ありのままのキミに夢中 ~イケメンはずんどうぽっちゃりに恋をする!~

中村 心響

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10章 バカンス

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晴樹は密かに機嫌が悪くなっていた‥

晴樹の周りをどんよりとした厚い雲が覆っているように見えてしまう。


「苗‥」

「‥ん?」

「お前、夏目と別れたんじゃなかったのか?」

「‥‥‥うん。別れただょ」

「じゃあなんで連絡取り合ってんだ?」

サラッと答える苗に晴樹は聞き返した

「大ちゃんはね‥
苗のラブティーチャーなんだよ」

「ラブ‥💧!?」

‥まぁた訳わからんことをこいつはっ…


「なんだよ、それは!?」

「うん、ティーチャーは恋のベテランだからさ。
苗は色々教えてもらうことにしたんだ!
んで、Xmasまでに苗は彼氏をゲッチュするだょ!

悟ちゃんがさ、結婚したら女は遊んじゃダメだから今のうちに楽しんどけって!!」


「なんだそれ!?」

なんとなくムカつく説明だが怒るに怒れない‥‥

そんな気持ちだった‥

「‥‥そんなに色々知りたいなら俺がいるだろ?‥//」

‥なんでよりによって夏目なんだよ💧?


「だめだょっ
兄さんはハレンチしかしないじゃん!!」

「──…ハレっ‥//」

「ハレンチってなに?‥」


二人の会話を聞いていた由美がさりげなく聞いてきた

「ゆ、由美ちゃんの気にすることじゃないからっ」




顔を引きつらせながら由美に説明する晴樹に苗はすくっと立ち上がり言った

「じゃ、兄さん。行ってくるから!
‥由美、オイルは兄さんに塗ってもらいなよ!!」


「え、なえちんっ!!‥//」


「──苗っ!!」


言うだけ言って、夏目のとこへ行こうとした苗を晴樹は呼び止めた。

「俺の目につく場所で遊べっ」


「‥‥‥わかりました」

晴樹は自分達の座ってる目の前を指差し密かに脅しをかけている

「ティーチャー呼んできますっ…」


そんな晴樹に苗はびびり、敬語になって姿勢を正した。




‥‥とにっ、
なんで苗はいつも──


「あの、‥‥//
コレお願い出来ますか?」

「──…💧いいよ。」

眉間を寄せる晴樹に由美はサンオイルを差し出す。

今年は小麦色肌のカッコイイ女を目指すため由美はバリバリに焼くつもしでいたらしい。

晴樹はオイルを受けとり由美の背中に塗り始める

「――!?おまっ‥💧」

「――シッ!‥」

隣に座り込んだ小さな影が晴樹の言葉を制止する。

‥きゃ〰///
先輩の手が〰先輩の手が〰っ…


背中を這い回る二つの手の感触に由美は興奮していた💧

「‥ふぅーッッ‥」

何やら首の後ろには息が吹きかかり、片手はたまに妙な動きをする‥


もうひとつの手は海だった💧

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