ベストナイン

秋本シラキ

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第33球 夢の舞台

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夏の予選で甲子園出場を果たしてから、数日後・・・



ヨウマ「ついに来たね~~」

真澄「来ちゃいましたね~~」

パル岡「草だらけだね~~」



そう、俺達は甲子園球場に来ていた。

純「俺達、本当によくここまで頑張ったよな」

浩一「ここでまた胴上げがしたいね!」

セオス「よ~~し!ここでいっぱいホームラン打って、プロにいくぞ!!」



ナインの自信は強かった。夏の予選で昨年の覇者・飛鳥高校から18点を奪い、完全試合を成し遂げた。「俺達は強い・俺達はいける」とゆう思いを、ナイン全員が持っていた。

ヨウマ「せっかくここまで来たんだ、やるからにはどんな形でもいいから優勝するだけだ!」

真澄「そうだな!絶対に勝とう!」

八木っちょ「勝つしかない!」

一郎「安心しろ、9回は俺がピシャリと抑えてやるから!」



そして、ついに1回戦の日がやってきた。

ヨウマ「あ~~ついにきたか~~」



夏休みとゆうこともあり、甲子園までよこちん達がかけつけてきてくれた。

よこちん「あっつ~~い(汗)」

歩「暑いわね(汗)死にそう~~・・・」

しまこ「こんな暑い中、みんな野球やるのね(汗)」

さいち「大変だね~~。みんな頑張ってプレイするんだから、私達もしっかり応援しないとね!」



そして、ミス昭和・友香も来てくれた!

友香「いよいよね!楽しみ~♪」



もちろん、応援団やブラスバンド部もかけつけてきてくれた。

ヨウマ「こんな暑い中みんな応援してくれるんだ、頑張らないと!」

真澄「絶対に甲子園の土は持って帰らないぞ!持ってかえるのは、チャンピオンフラッグとウイニングボールだ!!」



1回戦の相手は広島県代表の福山高校だ。1回戦からいきなり強い学校と当たってしまった。その強豪福山高校のスタメンは、以下の通り。



1番セカンド  小島

2番ショート  永井

3番ファースト 勝沼

4番サード   宮澤

5番ライト   山崎

6番ピッチャー 野村

7番レフト   石川

8番キャッチャー鈴木

9番センター  池上



特に4番の宮澤とピッチャーの野村は相当すごいらしい・・・でも勝つしかない!



そして、昭和ナインと福山ナインが互いに礼をし、試合開始となった。この試合ではうちらが先攻だ。

監督「よ~~しみんな!今日はとにかくなにがなんでも勝ちましょう!」

ぴな「みんな頑張ってね!!」



1回の表、打席に向かうのは・・・



昭和ナインの切り込み隊長・真澄だ!

真澄「うっしゃ!!」



応援団が早速応援を始めた。

幸希「さ~~ついに1回戦が始まりました~~!!それではみなさん!まずは真澄君に出塁してもらいましょ~~!!」

莉緒「今日はかなり暑いですが、暑さに負けずに応援よろしくお願いしま~~す!!」

幸希「かっとばっせかっとばっせまーすーみー!!」



真澄が打席に立った。真澄は緊張していた。

真澄「(うわ~~、さすがに緊張するわ(汗))」

野村「いきなり噂の昭和高校と対戦か!悪いが、この1回戦を勝ち抜くのは、この俺達だ!」



野村は大口を叩き、真澄に初球、ストレートから入った!



効果音「ビュン!!」

真澄「速ぇ!!」

審判「ストライーーク!!」



球速は150キロだった!!

ヨウマ「ひえーー(汗)」



それから真澄は野村の球を捕らえきれず、セカンドゴロに倒れた。

真澄「あちゃ~~(汗)」



続く2番大我も・・・



効果音「カキン」

大我「がっっっ!!!」



打球は力無くショートフライ。

野村「ふっふっふ・・・」



そして、3番純が打席に立った。

純「(こいつ球速いな・・・なんとかセオスに回さなきゃ・・・)」



そして純は、異表をついた!!



野村「な!・・・」

効果音「ビュン!」



純は野村が投げる瞬間、セーフティーバントの構えを見せた!!



効果音「コン」



打球は3塁線に転がった!サードが後ろの方に守っていたので、純はセーフとなった!

審判「セーフ!!」

純「よーし!!」



これには甲子園のアルプススタンドが沸いた!

幸希「やったね!!」

莉緒「ドンドン揺さぶっていこう!!」



野村「ちっ!まぁいい、この回は0点で終わらせてやる!」

野村は舌打ちをしたが、すぐに気持ちを切り替えた。



そして、昭和の怪物、セオスが打席に向かった!「4番、ファースト、瀬尾君」のアナウンスがあった瞬間、場内から大歓声が沸き起こった。

セオス「俺、もうそんな有名人になっちゃってんの?(笑)」



この日はプロ野球のスカウトの人間がたくさん来ているので、セオスにとっても燃える場面である。

セオス「ヤクルトさ~~ん、観ててくださいね♪」



そしてセオスが打席に立った。野村は渾身のストレートを投じた!



効果音「ブン!!」



セオスは初球から振っていったが、空振りとなった。

野村「ふっ!」

セオス「速いな~~・・・」



2球目も・・・



効果音「ブン!!」



またしてもストレートに空振りだ。

野村「3球で終わらせてあげようか?」

セオス「へっ♪お前さんのストレートがどんなもんか、今の2球でわかったよ♪かかってこい!!」



そして、3球目・・・



セオス「そこだ!!」



セオスはバットを振った!!!!・・・・が・・・・



セオス「・・・・・え!?」



セオスがバットを振った瞬間、球が右に曲がった!



効果音「カキン」

野村「よし!」

セオス「なっ!馬鹿な・・・」



打球は大きな弧を描いて外野まで飛んだが、打球に勢いはなく、センターフライに打ち捕られてしまった。

野村「ふ~~、助かった~~♪」



福山ナインがベンチに戻っていった。

セオス「くっそ~~!!」



野村の投げた球、それは・・・・・カットボールだった。途中までストレートに見えるが、急に曲がってバットの芯を外すため、まともに振ると詰まって外野フライになってしまうのである。

セオス「ストレートとカットボールをうまく見極めないとな~~・・・」



これはかなり厄介なピッチャーである。でも俺は仲間達が援護してくれると信じて、1回の裏のマウンドに向かった。



俺がベンチから出てきた瞬間、早くも大歓声が沸き起こった!嬉しいものです。



1回の裏、福山高校の攻撃。バッターは1番の小島。

よこちん「ヨウマ・・・甲子園に連れて来てくれて、本当にありがとね・・・絶対優勝してね!」



よこちん達が見守る中、俺は小島に初球ストレートから入った。

ヨウマ「とう!!」



効果音「ビュン!!」



審判「ストライーーク!!」



初球からスピードガンは147キロを計測した!

パル岡「いいね~いいね~、球が走ってるよ!この調子でドンドンいってくれ!」



それからカウントが2‐1となり、最後は外に流れるスライダーで三振を奪った!

ヨウマ「ふ~~~♪」

真澄「オッケ~~!!」



続く2番永井は2‐3までいったが、最後はフォークで空振り三振に仕留めた!

ヨウマ「よし!」

泰彰「いいね~いいね~」

貞「今日も絶好調だね!」



だが、3番勝沼には・・・



効果音「カキン!」



カーブをうまくライト前へ持って行かれた。

ヨウマ「あちゃ~~」



ここでバッターは、4番宮澤。

ヨウマ「(この人が相当すごいらしいんだよなぁ)」



それを象徴するかのように、宮澤が出てきただけで応援団の盛り上がりがすごかった。

ヨウマ「なんとしても抑えるぞ!」

宮澤「まずは先制ホームランといきますか!」



宮澤との勝負が始まった!



まずは初球・・・



審判「ストライーーク!!」



2球目・・・



審判「ストライーーク!!」



2球とも変化球で簡単に追い込んだ!ここでパル岡はストレートを要求してきた。

ヨウマ「三球三振だ!!」






だが・・・・・







効果音「カキーーーン!!!」








審判「ホームラーーン!!」






ナイン「・・・・・・・」




第34球へ続く
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