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「それ、誘ってるふうにしか見えねえよ?」
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「ぁっ……はぁ…っ」
紗奈を快楽に溺れさせながら、羽琉はベッド横のチェストから箱を取り出す。
ビニール袋を口で破く姿が視界に入り、これ以上はダメだと頭の奥では理解しているのにできなくて、濡れた秘部に当たるモノの熱さに力が入りそうになかった。
それでもなんとか抵抗しようとして、見せかけだけの言葉を出す。
「だめ……挿れちゃ…っ」
「無理。」
即座にそう言われて、一気に奥深くまで羽琉の感覚を味わった。
それはあの日以来のセックスで、そしてあの日以上の快楽だった。
羽琉が律動を繰り返すたびに部屋中には水音が響き渡り、指や舌とは違う、もっともっと気持ちよくて喘ぎ声も掠れる。
「や、だ……やめて…っ」
体は快楽に襲われながらも、心の奥底では羽琉と抱き合うことに反発していた。
気持ちいいのに、もっと続けたいのに、琉生がいるからダメだと無理やり言い訳を作って羽琉から逃げようとした。
その声もすぐに喘ぎ声に変わるも、何度も何度も嫌だと叫んだ。
「こんな甘い声出して俺に感じてんのに、まだ抵抗すんの?」
「…っ」
「本当はずっと俺に抱かれたかったんだろ? ねえ、紗奈?」
体を揺さぶりながら囁かれるだけでゾクゾクッと感じて、それが余計に体を濡らす。
感じるなんてダメなのに、今すぐやめないといけないのに、羽琉が相手だとその気持ちがどこかへ飛んでいくようだった。
「ッぁっ、あぁっ…」
気持ちいい、わけじゃない。
自分に言い聞かせてみても体に走る快楽は強すぎて、声を抑えようにも抑えることができず甘い声ばかりが漏れる。
それでも意固地になって、潤んだ瞳で訴える。
やだ、やめて――そう言うことで、羽琉を受け入れる自分から逃げようと躍起になっていた。
「紗奈、俺とすんの嫌…?」
嫌だよ、好きでもない人となんか。
そう思うのにはっきりとは言えなくて、言葉を詰まらせてしまった。
いくら欲求不満でも羽琉に抱いてほしいんじゃない、求めるのは琉生だけ。
なのにどうして、そう言えないの。
「えっ…」
ついさっきまで自分の中にいた羽琉がいきなり引き抜いたことに驚いた。
それが物足りなく感じて、中にはまだ感覚が残っているような気もする。
すぐそこに羽琉の熱があって、それを感じたくてたまらないなんて。
「言われたとおりやめてあげたのに、そんな物足りない顔すんだね」
羽琉と関係を持って、琉生に罪悪感や後ろめたさを感じるのは嫌。
まだ足りないって、気持ちよくなりたいって思ってる自分が嫌。
心の奥底では羽琉を求めて、素直に受け入れたいと思ってる自分がひどく淫乱に感じる。
彼とのセックスがどれだけイイのか、とっくに知ってるから。
「本当はもっとシてほしかったんだろ? ココは欲しがってるみたいだし?」
羽琉はまた秘部に指を突き立て、感じるところを執拗に掻き回す。
そのたびに蜜が止めどなく溢れ、指の動きと同時に水音が響くだけ。
「ねえ紗奈、続けてほしかったら自分でちゃんと足開いて。そしたら挿れてあげる」
「…っ」
「あの日以来セックスしてないなら、指だけじゃ足りないだろ?」
……ズルい、羽琉は。
今までずっと勝手に触れて感じさせたくせに、こういう時は決めさせるなんて。
強引にでも続けたら、羽琉が悪いって責任を押しつけることができたのに。
「紗奈、決めて?」
ペロリ、と耳朶を食まれ、指を突っ込んだまま掻き回されると思考回路が鈍ってしまう。
触れられたところ全部が気持ちよくて、「あっ…」と声が漏れる。
奥から溢れ出す蜜はどこまでも熱くて、また果てそうになる。
すると今度は、紗奈を弄ぶかのように猛り立った自分のモノを擦りつける。
熱くて硬くて、それがさっきまで自分の中にあったと思うだけで体の疼きがひどくなる。
一度思い出してしまった羽琉とのセックスをやめるなんて、できない。
紗奈を快楽に溺れさせながら、羽琉はベッド横のチェストから箱を取り出す。
ビニール袋を口で破く姿が視界に入り、これ以上はダメだと頭の奥では理解しているのにできなくて、濡れた秘部に当たるモノの熱さに力が入りそうになかった。
それでもなんとか抵抗しようとして、見せかけだけの言葉を出す。
「だめ……挿れちゃ…っ」
「無理。」
即座にそう言われて、一気に奥深くまで羽琉の感覚を味わった。
それはあの日以来のセックスで、そしてあの日以上の快楽だった。
羽琉が律動を繰り返すたびに部屋中には水音が響き渡り、指や舌とは違う、もっともっと気持ちよくて喘ぎ声も掠れる。
「や、だ……やめて…っ」
体は快楽に襲われながらも、心の奥底では羽琉と抱き合うことに反発していた。
気持ちいいのに、もっと続けたいのに、琉生がいるからダメだと無理やり言い訳を作って羽琉から逃げようとした。
その声もすぐに喘ぎ声に変わるも、何度も何度も嫌だと叫んだ。
「こんな甘い声出して俺に感じてんのに、まだ抵抗すんの?」
「…っ」
「本当はずっと俺に抱かれたかったんだろ? ねえ、紗奈?」
体を揺さぶりながら囁かれるだけでゾクゾクッと感じて、それが余計に体を濡らす。
感じるなんてダメなのに、今すぐやめないといけないのに、羽琉が相手だとその気持ちがどこかへ飛んでいくようだった。
「ッぁっ、あぁっ…」
気持ちいい、わけじゃない。
自分に言い聞かせてみても体に走る快楽は強すぎて、声を抑えようにも抑えることができず甘い声ばかりが漏れる。
それでも意固地になって、潤んだ瞳で訴える。
やだ、やめて――そう言うことで、羽琉を受け入れる自分から逃げようと躍起になっていた。
「紗奈、俺とすんの嫌…?」
嫌だよ、好きでもない人となんか。
そう思うのにはっきりとは言えなくて、言葉を詰まらせてしまった。
いくら欲求不満でも羽琉に抱いてほしいんじゃない、求めるのは琉生だけ。
なのにどうして、そう言えないの。
「えっ…」
ついさっきまで自分の中にいた羽琉がいきなり引き抜いたことに驚いた。
それが物足りなく感じて、中にはまだ感覚が残っているような気もする。
すぐそこに羽琉の熱があって、それを感じたくてたまらないなんて。
「言われたとおりやめてあげたのに、そんな物足りない顔すんだね」
羽琉と関係を持って、琉生に罪悪感や後ろめたさを感じるのは嫌。
まだ足りないって、気持ちよくなりたいって思ってる自分が嫌。
心の奥底では羽琉を求めて、素直に受け入れたいと思ってる自分がひどく淫乱に感じる。
彼とのセックスがどれだけイイのか、とっくに知ってるから。
「本当はもっとシてほしかったんだろ? ココは欲しがってるみたいだし?」
羽琉はまた秘部に指を突き立て、感じるところを執拗に掻き回す。
そのたびに蜜が止めどなく溢れ、指の動きと同時に水音が響くだけ。
「ねえ紗奈、続けてほしかったら自分でちゃんと足開いて。そしたら挿れてあげる」
「…っ」
「あの日以来セックスしてないなら、指だけじゃ足りないだろ?」
……ズルい、羽琉は。
今までずっと勝手に触れて感じさせたくせに、こういう時は決めさせるなんて。
強引にでも続けたら、羽琉が悪いって責任を押しつけることができたのに。
「紗奈、決めて?」
ペロリ、と耳朶を食まれ、指を突っ込んだまま掻き回されると思考回路が鈍ってしまう。
触れられたところ全部が気持ちよくて、「あっ…」と声が漏れる。
奥から溢れ出す蜜はどこまでも熱くて、また果てそうになる。
すると今度は、紗奈を弄ぶかのように猛り立った自分のモノを擦りつける。
熱くて硬くて、それがさっきまで自分の中にあったと思うだけで体の疼きがひどくなる。
一度思い出してしまった羽琉とのセックスをやめるなんて、できない。
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