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十四話 新たな加護
しおりを挟むラティアとの行為を終えた俺は、そのままラティアと共に同じベッドで寝ることになった。
既に陽は昇り朝になっているのだが、ラティアは起きる気配がない。余程昨日のまぐわいで疲れてたのだろう。
結局、二回三回と性交は続いていき、最終的に十五連続ぶっ続けで行為に及んだ。
『超回復』がある俺はどれだけ精を放とうとそこまで疲れはしないが、そんな特殊能力を持たない普通の人間であるラティアはそうもいかない。
それに、昇天した回数でいえば、ラティアは俺の三倍以上にも及んでいるしな。
今は無理に起こさないで寝かせてあげようと思い、俺はその場から動けないので一日振りのステータス確認を行なうことにした。
リュー 20歳 Lv106
称号:大魔王、龍帝、性王
固有能力:魔導、不老不死、龍殺し
加護:大神王ゼロニウス、魔神王マーリ、炎龍神イグリス、愛神エロール
ステータスを確認してみるとレベルが一上がっていて、称号と神の加護も一つ増えていた。
でも、何故レベルが上がっているのだろうか? 普通に考えても、ディス達のような雑魚を倒しただけで105から106に上がるわけなどない。いや、もしかすると、新しく手に入れた加護が何か関係してる······のか?
俺はその可能性に思い至るとそれしか考えられなくなり、冷静に加護の効果を確かめる。
愛神エロールの加護
・スキル:『感度操作』『性技』『媚薬生成』『絶倫』取得
・魅力超大補正
・男根、精力大補正
・経験人数×1レベル上昇
お、おぉ······。
これまた有能······といって差し支えない程の神の加護が手に入ったな······。
これらのスキルを駆使すれば、昨日よりも更にラティアを乱れさせることだって余裕だ。
いや、何を考えてるんだ俺は。昨日の今日でまたエロいことを考えている。あれだけ精を出しておいてどんだけ元気なんだよ······いや、これも加護のせいというか、おかげなのかもしれないな。
自分の陰部を見てみれば、昨日までよりも二回り程大きくなっているのがわかる。勃起してない状態で昨日の半立ちくらいの大きさといえば、その変わりようが伝わるだろう。
まあ、何はともあれ、加護の効果を確認したおかげで、レベル上昇の原因も解明することができたし、これからは女と性交するだけで無条件でレベルが上昇する身体になったんだから、プラマイゼロ······いや、むしろ大幅なプラスだ。
経験人数といいつつもこれまでの総経験数ではなく、ラティアとの分だけしかカウントされていないところを見ると、こちらの世界に来てからの経験数と見て間違いないだろう。
「んぅ······大魔王様······お慕いしております······」
愛神の加護について考察していると、隣で寝ているラティアの可愛い寝言が聞こえてくる。
俺は起こさないように気を使いながらラティアの髪を指でとくように撫でてやる。
ラティアの長い青髪はとても艶やかで触り心地が良い。
「んっ······大魔王······さま······」
ちょうどまた俺の名を呼んできて、起きてしまったかと思ったが、どうやら今のも寝言のようだ。
それにしても、この感じだと、僅か半日にしてラティアの俺に対する忠誠度と好感度はほぼマックスになったと見て間違いないだろう。
ただ、俺がそう思っていても、それが勘違いだったらまたアテナリスで迎えた最後と同じ結末を迎えかねないので、念の為に『神の眼』で確認する。
そうすると、やはり俺の事を心の底から慕っているのに加え、絶対的な忠誠を誓っているのがわかる。
やはり俺の心配のしすぎだったようだ。
「疑り深い主人を許せ······ラティア」
「私は······大魔王様のものですから······」
······それにしてもちょうどいいタイミングで、的確な寝言を言うやつだな。
本当に寝ていると『神の眼』を使ったことでわかっているので、思わず苦笑してしまう。
これまでのラティアにとっての性行為とは、地獄の時間以外の何物でもなかった。
だが、昨日の俺との夜を過ごしたことで、それは天国にも昇るような快楽を得られる最高の時間へと変貌を遂げた。
既にラティアの中には過去の男との行為の記憶はほとんど残っていない。
そもそも自分で慰める時以外で絶頂を経験したこともなかったのだから、昨日の俺との行為での快楽を知れば、それも当然の結果といえよう。
まあ、少しだけ俺も高位階魔術を用いて、過去の記憶を忘れやすくなるようにしたのだが、それすら必要なかったんじゃないかと思えるくらいには、昨日のラティアは幸福感を覚えていた。
そんなことを考えていると自然と昨日の行為時のことを思い出してしまい、むくむくと男根が隆起してくる。
そのタイミングでラティアが寝返りをうって俺に抱きつくような形になり、当然そうなればラティアの柔らかい胸が俺の身体に押し付けられる。
更にむくむくっと俺の男根は隆起し、既に半立ちよりも少し立っているような状態だ。
それに追い打ちをかけてくるようにラティアのいい匂いが鼻腔をくすぐり、俺は余計にムラムラしてくる。
ただ、寝ている女を······それも自分の忠臣を無理矢理犯すことなどできないし、それをやればディスとほとんど変わらないようなものだ。
俺はそっと目を閉じ、煩悩を堪えるため、自分自身に第三位階魔術の『睡眠』をかけ、無理矢理眠ることにした。
_______________
第六位階魔術は加護の効果によって無効される設定なのですが、自分自身で発動した場合はそれは適用されない設定となってます。(ご都合主義)
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