18 / 46
第18球 夏の予選、開幕
しおりを挟む
ついにこの日がやってきた。俺達はこの日のためにずっとずっと頑張ってきた。毎日練習して、毎日大量の汗をかき、家に帰ったら疲れてすぐに寝てしまう毎日だった。
それがあったから、今日を迎える事ができたんだと思う。俺は今日、今まで努力してきたものをすべてぶつけるつもりで、マウンドに向かう!
1回戦の相手は大和高校。この高校は予選にはよく顔を出すのだが、なかなか甲子園に出場できない学校である。
試合前、北原監督がゲキをとばした。
監督「よーしみんな、今日は昭和高校の野球部に、いや、昭和高校に歴史を残しましょう!!」
ナイン「ハイ!!!」
全員気合が入っていた。
そして監督からスタメンが発表されたが、初の練習試合からの不動のオーダーである。毎試合勝てるんだから、いじる必要が無いってことだね。
そして、いよいよプレイボールの時がやってきた。1回の表、1番真澄が打席に向かう。
八木っちょ「よーし真澄ー!いけー!」
泰彰「かっとばせー!」
パル岡「まずは真澄の出塁だーー!!」
また、応戦席では・・・
幸希「はい!それではみなさん!まずは我が昭和高校ナインの誇れるトップバッター、真澄君にかっとばしてもらいましょーー!!」
莉緒「みなさん応援よろしくお願いしまーーす!!」
応援団「イエーーーイ!!!」
幸希「それではいきますよー!かっとばっせかっとばっせま!す!みー!」
幸希と莉緒が学ランを着て、みんなを引っ張っていた。二人の声はとても気合が入っていて、ベンチまで聞こえてた。
真澄は打席に向かう途中、いったんベンチに戻った。
監督「ん??どうした??」
すると真澄は監督にこう言った。
真澄「監督・・・・・俺、革命起こしてきます!!」
監督「か、革命!?よし、いってこい!」
真澄「ハイ!!」
真澄は一体何をしでかそうとしているのか!?そして真澄が打席に立った。
審判「プレイボール!!」
この日は幼馴染のよこちんや、しまこ・さいち・歩が応援にかけつけいた。幸希・莉緒に合わせて応援していた。
よこちん「真澄・・・打って!!」
相手の先発は大和高校のエース・川島。川島は真澄に開幕の球を放った・・・・・
効果音「カキーーーン!!!」
監督「え!?」
純「おーーー!!!???」
ヨウマ「な、なんとなんと!!??」
真澄の打球は勢いよく飛んでいった!
浩一「ま、まさか・・・・・」
ぴな「開幕初球先頭打者ホームラン!!??」
真澄は右手を高々とあげ、人差し指を天に向かって突き上げた。そして打球は、右中間スタンド中段まで飛んでいった!!見事な開幕初球先頭打者ホームランである!
よこちん「わ~~い!!やった~~!!」
しまこ「す、すっご~~い!!」
さいち「わ~~お・・・」
歩「い、いきなり!?」
昭和高校は真澄の一発で幸先よく1点を先制した。
監督「か・・・革命だ・・・」
これにより、応援席が沸いた。
幸希「真澄君やりましたーーー!!!」
莉緒「さすが我らのトップバッターです!!」
また、ブラスバンド部は・・・
中ちゃん「こ、これから曲を演奏しようと思ってたのに(笑)」
さくら「ちょっとウケるわね(笑)」
不意を打たれたような気分になっていた(笑)
ベンチに戻ってきた真澄は皆から祝福された。
監督「よくやった!」
ヨウマ「真澄すごいよ!」
セオス「俺より先に打ちやがったな!(笑)」
一郎「感動した!」
木村「先輩すごいっす!」
田村「やりましたね!」
真澄「みんな、ありがとう!さぁ今度はみんなが打つ番だよ!」
真澄はそう言って椅子に座った。
一方、打たれた川島は、呆然としていた。
川島「な・・・・・なんで??・・・」
真澄は初球にストレートが来るのを完璧に読んでいたのだった。
川島「読まれてたかなーー・・・」
しかし、相手はエース。いきなり一発を打たれたことにより、目を覚まし始めてしまう。
バッターは2番大我。
効果音「ビュン!!」
審判「ストライク!バッターアウト!」
3番純も・・・
効果音「ビュン!」
審判「ストライク!バッターアウト!」
なんと、二者連続で見逃し三振に倒れてしまった!
純「くっそ~~!!次こそは打ってやる!」
2アウトランナー無し。さぁ、打席に向かうのは・・・・・
セオス「友香さん・・・・・俺、絶対打ちます!」
パル岡「いっけ~~~!!!」
最も頼れる男、4番セオスだ!
ヨウマ「頼むぜ~~!!」
そして、その友香さんは・・・・・
友香「セオス君!打って!」
1年振りに応援に来ていた。
セオス「よ~~し!やるぞ!俺はやるぞ!」
セオスは打席へ向かった。応援団も応援に力が入るところだ。
幸希「さ~~ここで4番瀬尾君ですよ~!みなさんしっかり応援よろしくお願いしまーーす!!」
莉緒「ここで彼に打ってもらいましょーー!!」
幸希「ホームラン!ホームラン!瀬ー!尾ー!」
川島はセオスに初球、カーブから入った。
セオスは見逃した。
審判「ストライーーク!!」
セオス「ちっ!カーブか!」
予想がはずれたみたいだ。続いて、シンカーが来た。
効果音「ブン!!」
審判「ストライク!」
セオス「なっっっ!!!・・・」
空振りしてしまい、追い込まれてしまった!
ヨウマ「セオスーー!!肩の力抜けーー!!」
ぴな「セオスなら打てるよーー!!」
セオスは一度深呼吸し、3球目を待った。
セオス「来い!!」
しかし!・・・・・
効果音「ビュン!!」
セオス「何!!??」
川島は150キロ近いストレートを放った!
審判「ストラーイク!バッターアウト!」
セオス「な・・・馬鹿な・・・」
なんとなんと!三者連続見逃し三振に倒れてしまった。
川島「俺を甘く見るな!」
セオスはがっかりした。
セオス「か~~~!!!友香さんの目の前で、俺は何をやってんだ!・・・く~~(泣)」
すかさずナインが励ます。
真澄「大丈夫だよセオス!次は絶対ホームランだよ!」
純「お前は安打3本のうち1本がホームランなんだから、大丈夫!次は打てるって!」
浩一「そんな1回三振したぐらいでがっかりすんなって!」
セオス「みんな・・・ありがとう・・・」
セオスは気持ちを切り替え、ファーストの守備についた。
セオス「友香さん・・・次は打ちます!」
一方、友香さんは・・・
友香「あちゃ~~、残念!でも、私は信じてるからね!」
友香さんはセオスが絶対ホームランを打ってくれることを信じていた。
1対0、昭和高校が真澄の鮮やかな先頭打者ホームランで1点を先制。そして1回裏、俺がいよいよマウンドに上がる時がやってきた。
よこちん「ヨウマーーー!!!」
さいち「とうとうやってきたわね!」
歩「私達が誇れるエースの出番ね!」
しまこ「あ~~楽しみね!」
ベンチから監督のゲキが飛ぶ。
監督「ヨウマーーー!!!しっかり腕振ってけよーー!!」
そしてキャッチャーのパル岡からも声をかけられた。
パル岡「ヨウマ、俺のサインを信じて、思いっきり投げ込め!今日は絶対勝とう!」
ヨウマ「おう!お前のリードのおかげで、俺の防御率はここまで1点台だ!信頼してるよ!」
さぁ、大和高校の1番バッターが今、打席に立った!!
第19球へ続く
それがあったから、今日を迎える事ができたんだと思う。俺は今日、今まで努力してきたものをすべてぶつけるつもりで、マウンドに向かう!
1回戦の相手は大和高校。この高校は予選にはよく顔を出すのだが、なかなか甲子園に出場できない学校である。
試合前、北原監督がゲキをとばした。
監督「よーしみんな、今日は昭和高校の野球部に、いや、昭和高校に歴史を残しましょう!!」
ナイン「ハイ!!!」
全員気合が入っていた。
そして監督からスタメンが発表されたが、初の練習試合からの不動のオーダーである。毎試合勝てるんだから、いじる必要が無いってことだね。
そして、いよいよプレイボールの時がやってきた。1回の表、1番真澄が打席に向かう。
八木っちょ「よーし真澄ー!いけー!」
泰彰「かっとばせー!」
パル岡「まずは真澄の出塁だーー!!」
また、応戦席では・・・
幸希「はい!それではみなさん!まずは我が昭和高校ナインの誇れるトップバッター、真澄君にかっとばしてもらいましょーー!!」
莉緒「みなさん応援よろしくお願いしまーーす!!」
応援団「イエーーーイ!!!」
幸希「それではいきますよー!かっとばっせかっとばっせま!す!みー!」
幸希と莉緒が学ランを着て、みんなを引っ張っていた。二人の声はとても気合が入っていて、ベンチまで聞こえてた。
真澄は打席に向かう途中、いったんベンチに戻った。
監督「ん??どうした??」
すると真澄は監督にこう言った。
真澄「監督・・・・・俺、革命起こしてきます!!」
監督「か、革命!?よし、いってこい!」
真澄「ハイ!!」
真澄は一体何をしでかそうとしているのか!?そして真澄が打席に立った。
審判「プレイボール!!」
この日は幼馴染のよこちんや、しまこ・さいち・歩が応援にかけつけいた。幸希・莉緒に合わせて応援していた。
よこちん「真澄・・・打って!!」
相手の先発は大和高校のエース・川島。川島は真澄に開幕の球を放った・・・・・
効果音「カキーーーン!!!」
監督「え!?」
純「おーーー!!!???」
ヨウマ「な、なんとなんと!!??」
真澄の打球は勢いよく飛んでいった!
浩一「ま、まさか・・・・・」
ぴな「開幕初球先頭打者ホームラン!!??」
真澄は右手を高々とあげ、人差し指を天に向かって突き上げた。そして打球は、右中間スタンド中段まで飛んでいった!!見事な開幕初球先頭打者ホームランである!
よこちん「わ~~い!!やった~~!!」
しまこ「す、すっご~~い!!」
さいち「わ~~お・・・」
歩「い、いきなり!?」
昭和高校は真澄の一発で幸先よく1点を先制した。
監督「か・・・革命だ・・・」
これにより、応援席が沸いた。
幸希「真澄君やりましたーーー!!!」
莉緒「さすが我らのトップバッターです!!」
また、ブラスバンド部は・・・
中ちゃん「こ、これから曲を演奏しようと思ってたのに(笑)」
さくら「ちょっとウケるわね(笑)」
不意を打たれたような気分になっていた(笑)
ベンチに戻ってきた真澄は皆から祝福された。
監督「よくやった!」
ヨウマ「真澄すごいよ!」
セオス「俺より先に打ちやがったな!(笑)」
一郎「感動した!」
木村「先輩すごいっす!」
田村「やりましたね!」
真澄「みんな、ありがとう!さぁ今度はみんなが打つ番だよ!」
真澄はそう言って椅子に座った。
一方、打たれた川島は、呆然としていた。
川島「な・・・・・なんで??・・・」
真澄は初球にストレートが来るのを完璧に読んでいたのだった。
川島「読まれてたかなーー・・・」
しかし、相手はエース。いきなり一発を打たれたことにより、目を覚まし始めてしまう。
バッターは2番大我。
効果音「ビュン!!」
審判「ストライク!バッターアウト!」
3番純も・・・
効果音「ビュン!」
審判「ストライク!バッターアウト!」
なんと、二者連続で見逃し三振に倒れてしまった!
純「くっそ~~!!次こそは打ってやる!」
2アウトランナー無し。さぁ、打席に向かうのは・・・・・
セオス「友香さん・・・・・俺、絶対打ちます!」
パル岡「いっけ~~~!!!」
最も頼れる男、4番セオスだ!
ヨウマ「頼むぜ~~!!」
そして、その友香さんは・・・・・
友香「セオス君!打って!」
1年振りに応援に来ていた。
セオス「よ~~し!やるぞ!俺はやるぞ!」
セオスは打席へ向かった。応援団も応援に力が入るところだ。
幸希「さ~~ここで4番瀬尾君ですよ~!みなさんしっかり応援よろしくお願いしまーーす!!」
莉緒「ここで彼に打ってもらいましょーー!!」
幸希「ホームラン!ホームラン!瀬ー!尾ー!」
川島はセオスに初球、カーブから入った。
セオスは見逃した。
審判「ストライーーク!!」
セオス「ちっ!カーブか!」
予想がはずれたみたいだ。続いて、シンカーが来た。
効果音「ブン!!」
審判「ストライク!」
セオス「なっっっ!!!・・・」
空振りしてしまい、追い込まれてしまった!
ヨウマ「セオスーー!!肩の力抜けーー!!」
ぴな「セオスなら打てるよーー!!」
セオスは一度深呼吸し、3球目を待った。
セオス「来い!!」
しかし!・・・・・
効果音「ビュン!!」
セオス「何!!??」
川島は150キロ近いストレートを放った!
審判「ストラーイク!バッターアウト!」
セオス「な・・・馬鹿な・・・」
なんとなんと!三者連続見逃し三振に倒れてしまった。
川島「俺を甘く見るな!」
セオスはがっかりした。
セオス「か~~~!!!友香さんの目の前で、俺は何をやってんだ!・・・く~~(泣)」
すかさずナインが励ます。
真澄「大丈夫だよセオス!次は絶対ホームランだよ!」
純「お前は安打3本のうち1本がホームランなんだから、大丈夫!次は打てるって!」
浩一「そんな1回三振したぐらいでがっかりすんなって!」
セオス「みんな・・・ありがとう・・・」
セオスは気持ちを切り替え、ファーストの守備についた。
セオス「友香さん・・・次は打ちます!」
一方、友香さんは・・・
友香「あちゃ~~、残念!でも、私は信じてるからね!」
友香さんはセオスが絶対ホームランを打ってくれることを信じていた。
1対0、昭和高校が真澄の鮮やかな先頭打者ホームランで1点を先制。そして1回裏、俺がいよいよマウンドに上がる時がやってきた。
よこちん「ヨウマーーー!!!」
さいち「とうとうやってきたわね!」
歩「私達が誇れるエースの出番ね!」
しまこ「あ~~楽しみね!」
ベンチから監督のゲキが飛ぶ。
監督「ヨウマーーー!!!しっかり腕振ってけよーー!!」
そしてキャッチャーのパル岡からも声をかけられた。
パル岡「ヨウマ、俺のサインを信じて、思いっきり投げ込め!今日は絶対勝とう!」
ヨウマ「おう!お前のリードのおかげで、俺の防御率はここまで1点台だ!信頼してるよ!」
さぁ、大和高校の1番バッターが今、打席に立った!!
第19球へ続く
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる