男装バレてイケメン達に狙われてます【逆ハーラブコメファンタジー】

中村 心響

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第三章 恋愛編

3

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「ティム!アイツが来たらすぐ知らせてくれ!!いいな!?」


「う、うん💧」


強く肩を掴むロイドにティムは圧倒されながら頷いていた‥




‥レオはなんでアルにこんなに執着するんだ!?
そんなにアルに本気になってたのかよ?




ロイドにとってレオは一番気をつけなければならない相手だった‥













「はぃ!じゃ、今日はここまでにしましょ!!」



劇団、薔薇組の練習を終え一息ついたアルは身支度を済ませ控室を後にした。


‥ふぅ!今日は久しぶりに早く帰してくれたから街にでも行ってみようかな



アルは鼻歌を口ずさみながら街にくりだした‥



いろいろな店を覗いて歩き本屋で立ち読みしていると【大人のHOW to】なる見出しの本が目につく‥‥‥


‥大人のハウツー‥💧//



アルは周りをキョロキョロと確認し、こっそり手にとった‥

そして、ページを開いた瞬間ギンギンになって凝視する!!


そこには挿絵つきでこと細かく様々説明書きが書かれていた💧


それは、まさしく自分がロイドにされてしまった行為そのものだったのだ‥


‥///…ちょっ、と‥

な、なに?!え‥こんなことまで!?//



アルは本屋の隅で一人で興奮していた💧



そしてパタンと表紙を閉めて元に戻す‥




‥ウソ‥‥‥あんなこと‥


みんなしちゃうわけ?‥‥




アルはフラつきながら本屋を出た‥


いつの間にか時間は経っていたらしく空には夕暮れ雲が架っている。

アルがいかに【大人のハウツー】に夢中になっていたかを物語っていた💧

(ほっといて💧//…[ア])




‥なんだか雨が降りそうだな…

少し紫がかった雲はもうすぐ夕立が降ることをアルに知らせている‥



アルはさっきの本の挿絵で受けたショックを和らげようと珈琲でも飲んで休むことに決めた。







――ピカピカッ!

ゴロゴロ―――ッ!!




突然の集中豪雨に街にいた人影が一気に減りアルも雨の中を必死で走り抜ける!

薄暗くなった街の中アルは目当ての珈琲サロンを見つけその扉に手をかけたその時――!

―ガタガタッ!


―ッ!?


― ふざけた真似してくれるじゃねぇか!?あぁ!?


― ご、ごめんなさい!
あ、あたしそんなつもりじゃ‥‥‥

― あぁ?ウダウダ言ってんじゃねぇ‥落とし前の付け方くらい知ってんだろ~

― きゃあっ!





『やめろッ――!』




店の路地から聞こえてきた騒ぎの張本人達にアルはとっさに叫んだ―――!




よく見ると三人組の男達に抑えつけられた少女が必死にもがいている姿が目に飛び込む!



― んだぁ!?てめぇ!!

ガキは帰って母ちゃんの乳吸って寝ろや!!



― そうそう、俺らも今からお姉ちゃんの乳吸って寝るんだからよ!ケケ!



‥コイツらホントに女を何だと思ってんのよ!!



アルは嫌がる女の子を抑えつける男達に沸々と怒りが沸き上がり始めた




女の子のすがりつくような瞳がアルに向けられている

‥何とか助けてあげたい!!


ここで助けてあげられなければあの娘は―――!



「放せよ!クソ野郎‥‥」


― なに!?



アルの言葉にゴロツキ共が反応した。


突然の雨で暗くなった街は街灯が燈(ともり)はじめ、細い路地はかなり薄暗く
ゴロツキからはアルの顔があまり見えない‥‥


細身のまだ立冠式も迎えていない少年‥


目で見えるシルエットはその程度でしかなかった。


― ガキは帰って寝ろっつってんだろうが!?
それとも、何か?てめぇもおこぼれに与かろうって魂胆か?ケケ!いいぜ!
ただし俺らの後だがな!!





アルはゴロツキの吐いたセリフに顔をしかめながら背中の剣に手を伸ばし、そして不敵な笑みを浮かべ言った――!




「フン‥‥‥モテないゴロツキのしそうな事だ‥‥
力づくで、よってたかってか弱い女を抱いて何が楽しい?」



― なに〰///
言ってくれるじゃねぇか💧…俺達がこの一帯を仕切る豪族の東尋坊(トウジンボウ)だと知ってて言ってんなら大したもんだぜ‥あぁ!?



「東尋坊‥


ハッ!‥知らないねそんなの‥」

‥てか、ホントに知らない💧
なに?有名なの!?




アルは密かに焦っていた



それでもしょうがない!
今はこの剣に頼るしか‥



アルは怯えてることを悟られないようにゆっくりと剣を引き抜き構えた‥



― 上等だてめぇ〰
俺達に剣を向ける何てな💧

その根性だけは買ってやらぁ!!!




ゴロツキ達がそれぞれの武器を構えアルに、にじり寄った途端 路地の隅にある街灯が燈る!


そして、アルの顔を見た少女が叫んだ―――!



「ディーア――ッ!?

ウソ‥あなたディーアでしょ!!」



― 何!?ディーア!?


― ディーアってまさか💧


― あの、‥‥鉄塊を斬った奴か!??💧




ゴロツキ共が口々に呟きはじめる‥


― お頭がとんでもねぇ技持ってやがるって試合観て興奮してた奴か!!?


― あぁ、たしか今、ザドルと一緒に居る奴だ‥‥
しかも、王族の護衛か何かをしてるってぇ‥‥



― 鉄塊斬ったうえに、
後ろ盾がザドルと王族か‥ちぃっと相手が悪ぃな💧



ゴロツキ達は冷や汗をかきはじめていた💧




‥?なにコイツら‥突然ビビり始めちゃった?――

…っ…よし…それならっ…


アルは怯え始めたゴロツキ達相手に調子づき始める




「フン‥どうした?
こないならこっちから行こうか?
‥丁度よかった‥

剣が血を欲している‥‥

‥‥今宵は楽しませて貰うぞっ―――フハハハ!」



剣を構え高笑いをするアル、気分は薔薇組!オスカル様だった―――!



アルはヒィ〰〰〰!と声を荒げるゴロツキ相手に剣を振りかぶる素振りを見せ、側にあった鉄柱を斬りつけた!!


「ハァ――!!」

更に気合いの言葉と共に
鉄柱を千切りにする!!


「次はお前達の番だ!!」

振り返りそう指差した時にはゴロツキは見当たらず‥









アルは精鋭部隊に包囲されていた💧




「‥あれ💧」



―城へご同行願います💧



アルは連行されてしまった…

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