124 / 170
9章 鍛冶屋とバグ(チート)
4
しおりを挟む騎士団長「そ・・・そうだな・・・。俺とした事が・・・。短い間に次々と色々な事が起こり過ぎて、
頭が追い付いていないな・・・。」
加治屋「そりゃあそうだろうよ。勇者の武具を手に入れられなかった上に、
仕えていた国王がやけになり裏ダンジョンに立て籠る・・・。混乱しない方がおかしい。」
騎士団長「言ってくれる・・・。お前が最初に立て籠ったのも原因の一つだろ・・・?」
金田「そんな事言っている場合か?とにかく今は国王が出てくる前に対策を立てるぞ。
主よ!お前は国王の動向を逐一報告してくれ!」
主「・・・良い様に使われている気がするが・・・。まぁ良い・・・。放置しておけばいずれ、
こちらにも牙を向けてくるかもしれないしな。」
そして、各々国王を止める為、知恵を絞り対策を練り始めた。
・・・・・・・・・・・・
その頃、共和国領土内の城、国王が立て籠っている裏ダンジョン内部では・・・。
国王「・・・・・・・・・。」
国王は人民から身を隠すかの様に、裏ダンジョンのどこかの暗闇にうずくまっていた。
国王「き・・・騎士団長は・・・ま・・・まだなのか・・・?この様な時におらんとは・・・。」
国王は小刻みに震えていた。そして幻聴かの様に人民の声が耳に響いてくる・・・。次第に息も荒くなってきた。
国王「ふー・・・ふー・・・ふー・・・。だ・・・大丈夫だ・・・きっと・・・。
もしかしたら・・・今頃騎士団長が、人民共を抑えにかかっているのかもしれない・・・。
は・・・早く・・・、た・・・助に・・・。」
国王は無知故に知らなかった、そこが入ってはいけない場所である事。その国王本人はここを、
いざと言う時の隠れ場所にと考えていた事。そして、
そこに入ればもう二度とまともな姿で戻る事は出来ない事を・・・。
・・・・・・・・・・・・
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
99
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる