたいなんが登録されるらしい。
俺のギルドカードにも従魔欄が出来ており、そこに狼雨の名前が新たに記載されていた。

登録も完了したし!
今度こそ家に帰るか!

ほいで、今日の晩ごはんはたこ焼きや!
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