ベストナイン

秋本シラキ

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第8球 ベストナインと呼ばれた男達のデビュー戦

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初回、たった3球で1点を先制した昭和高校ナイン。なおもノーアウト1、2塁のチャンスで、バッターは4番セオス。

セオス「しゃーーー!!!」



セオスは気合を入れ、友香が見守る中、打席に立った。

友香「打つかなぁ・・・」



芝田はセオスにストレートを放った。

芝田「どりゃっ!」

効果音「ブン!!」

セオス「ちっ!!」



セオスは渾身のフルスイング!しかし、空振りしてしまった。

真澄「すっげぇスイング~~(汗)」

浩一「あれ、当たってたら間違いなくホームランだったな(笑)」



ベンチから北原監督が大声でセオスに声援を送った。

監督「いいぞいいぞ~~!!バット振れてるぞ~~!!頑張れ~~!!」

セオス「はいっ!!!」



セオスはもう一度気合を入れ、芝田の2球目を待った。

セオス「しゃっ!!」



サインが決まった。

芝田「とっ!」



2球目はカーブだった。

セオス「もらった!!」



セオスはバットを振った。

セオス「ヤクルトファイヤー!!!」

効果音「カキーーーーーン!!!!!」



バットに球が当たった!

八木っちょ「いったーーー!!!」

パル岡「これいったっしょ!!??」



セオスはゆっくりと1塁へ歩き始め、高々と右手を上げた。芝田は後ろを振り向きもしなかった。



滞空時間の長い打球は、ようやく地面に落ちた。もちろん場外まで飛んだ(笑)

純「すっげ~~!!」

ヨウマ「かっけ~~!!」



この瞬間を、友香はバッチリ見ていた。

友香「すっご~~い!!場外に消えた~(笑)」



そしてセオスがゆっくりホームインした。4対0。いきなり楽な展開だ。

セオス「イエーーーイ!!!」



セオスはナインから祝福された。

泰彰「すごい!すごすぎるよ!」

ヨウマ「よくあんなとこまで飛ばせるね!」

真澄「メジャーリーガーもビックリだな(笑)」

セオス「みんなありがと!」



そしてセオスは、友香の元へ向かった。

セオス「俺・・・打ちました!!」

友香「すっごくかっこよかったですよ!♪」

セオス「あざーーす!!」



そして、友香の口からこんな発言が・・・

友香「あの・・・また試合観に来ても、いいですか??」



セオスは驚いた。

セオス「え!!??あ!はい!もちろんです!」

友香「うふっ♪これからも頑張ってくださいね♪応援してるんで♪」

セオス「あっざーーーす!!!」



セオスは涙が出そうになった。


そしてセオスは、友香にある頼みごとをした。

セオス「あの・・・」

友香「・・・はい?」

セオス「今度またホームラン打ったら、僕の頭、なでなでしてもらえませんか!!??」



なんと!とんでもないお願いをした。

パル岡「おいおい(笑)何考えてんだよ!(笑)そんな簡単に初代ミス昭和候補にそんなこと・・・」

友香「うふ(笑)もちろん良いですよ♪」

セオス「あっざーーーす!!!」

パル岡「えーーー!!!???(笑)」



これにより、セオスは再びテンションがあがった。

セオス「次も頑張りま~~す!!」

友香「私も楽しみにしてるわ♪」



セオスが羨ましかった。俺なんか、どんなにいいピンチングをしても、よこちんに頭なでられたこと、なかったから(笑)



さて、肝心の試合に戻るが(笑)、バッターは5番八木っちょ。ピッチャーの芝田はたった6球で4点を失い、半戦意喪失気分。

芝田「もうやってらんね~~(笑)」



それでも芝田はまだスタミナが減ってるわけでは無いので、続投。そして初球・・・

効果音「カキーーーン!!!」



6番泰彰も初球を狙った。

効果音「カキーーーン!!!」



芝田「もうやってられん!!!」



なんとなんと!3者連続ホームランである!初回から6対0と大量リード。

ヨウマ「強ぇ~~~!!!」

監督「最高だな!」



そして、7番パル岡が打席に立つ。

ヨウマ「パル岡頑張れ~~!!」

パル岡「おー!」



ここで相手ナインが一旦マウンドに集まった。

芝田「みんなごめん(汗)」



芝田は気持ちを切り替えた。

パル岡「さ~~来い!」



初球・・・

効果音「ビュン!!」

審判「ストラーーイク!!」

パル岡「お!?」



芝田の球が速くなっていた。

パル岡「生き返ったか!」



しかし、パル岡はファールで粘り続けた。

効果音「カキン!カキン!カキン!」

芝田「あ~~も~~うっぜ~~!!!」



次が10球目である。

パル岡「甘い球投げてくれれば俺との勝負は終わるんだぜ~~??」

芝田「く~~~!!!(怒)」


そして・・・

効果音「カキーーン!!」

打球はファールラインギリギリのところへ飛び、外野に抜けていった。

パル岡「オッケーーー!!!」

芝田「あーーもーー!!」



パル岡は思いっきり走った!!



2塁を蹴り、3塁へ向かった!

監督「周れ周れ!!」



球が返ってきた!!

パル岡「だーーー!!!」

パル岡はスライディングした。

審判「セーフ!!」



結果はなんと3塁打!

真澄「よーーしいいぞーー!!」

ヨウマ「初回からビッグイニングだね!」



続いて、8番浩一。監督がサインを出す。

芝田「この野郎!」



その初球・・・

効果音「コツン!」



浩一は初球からスクイズ!!

芝田「もう勘弁してくれーー!!(泣)」



パル岡はホームインした!これで7対0だ。

パル岡「ナイススクイズーー!!」



パル岡はナインに迎えられた。

純「よく走ったね!」

パル岡「いや~~気分良かったよ♪」



そしてバッターは俺に回ってきた。こんだけリードがあるし、自分のピッチングの事も考え、ここは三振して良いと監督に言われたので、わざと三振してきた。これでようやく1アウト。

芝田「やっとかよ・・・」



その後、真澄と大我が連続で凡退し、1回の表がようやく終わった。



ベンチはすでに勝利を確信したムードになっていた。

一郎「いや~~すげぇな!」

大我「華々しいデビュー戦だね!」

泰彰「こんなにうまくいくとはな!」



マネージャーのぴなも興奮していた。

ぴな「野球ってやっぱおもしろいね~~」



そして監督からこんな発言が・・・

監督「ベ・・・ベストナインだ・・・」



監督から大絶賛された。俺達がベストナインと呼ばれるなんて、とても光栄なことだ。



さぁ、いよいよ1回の裏、俺がマウンドに上がる時がやってきた!

よこちん「ヨウマ~~!!頑張ってね~~!!」



果たして俺はよこちんが見守る中、どんなピッチングが出来るだろうか!?




第9球へ続く
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