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プロローグ
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しおりを挟む「試しに俺に抱かれてみない?」
彼の提案に乗っかったのは私だ。
「じゃあ、あとは全部俺に任せて気持ち良くなって」
彼の部屋のベッドに寝転ぶ私の上に跨りふっと微笑むと、彼は私の唇を奪った。
官能的な口づけでわずかに残っていた理性をあっという間に失う。
私に合図を送るように彼の舌が口の端を撫で、薄く開いた唇の奥へとするりと差し込まれる。
「実咲は甘いね」
唇を離すと、二人の唇からツーッと銀糸が滴る。
陶酔したような溜息を漏らす彼の瞳には欲情の色が色濃く浮かび上がっている。
息をする間もなく再び強く唇を押し付けられて、口腔に熱い舌が潜り込んでくる。
探るように歯列を辿り、ゆっくりと口蓋を舐めて舌を絡ませる。
「んんっ……」
舌と舌が絡まる。くちゅっくちゅっという淫らな音が私の羞恥心を煽る。
あまりに情熱的な口づけだった。
身体から力が抜けていき、頭の中がぼおっとしてきた。
どうしたらいいのかわからず彼の舌を自分の舌で必死に受け止める。
「可愛い」
彼は何度もそう繰り返しながら、私の耳朶をやわらかい唇で食む。
一度耳朶から離れた唇が首筋へと移動する。吸い上げられたり、舌で舐め上げたり変化をつけて私を刺激する。
「やっ……ああんッ……!!」
彼にもたらされる甘美な刺激が全身を駆け巡り、腰が跳ねる。
甘く喘ぐ私を彼は猛々しく滾った熱のこもった瞳で見下ろす。
欲望を丸出しにした彼の姿に、私の下半身はジクジクと熱を帯びて蠢いた。
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