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耳のフタ
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料理教室の先生に、先々週の当日ドタキャンのお詫びと、習って作った物を食べる時のデザートを兼ねて、ぽぽんたで、ケーキを買おうと、笙悧は、商店街のアーケードを歩いていた。
夕方、行き交う買い物客で混雑し始めていて、マスクを着けていても、やっぱり嫌な臭いがする…
先の方に、人が集まっていた。
何だろう?と、笙悧は思いながら、集まっている人を避けようと、少し斜めに足を進めていく。
集まっている人の中に、αが多くいると、嫌な臭いを濃く強く感じてしまうからだ。
ギターと歌が、笙悧の耳に聴こえた。
笙悧の足は、歌とギターに誘われて、人が集まっている方へと進んでいた。
人が集まっているのは、ぽぽんたの前だった。
集まっている人たちの一番、外側に、笙悧は立った。
人と人の隙間から、窓越しに見えたのは、椅子に座って歌っている黒いジャージの宇宙と、アップライトピアノの前の長椅子に座ってギターを弾いている巌だった。
集まっている人が立ってるせいで、開けっ放しになってしまっている自動ドアから、ギターと歌が聴こえて来る。
真っすぐな歌声は、詞のひとつひとつが、はっきりと聴こえる。
包み込まれるような、あたたかな低音。
裏声になる寸前の高音まで引き上げられた声が、切なく響く。
宇宙の歌に寄り添う、巌のギターの、やさしい音色。
希更が話している時に、巌が即興で弾いていたギターを聴いて、みんなが「下手」と言っているのは冗談だと、笙悧は、わかっていたけれど。
――宇宙の高く透き通る裏声で、歌が終わる。
静けさだけがあった。
歌声とギターが響いていた、この空気を壊してしまいたくなくて、誰もが拍手をできずにいた。
「って感じで。」
巌は言うと、ギターとピックを、宇宙に渡した。
宇宙は、ギターとピックを受け取ると、弾き始める。
笙悧は、あ~あ…と、背負っているリュックが滑り落ちそうなほど、肩を落とした。
途切れ途切れに、宇宙が弾くギターのコードに、集まっていた人たちは笑って、空気は一気に、ゆるむ。
「練習、がんばって~」
「歌、よかったよ」
「また聴かせてね」
口々に言って、それぞれ、歩いて行く。
残ったのは、おばあちゃんと、小学生を連れたお母さんと、笙悧だけだった。
一度、閉まってしまった自動ドアから、順番に並んで、店に入って行く。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
希更と巌と宇宙の声が、心地いいハーモニーを奏でる。
宇宙は、笙悧を見て、あ…という顔をして、うつむくと、途切れ途切れに、ギターのコードを弾く。
笙悧は、宇宙の前へ行って、頭を下げた。
「お礼が遅くなって、すみません。先日は、ありがとうございました」
「ううん。何にも。」
宇宙は、うつむいたまま、ごにょごにょ、言った、ギターのコードを弾きながら。
「宇宙くん、また、人助け?」
おばあちゃんが、にこにこ、宇宙に話しかける。
「困ってたから…」
宇宙は、うつむいたままで答えた、ギターのコードを弾きながら。
お礼は言ったので、笙悧は、ショーケースの前に立つ小学生とお母さんの後ろに並んだ。
「もう、巌くんが伴奏してあげなさいよ」
おばあちゃんが、アップライトの前の長椅子に座っている巌の肩を叩いて、言う。
「今年は、こいつ、一人で出るんだよ。俺は、自分のバンドで出るから、こいつの伴奏できないの。一人が、あちこちの発表に出るの、ダメなんだよ」
「そのルールが作られたの、この人が原因なんですよ」
ショーケースの向こうで、希更が言う。
「市民祭に、そんなルール、あるの?」
おばあちゃんが、長椅子の巌の隣に座りながら、聞く。
「テストで、100てん、とったから、ごほうびに、ケーキ、かってくれるの」
「そうなんだ。えらいね~」
ショーケースの前の小学生が、希更を見上げて自慢する。希更は笑顔で、拍手した。
「こらっ。人が話してるの、邪魔しないの。」
お母さんに怒られて、小学生は途端に、悲しい顔になった。慌てて希更は、小学生に言う。
「いいんだよ~」
そして、お母さんに向かって、頭を下げる。
「こちらこそ、ちがう話、していて、ごめんなさい」
小学生に聞く。
「何のテストで、100点、取ったの?」
「さんすう」
途端に小学生は、誇らしげに答える。
「すごっ!ごほうびに、好きなケーキ、何だって買って行って。」
「ベイクドチーズケーキ!」
「あと、ベイクドチーズケーキもう1つと、レアチーズケーキ。」
小学生が元気よく言うと、お母さんが注文を付け足した。
「はい。ベイクドチーズケーキ2つと、レアチーズケーキ1つですね。少々、お待ちください」
希更は、ケーキを箱に詰める。
「俺が一人で、あちこちのバンド、掛け持ちして、出ててるのが、問題になりまして」
巌が、おばあちゃんに説明する。
「そんなに、巌くん、出てたっけ?いつ?」
「どうせ、みんな、歌ってるヤツしか見てないからね~。でも、『お前の市民祭じゃねえんだよ』と、市役所の担当職員に説教されまして。」
「そうなの。知らなかった。お役所も、そんなに厳しいこと言わなくても、――ん?市民祭の担当職員って、巌くんのお父さんじゃない?」
「そう。それが、この話のオチ。」
巌とおばあちゃんが話している最中にも、宇宙は、途切れ途切れにギターのコードを弾いている。
希更は会計して、ケーキの箱を、お母さんに渡す。
「いつもありがとうございます」
「ばいば~い」
「ばいば~い」
手を振る小学生には、希更は手を振り返し、頭を下げるお母さんには、頭を下げる。
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
巌も、宇宙も、言う。宇宙は、途切れ途切れにギターのコードを弾きながら。
ショーケースの前に立つ笙悧に、希更は声をかける。
「お待たせいたしました」
「ショートケーキとモンブランを3つずつ、ください」
先生と、いっしょに習っている4人と、自分の分。
いろいろなケーキを持って行くと、誰が、どれにするか、時間がかかってしまいそうで、でも、1種類だと、選ぶ楽しみがないなと思って、定番の2種類にした。
「ねえ、笙悧くん」
「はい?」
希更が暗い表情で言い出して、笙悧は怯える。
「気、遣ってくれなくていいんだよ。お礼は、1回で充分だよ」
「そうじゃないです」
笙悧は、首を横に振った。
「ここのケーキが好きなんです」
「…わざわざ、『好き』って、言わせちゃったみたいだな…――ショートケーキ3つとモンブランを3つですね。少々、お待ちください」
希更は納得してくれていない表情で、箱にケーキを詰める。
「去年は、宇宙くん、ちゃんと弾いて、歌えてたじゃない?」
「去年とは、曲、ちがうから。」
おばあちゃんに、巌は苦笑して言う。
「まだ、1ヵ月ちょっとある」
途切れ途切れにコードを弾きながら、宇宙が言う。
「いっ…」
リュックを片腕に掛け、会計をしていた笙悧は、財布の中の10円玉を取ろうとして、「1ヵ月ちょっと?!」という叫びを喉の奥に飲み込んだ。
笙悧は顔を上げないまま、10円玉2枚を、トレーの5千円札の上に載せた。
希更から、おつりとレシートをもらって、財布に入れ、リュックを背負い直すと、ケーキの箱を受け取る。
「ありがとうございます」
笙悧は言って、回れ右して、歩き出す。
「いつもありがとうございます」
顔を上げないままの笙悧を、希更は心配顔になって見送る。
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
巌と宇宙も言う。宇宙は、途切れ途切れにギターのコードを弾きながら。
自動ドアの前に、笙悧は立つ。開くドアの向こう、商店街のアーケードを買い物客が行き交う。
目は、見たくないものを見ないように、目蓋を閉じられるのに、
口は、言っちゃいけないことを言わないように、唇を閉じ合わせられるのに、
どうして、耳だけは、聴きたくないものを聴かずにいられるように、自分の意志で閉じることができないんだろう……
途切れ途切れのギターのコードが、笙悧の耳に響く。
両手で、両耳を閉じても、音は聴こえる。指で、耳の蓋っぽいところを押さえれば、音は聴こえなくなる。でも、耳で聴こえなくなっても、音は体に響いて、聴こえる。
笙悧は右の方を向き、唇を開いた。
「ピアノなら、伴奏できます」
宇宙がギターを弾く手を止めた。
真っすぐな眼差しが、笙悧を貫いた。
夕方、行き交う買い物客で混雑し始めていて、マスクを着けていても、やっぱり嫌な臭いがする…
先の方に、人が集まっていた。
何だろう?と、笙悧は思いながら、集まっている人を避けようと、少し斜めに足を進めていく。
集まっている人の中に、αが多くいると、嫌な臭いを濃く強く感じてしまうからだ。
ギターと歌が、笙悧の耳に聴こえた。
笙悧の足は、歌とギターに誘われて、人が集まっている方へと進んでいた。
人が集まっているのは、ぽぽんたの前だった。
集まっている人たちの一番、外側に、笙悧は立った。
人と人の隙間から、窓越しに見えたのは、椅子に座って歌っている黒いジャージの宇宙と、アップライトピアノの前の長椅子に座ってギターを弾いている巌だった。
集まっている人が立ってるせいで、開けっ放しになってしまっている自動ドアから、ギターと歌が聴こえて来る。
真っすぐな歌声は、詞のひとつひとつが、はっきりと聴こえる。
包み込まれるような、あたたかな低音。
裏声になる寸前の高音まで引き上げられた声が、切なく響く。
宇宙の歌に寄り添う、巌のギターの、やさしい音色。
希更が話している時に、巌が即興で弾いていたギターを聴いて、みんなが「下手」と言っているのは冗談だと、笙悧は、わかっていたけれど。
――宇宙の高く透き通る裏声で、歌が終わる。
静けさだけがあった。
歌声とギターが響いていた、この空気を壊してしまいたくなくて、誰もが拍手をできずにいた。
「って感じで。」
巌は言うと、ギターとピックを、宇宙に渡した。
宇宙は、ギターとピックを受け取ると、弾き始める。
笙悧は、あ~あ…と、背負っているリュックが滑り落ちそうなほど、肩を落とした。
途切れ途切れに、宇宙が弾くギターのコードに、集まっていた人たちは笑って、空気は一気に、ゆるむ。
「練習、がんばって~」
「歌、よかったよ」
「また聴かせてね」
口々に言って、それぞれ、歩いて行く。
残ったのは、おばあちゃんと、小学生を連れたお母さんと、笙悧だけだった。
一度、閉まってしまった自動ドアから、順番に並んで、店に入って行く。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
希更と巌と宇宙の声が、心地いいハーモニーを奏でる。
宇宙は、笙悧を見て、あ…という顔をして、うつむくと、途切れ途切れに、ギターのコードを弾く。
笙悧は、宇宙の前へ行って、頭を下げた。
「お礼が遅くなって、すみません。先日は、ありがとうございました」
「ううん。何にも。」
宇宙は、うつむいたまま、ごにょごにょ、言った、ギターのコードを弾きながら。
「宇宙くん、また、人助け?」
おばあちゃんが、にこにこ、宇宙に話しかける。
「困ってたから…」
宇宙は、うつむいたままで答えた、ギターのコードを弾きながら。
お礼は言ったので、笙悧は、ショーケースの前に立つ小学生とお母さんの後ろに並んだ。
「もう、巌くんが伴奏してあげなさいよ」
おばあちゃんが、アップライトの前の長椅子に座っている巌の肩を叩いて、言う。
「今年は、こいつ、一人で出るんだよ。俺は、自分のバンドで出るから、こいつの伴奏できないの。一人が、あちこちの発表に出るの、ダメなんだよ」
「そのルールが作られたの、この人が原因なんですよ」
ショーケースの向こうで、希更が言う。
「市民祭に、そんなルール、あるの?」
おばあちゃんが、長椅子の巌の隣に座りながら、聞く。
「テストで、100てん、とったから、ごほうびに、ケーキ、かってくれるの」
「そうなんだ。えらいね~」
ショーケースの前の小学生が、希更を見上げて自慢する。希更は笑顔で、拍手した。
「こらっ。人が話してるの、邪魔しないの。」
お母さんに怒られて、小学生は途端に、悲しい顔になった。慌てて希更は、小学生に言う。
「いいんだよ~」
そして、お母さんに向かって、頭を下げる。
「こちらこそ、ちがう話、していて、ごめんなさい」
小学生に聞く。
「何のテストで、100点、取ったの?」
「さんすう」
途端に小学生は、誇らしげに答える。
「すごっ!ごほうびに、好きなケーキ、何だって買って行って。」
「ベイクドチーズケーキ!」
「あと、ベイクドチーズケーキもう1つと、レアチーズケーキ。」
小学生が元気よく言うと、お母さんが注文を付け足した。
「はい。ベイクドチーズケーキ2つと、レアチーズケーキ1つですね。少々、お待ちください」
希更は、ケーキを箱に詰める。
「俺が一人で、あちこちのバンド、掛け持ちして、出ててるのが、問題になりまして」
巌が、おばあちゃんに説明する。
「そんなに、巌くん、出てたっけ?いつ?」
「どうせ、みんな、歌ってるヤツしか見てないからね~。でも、『お前の市民祭じゃねえんだよ』と、市役所の担当職員に説教されまして。」
「そうなの。知らなかった。お役所も、そんなに厳しいこと言わなくても、――ん?市民祭の担当職員って、巌くんのお父さんじゃない?」
「そう。それが、この話のオチ。」
巌とおばあちゃんが話している最中にも、宇宙は、途切れ途切れにギターのコードを弾いている。
希更は会計して、ケーキの箱を、お母さんに渡す。
「いつもありがとうございます」
「ばいば~い」
「ばいば~い」
手を振る小学生には、希更は手を振り返し、頭を下げるお母さんには、頭を下げる。
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
巌も、宇宙も、言う。宇宙は、途切れ途切れにギターのコードを弾きながら。
ショーケースの前に立つ笙悧に、希更は声をかける。
「お待たせいたしました」
「ショートケーキとモンブランを3つずつ、ください」
先生と、いっしょに習っている4人と、自分の分。
いろいろなケーキを持って行くと、誰が、どれにするか、時間がかかってしまいそうで、でも、1種類だと、選ぶ楽しみがないなと思って、定番の2種類にした。
「ねえ、笙悧くん」
「はい?」
希更が暗い表情で言い出して、笙悧は怯える。
「気、遣ってくれなくていいんだよ。お礼は、1回で充分だよ」
「そうじゃないです」
笙悧は、首を横に振った。
「ここのケーキが好きなんです」
「…わざわざ、『好き』って、言わせちゃったみたいだな…――ショートケーキ3つとモンブランを3つですね。少々、お待ちください」
希更は納得してくれていない表情で、箱にケーキを詰める。
「去年は、宇宙くん、ちゃんと弾いて、歌えてたじゃない?」
「去年とは、曲、ちがうから。」
おばあちゃんに、巌は苦笑して言う。
「まだ、1ヵ月ちょっとある」
途切れ途切れにコードを弾きながら、宇宙が言う。
「いっ…」
リュックを片腕に掛け、会計をしていた笙悧は、財布の中の10円玉を取ろうとして、「1ヵ月ちょっと?!」という叫びを喉の奥に飲み込んだ。
笙悧は顔を上げないまま、10円玉2枚を、トレーの5千円札の上に載せた。
希更から、おつりとレシートをもらって、財布に入れ、リュックを背負い直すと、ケーキの箱を受け取る。
「ありがとうございます」
笙悧は言って、回れ右して、歩き出す。
「いつもありがとうございます」
顔を上げないままの笙悧を、希更は心配顔になって見送る。
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
巌と宇宙も言う。宇宙は、途切れ途切れにギターのコードを弾きながら。
自動ドアの前に、笙悧は立つ。開くドアの向こう、商店街のアーケードを買い物客が行き交う。
目は、見たくないものを見ないように、目蓋を閉じられるのに、
口は、言っちゃいけないことを言わないように、唇を閉じ合わせられるのに、
どうして、耳だけは、聴きたくないものを聴かずにいられるように、自分の意志で閉じることができないんだろう……
途切れ途切れのギターのコードが、笙悧の耳に響く。
両手で、両耳を閉じても、音は聴こえる。指で、耳の蓋っぽいところを押さえれば、音は聴こえなくなる。でも、耳で聴こえなくなっても、音は体に響いて、聴こえる。
笙悧は右の方を向き、唇を開いた。
「ピアノなら、伴奏できます」
宇宙がギターを弾く手を止めた。
真っすぐな眼差しが、笙悧を貫いた。
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