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第2章「月下に煌めく箱庭」
21話 新たな箱庭
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*
…………また、知らないうちに気を失っていた。
今度は、風一つなくて暖かい場所だった。視界には木製の天井が移っている。私はベッドに寝かされていて、ご丁寧に布団までかけられていた。
私、なんで気を失ってたんだっけ……ああ、そうだ。あの仮面の男──クレーにまた気絶させられたんだ。
今回も、あいつの気配はなさそうだ。またどこかほっつき歩きながら、私たちを殺せる時を待ちわびているのだろう。つくづく腹が立つ奴だ。
なんだか暖かくて居心地がいいし、あと五分だけ寝ようかな────
「……って、ここどこ!?」
冷静になってベッドから跳ね起きる。
前回の箱庭では、気づいたら森で眠っていた。あれはクレーが私を転移中に落としたからだったが、今回は違うようだ。
「おはよう、ユキアちゃん。目が覚めたのね」
部屋の扉を開けて入ってきたのは、見知らぬ女性だった。
茶色のストレートヘアが綺麗だったが、いたって素朴な服を身にまとっている。
「お友達が心配してたわよ。起きれるかしら?」
「あ、はい……」
横に置かれていたブーツを履き、ベッドから降りる。女性に連れられ、部屋を後にした。
そこからリビングらしきところに案内される。丸くて茶色のテーブルを囲むようにして、メアとシオン、ソルが座っていた。
「っ、ユキア! 大丈夫か?」
「うん。メアたちこそ平気なの?」
「全然ピンピンしてるぜ。なあ?」
「まあ、僕らも気絶してたんだけどね。どうやら、そこの人が助けてくれたみたいだよ」
ソルの言葉とともに、女性が苦笑いした。
「夜が近かったとき、あなたたちが家の近くに倒れているのを見かけたの。迷惑だったかしら?」
「い、いえ! むしろ助かりました」
「それならよかったわ」
彼女は私たちに優しく笑いかけてくれる。
窓の外は明るかった。どうやら、一度夜が明けたらしい。箱庭同士、多少の時間差はあれど流れる時間のスピードは同じであるが、一体どのくらいの間気絶していたのかは定かではない。
「朝ご飯、食べて行かない? お腹すいてるでしょう?」
「マジっすか!? よっしゃあ!!」
「ちょっとシオン! もうちょっと遠慮しなよ!」
「いいのよ。私も、久々のお客さんで腕が鳴るわ」
女性は笑顔を絶やさないまま、台所へと向かっていく。
私もみんなと向かい合うようにして、椅子に座った。家の内装も掃除が行き届いていて装飾が凝っている。
神秘的で、物語に出てくる魔術師の家みたいな感じだ。水晶玉のようなものが飾ってある棚には、分厚い本が何冊も詰め込まれている。
「やっぱり、前回の箱庭とは少し様相が違うな」
メアも家を見回しながら、私とまったくおなじことを考えていたようだ。
シオンは特に何かを考えている様子もなく、テーブルに肘をつきながら大きくあくびをしていた。すごく眠そうに見える。
ちなみに、ソルはいつも通り本を読んでいる。一時的に眼鏡を外していた。
「箱庭が違えば、文化の発展の仕方も多少は変わるからね。特段不思議なことじゃないよ」
「まあ、そうなるよねー……って、ソルは何読んでるの?」
よく見たら、いつもソルが持っている魔導書じゃなかった。茶色の装丁で、どうやら本棚に収められていた一冊のようだ。
ソルは初めて読む内容の本を読むとき、必ずと言っていいほど眼鏡を外す。たまに外さないときもあるけれど。
「あの女の人から借りた。この箱庭での魔法の教本らしい」
ソルが読んでいる横から、本の内容を覗きこむ。しかし、書かれていたのは、私たちが知っている魔法よりもさらに複雑そうな術式の羅列であった。
思えば、ティルたちのいた箱庭では、魔法といったものはそれほど発達していなかった。シュレイドは異能力の開発なんてやっていたけど、あれは外から入った魔物の力を利用したものであって、箱庭の中だけで発達したものではないだろう。
こちらの箱庭の魔法はどうなんだろう。人間たちの間でここまでの魔法が発達してるなら、素直に尊敬するんだけど……。
「朝ご飯できたわよ~」
「ほんとかっ!? わーい!!」
眠そうにしていたシオンが飛び起きる。こいつ、本当に食べ物に目がない……。
「ソルくん、本に興味を持ってくれるのは嬉しいけど、続きはご飯を食べてからね?」
「はい」
潔く本を閉じて、外していた眼鏡をかけ直す。それから、本棚にしまいに行ってさっと戻ってきた。
女性が用意してくれたのは、ピザトーストにサラダ、蜂蜜入りのホットミルクだった。
思えば、キャッセリア以外でまともな食事にありつけたのは初めてな気がする。
「遠慮なく召し上がってね。デザートにはパンケーキも焼くつもりだから」
「パンケーキっ!? 食べる食べる!!」
「シオン、食いつきすぎ……」
ソルだけでなく、私たち全員が少し呆れ気味になっていた。でも、美味しそうなのは確かだ。
「それじゃあ、いただきます」
『いただきます!』
香ばしい匂いが漂う中、私たちは女性の料理をありがたくいただくことにした。
「そういえば、ここってどこなんですか?」
食事がある程度進んだところで、私は女性に一つ質問を投げかけた。この頃には、みんなでパンケーキを食べていた。
今まで何も説明していなかったことを思い出したようで、「あっ」と声を上げる。
「ごめんなさい、何も言ってなかったわね。ここは、とある高地よ。坂を降りると、人里に降りられるわ」
「つまり、あなたは人里から離れて暮らしているのか?」
「そういうことになるわね。ちょっと不便だけど、仕方のないことなのよ。魔術師は辺境に住んで仕事しなきゃいけないの」
「……魔術師。なるほどね」
周りに魔法の教本や水晶玉があったから、薄々察してはいた。どうやらこの箱庭は、魔法の発展が進んでいるようだ。
「てか、仕事って何してるんだ?」
「実はこの辺り、得体の知れない怪物がうろうろしているの。たまに人里に下りて人を襲うことがあるから、そうならないように魔術師が討伐しているの」
「魔物……!?」
早くも魔物の手がかりを見つけてしまった。とはいえ、これだけでは情報が少なさすぎる。
もっと聞き出そうとしたが、女性は魔物の話は余程したくないのか、ソルの方へ若干身を乗り出した。
「ソルくん、魔法に興味ありそうだったわよね。さっき読んでいた本、貸してあげましょうか? もう使わないからなくても困らないのだけど」
「いえ、結構です。さっき本の内容は全部覚えたので」
女性は少しだけ驚き、首を傾げていた。
……話が脱線してしまった。とりあえず、坂を降りたところに人里があることはわかった。
「じゃあ逆に、坂を上った先には何があるんですか?」
「ああ、坂の上ね……ちょっと大きな館を取り囲む庭園があるわよ」
急に女性の話す声のトーンが急落して、私たちの間に漂う空気が冷え込み始めた。
庭園というだけなのに、態度が急変したからだ。
「庭園って、花とか咲いてるだけだろ? 何かあるのか?」
「坂の上にある庭園は呪われているのよ。草や花がまったく枯れないらしいの。それだけじゃない……魔物はあの庭園の方向から現れることが多くて、もしかしたら魔物は庭園から生まれているんじゃないかって昔から言われているの」
内容がまったく穏やかじゃない。しかし同時に、
特に、シオンは「聞くんじゃなかった」と言いたげな顔で青ざめている。
「植物が枯れないのと魔物って、何か関係があるのかな……?」
「わからない。だが、調べる価値はある」
「そうだね。もしかしたら、クレーが何か関わっている可能性もあるだろうし」
今回も何か魔物の関わりがあるとすれば、私たちでどうにか助けてあげたい。それに、どの道魔物を探さなければ殺されてしまうわけだし。
しかし、女性は「やめておきなさい」と真剣な顔で止めてきた。
「あなたたち、死ぬわよ。あの庭園は本当に呪われてる。入ったらただじゃ済まされない」
「どうしてそう言えるんだ? 実際にあの庭園に行ったことがあるのか?」
「死んでも行きたくないわ。つい三日前だって、知らない子供が坂の上の庭園に行くのを見かけたから止めたのに、無視して行っちゃったのよ。それから全然見かける気配がなくて……」
嫌悪感を露わにする彼女を見ていると、その庭園の謎が気になって気になって仕方がなくなる。
かといって、人里の情報収集も怠るわけにはいかないだろうし……。
「とりあえず、ありがとうございました。色々教えていただいて」
「まあ、このくらいなら構わないわ。私も修行に戻りましょう。気をつけてね」
食事が終わったところで、私たちは立ち上がり礼をした。
シオンはまだパンケーキを食べたさそうにしていたが、ソルが無理やり引っ張っていった。
…………また、知らないうちに気を失っていた。
今度は、風一つなくて暖かい場所だった。視界には木製の天井が移っている。私はベッドに寝かされていて、ご丁寧に布団までかけられていた。
私、なんで気を失ってたんだっけ……ああ、そうだ。あの仮面の男──クレーにまた気絶させられたんだ。
今回も、あいつの気配はなさそうだ。またどこかほっつき歩きながら、私たちを殺せる時を待ちわびているのだろう。つくづく腹が立つ奴だ。
なんだか暖かくて居心地がいいし、あと五分だけ寝ようかな────
「……って、ここどこ!?」
冷静になってベッドから跳ね起きる。
前回の箱庭では、気づいたら森で眠っていた。あれはクレーが私を転移中に落としたからだったが、今回は違うようだ。
「おはよう、ユキアちゃん。目が覚めたのね」
部屋の扉を開けて入ってきたのは、見知らぬ女性だった。
茶色のストレートヘアが綺麗だったが、いたって素朴な服を身にまとっている。
「お友達が心配してたわよ。起きれるかしら?」
「あ、はい……」
横に置かれていたブーツを履き、ベッドから降りる。女性に連れられ、部屋を後にした。
そこからリビングらしきところに案内される。丸くて茶色のテーブルを囲むようにして、メアとシオン、ソルが座っていた。
「っ、ユキア! 大丈夫か?」
「うん。メアたちこそ平気なの?」
「全然ピンピンしてるぜ。なあ?」
「まあ、僕らも気絶してたんだけどね。どうやら、そこの人が助けてくれたみたいだよ」
ソルの言葉とともに、女性が苦笑いした。
「夜が近かったとき、あなたたちが家の近くに倒れているのを見かけたの。迷惑だったかしら?」
「い、いえ! むしろ助かりました」
「それならよかったわ」
彼女は私たちに優しく笑いかけてくれる。
窓の外は明るかった。どうやら、一度夜が明けたらしい。箱庭同士、多少の時間差はあれど流れる時間のスピードは同じであるが、一体どのくらいの間気絶していたのかは定かではない。
「朝ご飯、食べて行かない? お腹すいてるでしょう?」
「マジっすか!? よっしゃあ!!」
「ちょっとシオン! もうちょっと遠慮しなよ!」
「いいのよ。私も、久々のお客さんで腕が鳴るわ」
女性は笑顔を絶やさないまま、台所へと向かっていく。
私もみんなと向かい合うようにして、椅子に座った。家の内装も掃除が行き届いていて装飾が凝っている。
神秘的で、物語に出てくる魔術師の家みたいな感じだ。水晶玉のようなものが飾ってある棚には、分厚い本が何冊も詰め込まれている。
「やっぱり、前回の箱庭とは少し様相が違うな」
メアも家を見回しながら、私とまったくおなじことを考えていたようだ。
シオンは特に何かを考えている様子もなく、テーブルに肘をつきながら大きくあくびをしていた。すごく眠そうに見える。
ちなみに、ソルはいつも通り本を読んでいる。一時的に眼鏡を外していた。
「箱庭が違えば、文化の発展の仕方も多少は変わるからね。特段不思議なことじゃないよ」
「まあ、そうなるよねー……って、ソルは何読んでるの?」
よく見たら、いつもソルが持っている魔導書じゃなかった。茶色の装丁で、どうやら本棚に収められていた一冊のようだ。
ソルは初めて読む内容の本を読むとき、必ずと言っていいほど眼鏡を外す。たまに外さないときもあるけれど。
「あの女の人から借りた。この箱庭での魔法の教本らしい」
ソルが読んでいる横から、本の内容を覗きこむ。しかし、書かれていたのは、私たちが知っている魔法よりもさらに複雑そうな術式の羅列であった。
思えば、ティルたちのいた箱庭では、魔法といったものはそれほど発達していなかった。シュレイドは異能力の開発なんてやっていたけど、あれは外から入った魔物の力を利用したものであって、箱庭の中だけで発達したものではないだろう。
こちらの箱庭の魔法はどうなんだろう。人間たちの間でここまでの魔法が発達してるなら、素直に尊敬するんだけど……。
「朝ご飯できたわよ~」
「ほんとかっ!? わーい!!」
眠そうにしていたシオンが飛び起きる。こいつ、本当に食べ物に目がない……。
「ソルくん、本に興味を持ってくれるのは嬉しいけど、続きはご飯を食べてからね?」
「はい」
潔く本を閉じて、外していた眼鏡をかけ直す。それから、本棚にしまいに行ってさっと戻ってきた。
女性が用意してくれたのは、ピザトーストにサラダ、蜂蜜入りのホットミルクだった。
思えば、キャッセリア以外でまともな食事にありつけたのは初めてな気がする。
「遠慮なく召し上がってね。デザートにはパンケーキも焼くつもりだから」
「パンケーキっ!? 食べる食べる!!」
「シオン、食いつきすぎ……」
ソルだけでなく、私たち全員が少し呆れ気味になっていた。でも、美味しそうなのは確かだ。
「それじゃあ、いただきます」
『いただきます!』
香ばしい匂いが漂う中、私たちは女性の料理をありがたくいただくことにした。
「そういえば、ここってどこなんですか?」
食事がある程度進んだところで、私は女性に一つ質問を投げかけた。この頃には、みんなでパンケーキを食べていた。
今まで何も説明していなかったことを思い出したようで、「あっ」と声を上げる。
「ごめんなさい、何も言ってなかったわね。ここは、とある高地よ。坂を降りると、人里に降りられるわ」
「つまり、あなたは人里から離れて暮らしているのか?」
「そういうことになるわね。ちょっと不便だけど、仕方のないことなのよ。魔術師は辺境に住んで仕事しなきゃいけないの」
「……魔術師。なるほどね」
周りに魔法の教本や水晶玉があったから、薄々察してはいた。どうやらこの箱庭は、魔法の発展が進んでいるようだ。
「てか、仕事って何してるんだ?」
「実はこの辺り、得体の知れない怪物がうろうろしているの。たまに人里に下りて人を襲うことがあるから、そうならないように魔術師が討伐しているの」
「魔物……!?」
早くも魔物の手がかりを見つけてしまった。とはいえ、これだけでは情報が少なさすぎる。
もっと聞き出そうとしたが、女性は魔物の話は余程したくないのか、ソルの方へ若干身を乗り出した。
「ソルくん、魔法に興味ありそうだったわよね。さっき読んでいた本、貸してあげましょうか? もう使わないからなくても困らないのだけど」
「いえ、結構です。さっき本の内容は全部覚えたので」
女性は少しだけ驚き、首を傾げていた。
……話が脱線してしまった。とりあえず、坂を降りたところに人里があることはわかった。
「じゃあ逆に、坂を上った先には何があるんですか?」
「ああ、坂の上ね……ちょっと大きな館を取り囲む庭園があるわよ」
急に女性の話す声のトーンが急落して、私たちの間に漂う空気が冷え込み始めた。
庭園というだけなのに、態度が急変したからだ。
「庭園って、花とか咲いてるだけだろ? 何かあるのか?」
「坂の上にある庭園は呪われているのよ。草や花がまったく枯れないらしいの。それだけじゃない……魔物はあの庭園の方向から現れることが多くて、もしかしたら魔物は庭園から生まれているんじゃないかって昔から言われているの」
内容がまったく穏やかじゃない。しかし同時に、
特に、シオンは「聞くんじゃなかった」と言いたげな顔で青ざめている。
「植物が枯れないのと魔物って、何か関係があるのかな……?」
「わからない。だが、調べる価値はある」
「そうだね。もしかしたら、クレーが何か関わっている可能性もあるだろうし」
今回も何か魔物の関わりがあるとすれば、私たちでどうにか助けてあげたい。それに、どの道魔物を探さなければ殺されてしまうわけだし。
しかし、女性は「やめておきなさい」と真剣な顔で止めてきた。
「あなたたち、死ぬわよ。あの庭園は本当に呪われてる。入ったらただじゃ済まされない」
「どうしてそう言えるんだ? 実際にあの庭園に行ったことがあるのか?」
「死んでも行きたくないわ。つい三日前だって、知らない子供が坂の上の庭園に行くのを見かけたから止めたのに、無視して行っちゃったのよ。それから全然見かける気配がなくて……」
嫌悪感を露わにする彼女を見ていると、その庭園の謎が気になって気になって仕方がなくなる。
かといって、人里の情報収集も怠るわけにはいかないだろうし……。
「とりあえず、ありがとうございました。色々教えていただいて」
「まあ、このくらいなら構わないわ。私も修行に戻りましょう。気をつけてね」
食事が終わったところで、私たちは立ち上がり礼をした。
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