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第28球 決断
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俺はまず二人に謝った。
ヨウマ「二人とも、まずはごめん。急に野球辞めるとか言って。今は退部届けを出してないから一応野球部員でいるけど・・・」
真澄とよこちんは静かに聞いていた。
ヨウマ「俺が野球辞めるって言った事によって、よこちんはものすごく悲しんだし、真澄は野球部辞めちゃうしで、本当に二人には申し訳無いことをしました。ごめん・・・」
真澄が口を開いた。
真澄「謝るために呼んだのか?」
ヨウマ「・・・・・それもあるけど、大事な話をこれからします」
ここでちょっと間を置き、俺は口を開いた。
ヨウマ「冬休みの間、野球の事、真澄の事、よこちんの事など、いろいろ考えてたんだ。本当に俺は野球を辞めてしまっていいのかとか、続けるべきなんじゃないのかとか・・・・・」
真澄「・・・ほう・・・」
よこちん「・・・で??」
ヨウマ「んでー、答えが出ました!俺・・・・・
真澄と一緒に、よこちんを甲子園に連れて行きます!真澄、また野球部に戻ってきてくれないか!?」
俺はこの冬休みの間、約束を守れないまま卒業して、本当にいいのかと思った。あんなに二人の事を泣かした事が無かったので、すっごく悩んだが、やはり俺には野球しかない。それが俺が下した決断だった。
そして、真澄の答えは・・・・・
真澄「・・・・・その言葉を待ってたよ♪」
ヨウマ「・・・・・え?」
真澄「迷惑かけるかもしれないけど、またよろしくな!」
ヨウマ「ほ、本当!?」
俺はこの瞬間、興奮で体が震えた。
ヨウマ「あ・・・ありがとう(泣)・・・」
真澄「んじゃあ今から3人でキャッチボールすっべ!?」
ヨウマ「お、おう!!」
よこちん「久しぶりね!♪」
真澄の発言により、久しぶりに3人でキャッチボールを始めることにした。
ヨウマ「じゃあ真澄、これ・・・」
俺は真澄に由伸モデルのグローブを渡した。
真澄「おう、ありがと!やっぱこいつが左手にはまってないと寂しいよ!」
そして体育館でキャッチボールを始めた。
よこちん「ヨウマ球速いじゃ~~ん!辞める必要無いって!」
ヨウマ「そうだよな!(笑)」
真澄「まぁでも本当にお前が野球辞めなくてよかったよ。お前がいなきゃ意味無いもん!」
ヨウマ「うふっ♪真澄もいなきゃ意味無いよ。1番を打てるのはやっぱ真澄しかいねぇ♪」
真澄「ありがと(笑)」
俺達は日が暮れるまでキャッチボールをしていた。
ヨウマ「そろそろ帰ろうか~~」
よこちん「そうだね~~」
真澄「よし!帰ろう!」
俺達は帰宅する事にした。
そして3人で帰った。帰宅途中、よこちんが口を開いた。
よこちん「ヨウマ・・・」
ヨウマ「ん??何??」
よこちん「あの時、おもいっきり顔叩いちゃって、ごめんね(汗)」
真澄「お、俺もグローブおもいっきり叩きつけちゃって、ごめんな(汗)」
二人は俺にあの時の事で謝ってきた。
ヨウマ「あぁ、もういいって♪あれがあったからまた野球続けようって気になれたしさ」
真澄とよこちん「・・・そっか♪」
そして、バラバラになった。
真澄「じゃあ俺、明日また野球部に戻るからさ」
ヨウマ「おう!待ってるよ!じゃあね~」
よこちん「また明日~~」
そして、翌日の放課後・・・・・
真澄「とゆうわけで、また野球部に戻ってきました!みなさんご迷惑をおかけして、誠にすいませんでした!(汗)今日から春の甲子園目指して頑張っていきたいと思います!!皆様よろしくおねがいします!!」
ナイン「おかえり~~!!」
ぴな「おかえりなさい!」
監督「真澄おかえり!よく帰ってきてくれたな!ありがとう!また頑張っていこう!」
真澄「はい!!」
真澄が野球部に帰ってきた。
ヨウマ「う~~ん、やっぱ真澄にはこのユニフォームが似合ってますな~~」
真澄「そうか(笑)ありがとよ」
そして俺達は春の甲子園に向け、練習を始めた。
ナイン「バッチコ~~イ!!」
こうして昭和ナインは、毎日のように放課後練習を続けていたのだが、ある日、俺達は、信じられない話を耳にしてしまう・・・・・
監督「今日、ちょっとみんなに大事な話があるから、練習終わったら僕のところに集まってくれ」
監督がそう言い、ナインは練習中、監督が何を言おうとしているのかがすごく気になっていた。
田村「なんだろうね?」
落合「なんだろう?」
木村「気になるなー」
杉本「いい話ならいいけど・・・」
そして、練習が終わった。ナインが監督の元に集まる。
監督「それじゃあ、話を始めます・・・」
監督がちょっと暗い表情で話し始めた。
ヨウマ「(なんだろう・・・)」
監督「えー、非常に残念な話なんですが、実は昨日・・・・・
野球部の1年生3人が、学校内で喫煙していました・・・・・」
ナイン「・・・・・・・・・・」
俺達は驚きすぎて、言葉が出なかった。
監督「非常に残念です(泣)・・・・・」
監督が泣いているところを、初めて目の当たりにしてしまった。
監督「その3人は今日から謹慎処分としました」
その3人が謹慎になったと聞いた後、さらにショックな話を聞くことになる・・・
監督「それと、この野球部の活動も、しばらくは自粛するとゆう形にしたいと思います・・・非常に残念ですが・・・」
ナイン「・・・・・・・・・・」
真澄が復帰したばかりだとゆうのに、これから春の甲子園が待っていたとゆうのに、最悪の事態が起きてしまった・・・
これにより、当然春の大会には出場しないとゆう形になった。
ヨウマ「(そ、そんな・・・なんで・・・)」
そしてその日の夜、俺はよこちんに報告した。
よこちん「えーー!!??そんな・・・どうしてこんなことに・・・」
よこちんはとてもガッカリしてしまった。
よこちん「春の甲子園・・・出られないんだ・・・」
ヨウマ「・・・うん・・・残念だけど・・・」
これにより、よこちんを甲子園に連れて行くチャンスは、3年の夏だけとなった。
ヨウマ「また半年、待ってもらえるかな?」
よこちん「・・・わかった!頑張ってね!」
3年の夏に向け、俺は気持ちを切り替えた。果たして、今度こそ昭和ナインは甲子園に出場できるのだろうか!?
第29球へ続く
ヨウマ「二人とも、まずはごめん。急に野球辞めるとか言って。今は退部届けを出してないから一応野球部員でいるけど・・・」
真澄とよこちんは静かに聞いていた。
ヨウマ「俺が野球辞めるって言った事によって、よこちんはものすごく悲しんだし、真澄は野球部辞めちゃうしで、本当に二人には申し訳無いことをしました。ごめん・・・」
真澄が口を開いた。
真澄「謝るために呼んだのか?」
ヨウマ「・・・・・それもあるけど、大事な話をこれからします」
ここでちょっと間を置き、俺は口を開いた。
ヨウマ「冬休みの間、野球の事、真澄の事、よこちんの事など、いろいろ考えてたんだ。本当に俺は野球を辞めてしまっていいのかとか、続けるべきなんじゃないのかとか・・・・・」
真澄「・・・ほう・・・」
よこちん「・・・で??」
ヨウマ「んでー、答えが出ました!俺・・・・・
真澄と一緒に、よこちんを甲子園に連れて行きます!真澄、また野球部に戻ってきてくれないか!?」
俺はこの冬休みの間、約束を守れないまま卒業して、本当にいいのかと思った。あんなに二人の事を泣かした事が無かったので、すっごく悩んだが、やはり俺には野球しかない。それが俺が下した決断だった。
そして、真澄の答えは・・・・・
真澄「・・・・・その言葉を待ってたよ♪」
ヨウマ「・・・・・え?」
真澄「迷惑かけるかもしれないけど、またよろしくな!」
ヨウマ「ほ、本当!?」
俺はこの瞬間、興奮で体が震えた。
ヨウマ「あ・・・ありがとう(泣)・・・」
真澄「んじゃあ今から3人でキャッチボールすっべ!?」
ヨウマ「お、おう!!」
よこちん「久しぶりね!♪」
真澄の発言により、久しぶりに3人でキャッチボールを始めることにした。
ヨウマ「じゃあ真澄、これ・・・」
俺は真澄に由伸モデルのグローブを渡した。
真澄「おう、ありがと!やっぱこいつが左手にはまってないと寂しいよ!」
そして体育館でキャッチボールを始めた。
よこちん「ヨウマ球速いじゃ~~ん!辞める必要無いって!」
ヨウマ「そうだよな!(笑)」
真澄「まぁでも本当にお前が野球辞めなくてよかったよ。お前がいなきゃ意味無いもん!」
ヨウマ「うふっ♪真澄もいなきゃ意味無いよ。1番を打てるのはやっぱ真澄しかいねぇ♪」
真澄「ありがと(笑)」
俺達は日が暮れるまでキャッチボールをしていた。
ヨウマ「そろそろ帰ろうか~~」
よこちん「そうだね~~」
真澄「よし!帰ろう!」
俺達は帰宅する事にした。
そして3人で帰った。帰宅途中、よこちんが口を開いた。
よこちん「ヨウマ・・・」
ヨウマ「ん??何??」
よこちん「あの時、おもいっきり顔叩いちゃって、ごめんね(汗)」
真澄「お、俺もグローブおもいっきり叩きつけちゃって、ごめんな(汗)」
二人は俺にあの時の事で謝ってきた。
ヨウマ「あぁ、もういいって♪あれがあったからまた野球続けようって気になれたしさ」
真澄とよこちん「・・・そっか♪」
そして、バラバラになった。
真澄「じゃあ俺、明日また野球部に戻るからさ」
ヨウマ「おう!待ってるよ!じゃあね~」
よこちん「また明日~~」
そして、翌日の放課後・・・・・
真澄「とゆうわけで、また野球部に戻ってきました!みなさんご迷惑をおかけして、誠にすいませんでした!(汗)今日から春の甲子園目指して頑張っていきたいと思います!!皆様よろしくおねがいします!!」
ナイン「おかえり~~!!」
ぴな「おかえりなさい!」
監督「真澄おかえり!よく帰ってきてくれたな!ありがとう!また頑張っていこう!」
真澄「はい!!」
真澄が野球部に帰ってきた。
ヨウマ「う~~ん、やっぱ真澄にはこのユニフォームが似合ってますな~~」
真澄「そうか(笑)ありがとよ」
そして俺達は春の甲子園に向け、練習を始めた。
ナイン「バッチコ~~イ!!」
こうして昭和ナインは、毎日のように放課後練習を続けていたのだが、ある日、俺達は、信じられない話を耳にしてしまう・・・・・
監督「今日、ちょっとみんなに大事な話があるから、練習終わったら僕のところに集まってくれ」
監督がそう言い、ナインは練習中、監督が何を言おうとしているのかがすごく気になっていた。
田村「なんだろうね?」
落合「なんだろう?」
木村「気になるなー」
杉本「いい話ならいいけど・・・」
そして、練習が終わった。ナインが監督の元に集まる。
監督「それじゃあ、話を始めます・・・」
監督がちょっと暗い表情で話し始めた。
ヨウマ「(なんだろう・・・)」
監督「えー、非常に残念な話なんですが、実は昨日・・・・・
野球部の1年生3人が、学校内で喫煙していました・・・・・」
ナイン「・・・・・・・・・・」
俺達は驚きすぎて、言葉が出なかった。
監督「非常に残念です(泣)・・・・・」
監督が泣いているところを、初めて目の当たりにしてしまった。
監督「その3人は今日から謹慎処分としました」
その3人が謹慎になったと聞いた後、さらにショックな話を聞くことになる・・・
監督「それと、この野球部の活動も、しばらくは自粛するとゆう形にしたいと思います・・・非常に残念ですが・・・」
ナイン「・・・・・・・・・・」
真澄が復帰したばかりだとゆうのに、これから春の甲子園が待っていたとゆうのに、最悪の事態が起きてしまった・・・
これにより、当然春の大会には出場しないとゆう形になった。
ヨウマ「(そ、そんな・・・なんで・・・)」
そしてその日の夜、俺はよこちんに報告した。
よこちん「えーー!!??そんな・・・どうしてこんなことに・・・」
よこちんはとてもガッカリしてしまった。
よこちん「春の甲子園・・・出られないんだ・・・」
ヨウマ「・・・うん・・・残念だけど・・・」
これにより、よこちんを甲子園に連れて行くチャンスは、3年の夏だけとなった。
ヨウマ「また半年、待ってもらえるかな?」
よこちん「・・・わかった!頑張ってね!」
3年の夏に向け、俺は気持ちを切り替えた。果たして、今度こそ昭和ナインは甲子園に出場できるのだろうか!?
第29球へ続く
応援ありがとうございます!
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