112 / 282
学園編
閑話 赦し 5(部隊長視点)
しおりを挟む
フォロン侯爵家に向かおうと自分の執務室を出ると、ヴィンセントが待っていた。
「部隊長が来るなら俺も一緒にって呼ばれたんですよ。不在の間、リュカ様はどうでした?」
「少し不安そうではあったが、落ち着いていた」
「そうですか。周りのことがいろいろ分かるこれからが、大変でしょうねえ」
たしかに、自分の行動が家に及ぼす影響が分かり始めたときが、一番怖かった。暴走させれば、この家から追い出されるのではないかと、父や兄の顔色をうかがっていた覚えがある。
侯爵家の人たちは愛情深く見守るだろうが、引き取られる前、そして引き取られてからトゥレボルの教会へ預けられたその経緯を、あの赤毛の子はどう感じているのだろうか。火魔法というやっかいな属性を持って生まれた子に同情して表情が暗くなった私に、ヴィンセントが励ますように言った。
「大丈夫ですよ。ちびっこがなんとかしますって」
「あの方に頼るのは違うだろう」
「だとしても、ウィオラスが可愛がっていますからね。ちびっこはウィオラスが悲しまないように手を貸すでしょう」
こういうときに、ヴィンセントは愛されて育ったのだなと思う。立場や体面といったものよりも、誰かの想いを信じて優先する。私にはできないことだ。
きっとあの子もこうして愛情を受けて、まっすぐに育つのだろう。
侯爵家に着くと、執事に出迎えられた。隙のない立ち姿ながらも柔らかい表情に、公爵家の執事はどうだったかと思い出すが、父と並んで恐ろしかった覚えしかない。公爵家の人間として、公爵家にふさわしく、と何度も叱られたものだ。
「何回来ても、緊張するんですよね」
「ただの家だ。あの方以上に緊張する相手などいないだろうに」
「そうは言っても、ちびっこですし」
その言葉に、前を歩く執事が少し笑ったのが分かった。こちらの緊張をほぐそうとしてくれているのだろう。
少し肩の力の抜けたヴィンセントが応接室に入ると、小さな赤い瞳に喜びがパッと開いた。
「たいちょう!」
「リュカ様、こんばんは。お勉強は進んでいますか?」
ヴィンセントがリュカ様に目の高を合わせて話しているのを横で見守る。私が様子を見に来たときは少し緊張していたが、今はとても楽しそうに、ウィオラスが帰ってきたからいろいろ話を聞かせてもらったのだと報告している。
そんなリュカ様を温かく見守りながら、ウィオラスが寄ってきた。
「部隊長、不在の間リュカを気にかけてくださって、ありがとうございました」
「私が何かしたわけではないけれど、リュカ様は不安はありながらも、とても落ち着いていらしたよ」
「部隊長に会えて安心だったと言っていました」
目に属性が現れている者同士、通じる気持ちもある。私の存在が安心につながるなら、これほどうれしいことはない。
ウィオラスはリュカ様と関わるようになって、他人を思いやる気持ちを表に出すようになったと感じるが、もしかしたら私も同じなのかもしれない。離れて育った私の子どもにはしてやれなかったことだ。
ヴィンセントと十分に話したリュカ様は、この後仕事の話があるからと自分の部屋に戻された。お茶を置いた執事も出ていき、部屋には三人と神獣様だけだ。神獣様は私を見ている。
どう切り出せばいいのかと悩んでいるうちに、私が話し出すよりも先に、ウィオラスが口火を切った。
「部隊長、ネウラへの異動を希望していると聞いて、ルジェが心配しています」
『ウィオ、ちょっと待って!』
「異動?」
「ヴィンセント、知らなかったのか」
部隊長の異動願いを知っているのは、団長か同じ部隊長だけだろうに。ときどきウィオラスは抜けていることがあったが、今も変わらないようだ。神獣様が個人の秘密を勝手にばらすなとウィオラスに説教をしている。
ヴィンセントには申し訳ないが、神獣様が気にされないなら、ここにいてほしい。このメンバーで緩衝材になれるのは、ヴィンセントだけだ。話がこじれたときに、傷つくであろうウィオラスを支えてやってほしい。
それから、ヴィンセントが同席したまま異動を希望した理由を話す中で、とんでもない事実を聞かされた。神獣様がこの国に遣わされた理由だ。それは、王宮も、そして周辺国も気にしていたことだが、まさか教会への神罰の是非を判断するためだったとは。しかも、話してはならないことをうっかり話してしまったようで、ヴィンセントに怒られている。
『えーっとね、忘れてほしいな。えへっ』
「だーかーらー、もうちょっと慎重になりましょうよ。そんな重要なこと、さらっと話さないでください」
フォロン侯爵の言った、神獣様と狐くんは別の存在だというのは、間違っていない気がする。人で言うなら、二つの人格が一つの身体の中にあるのだ。神の使いである神獣と、うっかりやりすぎてしまう幻獣の人格が。神を人の知識で理解しようと思うこと自体がおこがましいのかもしれないが、そう思うと、冷徹な神狐と、温厚な飼い狐のそれぞれの行動に納得がいく。
残りの騎士人生を神獣様に捧げたいと言った私に返された言葉もまた、そうだった。
『神を侮った人間の行く末などあずかり知らぬこと』
審判は下され赦されたとしても、一度でも神の怒りに触れた者の末路は、決して穏やかなものではない。けれどそのような些末なことは、神獣様にかかわりのないことだ。
『……だけどね、オレはウィオの師にそんな表情をさせたかったわけじゃないよ』
神として譲れぬことはあれど、人を傷つけたかったわけではないと言うその優しさは、飼い狐として人に寄り添うものだ。
それだけで、十分だと思った。これほどに心を寄せてくださる神獣様に、騎士人生だけでなく生涯を捧げる覚悟をさせるには、十分だ。心優しき神獣様を、私たち公爵家の人間は傷つけてしまったのだから。申し訳なさ過ぎて、顔があげられない。
「部隊長、ちびっこがガラにもなく弱気になってるんで、なでてあげてください」
けれど、顔を上げざるを得なかった。はい、と目の前に差し出された銀色の毛の中からこちらを見る目は、不安に揺れている。ヴィンセントの言葉を借りるなら、嫌われたらどうしようという顔らしい。私が嫌うはずもないのに。
そっと胸に抱き、背中をなでると、私の頬をペロッとなめてから、首筋に頭を埋めた。ふわふわの毛が、くすぐったい。
『どうせ異動するなら、親子で一緒に住んでもいいんじゃない?』
耳元でささやかれたどこまでも慈愛に満ちた提案に、ただ「ありがとう」と絞り出すのが精いっぱいだった。
神獣様に心からの感謝を。そして生涯の献身を誓おう。
「部隊長が来るなら俺も一緒にって呼ばれたんですよ。不在の間、リュカ様はどうでした?」
「少し不安そうではあったが、落ち着いていた」
「そうですか。周りのことがいろいろ分かるこれからが、大変でしょうねえ」
たしかに、自分の行動が家に及ぼす影響が分かり始めたときが、一番怖かった。暴走させれば、この家から追い出されるのではないかと、父や兄の顔色をうかがっていた覚えがある。
侯爵家の人たちは愛情深く見守るだろうが、引き取られる前、そして引き取られてからトゥレボルの教会へ預けられたその経緯を、あの赤毛の子はどう感じているのだろうか。火魔法というやっかいな属性を持って生まれた子に同情して表情が暗くなった私に、ヴィンセントが励ますように言った。
「大丈夫ですよ。ちびっこがなんとかしますって」
「あの方に頼るのは違うだろう」
「だとしても、ウィオラスが可愛がっていますからね。ちびっこはウィオラスが悲しまないように手を貸すでしょう」
こういうときに、ヴィンセントは愛されて育ったのだなと思う。立場や体面といったものよりも、誰かの想いを信じて優先する。私にはできないことだ。
きっとあの子もこうして愛情を受けて、まっすぐに育つのだろう。
侯爵家に着くと、執事に出迎えられた。隙のない立ち姿ながらも柔らかい表情に、公爵家の執事はどうだったかと思い出すが、父と並んで恐ろしかった覚えしかない。公爵家の人間として、公爵家にふさわしく、と何度も叱られたものだ。
「何回来ても、緊張するんですよね」
「ただの家だ。あの方以上に緊張する相手などいないだろうに」
「そうは言っても、ちびっこですし」
その言葉に、前を歩く執事が少し笑ったのが分かった。こちらの緊張をほぐそうとしてくれているのだろう。
少し肩の力の抜けたヴィンセントが応接室に入ると、小さな赤い瞳に喜びがパッと開いた。
「たいちょう!」
「リュカ様、こんばんは。お勉強は進んでいますか?」
ヴィンセントがリュカ様に目の高を合わせて話しているのを横で見守る。私が様子を見に来たときは少し緊張していたが、今はとても楽しそうに、ウィオラスが帰ってきたからいろいろ話を聞かせてもらったのだと報告している。
そんなリュカ様を温かく見守りながら、ウィオラスが寄ってきた。
「部隊長、不在の間リュカを気にかけてくださって、ありがとうございました」
「私が何かしたわけではないけれど、リュカ様は不安はありながらも、とても落ち着いていらしたよ」
「部隊長に会えて安心だったと言っていました」
目に属性が現れている者同士、通じる気持ちもある。私の存在が安心につながるなら、これほどうれしいことはない。
ウィオラスはリュカ様と関わるようになって、他人を思いやる気持ちを表に出すようになったと感じるが、もしかしたら私も同じなのかもしれない。離れて育った私の子どもにはしてやれなかったことだ。
ヴィンセントと十分に話したリュカ様は、この後仕事の話があるからと自分の部屋に戻された。お茶を置いた執事も出ていき、部屋には三人と神獣様だけだ。神獣様は私を見ている。
どう切り出せばいいのかと悩んでいるうちに、私が話し出すよりも先に、ウィオラスが口火を切った。
「部隊長、ネウラへの異動を希望していると聞いて、ルジェが心配しています」
『ウィオ、ちょっと待って!』
「異動?」
「ヴィンセント、知らなかったのか」
部隊長の異動願いを知っているのは、団長か同じ部隊長だけだろうに。ときどきウィオラスは抜けていることがあったが、今も変わらないようだ。神獣様が個人の秘密を勝手にばらすなとウィオラスに説教をしている。
ヴィンセントには申し訳ないが、神獣様が気にされないなら、ここにいてほしい。このメンバーで緩衝材になれるのは、ヴィンセントだけだ。話がこじれたときに、傷つくであろうウィオラスを支えてやってほしい。
それから、ヴィンセントが同席したまま異動を希望した理由を話す中で、とんでもない事実を聞かされた。神獣様がこの国に遣わされた理由だ。それは、王宮も、そして周辺国も気にしていたことだが、まさか教会への神罰の是非を判断するためだったとは。しかも、話してはならないことをうっかり話してしまったようで、ヴィンセントに怒られている。
『えーっとね、忘れてほしいな。えへっ』
「だーかーらー、もうちょっと慎重になりましょうよ。そんな重要なこと、さらっと話さないでください」
フォロン侯爵の言った、神獣様と狐くんは別の存在だというのは、間違っていない気がする。人で言うなら、二つの人格が一つの身体の中にあるのだ。神の使いである神獣と、うっかりやりすぎてしまう幻獣の人格が。神を人の知識で理解しようと思うこと自体がおこがましいのかもしれないが、そう思うと、冷徹な神狐と、温厚な飼い狐のそれぞれの行動に納得がいく。
残りの騎士人生を神獣様に捧げたいと言った私に返された言葉もまた、そうだった。
『神を侮った人間の行く末などあずかり知らぬこと』
審判は下され赦されたとしても、一度でも神の怒りに触れた者の末路は、決して穏やかなものではない。けれどそのような些末なことは、神獣様にかかわりのないことだ。
『……だけどね、オレはウィオの師にそんな表情をさせたかったわけじゃないよ』
神として譲れぬことはあれど、人を傷つけたかったわけではないと言うその優しさは、飼い狐として人に寄り添うものだ。
それだけで、十分だと思った。これほどに心を寄せてくださる神獣様に、騎士人生だけでなく生涯を捧げる覚悟をさせるには、十分だ。心優しき神獣様を、私たち公爵家の人間は傷つけてしまったのだから。申し訳なさ過ぎて、顔があげられない。
「部隊長、ちびっこがガラにもなく弱気になってるんで、なでてあげてください」
けれど、顔を上げざるを得なかった。はい、と目の前に差し出された銀色の毛の中からこちらを見る目は、不安に揺れている。ヴィンセントの言葉を借りるなら、嫌われたらどうしようという顔らしい。私が嫌うはずもないのに。
そっと胸に抱き、背中をなでると、私の頬をペロッとなめてから、首筋に頭を埋めた。ふわふわの毛が、くすぐったい。
『どうせ異動するなら、親子で一緒に住んでもいいんじゃない?』
耳元でささやかれたどこまでも慈愛に満ちた提案に、ただ「ありがとう」と絞り出すのが精いっぱいだった。
神獣様に心からの感謝を。そして生涯の献身を誓おう。
2,043
あなたにおすすめの小説
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。