ベストナイン

秋本シラキ

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第15球 2学期と3学期

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時は流れ、9月22日土曜日、初の文化祭の日がやってきた。俺達A組はたこ焼き屋をやった。

ヨウマ「いやぁ、うちの店お客さんたくさん来てるね~~」

真澄「大繁盛だな!」

よこちん「私頑張ってたこ焼き焼いたから、完売するといいなーー♪」

しまこ「完売する勢いね!」

さいち「てか中学生多いなーー」

歩「みんなここに入りたい受験生なんじゃない??」



B組は神社の祭りでありそうなものをやった。

浩一「この射的の景品、ほとんど俺が用意したんだぜ!」

幸希「マジで!?すっごいね(笑)」

莉緒「ヨーヨー用意するの大変だった~~」

大我「俺なんか、金魚屋で金魚買ってきたからね(笑)」



C組は駄菓子屋、D組は肝試し、E組はラーメン屋をやった。どこも繁盛していた。



そして、体育館では各クラスから1人づつ、計5人の女子が集まり、初代ミス昭和を決めるグランプリが開催されていた。もちろん優勝はE組の友香さんだった。

審査員「おめでとうございま~~す!!」

友香「ありがとうございま~~す!!」



セオスはパル岡と体育館にいた。

セオス「いや~~、やっぱ綺麗だわ」

パル岡「初代ミス昭和か・・・すごいな・・・ところでお前いつ頭なでなでしてもらうんだ?(笑)」

セオス「あ~~そういえば最近試合来てもらってない!(笑)今度来てもらおう・・・」

パル岡「頑張れよ!」



とまぁ文化祭はこんな感じで盛り上がっていた。10月にはクロスカントリーがあり、野球部の俺達のほとんどが10位に入った。てか俺、優勝しました(笑)

ヨウマ「はーー疲れた(汗)」

真澄「あんた速いな!!(笑)」



また、忘れてはいけないのが、俺達野球部の活動の事。2学期に入っても毎日のように練習をこなし、練習試合もたくさんこなした。たった10人だが、うまいことやれていることにビックリです(笑)



練習試合では2学期に入っても、相変わらず打線の力が強く、ほとんどの試合でコールド勝ち。相手のエースが毎回のようにサンドバッグになるため、いつのまにか、「サンドバッグ打線」とゆう名前で呼ばれるようになっていた(笑)



また、応援団もたくさん人が入り、団長幸希率いる応援団が、試合にかけつけてくれるようにもなった。頼もしい味方である。



野球部がこんなに強いとゆうことで有名になったので、俺は受験生の倍率がすごいことにならないかと、とても期待していた。部員が多くなって、早く甲子園に行きたいよ・・・・・



こんな感じで2学期は終了し、いよいよ3学期です。

ヨウマ「もう3学期か~~早いなぁ・・・」

真澄「これじゃ卒業するのもあっとゆう間だな!」

よこちん「中学校も短く感じたしねぇ~~」



3学期の楽しみは、なんといっても受験生の倍率!これみんな野球部に入りたいって人達だったら嬉しいんだけど・・・・・願書提出の次の日、倍率を調べてみた・・・

ヨウマ「・・・・・わお!!男子の倍率がやべぇことになってるよ!!」

真澄「マジで!?うちらの時より遥かに上じゃん!」

よこちん「これみんな野球部に入りたい人達かな??」

ヨウマ「だといいな~~」

真澄「甲子園♪甲子園♪」

よこちん「2年生になった時が楽しみだね♪」



俺は野球部に部員がたくさん入ることを願っていた。



そして嬉しい話がまた一つ。これを見たブラスバンド部は、甲子園でよく演奏される曲の練習を始めたのだ!!

中ちゃん「今日から「ルパン三世」と「狙い撃ち」練習しますよ~」

さくら「みんな頑張って練習してくださいね~。そのうち「紅」とか「宇宙戦艦ヤマト」もやりますからね~」



ブラスバンド部の部長中ちゃん(D組)と、副部長さくら(E組)が考えたのだ!なんとも嬉しい話である。

ヨウマ「まさか1年でこんなに有名になるとはね~~」

真澄「ビックリだよね!」

よこちん「私もビックリよ!この学校、すっかり甲子園ムードになってる気がする(笑)」



これで俺は何だか毎日が楽しく思えてきた。



そして3学期ももちろん、昭和ナインの打線の勢いは衰えることなく、次々と勝ちまくった。今思ったが、俺達が練習試合で負けたことって、1回も無いんだよね(笑)それだけうちの打線が強いってことなんだね。

一郎「俺の出番はまだかいな~~!!(汗)」




時は流れ、受験の日がやってきた。この日は学校が休みなので、俺達3人は遊んでいた。

ヨウマ「今日昭和高校の受験の日だね」

真澄「そうだな!俺達が受験して、ちょうど1年経っちまったのかぁ・・・」

よこちん「ね~~早いよね~~・・・もう1年か・・・」

ヨウマ「あの日は本当にドキドキしたよね」

真澄「な!俺受験中マジ落ち着きが無かったもん(笑)」

よこちん「私なんか、勘で答えた問題いっぱいあったのに、よく受かったなとか思うよ(笑)」



なつかしい話で盛り上がっていた。



そして、合格発表の日がやってきた。この日も3人で遊んでた。

真澄「3人揃って合格して、もう1年だね!」

よこちん「そうだね!あの時は順番に胴上げしたんだよね(笑)」

ヨウマ「あ~~やったね~~(笑)それだけうちらテンション高かったんだろうね!」

真澄「なつかしいわ~~」

よこちん「なつかしいね~~」

ヨウマ「あの瞬間は本当に感動したわ~~・・・」



あの感動の瞬間を思い出し、俺は涙がこみ上げてきてしまった・・・(泣)

真澄「おい?大丈夫か?」

ヨウマ「・・・ごめん(笑)(泣)」

よこちん「うふっ(笑)かわいいわね♪」

真澄「涙は甲子園出場までとっておきな」

ヨウマ「そうだね!(笑)」



涙が治まった。



時は流れ、俺達はいよいよ2年生となった。この日は始業式だ。

ヨウマ「つ、ついに2年生か!」

よこちん「あっとゆう間ね~~!」

真澄「今年こそ甲子園行けたらいいな~~!」

ヨウマ「絶対行きたいね!俺去年以上に頑張るわ!」

真澄「よ~~し!俺ももっと頑張るぞ!!」

よこちん「二人とも頑張ってね!」




始業式が終わり、教室へ戻った。教室へ戻るとクラス分けの紙が黒板に貼られている。

真澄「また俺達、同じクラスになっているといいね!」

ヨウマ「そんなうまくいくかね~~??(笑)」

よこちん「そしたらすごい奇跡よね!」



果たして、俺達のクラス分けはどうなっているのだろうか!?




第16球へ続く
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