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10章 バカンス
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しおりを挟む「そだよね‥
そー言えば、大ちゃんあの時メール沢山くれてただよね‥
帰りも迎えに来てくれてたし──‥‥‥
でもなんであの時先に帰っただかね?」
苗はふと、あの誘拐事件の時、先に帰ってしまった夏目を思い出した
「あれは‥っ」
‥アイツに負けたって思ったから!‥なんて絶対言いたくない!!
苗に聞かれ夏目は困惑していた。
「と‥とにかく!!
俺は苗のこと好きだからっだから‥‥‥いますぐやり直したいなんて言わない!」
「‥ぅん、わかったょ💧」
「ぅん、‥じゃねぇよ💧!話しを最後まで聞けっ!」
そう言うと夏目は苗をまっすぐに見据える
「苗‥
俺、‥今度、競泳で都大会に出るんだ‥‥
それでいいタイム出せたら国体に出るから‥
優勝したら‥もう一回‥
‥‥もう一回俺と付き合って下さい!!
──お願いします!!」
夏目は苗を抱きしめる腕に力を込める
‥苗──ッ 頼むから俺にチャンスをくれっ!!
「──……はぃ」
「───……え…マ‥ジ?
──…っ‥マジで!?…」
苗の返事に夏目はパッと顔を輝かせる
そして念を押した
・
「‥//‥マジでいい!?
‥俺──っ…すっげー張り切っちゃうけどいい!?」
夏目は苗の顔を覗き込む!
「ぅ うん💧‥
すごいじゃん‥そんなに張り切ったら五輪も夢じゃないだょきっと」
「そ‥そかな?‥//」
夏目は嬉しさで高揚した顔を苗に向けている
「苗‥//
じゃあ‥大会の応援にも来てくれる?」
「応援?‥うん、お弁当作って持ってくよ!エビチリいっぱい作ってあげる」
「ホントに?‥//」
「うん!!」
「‥なえ‥‥」
――‥きゅぅ‥//‥――
苗の無邪気な笑顔に夏目の胸が締め付けられた
‥くそ〰やっぱめちゃ可愛いッッ
夏目は気軽にそう言ってくれる苗をジッと見つめ返した
「───//‥苗‥
じ、…じゃ…あ…頑張っての変わりに‥//」
「変わりに?‥」
「…ち、……//💧」
「ち?‥」
妙に鼻息の荒くなる夏目に苗は聞き返す
「ち‥‥‥
ちゅぅしてっ‥‥
欲しい──ッ…!!」
「‥‥‥だ‥いちゃん💧?」
‥ちゅぅしたい!
苗とすッげぇちゅぅしたい!!
夏目の勢いに苗は目を見開き唖然としていた💧
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