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【巨大聖戦編】第7章「誰がための選定」
幕間 三代目の願い
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最高神アイリスの葬儀が終わり、墓地から神たちの姿が遠ざかっていく。ユキアとクリムがアイリスの墓の前で話していた頃、広々とした草地に人だかりができていた。
「うっうっ、私の知らない間にご立派になられて……ステラ様あああぁぁぁ!!」
「すごいよステラちゃん!! あたし泣いちゃう!! うわああぁん!!」
人だかりの中心に近い場所で、二人の神の姉弟が人目もはばからず泣いていた。黒髪の男──アルバトスは人だかりの中心へ大げさに拝み倒し、水色の髪の少女──ノインは大粒の涙をポロポロこぼしながら感激している。彼らもまた、他の神々と同じくルナステラが最高神候補の一人だったことを知らなかったが、難なく受け入れるどころか大げさに称賛する始末だった。
喪服に身を包む他の神々は、そんな二人に時折不審な眼差しを向けていた。
「アルト、ノインおねーちゃん……みんな変な目で見てるよ?」
集まりの中心にいたのは、周りと変わらぬ黒いワンピース姿のルナステラであった。自分の世話神であるアルバトスと彼の姉であるノインの様子を見て苦笑いしつつ、アイリスから受け継いだ金色の杖を握っている。
「アルトもノインも泣きすぎ。ルナステラが困ってる」
「でも、レノもびっくりしちゃったのだ! ルナが最高神になるなんて、すごすぎるのだ!」
「そんな単純な話か? ルナステラのポテンシャルが半端ねぇってのは間違いねぇだろうけど……」
呆れ返るシュノーの横で、レノが両手を振り上げたり飛び跳ねたりしながらはしゃいでいる。黒いスーツに身を包んでいるオルフは、ルマンを自分の横に立たせた状態でルナステラを複雑そうに見つめていた。
アイリスの後継者であるルナステラへ抱く思いは、一般神の間では千差万別だった。後継ぎだろうと最高神であることには変わらないと崇める者がいれば、いきなり現れた彼女は最高神の器にはふさわしくないと難色を示す者もいる。
しかし、今まで情報は一切なかったにもかかわらず、アイリスの死後突然現れた後継ぎに戸惑っているという部分は、全員に共通していた。
『ボクもこうなるとは予想していなかったよ。彼女は才能の塊だったみたいだな』
「いや、ルマンは指揮官たちと行動してただろ? 何があったか知らねぇの?」
「彼を運んでいたティアル指揮官が倒れていましたし、知らなくても無理ないですよ。ぼくだってあまり詳しい話は聞けていませんし」
人だかりをゆっくりかき分けながら、一人の片翼の天使──セルジュが中心に入り込んできた。いつもは白いワンピース姿であったはずの彼は、葬儀の場にふさわしいスーツ姿でルナステラたちの前に現れたのだ。
「皆さん、新たな最高神様が困ってるです。街に戻って各々の役割に戻ってください。カトラス様の命令ですよ」
セルジュが人だかりを作る神々に呼びかけると、最後の文言が効いたのかすんなりとその場から離れていった。セルジュを知るシュノーたちと、未だにおいおい泣き続けている姉弟はその場に残っている。
ルナステラはセルジュに駆け寄り、姉弟をそっと指さした。
「セルジュおにーちゃん、どうしよう。アルトとノインおねーちゃんがずっと泣いてるの」
「ええと……二人に関しては放っておけばいいんじゃないかな? あはは……」
彼もまた苦笑いするしかなく、適当に誤魔化した。その傍らで、ルマンが照明部分を赤く光らせる。
『シュノー、ノインだけでも持っていけ。ロリコンだからルナステラが危ない』
「承知した。ほらノイン、新作漫画の資料探しに行くよ」
「────ぎゃああぁぁ!! 何すんのシュノーおぉぉ!!」
「ノン、暴れちゃダメなのだー」
顔色一つ変えないシュノーは、ルマンの言う通りにノインの首根っこを掴み、草地を引きずり出した。四肢を振り回してじたばた暴れるノインをレノがなだめつつ、三人はその場から去っていく。
シュノーに引きずられていくノインを見たアルバトスは、次第に落ち着きを取り戻してしっかり立ち上がる。
「セルジュ殿、どうしました? ステラ様に何か用事でも?」
「あ、いえ、大したことではないです。少し話をしたいだけで」
若干たじろぎつつも、セルジュはルナステラの元へしゃがみ込み、彼女と視線を合わせる。
「ルナステラ。今回は本当にごめんね。ぼくが不甲斐ないせいで守り切れなくて……」
「ううん、わたしこそごめんなさい。自分のことすら守れないくらい弱かったから」
「そんなことない。ルナステラは本当に強い子だよ」
セルジュはそう言いながら、ルナステラの頭を優しく撫でる。ルナステラはえへへ、と可愛らしい笑顔を見せた。
『何はともあれ、キミたちが殺されなくて本当によかった。ボクの二の舞にならずに済んだから、もう何の心配もない』
バイクから発せられた無機質な声は、どことなく寂しさを帯びていた。セルジュはルマンの言葉を聞き、彼と彼の横にいるオルフに顔を向けた。
「ルマン。にーさんからあなたの生前の話を聞きました。あなたも、かつてはぼくたちと同じ最高神候補だったんですよね」
『ああ。ボクが今も生きていれば、間違いなく今回の騒動に巻き込まれていただろう』
「えぇ? 最高神候補? なんじゃそりゃ」
「それより、どうして今更その話を? ルマン殿はデミ・ドゥームズデイで命を落としたと、夢牢獄事件の際に話していましたよ」
オルフもアルバトスは首を傾げていた。セルジュは一度固唾を飲んで、ルマンの車体についた照明部分の宝石を見つめる。
「ナターシャ先生があそこまで暴走した理由がわからないのです。あなたの『二の舞にならずに済んだ』という言葉から推測するに……もしかして、過去にも似たようなことが起きたのですか?」
『その通りだ、セルジュ。ボクはデミ・ドゥームズデイでナターシャに殺されたんだよ』
「────はああぁぁ!? そんな話初耳むぐぅう!?」
「目立つだろ、大声出すな」
驚きのあまり大声で叫んだオルフの口が、アルバトスによって塞がれた。セルジュは唇を噛み締めつつ、ルマンを複雑そうな目で見ていた。
「あなたの気持ちもわからなくはないです。でも、どうして今まで隠していたのですか」
『あのときはキミたちが候補だと知らなかった。ボク自身も、自分が最高神候補だということはナターシャから聞かされたからな。彼女は他の候補について触れていなかったが、もしあのとき、キミたちも大人だったら危なかったかもしれない』
「本当、あの女は何を考えていたんでしょうね。今となってはもうわかりませんけど」
セルジュの表情が固くなり、ルマンも言葉を発さない。ここまでルナステラは口を閉ざしたままで、不安そうに金色の杖を握りしめて俯く。
「……わたし、立派な最高神になれるかな」
「な、何をおっしゃるんですかステラ様! ステラ様なら史上最強の最高神になれます!! 少なくとも私にとってはすでに最高の女神様です!!」
アルバトスは半ば乱暴にオルフを離し、即座にルナステラの元に駆け寄った。ルナステラはほんの少しだけ笑顔を見せるも、不安は拭いきれていない。
『立派になろうとしなくていい。頂点に立つ者が持つべきものは揺るがぬ自信と、柔軟な考え方だ。周りの声を踏まえつつ、胸を張ってキミなりの答えを示せばいい』
「それにルナステラ、お前にはアルバトスという最大の理解者がいるじゃねぇか! ユキアやシオンたちもいることだし、自分を支えてくれるひとに応えていけば大丈夫だ。オレっちだってそうしてきたしな!」
ルマンの冷静なアドバイスに付け加える形で、オルフが明るく笑いかけた。アルバトスはルナステラに気づかれまいと、こぼれそうな笑みを抑えるために唇を結んでいる。
ルナステラは、生みの親から託された金色の杖に目を向けた。自分に未来を託した先代たちの顔を思い浮かべながら、水色の丸い瞳を閉じる。
「わたしは、今まで守られてばかりだったけど……これからはみんなを、世界を守らなきゃいけない。そう考えたらすごく不安でたまらなかったけれど。わたしには、一緒に戦うひとがいるから」
目を開けたルナステラは、アイリスの墓の方向を見遣る。自分の姉に等しい少女が、アッシュブロンドの少年の天使に笑いかけている場面が目に入った。
自分の確固たる願いを貫く姿に憧れているから、ルナステラはユキアを慕い続けてきた。ならば、自分も彼女のように、自分なりの願いを掲げて力を振るおう────密かにそんな思いを抱いていた。
「そうだね、ルナステラ。ぼくも、クリム先輩にはたくさん助けられた。今度はぼくがクリム先輩のお役に立てたらいいな」
ルナステラの横に立ったセルジュもまた、ユキアと話をしているクリムを眺めながらそう呟いた。
最高神アイリスの葬儀が終わり、墓地から神たちの姿が遠ざかっていく。ユキアとクリムがアイリスの墓の前で話していた頃、広々とした草地に人だかりができていた。
「うっうっ、私の知らない間にご立派になられて……ステラ様あああぁぁぁ!!」
「すごいよステラちゃん!! あたし泣いちゃう!! うわああぁん!!」
人だかりの中心に近い場所で、二人の神の姉弟が人目もはばからず泣いていた。黒髪の男──アルバトスは人だかりの中心へ大げさに拝み倒し、水色の髪の少女──ノインは大粒の涙をポロポロこぼしながら感激している。彼らもまた、他の神々と同じくルナステラが最高神候補の一人だったことを知らなかったが、難なく受け入れるどころか大げさに称賛する始末だった。
喪服に身を包む他の神々は、そんな二人に時折不審な眼差しを向けていた。
「アルト、ノインおねーちゃん……みんな変な目で見てるよ?」
集まりの中心にいたのは、周りと変わらぬ黒いワンピース姿のルナステラであった。自分の世話神であるアルバトスと彼の姉であるノインの様子を見て苦笑いしつつ、アイリスから受け継いだ金色の杖を握っている。
「アルトもノインも泣きすぎ。ルナステラが困ってる」
「でも、レノもびっくりしちゃったのだ! ルナが最高神になるなんて、すごすぎるのだ!」
「そんな単純な話か? ルナステラのポテンシャルが半端ねぇってのは間違いねぇだろうけど……」
呆れ返るシュノーの横で、レノが両手を振り上げたり飛び跳ねたりしながらはしゃいでいる。黒いスーツに身を包んでいるオルフは、ルマンを自分の横に立たせた状態でルナステラを複雑そうに見つめていた。
アイリスの後継者であるルナステラへ抱く思いは、一般神の間では千差万別だった。後継ぎだろうと最高神であることには変わらないと崇める者がいれば、いきなり現れた彼女は最高神の器にはふさわしくないと難色を示す者もいる。
しかし、今まで情報は一切なかったにもかかわらず、アイリスの死後突然現れた後継ぎに戸惑っているという部分は、全員に共通していた。
『ボクもこうなるとは予想していなかったよ。彼女は才能の塊だったみたいだな』
「いや、ルマンは指揮官たちと行動してただろ? 何があったか知らねぇの?」
「彼を運んでいたティアル指揮官が倒れていましたし、知らなくても無理ないですよ。ぼくだってあまり詳しい話は聞けていませんし」
人だかりをゆっくりかき分けながら、一人の片翼の天使──セルジュが中心に入り込んできた。いつもは白いワンピース姿であったはずの彼は、葬儀の場にふさわしいスーツ姿でルナステラたちの前に現れたのだ。
「皆さん、新たな最高神様が困ってるです。街に戻って各々の役割に戻ってください。カトラス様の命令ですよ」
セルジュが人だかりを作る神々に呼びかけると、最後の文言が効いたのかすんなりとその場から離れていった。セルジュを知るシュノーたちと、未だにおいおい泣き続けている姉弟はその場に残っている。
ルナステラはセルジュに駆け寄り、姉弟をそっと指さした。
「セルジュおにーちゃん、どうしよう。アルトとノインおねーちゃんがずっと泣いてるの」
「ええと……二人に関しては放っておけばいいんじゃないかな? あはは……」
彼もまた苦笑いするしかなく、適当に誤魔化した。その傍らで、ルマンが照明部分を赤く光らせる。
『シュノー、ノインだけでも持っていけ。ロリコンだからルナステラが危ない』
「承知した。ほらノイン、新作漫画の資料探しに行くよ」
「────ぎゃああぁぁ!! 何すんのシュノーおぉぉ!!」
「ノン、暴れちゃダメなのだー」
顔色一つ変えないシュノーは、ルマンの言う通りにノインの首根っこを掴み、草地を引きずり出した。四肢を振り回してじたばた暴れるノインをレノがなだめつつ、三人はその場から去っていく。
シュノーに引きずられていくノインを見たアルバトスは、次第に落ち着きを取り戻してしっかり立ち上がる。
「セルジュ殿、どうしました? ステラ様に何か用事でも?」
「あ、いえ、大したことではないです。少し話をしたいだけで」
若干たじろぎつつも、セルジュはルナステラの元へしゃがみ込み、彼女と視線を合わせる。
「ルナステラ。今回は本当にごめんね。ぼくが不甲斐ないせいで守り切れなくて……」
「ううん、わたしこそごめんなさい。自分のことすら守れないくらい弱かったから」
「そんなことない。ルナステラは本当に強い子だよ」
セルジュはそう言いながら、ルナステラの頭を優しく撫でる。ルナステラはえへへ、と可愛らしい笑顔を見せた。
『何はともあれ、キミたちが殺されなくて本当によかった。ボクの二の舞にならずに済んだから、もう何の心配もない』
バイクから発せられた無機質な声は、どことなく寂しさを帯びていた。セルジュはルマンの言葉を聞き、彼と彼の横にいるオルフに顔を向けた。
「ルマン。にーさんからあなたの生前の話を聞きました。あなたも、かつてはぼくたちと同じ最高神候補だったんですよね」
『ああ。ボクが今も生きていれば、間違いなく今回の騒動に巻き込まれていただろう』
「えぇ? 最高神候補? なんじゃそりゃ」
「それより、どうして今更その話を? ルマン殿はデミ・ドゥームズデイで命を落としたと、夢牢獄事件の際に話していましたよ」
オルフもアルバトスは首を傾げていた。セルジュは一度固唾を飲んで、ルマンの車体についた照明部分の宝石を見つめる。
「ナターシャ先生があそこまで暴走した理由がわからないのです。あなたの『二の舞にならずに済んだ』という言葉から推測するに……もしかして、過去にも似たようなことが起きたのですか?」
『その通りだ、セルジュ。ボクはデミ・ドゥームズデイでナターシャに殺されたんだよ』
「────はああぁぁ!? そんな話初耳むぐぅう!?」
「目立つだろ、大声出すな」
驚きのあまり大声で叫んだオルフの口が、アルバトスによって塞がれた。セルジュは唇を噛み締めつつ、ルマンを複雑そうな目で見ていた。
「あなたの気持ちもわからなくはないです。でも、どうして今まで隠していたのですか」
『あのときはキミたちが候補だと知らなかった。ボク自身も、自分が最高神候補だということはナターシャから聞かされたからな。彼女は他の候補について触れていなかったが、もしあのとき、キミたちも大人だったら危なかったかもしれない』
「本当、あの女は何を考えていたんでしょうね。今となってはもうわかりませんけど」
セルジュの表情が固くなり、ルマンも言葉を発さない。ここまでルナステラは口を閉ざしたままで、不安そうに金色の杖を握りしめて俯く。
「……わたし、立派な最高神になれるかな」
「な、何をおっしゃるんですかステラ様! ステラ様なら史上最強の最高神になれます!! 少なくとも私にとってはすでに最高の女神様です!!」
アルバトスは半ば乱暴にオルフを離し、即座にルナステラの元に駆け寄った。ルナステラはほんの少しだけ笑顔を見せるも、不安は拭いきれていない。
『立派になろうとしなくていい。頂点に立つ者が持つべきものは揺るがぬ自信と、柔軟な考え方だ。周りの声を踏まえつつ、胸を張ってキミなりの答えを示せばいい』
「それにルナステラ、お前にはアルバトスという最大の理解者がいるじゃねぇか! ユキアやシオンたちもいることだし、自分を支えてくれるひとに応えていけば大丈夫だ。オレっちだってそうしてきたしな!」
ルマンの冷静なアドバイスに付け加える形で、オルフが明るく笑いかけた。アルバトスはルナステラに気づかれまいと、こぼれそうな笑みを抑えるために唇を結んでいる。
ルナステラは、生みの親から託された金色の杖に目を向けた。自分に未来を託した先代たちの顔を思い浮かべながら、水色の丸い瞳を閉じる。
「わたしは、今まで守られてばかりだったけど……これからはみんなを、世界を守らなきゃいけない。そう考えたらすごく不安でたまらなかったけれど。わたしには、一緒に戦うひとがいるから」
目を開けたルナステラは、アイリスの墓の方向を見遣る。自分の姉に等しい少女が、アッシュブロンドの少年の天使に笑いかけている場面が目に入った。
自分の確固たる願いを貫く姿に憧れているから、ルナステラはユキアを慕い続けてきた。ならば、自分も彼女のように、自分なりの願いを掲げて力を振るおう────密かにそんな思いを抱いていた。
「そうだね、ルナステラ。ぼくも、クリム先輩にはたくさん助けられた。今度はぼくがクリム先輩のお役に立てたらいいな」
ルナステラの横に立ったセルジュもまた、ユキアと話をしているクリムを眺めながらそう呟いた。
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