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第44球 第2の野球人生
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この1本の電話により、緊急記者会見が行なわれることになった。
ヨウマ「あ~~、何て言おう・・・」
目の前には多くのカメラマンや記者達がいる。俺は緊張しながらもうまく自分の言葉で話せた。
そして、その会見の様子が、夕方のニュースで流れた。この時よこちんはちょうどチャンネルをまわしている時だった。
よこちん「なんかおもしろいものやってないかな~~・・・あれ!?ヨウマじゃん!?」
この時俺はスーツ姿でテレビに映っていたので、よこちんは驚いた。
よこちん「ス、スーツなんか着ちゃって・・・何かあったの!?」
そして、プロ野球界に、日本全国中に衝撃が走った・・・・・
ヨウマ「・・・・・え~~、今朝突然告げられたのですが、この度・・・・・」
よこちん「・・・・・・・」
ヨウマ「金銭トレードで巨人軍に入団することになりました・・・」
そう、俺は真澄が所属する巨人に、金銭トレードとゆう形で移籍することになった。本当に驚いた・・・
よこちん「ウッソ!!??ヨウマが巨人に!?」
かつて、俺は「甲子園のアイドル」と呼ばれ、そのまま阪神に入団しただけに、日本の全国民が驚いた。海の向こうにいるセオスも、このニュースを聞いて驚いていた。
セオス「ヨウマ巨人か~~、巨人がますます強くなりそうだな!」
これにより、巨人はまたもや「金で選手を獲得した」とかいろいろ批判を浴びるが、でも俺は長い歴史を誇る巨人に入団できて、正直嬉しかった。真澄ともまた野球ができるし!
そして俺はこうコメントした。
ヨウマ「え~~、阪神さんにはお世話になりましたが、これからは巨人軍で、第2の野球人生を歩んでいこうと思います。また真澄君と野球ができるのが楽しみです」
テレビを見ていた真澄は涙していた。
真澄「ヨウマ~~!!巨人に来てくれてありがとう~~(涙)これってもしかして、俺の打球がヨウマの顔面に当たった結果なのかな・・・災い転じて福となす、かな?(笑)」
俺が巨人に入ったことにより、真澄は喜んでくれたが、やはりよこちんはちょっと複雑な気持ちになる。
よこちん「は~~・・・巨人か~~・・・でも、長年ずっと一緒だった二人のこと応援しなきゃ!」
それから数日後、真澄の打球を顔面に受けてからまともに会話していなかった真澄と、東京ドームで会った。
ヨウマ「よ!」
真澄「おう!」
お互い、気まずい空気が流れることはなく、むしろ真澄は大歓迎してくれていた。
真澄「あの時はすまんな~~。でも、あれがあったからお前は巨人に来れたのかもな!」
ヨウマ「そうかもね!きっと、野球の神様がもう一度、俺達に一緒に野球をやらせてくれるようにしてくれたんだと思う。だからあんな怪我は、幸福の怪我だよ♪」
それから時は流れ、2021年、プロ野球が開幕した。巨人の開幕の相手は・・・・・阪神だった・・・
真澄「早速古巣との対戦ですな(笑)」
ヨウマ「ね!(笑)でももう俺は巨人軍の一員さ!全力で頑張るよ!」
俺は東京ドームでの開幕3戦目に先発した。巨人に来て初の東京ドームでのマウンドである。この日はよこちんが応援に来てくれていた。
よこちん「私巨人応援するの初めてかも(笑)」
俺はよこちんと、巨人ファンの超熱い声援に支えられ、見事!完封勝利で古巣・阪神に勝った!
よこちん「ヨウマ・・・おめでとう・・・」
この日のお立ち台は俺と、3打点の真澄だった。巨人に来て初のお立ち台で、早速真澄とお立ち台に上がった。
ヨウマ「まさかいきなり真澄と並ぶとはな~~」
真澄「明日の新聞の一面が楽しみだな(笑)」
それから俺は完全復活を果たし、開幕から無傷の5連勝!シーズン通して15勝3敗とゆう、完璧とも言える内容だった!15勝したのは、新人の年以来だった。
それからこの年は俺の活躍もあり、巨人が優勝した。MVPにも選ばれ、最高の1年間だった。これで俺はすっかり巨人の一員になり、応援してくれるファンが急増した。
真澄「いや~~あんたの人気すごすぎだよ(笑)」
ヨウマ「ね(笑)阪神ファンも熱いけど、巨人ファンも熱いね~~。よくあんなにオレンジのタオル回してるけど、腕痛くならないのかね?(汗)」
真澄「あ~~俺やったことあるけど、ずっと回してると痛くなるから、片方の手に変えるよ(笑)」
ヨウマ「やっぱそうか!(笑)」
また、セオスは夜寝る前に必ずパソコンで、日本の野球について調べてから寝てるそうだ。
セオス「ヨウマは巨人で完全復活したな~~。ヨウマすごいよ・・・俺も負けてらんね~!」
それからも俺は巨人で活躍し続けた。翌年の2022年は優勝を逃したが、この年は14勝をあげた!それからも毎年10勝をクリアし、23・25年に優勝を果たしている。
よこちん「ヨウマすごいよ~~。何でこんなに勝てるんだろう(笑)」
俺はよこちんが喜ぶ阪神に入団したわけだが、真澄と一緒に野球ができることがすごく楽しいとゆうことが改めてわかったので、このまま俺は巨人で引退できればなとも思い始めてきた。阪神に対する未練は無かった。
ヨウマ「このまま巨人に骨埋めるつもりでやってこー・・・」
だが、俺は2026年から、成績が下降気味になってきた・・・この年は開幕投手を任されたが、3回7失点でKO・・・
ヨウマ「・・・やべぇ・・・」
この年はたったの4勝しかできなかった。負けは10・・・チームも俺の不調のせいか、優勝を逃すどころか、何年振りかにBクラスに終わった。
ヨウマ「巨人がBクラスなんて・・・」
セオスは海の向こうで心配していた。
セオス「ヨウマ大丈夫かな・・・まぁまた来年10勝するだろう!また来年頑張れや!」
しかし、2027年も決していい成績は残せなかった。3勝8敗とゆう不本意な成績だった。
よこちん「ヨウマ、この2年間、なんか変(汗)・・・」
そして2028年、俺は春のキャンプの時に右足の肉離れを起こしてしまう・・・最悪のスタートとなった・・・
ヨウマ「やっべぇよマジ・・・」
実は2025年辺りから、誰にも話せないでいたが、足に不安があった。そして2026年から本来の投球ができなくなり、チームも2年続けてV逸。
そしてこの2028年、俺は1軍のマウンドに上がることが無かった。チームも3年連続のV逸。とても悲しい・・・治療と戦う毎日だった。
また、真澄も俺につられるかのように、毎試合全力で走るせいか、いつの間にか足に爆弾を抱えるようになっていた。盗塁の数も年々減ってきている。気付けば、1番を剥奪されていた。
真澄「そろそろ、やばいかも・・・」
そんな中、俺はこの年のオフ、巨人の幹部から電話でこんな事を言われた・・・
ヨウマ「はいもしもし・・・・・・・・・・え!!??・・・・・」
それは、あまりにも突然だった・・・来年俺は、巨人の構想に入っていないと言われた・・・そう、戦力外通告を受けた・・・せっかく怪我が治りかけていたとゆう時だった・・・いつまた怪我が再発するかもわからないような選手を置いておけないと言われた・・・
ヨウマ「そんな・・・マジかよ・・・」
これを聞いた真澄と、アメリカにいるセオスはショックを隠せなかった・・・
真澄「マジかよ・・・ヨウマ・・・残念・・・(泣)」
セオス「えーー!!??ヨウマが巨人から戦力外通告!?ば・・・馬鹿な・・・ウソだろ・・・」
よこちんも相当ショックだった。
よこちん「そんな・・・ヨウマ、もう駄目なのかな・・・」
正直、俺も足が限界にきていた。これ以上プロでやっていく自信を、少し無くしかけている時だった。もう、俺はこのまま静かに引退するべきか、悩んだ。
ところが・・・・・
数日後、ある人物から電話がかかってきた・・・
ヨウマ「はいもしもし・・・・・」
それは、地獄から天国に行ける気分を味わえるような電話だった!
ヨウマ「ほ、本当ですか!?あ、ありがとうございます!」
俺は巨人に移籍が決まった時は真澄に真っ先に伝えたので、今回も真澄に最初に伝えた。
真澄「本当に!?そうか、よかったじゃんかよ!」
よこちんも喜んでいた。
よこちん「そうかぁ、よかったーー!」
その電話は、阪神の幹部からだった。もう一度うちでやらないかとゆう電話だった。このような形で古巣に戻るとは、思ってもいなかった。
真澄とはもう同じ球団で野球が出来ないが、こうなったなら俺は阪神でユニフォームを脱ごうと決めた。
ヨウマ「あと何年野球ができるかわからない状態だけど、頑張るしかない!」
果たして俺は、古巣阪神でもう一花咲かせることはできるのか!?そして、真澄も現役生活を続けられるのか!?そして、セオスもアメリカで野球を続けられるのか!?
第45球へ続く
ヨウマ「あ~~、何て言おう・・・」
目の前には多くのカメラマンや記者達がいる。俺は緊張しながらもうまく自分の言葉で話せた。
そして、その会見の様子が、夕方のニュースで流れた。この時よこちんはちょうどチャンネルをまわしている時だった。
よこちん「なんかおもしろいものやってないかな~~・・・あれ!?ヨウマじゃん!?」
この時俺はスーツ姿でテレビに映っていたので、よこちんは驚いた。
よこちん「ス、スーツなんか着ちゃって・・・何かあったの!?」
そして、プロ野球界に、日本全国中に衝撃が走った・・・・・
ヨウマ「・・・・・え~~、今朝突然告げられたのですが、この度・・・・・」
よこちん「・・・・・・・」
ヨウマ「金銭トレードで巨人軍に入団することになりました・・・」
そう、俺は真澄が所属する巨人に、金銭トレードとゆう形で移籍することになった。本当に驚いた・・・
よこちん「ウッソ!!??ヨウマが巨人に!?」
かつて、俺は「甲子園のアイドル」と呼ばれ、そのまま阪神に入団しただけに、日本の全国民が驚いた。海の向こうにいるセオスも、このニュースを聞いて驚いていた。
セオス「ヨウマ巨人か~~、巨人がますます強くなりそうだな!」
これにより、巨人はまたもや「金で選手を獲得した」とかいろいろ批判を浴びるが、でも俺は長い歴史を誇る巨人に入団できて、正直嬉しかった。真澄ともまた野球ができるし!
そして俺はこうコメントした。
ヨウマ「え~~、阪神さんにはお世話になりましたが、これからは巨人軍で、第2の野球人生を歩んでいこうと思います。また真澄君と野球ができるのが楽しみです」
テレビを見ていた真澄は涙していた。
真澄「ヨウマ~~!!巨人に来てくれてありがとう~~(涙)これってもしかして、俺の打球がヨウマの顔面に当たった結果なのかな・・・災い転じて福となす、かな?(笑)」
俺が巨人に入ったことにより、真澄は喜んでくれたが、やはりよこちんはちょっと複雑な気持ちになる。
よこちん「は~~・・・巨人か~~・・・でも、長年ずっと一緒だった二人のこと応援しなきゃ!」
それから数日後、真澄の打球を顔面に受けてからまともに会話していなかった真澄と、東京ドームで会った。
ヨウマ「よ!」
真澄「おう!」
お互い、気まずい空気が流れることはなく、むしろ真澄は大歓迎してくれていた。
真澄「あの時はすまんな~~。でも、あれがあったからお前は巨人に来れたのかもな!」
ヨウマ「そうかもね!きっと、野球の神様がもう一度、俺達に一緒に野球をやらせてくれるようにしてくれたんだと思う。だからあんな怪我は、幸福の怪我だよ♪」
それから時は流れ、2021年、プロ野球が開幕した。巨人の開幕の相手は・・・・・阪神だった・・・
真澄「早速古巣との対戦ですな(笑)」
ヨウマ「ね!(笑)でももう俺は巨人軍の一員さ!全力で頑張るよ!」
俺は東京ドームでの開幕3戦目に先発した。巨人に来て初の東京ドームでのマウンドである。この日はよこちんが応援に来てくれていた。
よこちん「私巨人応援するの初めてかも(笑)」
俺はよこちんと、巨人ファンの超熱い声援に支えられ、見事!完封勝利で古巣・阪神に勝った!
よこちん「ヨウマ・・・おめでとう・・・」
この日のお立ち台は俺と、3打点の真澄だった。巨人に来て初のお立ち台で、早速真澄とお立ち台に上がった。
ヨウマ「まさかいきなり真澄と並ぶとはな~~」
真澄「明日の新聞の一面が楽しみだな(笑)」
それから俺は完全復活を果たし、開幕から無傷の5連勝!シーズン通して15勝3敗とゆう、完璧とも言える内容だった!15勝したのは、新人の年以来だった。
それからこの年は俺の活躍もあり、巨人が優勝した。MVPにも選ばれ、最高の1年間だった。これで俺はすっかり巨人の一員になり、応援してくれるファンが急増した。
真澄「いや~~あんたの人気すごすぎだよ(笑)」
ヨウマ「ね(笑)阪神ファンも熱いけど、巨人ファンも熱いね~~。よくあんなにオレンジのタオル回してるけど、腕痛くならないのかね?(汗)」
真澄「あ~~俺やったことあるけど、ずっと回してると痛くなるから、片方の手に変えるよ(笑)」
ヨウマ「やっぱそうか!(笑)」
また、セオスは夜寝る前に必ずパソコンで、日本の野球について調べてから寝てるそうだ。
セオス「ヨウマは巨人で完全復活したな~~。ヨウマすごいよ・・・俺も負けてらんね~!」
それからも俺は巨人で活躍し続けた。翌年の2022年は優勝を逃したが、この年は14勝をあげた!それからも毎年10勝をクリアし、23・25年に優勝を果たしている。
よこちん「ヨウマすごいよ~~。何でこんなに勝てるんだろう(笑)」
俺はよこちんが喜ぶ阪神に入団したわけだが、真澄と一緒に野球ができることがすごく楽しいとゆうことが改めてわかったので、このまま俺は巨人で引退できればなとも思い始めてきた。阪神に対する未練は無かった。
ヨウマ「このまま巨人に骨埋めるつもりでやってこー・・・」
だが、俺は2026年から、成績が下降気味になってきた・・・この年は開幕投手を任されたが、3回7失点でKO・・・
ヨウマ「・・・やべぇ・・・」
この年はたったの4勝しかできなかった。負けは10・・・チームも俺の不調のせいか、優勝を逃すどころか、何年振りかにBクラスに終わった。
ヨウマ「巨人がBクラスなんて・・・」
セオスは海の向こうで心配していた。
セオス「ヨウマ大丈夫かな・・・まぁまた来年10勝するだろう!また来年頑張れや!」
しかし、2027年も決していい成績は残せなかった。3勝8敗とゆう不本意な成績だった。
よこちん「ヨウマ、この2年間、なんか変(汗)・・・」
そして2028年、俺は春のキャンプの時に右足の肉離れを起こしてしまう・・・最悪のスタートとなった・・・
ヨウマ「やっべぇよマジ・・・」
実は2025年辺りから、誰にも話せないでいたが、足に不安があった。そして2026年から本来の投球ができなくなり、チームも2年続けてV逸。
そしてこの2028年、俺は1軍のマウンドに上がることが無かった。チームも3年連続のV逸。とても悲しい・・・治療と戦う毎日だった。
また、真澄も俺につられるかのように、毎試合全力で走るせいか、いつの間にか足に爆弾を抱えるようになっていた。盗塁の数も年々減ってきている。気付けば、1番を剥奪されていた。
真澄「そろそろ、やばいかも・・・」
そんな中、俺はこの年のオフ、巨人の幹部から電話でこんな事を言われた・・・
ヨウマ「はいもしもし・・・・・・・・・・え!!??・・・・・」
それは、あまりにも突然だった・・・来年俺は、巨人の構想に入っていないと言われた・・・そう、戦力外通告を受けた・・・せっかく怪我が治りかけていたとゆう時だった・・・いつまた怪我が再発するかもわからないような選手を置いておけないと言われた・・・
ヨウマ「そんな・・・マジかよ・・・」
これを聞いた真澄と、アメリカにいるセオスはショックを隠せなかった・・・
真澄「マジかよ・・・ヨウマ・・・残念・・・(泣)」
セオス「えーー!!??ヨウマが巨人から戦力外通告!?ば・・・馬鹿な・・・ウソだろ・・・」
よこちんも相当ショックだった。
よこちん「そんな・・・ヨウマ、もう駄目なのかな・・・」
正直、俺も足が限界にきていた。これ以上プロでやっていく自信を、少し無くしかけている時だった。もう、俺はこのまま静かに引退するべきか、悩んだ。
ところが・・・・・
数日後、ある人物から電話がかかってきた・・・
ヨウマ「はいもしもし・・・・・」
それは、地獄から天国に行ける気分を味わえるような電話だった!
ヨウマ「ほ、本当ですか!?あ、ありがとうございます!」
俺は巨人に移籍が決まった時は真澄に真っ先に伝えたので、今回も真澄に最初に伝えた。
真澄「本当に!?そうか、よかったじゃんかよ!」
よこちんも喜んでいた。
よこちん「そうかぁ、よかったーー!」
その電話は、阪神の幹部からだった。もう一度うちでやらないかとゆう電話だった。このような形で古巣に戻るとは、思ってもいなかった。
真澄とはもう同じ球団で野球が出来ないが、こうなったなら俺は阪神でユニフォームを脱ごうと決めた。
ヨウマ「あと何年野球ができるかわからない状態だけど、頑張るしかない!」
果たして俺は、古巣阪神でもう一花咲かせることはできるのか!?そして、真澄も現役生活を続けられるのか!?そして、セオスもアメリカで野球を続けられるのか!?
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