ベストナイン

秋本シラキ

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第7球 初の実戦

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昭和高校野球部が、北原監督に指定されたグランドに集合した。

ヨウマ「おはよ~~」

浩一「お~、おはよ~~」

大我「みんな早いね~~」

泰彰「眠い~~」



早速パル岡に声をかけられた。

パル岡「ヨウマ、今日はドンドン直球を投げ込んでこい!全部受け止めるからよ!」

ヨウマ「オッケー!久しぶりのバッテリーだから俺も気合入ってるよ!」



そして、以前北原監督が所属していた野球チームも集合した。み~~んな俺らよりも年上。2まわりぐらい違うんじゃないかな・・・



そして北原監督も現れた。

監督「みなさんおはようございます。この人達が僕の元チームメイト達です。みんなガンガン打つ人達ばっかだから、ヨウマ君頑張ってくださいね」

ヨウマ「はい!頑張ります!」



今日はよこちんが観に来てくれるから、負けるわけにはいかなかった。ここで、北原監督が今日のスタメンを発表した。スタメンは以下の通り。



1番ライト    真澄

2番ショート   大我

3番セカンド   純

4番ファースト  セオス

5番サード    八木っちょ

6番レフト    泰彰

7番キャッチャー パル岡

8番センター   浩一

9番ピッチャー  ヨウマ



そして、よこちんが駆けつけた。

よこちん「おっはよ~~」

真澄「お~~よこち~~ん!!」

ヨウマ「本当に来てくれたんだね!」

よこちん「二人とも、頑張ってね!」

真澄「おう!」

ヨウマ「全力で戦うぜ!」



さらに・・・・・

パル岡「セオス!」

セオス「ん?何?」

パル岡「あっちを見てごらん・・・」



セオスはパル岡の指さす方向を見た。

セオス「・・・・・あ!!」



なんと!あの友香が来ていた!



セオスは驚いた。

セオス「こ・・・これ、どうゆうこと??」

パル岡「俺が呼んだんだよ。友香さんがいればセオスは場外ホームランを打てるだろ?彼女に勝利の女神になってもらおうと思ってね」

セオス「しゃーーーーー!!!!!」



セオスは気合を注入した。

セオス「あ、ところで彼女は俺の事、知ってるの?」

パル岡「あぁ、ちゃんと紹介しといたぜ」



これを聞いた瞬間、セオスは友香のところへ走っていった。

パル岡「速っ!(笑)」



セオスは友香に声をかけた。



セオス「あ、あの・・・初めまして、僕がセオスです!」

友香「あ、初めまして、友香です♪」

セオス「きょ・・・今日は、あなたのために・・・ホームランを打ちます!!!」



セオスはホームランを打つことを友香に宣言した。

友香「あ、はい♪頑張ってくださいね♪」

セオス「あっざーーーっす!!!」

パル岡「ホームラン予告か~~、かっけぇな~~」



そしていよいよ、試合開始の時間がやってきた。

審判「プレイボール!!!」



先攻は俺達昭和高校。1回の表、真澄が第1打席に立つ。



相手の先発は芝田とゆう人だった。その芝田の投じた1球目・・・

効果音「カン!」

真澄は初球から打っていったが、内野ゴロ。だがしかし、当たりがボテボテだったので内野安打となった。

審判「セーーフ!!」

芝田「速っ!!」

真澄「よし!」



昭和ベンチは喜んだ。

一郎「よっしゃーー!!」

泰彰「さっそくチャンス!!」

純「足はっえーーなーー(笑)」

ヨウマ「左バッターは特だよなぁ」

監督「早速起用に応えてくれたな!」



よこちんも喜んでいた。

よこちん「真澄いいぞーーー!!!♪」



続いて、大我が打席に立つ。監督がサインを出した。そして芝田が球を放った・・・

効果音「タッタッタッタ・・・・」



真澄は初球から走った!大我は見逃し、判定はボール。キャッチャーが2塁へ投げる!だが、真澄の足が先にベースに着き、セーフ!!

浩一「すげぇ~~!!」

八木っちょ「なんちゅ~足の速さだ!」

芝田「ちっ!」



芝田は真澄に簡単に盗塁を許したまま、2球目を投じた。

効果音「カキン!」

大我は右方向にうまいバッティング!1、2塁間をうまく抜けていった!!

監督「まわれまわれ!!」



監督は大きく腕をまわした!



ライトから返球!しかし!球が返ってきた時には、すでに真澄がホームインしていた!

監督「よし!いいぞーー!!」

泰彰「ナイスバッティーング!!」

パル岡「たった3球で1点先制か!」



また、この日はマネージャーのぴなも来ていた。そのぴなもやはり興奮していた。

ぴな「すごいねー!いきなり1点入ったね!」



ここは一気にたたみかけたいところだ。続いて、純が打席へ。ここでも監督がサインを出す。

芝田「早く1アウトとらないと・・・」



苦しい投球が続く芝田は、純に球を放った。



その初球・・・・・



純がバントの構えに切り替えた!

効果音「コツン」

芝田「ナニ!!??」



純はバットに球が当たった瞬間、1塁に向かって激走した!!サードが球を取り、1塁へ投げるが判定はセーフ!見事なセーフティバントだ。

純「決まったぜ!」



これにはベンチは大盛り上がり。

ヨウマ「すっげ~~!!」

真澄「上手だね~~。川相みたいだよ!」



ノーアウト1、2塁。まだまだチャンスは続く。バッターは4番セオス。

セオス「よし!やるぞ!」

監督「セオス君いいとこ見せろ~~!!」



客席から友香が見つめる。

友香「セオス君・・・頑張って!」



果たして4番セオスは、友香の前でホームランを打てるのか!?
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