悪役令息の兄って需要ありますか?

焦げたせんべい

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後編

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後手後手に回るバカとは俺です。ギムレットです。

謁見申し込んで、王太子に話聞いて…って悠長に考えてた俺がバカでした。


ルビーが平民を階段から突き落としたらしい。情報ではリリーナと平民を呼び出して口論になったとか。

ルビーの性格を知ってれば疑うが、確かな情報筋なんだよなーこれが?恋は盲目とはこのことか。盲目どころか第六感までやられてる気がせんでもないが。

ま、話を戻して王太子がかなりご立腹だそうで。

日頃目をかけていた者を散々無視やらお茶かけるやらしといて、挙句手を出したとなったらねえ?








「面をあげよ、今後の話し合いだ。気楽にせよ」

つまり今家族揃って城の中って訳で。父は帝王のそばに控えているが。


「そこの平民が悪いんです!王太子に色仕掛けなんてするから!」
「そうそう!私たちはそれを止めようと思っただけなんです!」

2人がきゃんきゃん吠えてるが一旦黙ろっか?
立ち上がって喋っている2人の頭をグリッと掴み強引に座らせる。


まだ卒業パーティーでやらかさなかっただけマシと思おうか…

「つまり彼女に対して謝罪の気持ち無いと?」

現実逃避してれば王太子が圧をかけて問うてくる。当然ワンコ2匹は喋ろうとするが物理的に口を塞ぐ。

「この度のことは大変申し訳なく思っております。ひとえに私共の監督不行き届きでございます」
「じゃあ具体的に今後どうされるつもりかな?」

帝王と父はじっと眺めているだけで喋ろうとしない。

「彼女にこれまでしてきたことの慰謝料として先ず1億6000万を支払う予定です。加えてこの2人は学園を中退、領地にて謹慎させようと思っております。」
「ほう「お兄様何言ってんの!やだよ!」

「とりあえずルビー殿との婚約は破棄でよろしいか」

「もちろんでございます」

騒ぎ立ててるが決定権を持ってるのは俺。
2人は王太子からすれば羽音もいいところだろう。

「次期候爵殿は話の分かる方で良かった。あなたほどの人なら事前に騒ぎを起こさないようにできたはずでは?」

王太子はそう言うが目の奥が笑ってないことなんて百も承知だ。
「買いかぶりすぎでございます。この狭隘な脳ではとてもとても…」


さて、俺が提案した案の答えが返ってこない。
真意が他にあるんだろうが何だ?
薄寒い。

「まどろっこしい事は無しにしようか。要求としては3つ。先ずギムレット殿が彼女と血縁になってほしい。」

は……………???


「えっと、、恐れながらどういう事でございましょうか?」
「簡単な話さ、彼女は傷つき、これからの幸せが手に入りそうもない。だからその責任をとってほしいのさ」

ん?はあ?

「お兄様が犠牲になるなんて許せない!」
「そうよそうよ!関係無いじゃない!なら私が娶ってあげるわ!お兄様は初恋もまだな純情ピュアで何よりケチなんだから!」

「褒めてない褒めてない。」

なんか一気に場の空気が緩くなったな。おい。

「ん"ん、とりあえずあと2つのお望みは何でしょう」

「1つはね、僕を娶ってくれないか?」

ん、、??
「「「「はあああ?!!」」」」

今皇帝も声上げたな??
え、一気にキョロキョロしだしたな?

「恐れながら一夫一妻制だったはずですが?。彼女を私が娶るのではなく?」

「うん、我らが国は一夫一妻制だね。だから僕と結婚して彼女を養子に迎え入れてほしいんだ」


ほう、なるほど。
一周回って妙に納得した俺がいる。

「なるほど」
「納得したらダメお兄様!丸め込まれちゃってる!」

「最後の1つだがルビー?トマスと結婚してね」

は?トマス?
何で、クビにしたはずだが、ルビーを平民に落とそうって魂胆か?

あ、ルビーが泣き始めてしまった。

「なぜかお聞きしても?」
「もちろん、トマスは隣国の次期公爵だからね。その頼みとあっては断れないよ。ちなみに彼女は男だし隣国の第四王子だよ」


父除く俺たち家族は揃って倒れた。
血が繋がってるとやる事一緒になるんだなー。

旅に出よ。








お読みいただきありがとうございます!
誤字脱字等お見苦しい所もあるかと思いますがご容赦ください!

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