10 / 11
第1章 賢者の世迷言
航海のその先に
しおりを挟む
穏やかな天候が続いているお陰で、今日の航海も順風満帆である。
メインマストに寄りかかり、甲板の上で作業する屈強な水夫達の様子を眺めていると、後方から自分を呼ぶ声が聞こえる。
「エルグリン、何処に居るの~?」
呼ぶ者の姿は、自分の生き写しというか、鏡を見ているみたいと言うべきか、エルフ特有の、目の色・髪の色・整った顔立ち・尖った耳だけで無く、服装まで上下淡緑の狩人服で、違うのは性別と性格くらいしかない。自分はいわゆる双子の弟にあたる位置にいる。
「ここだよ、エルミア。ずっと室内に籠っているより、潮風に当たっていた方が気分が楽になるよ」
「私は読書してるから平気。それに、森の風と違ってベタベタしてるのが私は嫌だな~。そんなことより、母様がまた気分悪いって言ってるよ」
エルグリンは溜め息をつく。この話は航海が始まってからこれで三度目である。
「ただの船酔いだよ。それよりも、ジジ様の部屋に行こう?船酔いに効果的な薬があるかもしれないしね」
「行くのは良いけど、ジジ様は今、船長室で船長さんと会話中だと思うわ」
構わないさと、エルグリンは船長室に着くと直ぐに扉をノックする。
「どうぞ」
返事がしたので二人は中へと入る。室内には船長である、人間のボールズ船長が海図にコンパスを見ながら線を引いている。
「エルフの嬢ちゃん達か…おい、賢者様、孫達が来てるぞ」
船長室の片隅にジジ様のスペースが確保してある。
小さめのソファに腰掛けているのは二人の祖父、賢者ウォーレン=リーヴァネスである。
ウォーレンは二人を一瞥すると、手前の机に用意していた紙包をエルグリンに手渡す。
「これはさっき作った酔い止めだ。二回に分けて飲ましてやるといい」
包を開けると、複数の薬草で調合された薬丸が6個程入っていた。
「よく母の事だと分かりましたね。でも事前に分かっていたのでしたら、航海が始まる前に渡してあげていれば良かったのでは?」
「一週間もあれば、慣れてくれるものと考えていたのだがな。最後まで慣れる事は無い様だ。とにかく、それを早く飲ませてやるといい」
もう用事は済んだなと言わんばかりに、ウォーレンは足元に置いてある観葉植物に水を与えている。ありがとうございますと、エルグリンはまだ残ろうとするエルスールの腕をつかみ部屋を出た。
「何するのさ、薬ならエルミアが持って行けば良いだろ?僕はもうちょっとジジ様と話がしたいんだけど」
「もう、ジジ様が今から何をしようとしてたか気付かなかったの?」
?が頭の上に浮かぶ弟に、彼女は呆れて溜め息をつく。
「あの木は世界樹の木よ。今から森精霊人のサリマドールを呼び出すのだと思うわ」
「サリマドール⁈賢者じゃないか!それなら余計に見てみたいな」
「ダメよ!彼女は森精霊人なのよ?若い男は精気を吸われて干からびてしまうわ」
「う…でもさ、ジジ様はサリマドールを呼び出して何をするつもりなのさ?」
「そ、それは…彼女は世界中に連絡する手段を持っているらしいから、おそらくは情報の為よ。多分…」
「なら、確かめようよ」
エルグリンは身軽な動きで船長室の外壁を移動して行く。エルミアは、少しためらったが後を追った。
ジジ様が居た隅の裏側に着くと、中から話し声が微かに聞こえてくる。
「…そうか…ドワーフ達が…おそらく巨魔王の仕業だろう…いや………で良いだろう…」
少し聞き取り辛い。壁に耳を当て集中すると、ジジ様とは違う女性の声も聞こえてきた。
『ならばその件は彼奴に一任しよう。では、再び各地に撒かれた疫病の件はどうする?』
「その疫病は君で解析はできそうか?疫病の特定ができるのなら、即座に特効薬を私が調合してその材料と割合を各地の薬剤師に伝えるだけでいい。今回は我々が各地を回る訳にはいかないからな。自分達で乗り切ってもらわねば」
『そうだな、了解した。解析は私が引き受けよう。それで…後はヨハンと繋ぐのであろう?』
ヨハン⁈エルグリンとエルミアは目を見開いた。
ヨハン=アシュミード。その名は二人の父親の名前。物心ついた頃には姿を見せなくなった酷い人間。
ハーフエルフとして生まれた二人は、エルフ達の里では差別される存在であった。母は里の僻地に住み、二人をここまで育て上げてくれた。年に数日だけ母が留守の時があり、その際にはジジ様が面倒を見に来た。子供ながらに、母があの男と会っているのは勘付いていた。
二人は父親が嫌いである。帰って来た母が落ち込む姿を見るのも、その日を心待ちにしているのも、二人には嫌悪感しか浮かばない。
「ああ、投影を頼む」
しばらくの沈黙の後、聞こえる声が男の声へと変わった。
『おお、君から連絡をくれるとは嬉しいよ。丁度こちらからしようと考えていたところだったんだ』
「この愚か者!」
再開を喜ぶヨハンとは対照的に、ウォーレンは開口一番に罵った。エルグリン達は驚きのあまり海に落ちそうになる。
「下準備も無しにいきなり建国とは何事だ⁈大体、10年も連絡をできる状態で無かったのだぞ?御主が中心で世界に大事が起きると分かった時の私の感情はどうしてくれるのだ⁉︎」
『…ウォーレンには感謝しているよ。今回の件も、星占術で知っていたんだね。今も私の為に動いてくれているみたいだし、君には迷惑かけてばかりだな』
ウォーレンはふぅと一息入れ自分を落ち着かせる。
「今更だ。…それで?島の現状はどうなっている?」
『屍魔王の部下は今は私の指揮下にある。アンデット系ばかりなので、日中はダンジョン内で働かせている。島にある建物は補修次第で再利用可能な物が多い。人口は白竜一族が加わり、今の島民は212人。建国して3日、今のところは問題無しかな』
「白竜…フィリアの家族か。それは問題だな。早めに動かねばならないぞ。水路の状況、生態系の調査と安全を確保を急げ」
『何故、我等が問題なのだ?』
ヨハンの側に居たらしく、フィリアが聞き捨てならないと話に参加してきた。
「フィリア、君達は生態系の頂点に立つドラゴン一族だ。人間に比べ、1日に消費する食事の量は多大なものだ」
『わ、私は少食だぞ。本当だぞ?』
「ああ、分かっているとも。しかし、だ。これから先、人口が増えるに連れて食料の確保は最重要課題の一つなのだ。水も然りだ。水源はあるのだろうな?」
200頭を超えるドラゴンが1日に消費する食料は、3000人程の人間の食事の量と近い。アンデット系ばかりのこの島では、手付かずだった野生の動物達が数多く生息しているが、ドラゴン達が自由に乱獲すれば、長く持たない事は目に見えている。
『水源は、アスヴァロ火山の麓にある湖から都市や村にと水路が残っていて、少しの改修工事で島全土の建物で使用可能だろう。白竜一族には…家畜化が落ち着くまでは、食事の大半を魚で空腹を満たしてもらうとしよう』
「それで良い。私達が島に到着するまでに、水質調査と生態調査を終えていてくれ」
『分かった。やって置くよ。それで、いつ頃に着きそうなのかな?あと、人数は?』
「到着は明後日。私を含むエルフが20人、人間の船乗りが35人、計55人だ」
『明後日⁈君が居た里からだと一週間は掛かると思うが、かなり早いな』
「占いが出た次の日には里を出発したからな。人間達は全員、商用船の水夫だ。彼等は、自分達の貿易会社を持ちたいという願いを叶える為に島への航海を承諾してくれた。彼がこの船の船長だ」
ボールズ船長が定規片手に軽く会釈すると、ヨハンも笑顔で会釈を返した。
「当然だが、船にはアルイエルも、娘達も乗船している」
エルグリン達は冗談じゃないと、母の居る船室へと戻った。
まさか、父親の居る火山島に向かっていたなんて!行き先を知らされぬままにハーフエルフ達と航海に出る事になり、とうとう里からも追い出される事になったのだと思っていた。
「母様‼︎今すぐに船を降りましょう!この航海に付き合う必要はありません!」
二人して室内に入るなり、寝ている母に言い寄った。母はまだ気分が悪いままであったが、憂鬱な標準のまま上体を起こして二人の顔を見る。
「どうしたの?」
「このままだと彼奴の住む島に着いてしまいます!その前に小船で降りましょう」
「…⁈まさか、ヨハンが居るの⁈」
母が父が居る事に勘付いた瞬間に、今までの船酔いを忘れて笑顔になる。二人は母のその表情に、脱出はもう無理だと悟り落胆するのだった。
メインマストに寄りかかり、甲板の上で作業する屈強な水夫達の様子を眺めていると、後方から自分を呼ぶ声が聞こえる。
「エルグリン、何処に居るの~?」
呼ぶ者の姿は、自分の生き写しというか、鏡を見ているみたいと言うべきか、エルフ特有の、目の色・髪の色・整った顔立ち・尖った耳だけで無く、服装まで上下淡緑の狩人服で、違うのは性別と性格くらいしかない。自分はいわゆる双子の弟にあたる位置にいる。
「ここだよ、エルミア。ずっと室内に籠っているより、潮風に当たっていた方が気分が楽になるよ」
「私は読書してるから平気。それに、森の風と違ってベタベタしてるのが私は嫌だな~。そんなことより、母様がまた気分悪いって言ってるよ」
エルグリンは溜め息をつく。この話は航海が始まってからこれで三度目である。
「ただの船酔いだよ。それよりも、ジジ様の部屋に行こう?船酔いに効果的な薬があるかもしれないしね」
「行くのは良いけど、ジジ様は今、船長室で船長さんと会話中だと思うわ」
構わないさと、エルグリンは船長室に着くと直ぐに扉をノックする。
「どうぞ」
返事がしたので二人は中へと入る。室内には船長である、人間のボールズ船長が海図にコンパスを見ながら線を引いている。
「エルフの嬢ちゃん達か…おい、賢者様、孫達が来てるぞ」
船長室の片隅にジジ様のスペースが確保してある。
小さめのソファに腰掛けているのは二人の祖父、賢者ウォーレン=リーヴァネスである。
ウォーレンは二人を一瞥すると、手前の机に用意していた紙包をエルグリンに手渡す。
「これはさっき作った酔い止めだ。二回に分けて飲ましてやるといい」
包を開けると、複数の薬草で調合された薬丸が6個程入っていた。
「よく母の事だと分かりましたね。でも事前に分かっていたのでしたら、航海が始まる前に渡してあげていれば良かったのでは?」
「一週間もあれば、慣れてくれるものと考えていたのだがな。最後まで慣れる事は無い様だ。とにかく、それを早く飲ませてやるといい」
もう用事は済んだなと言わんばかりに、ウォーレンは足元に置いてある観葉植物に水を与えている。ありがとうございますと、エルグリンはまだ残ろうとするエルスールの腕をつかみ部屋を出た。
「何するのさ、薬ならエルミアが持って行けば良いだろ?僕はもうちょっとジジ様と話がしたいんだけど」
「もう、ジジ様が今から何をしようとしてたか気付かなかったの?」
?が頭の上に浮かぶ弟に、彼女は呆れて溜め息をつく。
「あの木は世界樹の木よ。今から森精霊人のサリマドールを呼び出すのだと思うわ」
「サリマドール⁈賢者じゃないか!それなら余計に見てみたいな」
「ダメよ!彼女は森精霊人なのよ?若い男は精気を吸われて干からびてしまうわ」
「う…でもさ、ジジ様はサリマドールを呼び出して何をするつもりなのさ?」
「そ、それは…彼女は世界中に連絡する手段を持っているらしいから、おそらくは情報の為よ。多分…」
「なら、確かめようよ」
エルグリンは身軽な動きで船長室の外壁を移動して行く。エルミアは、少しためらったが後を追った。
ジジ様が居た隅の裏側に着くと、中から話し声が微かに聞こえてくる。
「…そうか…ドワーフ達が…おそらく巨魔王の仕業だろう…いや………で良いだろう…」
少し聞き取り辛い。壁に耳を当て集中すると、ジジ様とは違う女性の声も聞こえてきた。
『ならばその件は彼奴に一任しよう。では、再び各地に撒かれた疫病の件はどうする?』
「その疫病は君で解析はできそうか?疫病の特定ができるのなら、即座に特効薬を私が調合してその材料と割合を各地の薬剤師に伝えるだけでいい。今回は我々が各地を回る訳にはいかないからな。自分達で乗り切ってもらわねば」
『そうだな、了解した。解析は私が引き受けよう。それで…後はヨハンと繋ぐのであろう?』
ヨハン⁈エルグリンとエルミアは目を見開いた。
ヨハン=アシュミード。その名は二人の父親の名前。物心ついた頃には姿を見せなくなった酷い人間。
ハーフエルフとして生まれた二人は、エルフ達の里では差別される存在であった。母は里の僻地に住み、二人をここまで育て上げてくれた。年に数日だけ母が留守の時があり、その際にはジジ様が面倒を見に来た。子供ながらに、母があの男と会っているのは勘付いていた。
二人は父親が嫌いである。帰って来た母が落ち込む姿を見るのも、その日を心待ちにしているのも、二人には嫌悪感しか浮かばない。
「ああ、投影を頼む」
しばらくの沈黙の後、聞こえる声が男の声へと変わった。
『おお、君から連絡をくれるとは嬉しいよ。丁度こちらからしようと考えていたところだったんだ』
「この愚か者!」
再開を喜ぶヨハンとは対照的に、ウォーレンは開口一番に罵った。エルグリン達は驚きのあまり海に落ちそうになる。
「下準備も無しにいきなり建国とは何事だ⁈大体、10年も連絡をできる状態で無かったのだぞ?御主が中心で世界に大事が起きると分かった時の私の感情はどうしてくれるのだ⁉︎」
『…ウォーレンには感謝しているよ。今回の件も、星占術で知っていたんだね。今も私の為に動いてくれているみたいだし、君には迷惑かけてばかりだな』
ウォーレンはふぅと一息入れ自分を落ち着かせる。
「今更だ。…それで?島の現状はどうなっている?」
『屍魔王の部下は今は私の指揮下にある。アンデット系ばかりなので、日中はダンジョン内で働かせている。島にある建物は補修次第で再利用可能な物が多い。人口は白竜一族が加わり、今の島民は212人。建国して3日、今のところは問題無しかな』
「白竜…フィリアの家族か。それは問題だな。早めに動かねばならないぞ。水路の状況、生態系の調査と安全を確保を急げ」
『何故、我等が問題なのだ?』
ヨハンの側に居たらしく、フィリアが聞き捨てならないと話に参加してきた。
「フィリア、君達は生態系の頂点に立つドラゴン一族だ。人間に比べ、1日に消費する食事の量は多大なものだ」
『わ、私は少食だぞ。本当だぞ?』
「ああ、分かっているとも。しかし、だ。これから先、人口が増えるに連れて食料の確保は最重要課題の一つなのだ。水も然りだ。水源はあるのだろうな?」
200頭を超えるドラゴンが1日に消費する食料は、3000人程の人間の食事の量と近い。アンデット系ばかりのこの島では、手付かずだった野生の動物達が数多く生息しているが、ドラゴン達が自由に乱獲すれば、長く持たない事は目に見えている。
『水源は、アスヴァロ火山の麓にある湖から都市や村にと水路が残っていて、少しの改修工事で島全土の建物で使用可能だろう。白竜一族には…家畜化が落ち着くまでは、食事の大半を魚で空腹を満たしてもらうとしよう』
「それで良い。私達が島に到着するまでに、水質調査と生態調査を終えていてくれ」
『分かった。やって置くよ。それで、いつ頃に着きそうなのかな?あと、人数は?』
「到着は明後日。私を含むエルフが20人、人間の船乗りが35人、計55人だ」
『明後日⁈君が居た里からだと一週間は掛かると思うが、かなり早いな』
「占いが出た次の日には里を出発したからな。人間達は全員、商用船の水夫だ。彼等は、自分達の貿易会社を持ちたいという願いを叶える為に島への航海を承諾してくれた。彼がこの船の船長だ」
ボールズ船長が定規片手に軽く会釈すると、ヨハンも笑顔で会釈を返した。
「当然だが、船にはアルイエルも、娘達も乗船している」
エルグリン達は冗談じゃないと、母の居る船室へと戻った。
まさか、父親の居る火山島に向かっていたなんて!行き先を知らされぬままにハーフエルフ達と航海に出る事になり、とうとう里からも追い出される事になったのだと思っていた。
「母様‼︎今すぐに船を降りましょう!この航海に付き合う必要はありません!」
二人して室内に入るなり、寝ている母に言い寄った。母はまだ気分が悪いままであったが、憂鬱な標準のまま上体を起こして二人の顔を見る。
「どうしたの?」
「このままだと彼奴の住む島に着いてしまいます!その前に小船で降りましょう」
「…⁈まさか、ヨハンが居るの⁈」
母が父が居る事に勘付いた瞬間に、今までの船酔いを忘れて笑顔になる。二人は母のその表情に、脱出はもう無理だと悟り落胆するのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】魔王を殺された黒竜は勇者を許さない
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
幼い竜は何もかも奪われた。勇者を名乗る人族に、ただ一人の肉親である父を殺される。慈しみ大切にしてくれた魔王も……すべてを奪われた黒竜は次の魔王となった。神の名づけにより力を得た彼は、魔族を従えて人間への復讐を始める。奪われた痛みを乗り越えるために。
だが、人族にも魔族を攻撃した理由があった。滅ぼされた村や町、殺された家族、奪われる数多の命。復讐は連鎖する。
互いの譲れない正義と復讐がぶつかり合う世界で、神は何を望み、幼竜に力と名を与えたのか。復讐を終えるとき、ガブリエルは何を思うだろうか。
ハッピーエンド
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/03/02……完結
2023/12/21……エブリスタ、トレンド#ファンタジー 1位
2023/12/20……アルファポリス、男性向けHOT 20位
2023/12/19……連載開始
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ
鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。
それが約50年前。
聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。
英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。
俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。
でも…英雄は5人もいらないな。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる