ディバイン・レガシィー -箱庭の観測者-

月詠来夏

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第8章「神智を超えた回生の夢」

221話 不揃いの神々は眠らない(1)

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 ティアルの呼吸はまだ荒く、僕の手を掴む腕からは震えが伝わってくる。僕は慌ててティアルを制止しようと、剣を持っていない方の手で彼女の身体を支える。

「ティアルかい!? 無理しないで休んだ方がいい!」
「トゥーリを殺した奴が、目の前にいる……ここで戦わなかったら、私は一生後悔する……!」

 はっとして、カトラスさんやヴィータと戦闘を繰り広げるニールを見る。ティアルは、他でもないあいつを狙っていた。
 どう考えても無謀だ。僕は彼女を止める言葉を考えた。でも、ティアルの目は虚ろでありながら、橙と赤の瞳の奥で激情を滾らせている。

「力不足なのはわかってる。でも、どうしてもあいつに一矢報いたいんだ。どうか戦わせてくれ、お願いだ……!」

 奥歯を噛み締めて苦痛を漏らす彼女にかける言葉が見つからない。ティアルの気持ちを考えたら、下手な慰めをかけることなんてできない。

「ティア嬢までそんなこと言うのか。まったく……どいつもこいつも、死にに行くような真似しやがって」

 未だに炎が燃え盛る瓦礫の陰から、見慣れた黒いコートのポケットに両手を入れながら現れた男────カルデルトだった。今までどこにいたのかわからなかったが、ここに来てくれてよかった。
 ティアルはカルデルトを見つけてすぐに、僕の手から離れて彼の元へ駆け寄った。

「カルデ! あそこにトゥーリを殺した奴がいる! 一緒にあいつを殺りに行くぞ!!」
「落ち着けティア嬢。わかってるから」

 カルデルトはティアルと一緒に、ニールと戦っているカトラスさんの元へと向かう。カトラスさんが二人の存在に気づいたとき、ちょうど後退して体勢を整えようとしているところだった。

「カトラスさんよ。だいぶ苦戦しているようだが、俺たちの助けが必要か?」
「……カルデルト」

 少し皮肉を込めた言い方で大きく声をかける。カトラスさんも、さすがにもう驚いてはいなかった。

「すまなかった、アーケンシェン。わしはお主らに負荷をかけすぎていたようじゃ。元より、すべてはわしが対処するべきことだったのに」
「負荷が大きかったのは俺たちだけじゃねぇ。キャッセリアで生まれた神々みんな、自分の身に余る危機に対応しきれなくなってる。というか、あんたが懺悔するべきことはそれじゃないだろ」

 厳しい口調で詰めるカルデルトに対し、カトラスさんは俯いて言葉を探している。その間に、カルデルトはティアルの方を向き、指でニールとヴィータが戦っている現場を示してみせる。

「ティア嬢、ヴィータとコンタクトとれるか? ちょっとこういう手を考えたんだけどよ……」

 カルデルトが耳元で何かを喋っていたので、僕には肝心の作戦内容が聞こえなかった。ティアルは少し考えた後、何度か頷いてみせていた。

「いいけど、カルデはどうすんだ? 今はヴィータがあいつと殺り合ってるだろ。今度は誰が気引くんだ」
「まあ、それは任せとけ。クリム! お前も準備しておけ!」
「わ、わかった……?」

 何の準備だ、と突っ込みかけたがそんな暇もなさそう。とりあえず、〈AstroArts:Kreuzアストロアーツ・クロイツ〉をもう一度唱え、剣にアストラルを充填し直す。
 ティアルがニールとヴィータの戦闘に割り込み、カルデルトは武器である小型ナイフを手にし、武器に備えられた力で三本まで生成し用意する。
 僕はアストラルが溜まるのを待つ間、考え込むカトラスさんに近づいた。彼は僕を見て、自嘲めいた笑みを浮かべる。

「わしはとうに諦め、ここにも死ぬつもりでやってきた。お主らを見捨てようとしたも同然じゃ。到底許されることではないじゃろう」
「……そうかもしれませんね」
「それなのにお主らは、不条理な現実に見舞われてなお戦い、こんな老いぼれも気にかけようとするのか?」

 愚問だ。僕の答えは最初から決まっている。それ以外の選択肢などあり得ない。

「戦わなければ未来はありません。古代の悲劇のように終わりを突きつけられておしまいでしょう。僕たちはそうなりたくないだけです。何より、カトラスさんも思ってるんじゃないですか? まだ終わりたくないって」
「……それは」
「僕たちは何があったって諦めません。だから、できることならあなたにも最後まで立ち向かってほしい。アイリス様も、ライランさんもきっと……そんな姿を望んでいるはずです」
「っ!! お主、なぜあやつの名を────」

 僕が出した名前に、カトラスさんが息を飲んだ。彼は伏せて目を瞑り、何か考え事をしている。
 やがて、その瞼がゆっくりと開かれたとき、彼の目には光が宿っていた。僕には、その光が闘志の現れだとわかった。

「カルデルトが何を考えているかは知らんが……とにかく、今この場にいる人員では防御が足りんじゃろう。足りない部分はわしが補う」
「……! そ、それなら、ここで倒れているみんなを守ってください。ニールとヴァニタスは僕たちでどうにかします」
「うむ。しかし、わしもここまで防戦する一方じゃった。ひと暴れさせてはくれんかの」

 カトラスさんが鉄槌を構え直したとき、僕もちょうどアストラルの充填を終えた。僕の隣に立つカトラスさんから湧き出る気迫は凄まじく、緑の魔力の奔流がはっきりと目視できた。その勢いは凄まじく、僕たちの衣服や周囲の火災をも巻き上げるほどだ。
 吹きすさぶ力に気づいたニールが、僕たちを見遣った。奴は狂ったように笑いながら、歪な光を宿す黒い杖を構えた。

「くはははっ! ついに本気を出したんだねぇ、原初神の弐! 『蒼銀の断罪者セルリアン・コンヴィクター』も大したものだ、絶望しきった彼を焚きつけるとは!」
「ああ、思い出せたのはクリムのおかげじゃよ。わしが守るべきだったもの、そのすべてを奪った悪魔たちを前にして引き下がるなど……一国の戦士であり王であったわしには許されないことをな!!」

 白銀の鉄槌を両手で掲げたカトラスさんは、奔流の渦の中心で目を閉じる。彼を包む魔力の流れは凄まじくなっていき、次第にアストラルの気配も混ざり始める。彼の内側から、魔力とアストラルの両方が湧き出ているみたいだ。

「っ、『《Gerbera Mysteriumガーベラ・ミュステリウム》』!」

 銀の長剣を手にしたまま、ヴィータが星幽術で姿を消した。気配も感じられなくなったが、その場の誰も狼狽えはしない。

「原初の弐、剛毅の名に於いて啓示せん────!」

 カトラスさんが高らかに詠唱を始め、僕はティアルの方を見た。彼女も僕に目配せしていたようで、互いに頷きあった。

「『マテリアル・ウィールダー』〈ディフォーメーション〉!!」
「『《Sternwindシュテルンヴィント》』!」

 ティアルがニールの周囲を素早く駆け回り、辺り一帯に転がる瓦礫に向かって魔力を放った。赤い魔力にあてられた瓦礫が浮かび上がり、鋭い砲丸へと形を変えられ一斉にニールへと襲いかかる。
 僕はガラスの剣に充填したアストラルで風を巻き起こし、砲丸の速度を底上げする。皮肉にも建物の瓦礫は無尽蔵と言えるほどあり、ティアルの魔力と僕のアストラルが続く限りはこの作戦を実行し続けられる。
 それでも、相手はたまに一瞬体勢を崩すくらいで、大きなダメージを与えることはできないのだが……。

「くふふっ、手数を増やせばどうにかなると思っているのかい? 君たちってどうしていつもそんなに単純なのかな?」
「へーへーうるせぇ黙らっしゃい。『リヴィング・ルーラー』〈アブソープション〉」

 ニールの腕に、細い小型のナイフが数本突き刺さった。僕たちの攻撃に気を取られていたのか、カルデルトの投げたナイフまでは回避しきれなかったようだ。
 刺さったナイフ周辺に変化は見られないが、ニールは徐々に冷や汗をかき始めていた。カルデルトの固有魔法と彼の武器であるナイフ、その両方を行使して生命エネルギーを吸われているのだとわかった。

「私から生命エネルギーを奪うつもりかい? 悪いが、悪魔はその程度では殺せないよ?」
「んなの想定内だ。観測者でさえ殺れねぇんだぞこっちは。酒があったら投げ込みたいくらいムカついてっからよぉ、魔女狩りよろしく火刑にされても文句言うなよ」
「……『生命の管理人ライフ・ウォッチャー』だったかなぁ? なんだか美味しくなさそうな味をしていそうだよ、君は」

 顔をしかめつつも口元は笑っており、難なく突き刺さったナイフを引き抜き投げ捨てた。それで生命エネルギーの吸収も止まったはずだが、カルデルトは不敵な笑みを浮かべている。
 そして次の瞬間、ニールの無彩色の瞳が見開かれた。

「不屈の心たる絶壁、刹那の要塞とならん! 『《Dreadnoughtドレッドノート》』!!」

 僕たちが牽制している間にカトラスさんの詠唱は終わり、彼の気迫とエネルギーの奔流はさらに威力を増していた。
 カトラスさんの身体に光がまとい、鋼鉄の鈍く輝く甲冑に姿を変えた。魔法で生み出された甲冑に身を包んだカトラスさんの周囲には、巨大な大砲や銃火器の類が生成されている。

「我が同胞の怨念、思い知るがいいわッ!!」

 吠えるように声を上げたカトラスさんに応えるように、彼を取り囲む兵器がニールへと照準を合わせ……一斉に集中砲火を開始した。僕たちも防御態勢をとろうとしたが、こちらには不思議と攻撃が向かってこない。

「なっ、いくらなんでも無秩序な────ぐふぅっ!?」

 カトラスさんが生み出す弾幕により、ニールの身体に何度も衝撃が加えられ、吹き飛ばされそうになっている。四肢だけでなく顔にも容赦なく銃撃を浴びており、その手数は僕とティアルの連携よりも遥かに多く見えた。

「うわ、カトラスさんすっげぇな」
「うん……これが原初神の力なんだね」
「そうですね。まあ、及第点としてあげましょうか」

 背後からヴィータの声が聞こえたが、振り返っても姿は見えない。
 少し辺りを見回していた間に、ニールのすぐ真後ろで長い銀髪が舞うのが見えた。
 
「ど、どこに隠れていたっ!?」
「どこでもいいでしょう。些末なことです」

 手にしたままの長剣をすかさずニールの首元へ突き刺した。相当強い力を込めているのか、深々と刃が食い込んでいく。
 う、と呻く声が聞こえると同時に、カルデルトがニールに向かって手を伸ばしたのが見えた。

「つーわけで終いだ。『リヴィング・ルーラー』〈イミテーション〉」
「がはぁッ────!?」

 長剣の刺さった首元から、赤黒い液体が噴水のごとく溢れ出す。噴き出す勢いで長剣も抜けて、さらに多くの血液が溢れ出す。普通に剣を刺して抜いただけでは、あれほどの量の血液は溢れ出さないはずだ。
 ニールがその場に膝をついたとき、カトラスさんの星幽術も切れて、生成された武器や銃火器が霧散した。カトラスさんの甲冑も消滅し、元の姿に戻る。
 血を噴き出しながら倒れ込んだニールに、ヴィータがすかさず無言で蹴りを食らわせ始める。無表情で近づきがたいので、とりあえずカルデルトに実行した作戦の詳細を聞くことにした。

「カルデルト、一体何をしたんだい?」
「んぁ? 奴の生命エネルギーをできる限り吸い取って、トゥリ坊の固有魔法を模倣した。ほら、血流の時間の流れだけ早めて出血量増やすって奴。元々俺が教えた奴だったんだよ、あれ」
「は? 私、あれでついこの間死にかけたんだが!?」

 ティアルはこの間の事件でトゥリヤと戦ったとき、同じような目に遭わされたらしい。トゥリヤももう少し手加減してくれればよかったのに……。
 カルデルトの固有魔法もまた、応用の利きやすいものだということは以前から知っていた。人体の仕組みを利用した方法は彼が医者だからこそ考えられたのだと思うと、ちょっと複雑な気持ちになる。

「おやおやぁ……私を前にして油断する暇はあるのかなぁ?」

 血液が未だに流れ出ているのに、ニールは倒れたまま笑っている。僕たちは再び警戒を強めるが、ニールが身体を起こす気配はない。

「傷、なかなか再生しねぇだろ。お前の肉体が再生する時間は遅くしてある。これもトゥリ坊の固有魔法な」
「くふふ……生命エネルギーと称したエーテルを使用する模倣魔法か……私も舐められたものだねぇ? 君たち、最っ高に愚かだよ……!!」
「果たして本当にそうかの? 自分の後ろを見てみよ、ニール」

 カトラスさんが顎で指し示したのは、ニールの背後に浮かぶ禍々しい大きな光だ。ニールは倒れたまま、首だけを動かして自分の崇拝する存在を見遣る。
 不思議なことに、黒い光にはさっきまでなかった、白いひび割れができていた。少なくとも、僕が与えた傷ではない。

「わしは、貴様の背後の蛹も巻き添えにするべく星幽術を行使した。外殻とはいえそれなりのダメージは入っておろう? 蛹の状態で傷つけられた蝶が、万全の状態で羽ばたけるとは思えん」
「くっ……くく、ははははは……っ」

 奴はただひたすら、狂ったように笑う。傍から見れば追い詰められている状況に変わりないのに、なぜ奴は笑えるのだろう?
 僕たちには────その理由など、予想できる余地もなかった。

「ここまでコケにされるとは予想外だった……しかし私も悪魔だ。真なる神を愚弄する偽物たちには、最上の絶望を味わってもらわなければ」

 パキン、と大きくひび割れる音が響き渡る。それは、この世で最凶最悪の存在と呼ばれるものが宿る黒い蛹。蛹に生まれたひびが広がり続け────最後には、砕け散った。
 黒い霧と硬い欠片が吹きつけたと認識した頃には、僕の意識は落ちる寸前にあった。それから耐えられるわけもなく、何もわからなくなる。
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