ベストナイン

秋本シラキ

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第29球 スーパー転校生

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あれから時は流れ、ついに俺達は3年生になった。今日は最後のクラス替えの日。最後の学年だから、最高のクラスの一員になりたいところだ。



俺はC組の教室でクラス分けを見た。



ヨウマ「・・・あ、A組だ!A組に逆戻りだわ(笑)」



俺は荷物をまとめ、A組の教室に向かった。

ヨウマ「誰かいるかな~~・・・」



そして、A組の教室の前まで来た。

ヨウマ「あ~~なんか緊張するぞ(汗)」



そして俺は、教室に入った!

ヨウマ「頼む!誰かいてくれ!!」



すると・・・・・



ヨウマ「あ!!!」



そこにいたのは・・・・・




真澄とさいち「お!ヨウマ!!」



なんと!真澄とさいちだった!

ヨウマ「え?もしかして、二人とも3年連続でA組??」

真澄「うん(笑)3年連続でA組はうちらだけみたい(笑)てか、ヨウマ、A組だからここ来たんだよな??」

ヨウマ「・・・・・そう(笑)」

真澄「・・・てことはー・・・」

さいち「・・・てことはー・・・」

ヨウマ「・・・俺達ー・・・」



ヨウマと真澄とさいち「同じクラスだーーー!!!(笑)」



俺と真澄とさいちは大声で叫んだ。

真澄「やったじゃん!また同じクラスだな!」

ヨウマ「ね!すごいね!」

さいち「またよろしくね♪」



と、俺達3人が興奮している時に、またしてもすごいことが起こった!!・・・



よこちんと歩「・・・あれ!!??」



ヨウマと真澄とさいち「・・・あーーー!!!」



なんと!よこちんと歩もA組だった!!この二人は3年連続で同じクラスだ。

ヨウマ「す・・・すごすぎ(笑)」

真澄「クラス替えって、いろんなドラマが生まれるよな(笑)」



そしてさらに・・・



浩一「・・・あ!!」

ヨウマと真澄「あ!!」

浩一「キターーー!!!野球部!!!(笑)」



浩一もA組だった!

ヨウマ「うちら同じクラスになったの初めてだね!」

浩一「だね!よろしくさん♪」



また、B組は純・八木っちょ・莉緒。C組はセオスとパル岡がまた同じクラスになり、一郎もC組に。D組はぴな・泰彰・幸希・しまこ。E組は中ちゃんとさくらがようやく同じクラスになり、大我・友香もE組、とゆう形になった。



そしてこの日は、転校生が来るとか来ないとか・・・

真澄「今日転校生来てるらしいよ」

浩一「ね~~、どんな人なんだろう?」

ヨウマ「噂では、A組になるらしいけど・・・」



そして担任の先生が教室に入ってきた。先生の挨拶などが終わり、ここで転校生の紹介が行なわれた。

ヨウマ「あ、やっぱりうちのクラスだったんだ!」



そして先生がその転校生を呼ぶ。

先生「それでは、教室に入ってきてくださ~~い!」

ヨウマ「あ~~どんな人なんだろう~~」

真澄「ワクワクするな~~」



そして、転校生が教室に入ってきた!!



その転校生は教卓の前に立ち、自己紹介を始めた。



貞「みなさん初めまして。今日から昭和高校に通う事になった、河西と申します!貞って呼んで下さい!よろしくお願いします!」



生徒達は拍手を送った。ここで質問タイムが始まった。

真澄「はい!」



真澄が手を挙げた。

真澄「趣味は何ですか!?」



ここで貞は、こう答えた。

貞「はい、野球です!!」

ヨウマ・真澄・浩一「お~~~!!!」



ビックリした(笑)ここで浩一が質問した。

浩一「や、野球部には入るんですか??」

貞「あ、前の高校ではレギュラーだったんで、もちろん入ります!」

ヨウマ・真澄・浩一「イエーーーーー!!!!!」



俺ら3人はとても興奮した。



そして俺が質問した。

ヨウマ「えっと、ちなみに好きな球団は??」



すると貞から、意外な答えが返ってきた。

貞「好きな球団は~~、日本だったら湘南シーレックスとサーパス神戸とグッドウィルですね。メジャーだったらパドレスとロイヤルズとブレーブスとブリュワーズですかね」

ヨウマ「(え!?日本の球団って・・・それ3つとも横浜・オリックス・西武の2軍の名前じゃん!(笑))」

真澄「(メジャーの好きな球団って、ヤンキースとかレッドソックスとかドジャースとかの名門じゃないんだね(笑)しかも彼の好きな球団の選手、俺誰も知らないわ(笑))」



これは野球を知り尽くしているとゆう証拠なのだろうか!!??だとするととても貴重な戦力になる事間違いない!そこで浩一が質問した。

浩一「あ、ポジションはどこですか!?」

貞「ポジションは、どこでもやれます!ちなみに打順も」

ヨウマ・真澄・浩一「すげーーー!!!(笑)」



まさにスーパー転校生だ!



とゆうわけで、早速貞は野球部に入部した。

貞「みなさん、よろしくお願いします!」

ナイン「よろしくーーー!!!」

監督「大物が加入ですね!」

ぴな「楽しみ♪」



貞が加入してからは、貞は練習試合で、いろんな打順に入ったり、中継ぎで出てきたり、ここ一番の代打で出てきたりなど、大忙しだった。

監督「こりゃ~レギュラー争いが激しくなりそうだな!」

ぴな「ですね!」



貞の活躍は、他のナインにもいい影響を与えた。

田村「あの人頑張ってるよな~~」

木村「俺達も負けてらんないね!」

杉本「だね!俺達も頑張らなきゃ!」

落合「てかかっこいいわ~~」



それから時は流れ、夏がやってきた。去年の悔しさを晴らすかのように、俺達は夏の予選で大爆発した。俺の防御率は1点台、チーム打率は3割台、貞の代打成功率は7割、1試合平均8得点・・・強すぎである(笑)




そして、俺達はついに決勝まで駒を進めた。去年苦汁を飲まされた決勝だ。

ヨウマ「もう去年と同じような事は絶対にしないぞ!」

真澄「頑張ってくれな!」

パル岡「期待してるぜ!」



そして決勝の相手は、またしても去年と同じ飛鳥高校だった。また菅野のナックルに苦しむのか、と思いきや・・・

監督「今年はナックル対策は万全だ!負ける心配は無い!」



そう、監督はナインのためにナックルの投げ方を覚え、ナインにナックルを投げ、それを打つ練習をさせていたのだった!!さすが我らの北原監督である。

ヨウマ「この人が監督でよかったなーー・・・」



果たして俺達は、菅野のナックルをとらえる事はできるのだろうか!?




第30球へ続く
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