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~第1章~
もふもふゲット!&"寄り道"と書いて"迷子"と読む
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あれからもう少し歩いてくと、森の外が見えてきた。
そしたら……
「森を出たら、地獄ってか」
平和な国生まれの元日本人としては見たことがない光景が広がっていた。
そこらじゅうに人の死体が無造作に転がっている。
リアルホラーは精神的に来るものがある。
ホラー映画も真っ青な地獄絵図が広がっていた。
マスクを着けてるから良いものの、着けてなかったら相当ヤバイ臭いがしただろうと思う。
先につけといてよかった。さっきのアンデットがいなかったら忘れてたよ。
ありがとう!さっきのアンデット君!
と感謝しつつ、もうここにはいたくないのでさっさと帰ってしまいましょう!
帰りは寄り道しながら帰ろうと思い、
『まあ、地図見なくても平気っしょ』
と、適当にあっちへふらふらこっちへふらふらしてたら、森を抜けて綺麗な澄んだ湖があるところに出てきた。
こんなところにこんな湖があるなんて、とちょっと感動しながら
「さてと、まだ時間はあるしここで今日の夕飯用にでも魚を釣るか」
と考えながら行動を起こした。
正直食料の備蓄はまだあるし、さっきの光景見てまた気持ち悪くなってきていたのでソッコー帰ってマイベッドにダイブという案も悪くはないと思ったが、さすがにちょっとだらけすぎてる気がしたのでやめる。(気分転換もかねて)
「えーっと、釣竿に材料が何だかよくわからないエサとバケツと簡易椅子と…………こんなもんか?」
いつの間にか結構本格的な用具が大量に出てきていた。
「あとはボートか。ゴムボートでいっか」
水上で釣りがしたかったのでボートも出す。
そして取り出したるは、まだ空気の入っていないゴムボート。
「えーっと、ここから空気入れりゃぁいいんだっけ?」
突起が付いていたのでそこから空気を入れるが、いっこうにたまらない。ってか入ってる気がしない。
「これ穴とか空いてないよね?ちゃんと空気入ってるよね?」
疑問に思いながら、さらに全然入らないことにイライラしながら入れていくこと 1時間……
「はぁ、はぁ、やっと、入れ、終わった…………」
ゲーム時代に作ったは良いものの、こんなの使うことがなかったため空気を入れる苦労を考えていなかった。
家に帰ったら空気入れるポンプを作ろうと心に誓った。
「俺のことだから、ボートがあるってことはオールもあるってことだよな」
近くの木の幹に腰を下ろして、またバッグを漁る。
「あー、あったあった!ってちょっと、出てこないんだけど!」
見つけて掴んだは良いものの、ここでバッグとオールの大きさが合わなくて先っぽがつっかえて出てこない……
「どうしよう……。
…………こうしてしまえ!」
ビリッ、ビリビリッ
それから約5分後
「出来た!」
バッグの口をオールが通るくらいに大きくして、糸と針を使って
「こことここをこうしてこうして…………完成!」
バッグの口をゴムを使って伸び縮みできるようにしてオールよりも大きなものも取り出せるようにした。
自分で作った道具なのに正直何が入ってるかほとんど把握してないから分からない。
(作って満足し、アイテムボックスに突っ込んでそのまま放置がほとんどだ。)
まあ、いろんなものを作って入れてるから大抵のものはあって便利なんだけどな。
そして無事にオールを出し終え、ゴムボートに乗って湖へ進出した。
~それから約1時間後~
「ふぅ~。いつの間にか大量に釣ってたな」
ここは強力な魔物が蔓延ってる森の中だけに釣りに来るやつなんかいないのだろう。
エサをつけた針を垂らすとすぐに食いついてくる入れ食い状態だった。
「しっかし、こんなにあってもな~。どうすっか…………ん?」
何か視線を感じて後ろを振りかえると、木に隠れるようにしてこっちを見ている小型犬ぐらいの大きさの狐のような魔物を見つけた。
(何だ?こっちに視線を向けて。親は……いないようだが、ん?魚か?魚がほしいのか?)
その生き物を見ていると、視線の先がバケツに向いていたので魚を取り出すと、目をキラキラさせてこっちを見はじめた。
ホイっ!っと魚を投げて前に落としてやるとクンクン臭いを嗅いでから魚を勢いよく食べ出してペロッと食べ終わってしまった。
残念そうに食べかすを見てからこっちを潤んだ瞳で見てくる。
(かっ、可愛いっ!)
おいでおいですると魚をあげたことで警戒心が薄くなったのかゆっくりこっちに向かってあるいてきた。
こっちにきてから魚をあげるとまた食べはじめ、あれからさらに2匹、3匹、4匹と結局10匹も食べてしまった。
(こんなちっさい体のどこにそんな入んだよ……)
「お前の親はどっかにいんのか?」
尻尾が2つにわかれているのを見ると、図書室にあった『The動物図鑑!これで君も動物マスターだ!』という本(題名はアレだが、細かいことが書いてあって結構役に立つ)に書いてあった、神獣の妖狐の子供だと分かった。
「…………」
黙って下を向いてしまったことで、察した。
「……仕方ない。じゃあ俺と行くか?」
この妖狐の子供に俺と一緒に来るかと誘った。
神獣とはいえ子供だから一人でいると危ないし可哀想だからだ。
全然もふもふしたいとか、もふもふしたいとか、もふもふしたいとか……そんなこと考えてませんよ!はい、まったく!
そんな言い訳をしつつ妖狐を見ると、キラキラした瞳で俺を見ながら必死に頷いていた。
「じゃあ、おいで」と抱き上げて、魚の入ったバケツとバッグを持ち帰路についた。
あれ?俺の家って何処だっけ?
…………まさかのここにきて迷子だった。
そしたら……
「森を出たら、地獄ってか」
平和な国生まれの元日本人としては見たことがない光景が広がっていた。
そこらじゅうに人の死体が無造作に転がっている。
リアルホラーは精神的に来るものがある。
ホラー映画も真っ青な地獄絵図が広がっていた。
マスクを着けてるから良いものの、着けてなかったら相当ヤバイ臭いがしただろうと思う。
先につけといてよかった。さっきのアンデットがいなかったら忘れてたよ。
ありがとう!さっきのアンデット君!
と感謝しつつ、もうここにはいたくないのでさっさと帰ってしまいましょう!
帰りは寄り道しながら帰ろうと思い、
『まあ、地図見なくても平気っしょ』
と、適当にあっちへふらふらこっちへふらふらしてたら、森を抜けて綺麗な澄んだ湖があるところに出てきた。
こんなところにこんな湖があるなんて、とちょっと感動しながら
「さてと、まだ時間はあるしここで今日の夕飯用にでも魚を釣るか」
と考えながら行動を起こした。
正直食料の備蓄はまだあるし、さっきの光景見てまた気持ち悪くなってきていたのでソッコー帰ってマイベッドにダイブという案も悪くはないと思ったが、さすがにちょっとだらけすぎてる気がしたのでやめる。(気分転換もかねて)
「えーっと、釣竿に材料が何だかよくわからないエサとバケツと簡易椅子と…………こんなもんか?」
いつの間にか結構本格的な用具が大量に出てきていた。
「あとはボートか。ゴムボートでいっか」
水上で釣りがしたかったのでボートも出す。
そして取り出したるは、まだ空気の入っていないゴムボート。
「えーっと、ここから空気入れりゃぁいいんだっけ?」
突起が付いていたのでそこから空気を入れるが、いっこうにたまらない。ってか入ってる気がしない。
「これ穴とか空いてないよね?ちゃんと空気入ってるよね?」
疑問に思いながら、さらに全然入らないことにイライラしながら入れていくこと 1時間……
「はぁ、はぁ、やっと、入れ、終わった…………」
ゲーム時代に作ったは良いものの、こんなの使うことがなかったため空気を入れる苦労を考えていなかった。
家に帰ったら空気入れるポンプを作ろうと心に誓った。
「俺のことだから、ボートがあるってことはオールもあるってことだよな」
近くの木の幹に腰を下ろして、またバッグを漁る。
「あー、あったあった!ってちょっと、出てこないんだけど!」
見つけて掴んだは良いものの、ここでバッグとオールの大きさが合わなくて先っぽがつっかえて出てこない……
「どうしよう……。
…………こうしてしまえ!」
ビリッ、ビリビリッ
それから約5分後
「出来た!」
バッグの口をオールが通るくらいに大きくして、糸と針を使って
「こことここをこうしてこうして…………完成!」
バッグの口をゴムを使って伸び縮みできるようにしてオールよりも大きなものも取り出せるようにした。
自分で作った道具なのに正直何が入ってるかほとんど把握してないから分からない。
(作って満足し、アイテムボックスに突っ込んでそのまま放置がほとんどだ。)
まあ、いろんなものを作って入れてるから大抵のものはあって便利なんだけどな。
そして無事にオールを出し終え、ゴムボートに乗って湖へ進出した。
~それから約1時間後~
「ふぅ~。いつの間にか大量に釣ってたな」
ここは強力な魔物が蔓延ってる森の中だけに釣りに来るやつなんかいないのだろう。
エサをつけた針を垂らすとすぐに食いついてくる入れ食い状態だった。
「しっかし、こんなにあってもな~。どうすっか…………ん?」
何か視線を感じて後ろを振りかえると、木に隠れるようにしてこっちを見ている小型犬ぐらいの大きさの狐のような魔物を見つけた。
(何だ?こっちに視線を向けて。親は……いないようだが、ん?魚か?魚がほしいのか?)
その生き物を見ていると、視線の先がバケツに向いていたので魚を取り出すと、目をキラキラさせてこっちを見はじめた。
ホイっ!っと魚を投げて前に落としてやるとクンクン臭いを嗅いでから魚を勢いよく食べ出してペロッと食べ終わってしまった。
残念そうに食べかすを見てからこっちを潤んだ瞳で見てくる。
(かっ、可愛いっ!)
おいでおいですると魚をあげたことで警戒心が薄くなったのかゆっくりこっちに向かってあるいてきた。
こっちにきてから魚をあげるとまた食べはじめ、あれからさらに2匹、3匹、4匹と結局10匹も食べてしまった。
(こんなちっさい体のどこにそんな入んだよ……)
「お前の親はどっかにいんのか?」
尻尾が2つにわかれているのを見ると、図書室にあった『The動物図鑑!これで君も動物マスターだ!』という本(題名はアレだが、細かいことが書いてあって結構役に立つ)に書いてあった、神獣の妖狐の子供だと分かった。
「…………」
黙って下を向いてしまったことで、察した。
「……仕方ない。じゃあ俺と行くか?」
この妖狐の子供に俺と一緒に来るかと誘った。
神獣とはいえ子供だから一人でいると危ないし可哀想だからだ。
全然もふもふしたいとか、もふもふしたいとか、もふもふしたいとか……そんなこと考えてませんよ!はい、まったく!
そんな言い訳をしつつ妖狐を見ると、キラキラした瞳で俺を見ながら必死に頷いていた。
「じゃあ、おいで」と抱き上げて、魚の入ったバケツとバッグを持ち帰路についた。
あれ?俺の家って何処だっけ?
…………まさかのここにきて迷子だった。
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