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5章 田舎町
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しおりを挟む「ハハハ、そうか!
酔っ払って人ん家の盆栽の鉢ぃ頭に被って捕まったのか…満作らしいなぁ」
賑やかな夕食時‥話題はつい最近起こった満作の窃盗事件と誘拐事件の話しで持ちきりだった。
苗の提供する話題に東郷家の現当主、悟の爺さんは昔っからの満作を知っているためアイツらしいと言っては爆笑している‥
「俺、思ったんだけどさぁ‥‥‥
満作おじちゃんのやることって…
こ○亀のりょうさんに似てるよな」
「‥‥‥‥」
悟の的を得た言葉にみんなが静かになる──
「っブハ〰〰ーーーッ」
そして大爆笑の渦に巻かれていた。
―カチャ‥
優雅なクラシックの曲がながれる中で食器の音が微かに耳に届く。
「お客様‥ワインのお味は如何でしょうか‥」
「‥‥ンー
このワインってこんな味だった?」
ホテルのレストランでディナーをとっていた晴樹にソムリエが先ほどセレクトしたワインの味を確認しにきた‥
そして、晴樹の言葉にソムリエは目を光らせる!
「はい、実はこの年代のワインは気候の変化で、毎年のものと比べてお味に変化が‥‥」
「へぇ‥ワインはあんまり解らないけど前に飲んだのと違うと思って‥
なるほどね!
生き物ってことだ‥」
・
「その通りでございますワインは生き物っ!‥その時の畑 葡萄の品質 気候によって確実に味が変わってしまいます。
保存状態によってもっグラスの注ぎ方によってもっ‥」
「──…もういいよ」
「はぃ?」
「俺はわかったから…
向こうでお客が呼んでるよ」
離れた場所では一向に気づかないソムリエに客が手を振っていた‥
「あ!では、話の途中ですが失礼致します」
晴樹は小うるさいソムリエを追い払った‥
‥ふぅ……
目配り気配りナシ。
挙句に場の空気が読めない‥‥‥最悪な五つ星ホテルだな‥
この分じゃいつか潰れるぞ?ホテルの造りは最高なのに‥
晴樹はホテルを見回した‥
‥外観よし‥ 内装よし‥ 料理は素材にしては‥値段が高いな……
案外、経営状態は火の車だったりして‥と、あとはやっぱ人材教育か‥‥
どうにか成らないか後で親父に話してみるか‥
晴樹はいつの間にかトップに立つ術で大事な事を身につけていた
色々と模索しながら晴樹は食事を済ませ、部屋に戻る‥
秘書の村井に調べて欲しいことをメールで送り一息つくとシャワーを浴びた‥
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