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第三章 恋愛編
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・
「では、今日は一先(ひとま)ずこれで解散としよう‥‥
大臣方々には宿を用意しておる‥今日間に合わなかった者には早馬で知らせるとして、各々方は今日はこちらで揺るりとするがよかろう‥‥」
王の言葉で会議はおひらきになり集まっていた各国の大臣達も宿の方へ案内されていく。
「‥‥‥どうだ‥クラディウス?」
会議室に残った老師に王は問いかける。
「まだ‥まだ何一つ先に進めてはおらぬ‥‥‥
《伝承の地》について書かれた書物の解読も思うようには進んでおらん‥‥」
偉大な賢者だと崇められても、何も出来ない己れのふがいなさにため息を吐く老師をルイスは椅子に腰掛けさせた。
そして、ルイスが口を開く
「‥‥正直なとこ、今まで信じちゃいなかったんだが‥今の話しで何となく確信が持てたよ。
案外、本腰入れて取り係らなきゃなんねぇみたいだな…」
ルイスの言葉と真剣な表情に王は無言で頷いていた‥
・
「やぁ、アレン。」
「!――おゃ、ルイス殿。
会議はもう済まれたのですか?」
「あぁ、‥‥話し合うだけでは済まない内容だったんでね‥
ところで、ちょっと今後のスケジュールを確認したくてきたんだが‥」
言葉を濁しながら語るルイスにアレンはびっしりと書き込まれた帳面を開いて見せた‥‥
「‥‥っ‥
なんだこれは!?‥‥‥」
「ルイス殿のスケジュール表ですが?」
あっけらかんと答えるアレンを前に、ルイスは帳面を持つ手を震わせる‥
そこには今までのルイスの数々の所業が書き込まれていた💧
*─*
〇月〇日
・役所、裏庭の木陰で花売りの娘とランデブー…
(!っ//‥)
〇月〇日
・飲み屋の女将と閉店後にしっぽり…
(///💧‥)
〇月〇日
・大会参加希望の少年に悪行を働く!?
(💧っ!?‥)
〇月〇日
・真友ロイドを朝まで拷問!
(💧……)
〇月〇日
・幼女に悪戯、義兄にボコられる!!
(…っ!…)
〇月〇日
・たらし人生、初黒星!!
女にドツかれ逃げられる!
(…っ…///‥)
〇月〇日
・隊員達にヤツ当たり!!
24時間フルマラソン事件!!
(‥っ‥)
*─*
ルイスは帳面を静かに閉じた‥
・
「俺の‥‥‥
今後のスケジュールはどうなってる?///」
「次のページですよ‥」
「そ、そうか‥//💧」
アレンに言われるまま次のページを開いたが、そこには毎日の時間割のように、朝礼・朝練・警備‥
その文字が繰り返し書かれているだけだった‥‥
「この国が平和な証拠ですよ‥‥
ありがたい事です‥」
帳面を黙って見つめるルイスにアレンは言った。
そぅ精鋭部隊が活躍するということは国にとって望ましい事とは、けして言えない‥‥‥
精鋭と呼ばれても今のところ、街警備と言う任務のみで済んでいる‥‥‥
これを平和と言わずしてなんと言おう‥‥‥
ただ‥複雑かな…今朝、会議で話した内容を知ってこそ、この平和の有り難みを実感できた‥‥‥
「アレン‥‥‥」
ルイスはアレンに呼びかける。
はい?‥そう返事するアレンに続けて言った
「これからは忙しくなる筈だ‥‥‥だから‥‥‥
くだらない事はもぅ、書いてくれるな💧//」
「わかりました💧」
アレンは部下らしく返事すると、思い出したように引き出しから可愛いらしい封筒を取り出した。
・
「何だコレは?‥‥誕生会?そういえば言ってたな‥」
受け取った封筒に目を通したルイスにアレンは確認をとった
「ルイス殿はどうされますか?」
「あぁ‥‥悪いが俺はちょっと行けないな…
たしか、15になるんだったよな‥‥」
‥!っ
ルイスはふと、何か企む表情を浮かべ小さな笑みを溢す。
「‥後でプレゼントでも用意するからよろしく言っといてくれ‥」
「わかりました💧」
一瞬、ニヤリッと不敵に笑うルイスに悪寒を走らせながらアレンは了解した‥
「なぁ、ロイ兄ちゃんももちろん来るだろ?」
「あぁ、行くよ。」
ティムは馬小屋の掃除をしながらロイドに確認を取っていた‥
そして嬉しそうに語りだす
「でも、アルと仲直りできてほんとよかったな」
「///‥あぁ‥」
「好きだって言ったのか?」
「///‥‥」
ティムは無言で仕事をこなすロイドに向き直って問いかける
「結婚すんのか?」
「///💧‥ティム‥‥
今、仕事中だぞ‥
手を動かせょ💧」
「わかった💧‥‥‥
あのさ‥アルを‥」
ティムは仕事を続けながら言葉を濁らせる
「アルがなんだ?//」
「嫁にもらうってさ‥💧」
―――!
「は!?」
・
ティムの言葉にロイドは目を見開き振り返る
「兄ちゃん💧手を動かせょ‥」
「💧//」
ティムに指摘されロイドは藁の束をほぐしながら聞き返した
「今のどういう意味だ?」
「この間、レオの兄ちゃんが来たとき言ったんだ‥
アルを嫁にするって‥」
――!
‥そーいえば、
ティムに食事に誘われた時に返事を渋る俺に言ってたな‥‥‥
『昨日レオの兄ちゃんがきたぞ!』
「今、結婚式の準備してるから終わったら迎えにくるっつったらしいぞ💧
拐(さら)ってでも連れて行くってさ‥‥‥」
「拐って!?‥」
‥アイツならやりかねない💧
「ザドルは!?」
「兄ちゃん‥仕事しながら話そうょ💧」
ロイドはいつの間にかティムの側にきて肩を掴んでいた💧
「仕事なら後でできる!!」
‥兄ちゃん、自己チューなんだな💧初めて知ったぞ‥
真剣な眼差しで問いかけるロイドにティムはその夜の出来事を語った
「父ちゃんにも嫁に貰うって言ってたぞ、夜は大人しく玄関から帰ったけどその後に窓から鍵外して入って来たんだって💧
いま、父ちゃんが窓に柵をつけるか考えてるぞ💧」
「‥っ‥アイツッ!」
「では、今日は一先(ひとま)ずこれで解散としよう‥‥
大臣方々には宿を用意しておる‥今日間に合わなかった者には早馬で知らせるとして、各々方は今日はこちらで揺るりとするがよかろう‥‥」
王の言葉で会議はおひらきになり集まっていた各国の大臣達も宿の方へ案内されていく。
「‥‥‥どうだ‥クラディウス?」
会議室に残った老師に王は問いかける。
「まだ‥まだ何一つ先に進めてはおらぬ‥‥‥
《伝承の地》について書かれた書物の解読も思うようには進んでおらん‥‥」
偉大な賢者だと崇められても、何も出来ない己れのふがいなさにため息を吐く老師をルイスは椅子に腰掛けさせた。
そして、ルイスが口を開く
「‥‥正直なとこ、今まで信じちゃいなかったんだが‥今の話しで何となく確信が持てたよ。
案外、本腰入れて取り係らなきゃなんねぇみたいだな…」
ルイスの言葉と真剣な表情に王は無言で頷いていた‥
・
「やぁ、アレン。」
「!――おゃ、ルイス殿。
会議はもう済まれたのですか?」
「あぁ、‥‥話し合うだけでは済まない内容だったんでね‥
ところで、ちょっと今後のスケジュールを確認したくてきたんだが‥」
言葉を濁しながら語るルイスにアレンはびっしりと書き込まれた帳面を開いて見せた‥‥
「‥‥っ‥
なんだこれは!?‥‥‥」
「ルイス殿のスケジュール表ですが?」
あっけらかんと答えるアレンを前に、ルイスは帳面を持つ手を震わせる‥
そこには今までのルイスの数々の所業が書き込まれていた💧
*─*
〇月〇日
・役所、裏庭の木陰で花売りの娘とランデブー…
(!っ//‥)
〇月〇日
・飲み屋の女将と閉店後にしっぽり…
(///💧‥)
〇月〇日
・大会参加希望の少年に悪行を働く!?
(💧っ!?‥)
〇月〇日
・真友ロイドを朝まで拷問!
(💧……)
〇月〇日
・幼女に悪戯、義兄にボコられる!!
(…っ!…)
〇月〇日
・たらし人生、初黒星!!
女にドツかれ逃げられる!
(…っ…///‥)
〇月〇日
・隊員達にヤツ当たり!!
24時間フルマラソン事件!!
(‥っ‥)
*─*
ルイスは帳面を静かに閉じた‥
・
「俺の‥‥‥
今後のスケジュールはどうなってる?///」
「次のページですよ‥」
「そ、そうか‥//💧」
アレンに言われるまま次のページを開いたが、そこには毎日の時間割のように、朝礼・朝練・警備‥
その文字が繰り返し書かれているだけだった‥‥
「この国が平和な証拠ですよ‥‥
ありがたい事です‥」
帳面を黙って見つめるルイスにアレンは言った。
そぅ精鋭部隊が活躍するということは国にとって望ましい事とは、けして言えない‥‥‥
精鋭と呼ばれても今のところ、街警備と言う任務のみで済んでいる‥‥‥
これを平和と言わずしてなんと言おう‥‥‥
ただ‥複雑かな…今朝、会議で話した内容を知ってこそ、この平和の有り難みを実感できた‥‥‥
「アレン‥‥‥」
ルイスはアレンに呼びかける。
はい?‥そう返事するアレンに続けて言った
「これからは忙しくなる筈だ‥‥‥だから‥‥‥
くだらない事はもぅ、書いてくれるな💧//」
「わかりました💧」
アレンは部下らしく返事すると、思い出したように引き出しから可愛いらしい封筒を取り出した。
・
「何だコレは?‥‥誕生会?そういえば言ってたな‥」
受け取った封筒に目を通したルイスにアレンは確認をとった
「ルイス殿はどうされますか?」
「あぁ‥‥悪いが俺はちょっと行けないな…
たしか、15になるんだったよな‥‥」
‥!っ
ルイスはふと、何か企む表情を浮かべ小さな笑みを溢す。
「‥後でプレゼントでも用意するからよろしく言っといてくれ‥」
「わかりました💧」
一瞬、ニヤリッと不敵に笑うルイスに悪寒を走らせながらアレンは了解した‥
「なぁ、ロイ兄ちゃんももちろん来るだろ?」
「あぁ、行くよ。」
ティムは馬小屋の掃除をしながらロイドに確認を取っていた‥
そして嬉しそうに語りだす
「でも、アルと仲直りできてほんとよかったな」
「///‥あぁ‥」
「好きだって言ったのか?」
「///‥‥」
ティムは無言で仕事をこなすロイドに向き直って問いかける
「結婚すんのか?」
「///💧‥ティム‥‥
今、仕事中だぞ‥
手を動かせょ💧」
「わかった💧‥‥‥
あのさ‥アルを‥」
ティムは仕事を続けながら言葉を濁らせる
「アルがなんだ?//」
「嫁にもらうってさ‥💧」
―――!
「は!?」
・
ティムの言葉にロイドは目を見開き振り返る
「兄ちゃん💧手を動かせょ‥」
「💧//」
ティムに指摘されロイドは藁の束をほぐしながら聞き返した
「今のどういう意味だ?」
「この間、レオの兄ちゃんが来たとき言ったんだ‥
アルを嫁にするって‥」
――!
‥そーいえば、
ティムに食事に誘われた時に返事を渋る俺に言ってたな‥‥‥
『昨日レオの兄ちゃんがきたぞ!』
「今、結婚式の準備してるから終わったら迎えにくるっつったらしいぞ💧
拐(さら)ってでも連れて行くってさ‥‥‥」
「拐って!?‥」
‥アイツならやりかねない💧
「ザドルは!?」
「兄ちゃん‥仕事しながら話そうょ💧」
ロイドはいつの間にかティムの側にきて肩を掴んでいた💧
「仕事なら後でできる!!」
‥兄ちゃん、自己チューなんだな💧初めて知ったぞ‥
真剣な眼差しで問いかけるロイドにティムはその夜の出来事を語った
「父ちゃんにも嫁に貰うって言ってたぞ、夜は大人しく玄関から帰ったけどその後に窓から鍵外して入って来たんだって💧
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