伝説の勇者の背を追って 三人の冒険者 魔物との戦い

みかん

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三話 協力

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「やってるな……」
 三人の目の前に魔王が姿を現した。
「なっ……!」
 三人は驚きを隠せなかった。
 だが、すぐさまトニーは魔法を放った。
「はぁ!」
 魔法は魔王にあたった。
 だが……効いていない……
「はぁ!」
 魔王が三人に向け、攻撃を放った。
「ぐわぁ!」
 三人は弾き飛ばされた。
「うわぁ!」
 するとチャールズが魔王に捕らわれた。
「なっ」
 ハーレイはチャールズの方を向いた。
 その瞬間……
「ぐわぁ!」
 背後に強い攻撃を喰らった。
 ハーレイはその場に倒れ込んだ。
 立ち上がろうとしても思うように体が動かない。

 ハーレイはフロイドの方を向いた。
 そしてハーレイはフロイドのお腹がかすかに動いていることに気づいた。
(息がある……死んでいない?)
 ハーレイはどうするか頭を必死に回転させた。
 そしてハーレイは思いついた。
(トニーの電撃魔法!)
 ハーレイは物陰に隠れ、作戦をトニーに説明した。
「おい! こっちだ!」
 ハーレイは物陰から出て、魔王に言った。
 魔王に気を取られているが、他に魔物はたくさんいる。
 ハーレイは魔物にも囲まれ、苦戦している。
(時間はない)
「はぁ!」
 トニーは電撃魔法を放った。
 電撃魔法は、ものすごいスピードでフロイドにあたった。
 電撃がフロイドにあたった。
 その瞬間、閉じていたフロイドのまぶたが勢いよく開いた。
 フロイドは一瞬で拘束を解いた。
「はぁ!」
 フロイドが攻撃を繰り出し、その攻撃はものすごいスピードでチャールズを掴んでいる魔物の腕にあたった。
 チャールズは掴んでいた手が離れ、地面に落ちた。
「はぁ!」
 そして、ハーレイを取り囲んでいた魔物も、一瞬にして、消え去った。
 勇者フロイドとハーレイ、トニー、チャールズ三人の魔王との戦いが始まった。

「ちょっと待って!」
 チャールズは三人を呼び止めた。
 そしてチャールズは仲間三人と自分に、回復魔法をかけた。
 四人の体力が回復し、傷口も修復された。
「ありがとう!」
 三人は言った。
「いくぞ!」
 ハーレイの合図で一斉に四人は走り出した。
「はぁ!」
 フロイドが放つ攻撃で魔物は一瞬で消し飛んでいく。
 ハーレイは魔王に向かって一気に駆け寄っていく。
「はぁ!」
 チャールズはハーレイの剣に電撃魔法を放った。
 電撃をまとった刀身が、魔王に斬りかかる。
「なっ!」
「はぁあああああ」
「やれ!」
 三人はハーレイに言う。
 剣が魔王の肉体を貫いた。
「ぐわぁああああ」
 魔王は悲鳴を上げ、その場に崩れ落ちた。
 魔王の体が蒸発して、跡形もなくなった。

 無事、魔王の討伐に成功した。
 魔王を倒したことにより、全ての魔物がこの世から姿を消した。
 無事、世界に平和が訪れた。
 フロイドは再び、そしてハーレイ、トニー、チャールズも後世に語り継がれる伝説の人となった。
 ハーレイたちは自分たちが尊敬する人と同じようなることができた。

「おい、ちょっといいか……ハーレイ……」
 フロイドはハーレイに言った。
「はい!」
 ハーレイはフロイドのもとに駆け寄った。
 その瞬間、フロイドはハーレイに抱きついた。
 急な出来事にハーレイは驚いた。
「大きくなったな……」
 フロイドは涙ぐんだ声で言った。
「えっ?」
「お前は俺の息子だ」
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