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どうやら俺も案外戦えるようです。
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月が見え始め、パーティーの人達は就寝の時間になった頃。
俺は、ソロリソロリと音を立てぬように爪先立ちをして歩きながら宿を出る。
その後をアリルが地面を擦りながらついて来る。
俺には力がない。
確かに魔力とMPはかなり高いほうだろう。それでも、その他が圧倒的に低い。俺は魔物と戦う力が欲しかった。それこそ、あのドラゴンとも戦って勝てるくらいに強くなりたかった。
かといって筋トレなんかを毎日しててもそこまでの強さは一生手に入らないだろう。
そんな事をするより圧倒的に強くなる方法がある。
それは、レベルを上げること。
俺には経験値二倍がある。それなら尚更レベルを上げる方が効率がいいだろう。
ではどうやってレベルを上げる?
それは、魔物を倒すこと。
その為に俺は外へ向かおうとしていた。
アリルがいれば勝てるかもしれない。そう思ったから行動に移した。
ガーズさんに連れてきてもらった時に、この街の付近ではあまり強くない魔物しかいなかったのを確認済みだ。
仮に危なくなってもテレポートがある。
なんとかなるだろう。
念の為あとでアリルをテレポートさせることが可能か調べるとするか。
宿を出てから、人目につかない場所へ行きテレポートを唱える。
目的地は街のすぐ外の森だ。
「転移魔法 ーテレポーテーションー 」
唱えてすぐに風景が変わる。
どうやらちゃんと森に出たようだ。
「キュっ」
アリルもきちんと来ている。成功のようだ。
--ギギギっ......
おっと、早速ゴブリンの登場だ。
それを見てアリルが魔法を唱え始める。
魔法を唱えているのかは分からないが、体から光が出るのはそうなんだろう。
「ちょっと待ってアリル!」
「キュイっ」
アリルを止める。
「ちょっとどれくらい戦えるか試したいんだ......。」
自分のスキルは使い方が分からなくても何故か使うことが出来る。
俺は基礎攻撃魔法のファイアボールを発動する。
発射された魔法はゴブリンの身体に触れると同時に小規模の爆発を起こして消える。
「グギィ......」
やはり多少は効くようだが致命傷を与えることは出来ないようだな。
次に、アリルにやったようにゴブリンをテレポートさせようと試みる。
だが、魔法はいつまで経っても発動されない。
どうやらなんらかの条件があるようだ。
その隙にゴブリンがこちらめがけて走ってくる。
ゴブリンが木の棍棒のようなもので攻撃をしようとするが、その攻撃は俺には当たらず空振りに終わる。
当たる前に俺はテレポートを使用した。
短距離であればあるほど詠唱に必要な時間は短くなる。
攻撃を避ける程度であればほんの一瞬で可能だ。
少し距離をおいた俺は、部屋においてあった小さめの果物ナイフを手に持つ。
念の為に持ってきておいた。
振り返り俺を見つけたゴブリンはこちらに威嚇する。
それと同時に俺はゴブリンの顔面目掛けてファイアボールを発射する。
そして、それが触れる瞬間にテレポートを発動する。
「グギギギっ......」
ファイアボールの爆発で視界を奪われたゴブリンは俺を見失う。
「後ろだよ。」
すぐ後ろにテレポートした俺は、ナイフをゴブリンの首に突き刺す。
「ギィ!ギィ!」
ゴブリンは後ろに振り返るとすぐに、最後の命を振り絞り棍棒を振り下ろす。
だが、そこに俺はもういない。
刺してすぐに俺は少し後ろにテレポートで引いていた。
ゴブリンは、攻撃を空ぶると力尽きて地面へと倒れる。
するとすぐに、自分の中に何かが入ってくるのを感じる。
それと同時に力が溢れてくるような感覚に襲われる。
これがレベルアップだろうか。
俺はステータスを開く。
アークウェル《人》Lv.7 空魔
HP:52/52 MP:1353/1353
力:23 防:19
速:25 魔:982
《スキル》
空間魔法 Lv.7
基礎攻撃魔法 Lv.2
言語理解
ふむ......。予想以上に一体でレベルが上がった。
この調子であればすぐに強くなれそうだ。
その時のアークウェルとアリルは気付いていなかった。
その後ろからする、強大で純粋な殺意を。
俺は、ソロリソロリと音を立てぬように爪先立ちをして歩きながら宿を出る。
その後をアリルが地面を擦りながらついて来る。
俺には力がない。
確かに魔力とMPはかなり高いほうだろう。それでも、その他が圧倒的に低い。俺は魔物と戦う力が欲しかった。それこそ、あのドラゴンとも戦って勝てるくらいに強くなりたかった。
かといって筋トレなんかを毎日しててもそこまでの強さは一生手に入らないだろう。
そんな事をするより圧倒的に強くなる方法がある。
それは、レベルを上げること。
俺には経験値二倍がある。それなら尚更レベルを上げる方が効率がいいだろう。
ではどうやってレベルを上げる?
それは、魔物を倒すこと。
その為に俺は外へ向かおうとしていた。
アリルがいれば勝てるかもしれない。そう思ったから行動に移した。
ガーズさんに連れてきてもらった時に、この街の付近ではあまり強くない魔物しかいなかったのを確認済みだ。
仮に危なくなってもテレポートがある。
なんとかなるだろう。
念の為あとでアリルをテレポートさせることが可能か調べるとするか。
宿を出てから、人目につかない場所へ行きテレポートを唱える。
目的地は街のすぐ外の森だ。
「転移魔法 ーテレポーテーションー 」
唱えてすぐに風景が変わる。
どうやらちゃんと森に出たようだ。
「キュっ」
アリルもきちんと来ている。成功のようだ。
--ギギギっ......
おっと、早速ゴブリンの登場だ。
それを見てアリルが魔法を唱え始める。
魔法を唱えているのかは分からないが、体から光が出るのはそうなんだろう。
「ちょっと待ってアリル!」
「キュイっ」
アリルを止める。
「ちょっとどれくらい戦えるか試したいんだ......。」
自分のスキルは使い方が分からなくても何故か使うことが出来る。
俺は基礎攻撃魔法のファイアボールを発動する。
発射された魔法はゴブリンの身体に触れると同時に小規模の爆発を起こして消える。
「グギィ......」
やはり多少は効くようだが致命傷を与えることは出来ないようだな。
次に、アリルにやったようにゴブリンをテレポートさせようと試みる。
だが、魔法はいつまで経っても発動されない。
どうやらなんらかの条件があるようだ。
その隙にゴブリンがこちらめがけて走ってくる。
ゴブリンが木の棍棒のようなもので攻撃をしようとするが、その攻撃は俺には当たらず空振りに終わる。
当たる前に俺はテレポートを使用した。
短距離であればあるほど詠唱に必要な時間は短くなる。
攻撃を避ける程度であればほんの一瞬で可能だ。
少し距離をおいた俺は、部屋においてあった小さめの果物ナイフを手に持つ。
念の為に持ってきておいた。
振り返り俺を見つけたゴブリンはこちらに威嚇する。
それと同時に俺はゴブリンの顔面目掛けてファイアボールを発射する。
そして、それが触れる瞬間にテレポートを発動する。
「グギギギっ......」
ファイアボールの爆発で視界を奪われたゴブリンは俺を見失う。
「後ろだよ。」
すぐ後ろにテレポートした俺は、ナイフをゴブリンの首に突き刺す。
「ギィ!ギィ!」
ゴブリンは後ろに振り返るとすぐに、最後の命を振り絞り棍棒を振り下ろす。
だが、そこに俺はもういない。
刺してすぐに俺は少し後ろにテレポートで引いていた。
ゴブリンは、攻撃を空ぶると力尽きて地面へと倒れる。
するとすぐに、自分の中に何かが入ってくるのを感じる。
それと同時に力が溢れてくるような感覚に襲われる。
これがレベルアップだろうか。
俺はステータスを開く。
アークウェル《人》Lv.7 空魔
HP:52/52 MP:1353/1353
力:23 防:19
速:25 魔:982
《スキル》
空間魔法 Lv.7
基礎攻撃魔法 Lv.2
言語理解
ふむ......。予想以上に一体でレベルが上がった。
この調子であればすぐに強くなれそうだ。
その時のアークウェルとアリルは気付いていなかった。
その後ろからする、強大で純粋な殺意を。
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